北海道清水町議会

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平成18年第3回定例会(3月23日_日程第6)

○議長(田中勝男) 日程第6、議案第21号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する等の条例の制定についてを議題とします。
 提出者より提案理由の説明を求めます。学校教育課長。

○学校教育課長(寺本栄二)
 議案第21号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する等の条例の制定について、提案理由の説明をいたします。本条例は第1条、第2条の2条からなっております。
 第1条は非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部改正についてですけれども、例規集の第1巻の4,291頁に掲載されております。内容についてですが、別表1その3区分中、職名を生涯学習推進アドバイザーを教育指導幹に改めるというものでございます。理由は、現在の生涯学習アドバイザーの職務内容は学校への指導にかかわる部分が多く、教育行政に深くかかわっていることから、実態に即した名前として教育指導幹に改めるものでございます。
 第2条は、清水町生涯学習推進アドバイザー条例の廃止についてでありますが、例規集の第2巻の1,053頁に掲載をされております。今後は教育指導幹の設置にかかわる規定を教育委員会規則により定めたく、生涯学習推進アドバイザー条例を廃止するというものであります。
 附則としまして、この条例は平成18年4月1日から施行いたします。
 以上で提案理由の説明とさせていただきます。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 14番、妻鳥公一議員。

○14番(妻鳥公一) 職名が変わると、職場は同じだけれども名前が変わるという、その意味がよくわからないですが。というのは、生涯学習推進アドバイザーという仕事の内容があったはずですよね、設置したときに、それはこういう内容だというのがあったと思うんですよ。その実態が変わったからこっちに変えるというのは、ちょっと違うのではないかというふうに思うんですよ。
 本来の生涯学習推進アドバイザーという仕事があったと、それは無くして、こうやりますよというのであれば、話はまた別だけれども、名前が実態と違うからこういうふうにするというのは、ちょっと理解ができない。こういう仕事をするから、こういう名前の人を置きますよと、アドバイザーはアドバイザーとしての仕事が終ったから、いらないからという論理なら話はわかります。この辺のところ整理しないと、実態が変わったから、実態に名前を合わせるというのは、ちょっと困る話だと思いますが、お伺いをします。

○議長(田中勝男) 学校教育課長。

○学校教育課長(寺本栄二) 実態が変わったというよりも、今現在アドバイザーは教育相談だとか、学校定例訪問だとか、いろいろと積極的に行政にかかわってもらっております。現在、アドバイザーとして、一般的なアドバイス的なこともあるかなと思いますが、しかしながら、今後は職名は変わりますけれども、アドバイザー的な人は置きますけれども、職名が変わっても今後も更に教育委員会としても、企画部門、企画立案だとか、相談業務だとか、教育委員会としても、今までもやっている教育現場の指導や助言、そういうことは当然やっていただきます。
 しかしながら、そういうことを考えると、議員が今言われたように実態に云々と言いますけれども、やはり実態に即した名前がいいのではないかということで、委員会としても判断して教育指導幹という形で名前を変えるということにしましたので、ご理解を願いたいと思います。以上です。

○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。

○14番(妻鳥公一) ちょっとやはり論理が違うと思うんですよ。アドバイザーという仕事、本来そういう仕事があったはずなんです。名前のとおりの仕事になっていなかったということなんですね。だから、これはいわゆる学校の指導や教育相談や、企画の関係の仕事もしていただこうという、それは学校教育にがばっといっちゃったんですよね。実態がそうしてしまったんですね。本来の生涯学習推進アドバイザーという名前の仕事がなかったとしなかったということになるんだろうと思うんです。そこについて、本来それは名前を変える前の仕事の内容について、教育委員会としては、してもらわなかったということだろうと思うんです。生涯学習推進アドバイザーというのは非常に広い範囲で仕事を持っていますから。
 それで実態が変わったんじゃなくて、仕事の内容を教育委員会が変えていったということだろうと思うんです。それで実態に合わないから、こうするということは、これは考え方としてはいただけないと思うんですよね。そこら辺のところについて、もう少しわかりやすく説明していただかないと、名前を変えるということは、仕事の内容を変えるということですから。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育長。

○教育長(横山一男) 議員がご指摘のように、生涯学習推進アドバイザーとしての設置をしたときの設置の理由だとか仕事の内容だとか、そういったことはそうであります。そのことが大きく変わっていくという時期に今来ている、例えば幼保小の連携事業に取り組んでいます。場合によっては、町長部局と連携をして幼稚園や保育所の先生への指導をしたり、助言をしたりすることも、私は守備範囲として考えていく時期に来ていると思うんです。そういった意味では。
 更には、課長が申し上げましたように、アドバイスするというそういった性格から少々踏み出して、これは学校教育指導幹とは言っていませんから、教育指導幹ですから、学校教育や社会教育にかかわる教育施策の企画や立案等々についても、教育委員会の中にあって、専門的な知識を持つ人として、学校教育課長や社会教育課長の良き補佐役として、相談役としてその職務を遂行していく時期にあると考えます。
 教育界が非常に変わりつつありますから、より専門的な知識や技術を持つ方が企画立案にもかかわっていただいたり、学校現場にあって、今までと同じように指導していったりと、または相談業務をしたりということでありまして、今までやってきたアドバイザーの仕事が間違っていたとか、不足をしていたとかそういう意味ではなくて、今までやってきた仕事も継承しながら、更に新たに企画・立案等にもお力添えをいただく、また幼稚園や保育所等の指導等にも、場合によっては、必要に応じてお手伝いをさせていただくと、そのような意味から名称を変えさせていただいたものであります。

○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。

○14番(妻鳥公一) 名称が悪いとか、その人が仕事をしていないとか、そういうこと言っているわけではないんです。変え方が違うのではないかという私は疑義を持ったと、そういうことで、単に仕事の内容が移ったから名前を変えていくんだという考え方は駄目ではないかと思ったので、変化してきたというのはそのとおりだと思います。そういう意味でお聞きしました。

○議長(田中勝男) 他に質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第21号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する等の条例の制定についてを採決します。
 この採決は挙手により行います。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(賛成者挙手)

○議長(田中勝男) 挙手多数です。
 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。

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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。      (午前10時55分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時11分)

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