平成18年第6回定例会(6月12日)
○議長(田中勝男) 平成18年第6回清水町議会定例会を開会します。本日の会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
12番 荒木 篤司 議員
13番 下関 誠 議員
14番 妻鳥 公一 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期決定の件を議題といたします。
おはかりいたします
本定例会の会期は、本日から6月20日までの9日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月20日までの9日間に決定いたしました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申出がありました。これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) おはようございます。
第6回清水町議会定例会におきまして4件のご報告を申し上げたいと思います。
第1点目は、旭山保育所の閉所につきましてご報告でございます。
へき地保育所の再編成に伴う、旭山保育所の閉所については、父母会並びに地域と協議を重ねてきたところですが、3月27日開催された旭山保育所父母会との話し合いにおいて最終的に協議が整い、平成18年度末(平成19年3月31日)をもって閉所することが確認されました。
また、地域につきましても、3月31日に開催された旭山地域振興会定期総会において閉所についてのご理解を得ることができました。
なお、4月11日付けで、父母会長及び旭山地域振興会長の連名により、閉所に同意する旨の文書報告があり、町といたしましては、この報告をもって旭山保育所の閉所を正式に決定するとともに、本議会定例会に関係条例の改正案をご提案させていただいておりますので、ご審議の程よろしくお願いいたします。
以上、旭山保育所の閉所についての行政報告といたします。
次に、熊牛郵便局の集配業務等の存続を求める要請活動についてご報告申し上げます。
去る5月8日、日本郵政公社北海道支社から郵便事業部専門役外1名が来庁され、熊牛郵便局の集配業務、貯金、保険の集金業務を本年9月頃に廃止し、清水郵便局に集約する予定であるとの説明がありました。
集配業務等を廃止する理由として、日本郵政公社が民営化する際、分社化により職員がそれぞれの会社に配置されるため、業務を集約し対応するものであるとのことであります。
町といたしましては、旧熊牛小学校が広域の通信制高等学校として4月18日に開校し、本年度は200名以上の生徒が入学し、3年間で1,000名の在籍数を計画しており、今後レポートの送信、返信に熊牛郵便局が利用されることを説明し、この特殊性を考慮し、数年間様子をみていただくよう要請しました。
また、5月30日に熊牛郵便局管轄地域であります、熊牛、北熊牛、松沢、美蔓の4地域連合会の皆様にお集まりいただき、日本郵政公社北海道支社から受けた内容を説明するとともに、今後の対応について協議いたしましたところ、無集配局になることにより郵便配達の遅延等サービス低下が懸念されることから、集配業務の存続を求めていくこととなったところであります。
これを受け、町といたしましても地域と一丸となって関係機関に集配業務等の存続活動を行ってまいる所存であります。
以上、熊牛郵便局の集配業務等の存続を求める要請活動についてのご報告といたします。
6月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、今冬の状況は、1月・2月は比較的降雪が少なめで推移しておりましたが、3月29日に記録的な大雪に見舞われ、その後4月に入りましても断続的な降雪のため、融雪期が平年より16日遅れの4月21日となりました。このため、春耕作業の開始も大幅にずれ込み、馬鈴薯の播種作業は平年より10日遅れの5月5日に最盛期を迎え、てん菜の移植作業も4日遅れの5月5日が最盛期となりました。しかしながら、5月が全般的に好天で経過したこともあり、てん菜の根の活着も比較的良好で推移しており、馬鈴薯もほぼ平年並みの5月25日に萌芽期を迎えております。
一方、デントコーンや豆類の播種作業は順調で、デントコーンは5月15日、大豆は5月18日、小豆は5月21日、菜豆で5月25日に播種最盛期となり、ほぼ平年並かやや早めに播種作業は終了しました。その後の生育も地温の上昇により順調で、デントコーンで平年より3日早く、大豆で1日早く出芽期となり、小豆や手亡も順調な初期生育となっております。
主な作物の6月1日現在の生育状況は、秋まき小麦が生育期節の遅れにより「やや不良」となっておりますが、馬鈴薯や豆類、牧草が「並」、てん菜、デントコーンが「やや良」となり、全般的には順調なスタートとなったところであります。
以上、6月1日現在の農作物の生育状況等についての報告といたします。なお、今後におきましても、関係機関と連携のもと適正な管理作業等の指導に万全を期してまいりたいと考えております。
最後に本日お配りした報告でございますが、本町児童デイサービスセンターきずな園のパソコン窃盗事件につきまして、ご報告申し上げます。
6月6日午前7時55分に園長がきずな園に出勤したところ、管理棟東側の非常口のガラスが壊されているのを発見、すぐに警察へ通報するとともに、施設内の状況を確認した結果、事務室内のノート型パソコン1台と個人所有のプリンター1台が紛失しておりました。
前日の職員の退勤時には、非常口は施錠されており、ノートパソコンとプリンターの存在も確認していることから、犯人は、職員が退勤した午後4時50分から翌日の午前7時55分までの間に、非常口より侵入し犯行に及んだものと思われます。
このパソコンは、NEC製ノート型パソコンで平成13年に購入したもので、パソコンのメモリには予算等のデータと関係機関とやりとりしたメールなどのデータが保存されておりますが、個人情報に類するものは含まれておりません。
今後につきましては、新得警察署の捜査に期待するところですが、町施設における盗難事件が相次いでおり、ノート型パソコンについては、退勤時に鍵つきの引出しやキャビネットに収納するなどの防止対策を徹底してまいりたいと思います。
以上、清水町児童デイサービスセンターきずな園のパソコン窃盗事件に係る行政報告といたします。
なお、先程の芸術学校につきまして現在までの人員でございますけれども、本日現在で211名の生徒が入学しているということですので、口頭でご報告を申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。
なお、熊牛郵便局の集配業務等の存続に関する要請につきましては、後ほど提案となりますが、議会に対しても同様の請願が来ておりますので申し添えます。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
これで行政報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第15号、清水町国民保護協議会条例の制定について、議案第16号、清水町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定について、計2件を一括議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) 本案について、総務文教常任委員長より報告を求めます。委員長、荒木篤司議員。
○委員長(荒木篤司) 委員会の結果を申し上げます。当委員会に付託されました、平成16年6月18日に公布されました、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律と、これは略称国民保護法といわれております。これに基づいた国民保護協議会条例でございまして、国民保護法そのものではございません。そこのところを思い違いなされないようにお願いいたします。
この国民保護法第40条第8項で各自治体は条例で国民保護協議会を設置しなければならないというふうに定められているのを受けて、清水町国民保護協議会の設置、組織及び運営に関する必要な事項を定めるための条例でございました。この条例は協議会委員の数を20名と定め、その内、法40条第4項第8号に定める委員は公募とするという協議会の中に専門委員会を置くことができるなどが盛り込まれております。
審査の結果は採択ということになりました。しつこいようでございますが、法律は審査しておりませんので、お間違いをならないようにお願い申し上げます。
次に、清水町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例は、いわゆる国民保護条例31条及び183条における、準用される31条の規定に基づいて成立された条例であります。
この条例も両本部の組織及び運営に関して規制しているものでございまして、法律の審査はしておりませんので申し添えます。
以上でございます。
○議長(田中勝男) これより、一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) 若干お聞きしたいのですが、今、委員長、若干防波堤を張られて、法律は審査をしていないというふうに報告されました。そこで、法律をする審査する場ではないと思います。しかし、法律をどう解釈するかということは必要だろうと、理解することは必要だろうと思いますので、若干お聞きしたいと思います。
国民保護、簡単に保護条例というふうに言っておりますが、ここでこの条例は武力攻撃事態等に対する国民の保護というふうにうたわれております。問題は武力攻撃事態等の「等」が問題なんですよ。ここの解釈が、解釈というよりもどうなのかというのがひとつ問題です。前にこの「等」とは何なのかということで、荒木総務課長がこうですと言われました。そこのところを簡単に言われたので、あれは提案のときですから、私はあまりしつこく聞かなかったんですが、その「等」の中身をどのように解釈されているのか、どこまで範囲が広くなって、それが私達国民にとって、町民にとってどのような影響があるのか、そこら辺のところ、私は私なりに解釈があるのですが、お聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
○委員長(荒木篤司) 今の質問でございますが、先程申し上げましたように、16年に制定されました法律でございまして、今この法律の中身について、どういう中身なのかということについては、先程言いましたように、委員会としては審査しておりません。
したがいまして、「等」についてといいますか、一切そういう中身については議論しておりませんので、答えようがありません。以上でございます。
○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) それではかなり無責任では。私は法律をどう理解してこれをつくるかというのは必要なことではないかと思うんです。こういうことですよね、法律の第40条8項の規定に基づいてだけでつくるんだと、いわゆる町民にどういう影響があるのかというそのことを理解しないで、審査、審議しないで、これがあるからつくるんだというなら、これは議会とは何なのかと問われると思うんですよ。これはそんなに難しいことではないんです。法律を理解するということですよ。基づいてつくるんだから、それを何もわからなければ、つくれというからつくるんだということにはならないと思うんです。
これは委員長の責任だとか何とかと言っているわけではないんです。そういう審査をするべきだというふうに思いますが、ここで審査しないと何の議論にもならないんです。
それがここで通るとしたら、これが全会一致だとしたら、これは大変なことです。地方自治とは何なのだということになりかねないです。こういう条例がたくさん出てきているわけですよね、今まで。委員会としてそのことは何もしなかったというのでは、議会としての有り様としては、これは議会の自殺です。
少なくとも、そこまではやらなければならないと思います。どんな条例が、ここに基づいてこれをつくるんだと、国の、それがどういうことなのかということを審査するのは当然のことです。解釈することです。
議長、この辺はどうなんですか。議長、これでいいですか。
○議長(田中勝男) 妻鳥議員、議長が答える立場にはございません。
これは委員会報告に対する質疑ですから。
14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) あれですよ、これは質疑になったら困りますけれども、委員会報告だから、それに対する質疑だと、議長は言われるんですね。
○議長(田中勝男) そのとおりです。
○14番(妻鳥公一) 今の荒木議員の答弁では、これは審査したことになりますか。法律がこうだから、このことは何の審査もしないで、やりましたということでいいですか、議会として。議長はどう考えるか。僕はそのことが問題で、その中身についてのやりとりを言っているわけではないんです。
○議長(田中勝男) 妻鳥議員、これは委員会報告に対する質疑ですから、その範囲内でお願いしたいと思います。
(荒木委員長より答弁ある旨発言あり)
○議長(田中勝男) 他に答弁ありますか。
委員長、答弁お願いします。
○委員長(荒木篤司) 妻鳥議員、ちょっと思い違いをしているのかなと思いますけれども、いわゆる総務委員会に付託されました部分は、この法律の40条に基づく委員をどういうふうな形で選任するかということでございまして、これはこの法律に各自治体がしなければならないというふうに義務付けされたことに対しての決定でございます。
したがって、法律をつくられたのは国会議員でございますので、ここでこの法律について議論をしたところで、何も始まらないということでございますので、それぞれの委員の方々がご自分の判断の中で結論を出されたというふうに私は思っております。
ですから、最初に委員会報告で申し上げましたけれども、法律の中身については、それぞれが判断してこの問題について取り組んでいきたいということを理解されたうえでの結論でございますので、間違わないようにお願いしたいと思います。以上です。
○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) 条例をつくるというのですから、条例はこの町でつくるものですよね。それでなければ、法律で規制すればいいんですよ。しないでしょう。ここで判断しなさいと、つくれということでしょう。つくれという命令の条例が来たら、つくらなければならないのか、そんなことではない、そんなものではない。つくるかつくらないかは個々の判断、この議会の判断だと思います。だから町民にどんなふうに影響を与えるのかと聞いたら、これはこういう与えかたがあるよというのは当然のことです。私は当然そういうのを審議していると思っているんです。
この法律は、この条例、国民保護法というのは、いわゆる予測事態、戦闘が予測される事態にも適用されるという、大変な問題があるわけです。イラクに米軍派遣したら、米軍に協力をすることになっていますから、完全な米軍との協力体制を引いていますから、有事立法、この法律は。イラクでやる、戦争する、そうしたら、自衛隊は協力する、そうしたらこれは緊急事態の予測です。予測でいけるんです。そして町民にその段階でいろいろ、保護法ですが、保護法ではないのです。町民に規制をかけるんです。昔の国家総動員法より悪いんですよ、これは。
それなのに審査もしない、そういうこともやらないで、法律があるからだめだなんてそんな解釈にはならない。だから町民にどういう影響を与えるんだということを聞いているんです。それがだめだというなら、ちょっと困ります。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務文教委員長。
○委員長(荒木篤司) 同じことの繰り返しになりますけれども、この法律でいえば、設置しなければならないというふうに定められているわけです。その設置しなければならないということは、法律ですから、その法律に基づいて設置をすると、町も含めてですから、議会としてですね、委員会として審査するのは何かというふうにいえば、設置しなければならない協議会の委員の数が何名にすることがいいのかという程度です。
あとは公募の仕方についてどうするとか、第8号の委員をどういうような形で募集するとかいう部分について、協議の余地はありますけれども、法律の内容についてとやかく言うことはできませんから、この第8号の委員の数を、この条例でいいますと2名ですか、2名だということを規定していますので、とりあえず2名でもいいのではないかということで、全体では20名ですけれども、公募の委員を2名にするということについて協議したということでございます。以上です。
○議長(田中勝男) 他に質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第15号、清水町国民保護協議会条例の制定についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第15号は、委員長の報告のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第16号、清水町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第16号は、委員長の報告のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 日程第6、議案第17号、清水町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) 本案について、総務文教常任委員長より報告を求めます。委員長、荒木篤司議員。
○委員長(荒木篤司) 清水町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例ということで、略称して指定管理者制度というふうに言われております。この制度はこれまで委託ができました町の業務について、この10月からできなくなるということを受けて条例が提案されたわけであります。仮にこの制度を取り入れるという場合に個別に条例化するということが必要でありますが、今回提案されています条例は、その大筋を決めたということでございまして、例えばどこかを指定管理者制度にするという場合にはそれぞれのその場所に関して条例化するということでございまして、今回のその条例の大筋ですね、提案された条例でございます。そして審査の結果、採択となりました。以上です。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) 今ちょっとよくわからなかった。いわゆる委託ができなくなったからこの管理者制度をつくると、そして管理者制度をつくって委託して条例をそれぞれのところにつくるんだというような説明をされたんですが、ちょっとわからないのですが、この指定管理者制度というのはそういうものではないと思います。例えば公民館を経営まで委託するわけですよね、普通の管理者制度というのは、掃除委託するとか、指定管理者として全体的に経営まで任せるということが、指定管理者制度だというふうに理解をしていたのですが、そこから町職員は引き揚げて、だから経済効果があるんだというふうな解釈で私はきていたのですが、そこら辺について疑問があるので、ご説明願います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務文教常任委員長。
○委員長(荒木篤司) 今おっしゃられたことも間違いではございません。ただ、すべて一括して指定管理者にお任せするということではなくて、部分的に指定管理者にお願いするということもあり得るということでございます。自治法が改正になりまして、10月から委託という部分ができなくなったということを受けてのことでございます。以上です。
○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) そうしたら、例えばいろんな委託があるんですが、コンピュータの修理とか、簡単にいえばエレベーターのメンテナンスを委託していますよね、具体的にいうと、これはどうなるのかということなんですが、部分的委託というのがあり得るのだから、これはどうなっているんですか。経営自体を委託するんだと理解していたんですが、部分的委託があるとなると、清掃から何からたくさんあるわけで、その辺はどうなっているのか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
○委員長(荒木篤司) 今おっしゃったような一部分を委託すると、例えばエレベーターの修理を委託するというようなことについては、委託はできます。1年を通して事業をやるという部分についての委託ということでございまして、例えば役場の中でエレベーターの部分についてはどうするという部分は、それは委託することができる、町が直接管理して委託するということについては問題はありません。
○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) そうですね、1年を通して経営をするような委託というのはないと思います。部分的な委託はそうだと、これはわかりました。そこで、どんなふうに審議をされたかわからないんだろうけれども、結局、清水町で管理者制度で委託するというのはあんまりないと思うんですが、どんなことを想定されているのかということと、このことによって経済効果を生むというのは役場職員が入っているとだめだと、職員を引き揚げるんだと、そういう意味がかなり入っているんです。芽室で保育所のことをやってがちゃがちゃしていますけれども、そういう意味が含まれていると安上がりにしようと、そういう内容が含まれているんだと思うんですが、清水町で具体的に何を想定されていたのか、あまりないと思うんです。これは想定された点をちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
○委員長(荒木篤司) まず最初に申し上げましたように、今年の10月から委託制度ができなくなるということを受けて、この制度に則って何かを進めるということよりも、その制度に乗って何かを進められるように制度化しておく必要があるというのが、条例のひとつのねらいです。その中で当面何を想定しているんだというお話になりますと、町としてはアイスアリーナを想定しているとともに、パークゴルフ場の管理を一緒に考えているというようなお話でございました。以上です。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第17号、清水町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第17号は、委員長の報告のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午前10時59分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時15分)
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○議長(田中勝男) 日程第7、請願第28号、生鮮馬鈴薯の輸入凍結を求める請願について、請願第29号、熊牛郵便局の集配業務等の存続を求める請願について、計2件を一括議題とします。
請願文書表を朗読させます。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) 請願第28号について、紹介議員の説明を求めます。
3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 本件につきましては、今年の2月に輸入解禁された馬鈴薯の関係でございまして、アメリカでも今までに発生していないジャガイモシロシストセンチュウというのが、アメリカの圃場で確認されました。それで4月より輸入が一時停止されておりますが、もちろん我が国では発生のしていない病害虫でございます。
なんとしても国内への侵入を防止するために輸入の凍結が必要であるということでございます。そういった内容でございますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) おはかりいたします。
ただいま議題となっています、請願第28号、生鮮馬鈴薯の輸入凍結を求める請願については、産業建設常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、請願第28号は、産業建設常任委員会に審査を付託することに決定しました。
○議長(田中勝男) 次に、請願第29号について、紹介議員の説明を求めます。9番、伊藤成一議員。
○9番(伊藤成一) 熊牛郵便局の集配業務等の存続を求める請願でございますけれども、本日、町長より行政報告がこの件に関してありました。
また、当該地域郵便局4連合会長の代表者の氏名によりまして、請願がきております。
内容については、ただいま熊牛郵便局が行っている郵便貯金と保険業務のサービスにおいて、生活の利便性を確保するうえでなくてはならないものでございます。川東4地区だいたい240戸ございますが、範囲が広くて、また冬の雪の日などは大変な集配業務が続いているわけでございます。また地域におかれましては、臨時アルバイトなど雇用の場でもあります。また、本年4月に開校しました通信制高等学校の参入によりまして、利用度がかなりアップするのではないかと思いますので、これを強く北海道支社に請願するものでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) おはかりいたします。
ただいま議題となっています、請願第29号、熊牛郵便局の集配業務等の存続を求める請願については、総務文教常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、請願第29号は、総務文教常任委員会に審査を付託することに決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第8、所管事務調査についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局。
(事務局朗読)
○議長(田中勝男) 本件に関して、委員長の報告を求めます。
初めに、総務文教常任委員会委員長、荒木篤司議員。
○委員長(荒木篤司) 今、事務局から朗読していただいたとおりでございます。芽室町につきましては、ご報告したように職員のみで組織していたということで、いろいろ問題があったということを指摘されたのを受けまして、今後民間の方も入れて検討をしていくということでございましたが、2・3日前の新聞でその制度を取り入れて、8人が行政側、2名が民間の方ということで進めていくということが記事になっておりました。
音更町では現在、温水プールのみがこの制度を取り入れているということでございますが、今後は広く検討をして年次計画を示しながら進めていきたいということでございました。
委員会としては、これらを視察しまして、清水町としてもできるだけ早い段階で指定管理者制度を取り入れる事業について精査をするということが必要ではないかという意見がございました。以上でございます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 次に、厚生常任委員会委員長、伊藤成一議員。
○委員長(伊藤成一) 所管事務調査については、先程事務局が朗読したとおりとなっております。まず、本町の保育所の現状については、担当課より説明を受けまして、今年導入されました保育所通所タクシーの現況並びに平成19年度が保育料改定予定の年なので、今後どのように負担するかについて検討をするということでございます。
また、公立から民間へ移行されました、森の子保育園につきましては、当初民間に行く場合に大変地域との協議で反対されるなどあったようですが、園長が積極的に地域の行事に参加して溶け込むなどして納得してもらうなど、運動会もできるようになったということでございます。市より年間9,000万円委託料がきているわけですが、市の財政によりまして今後常時これが来るかどうかということで、削減されるのではないかという懸念があるということです。
また、公立と民間の比較につきましては、保育面では変わりませんけれども、民間の場合はいろいろな行事とか父母の意見を取り入れながら即座に対応ができるというメリットでございます。毎週火曜日を「ひだまりの日」としまして、遊戯室を一般開放しているということでございます。
それと同園では、通園児を対象に病気やけがの回復期にあたる乳幼児を個別に保育して、病後児保育を実施していて、保健師が常勤しており、3歳になっても集団になじめないなど健康や発達に関する相談にも応じているということです。
また、第1子の1歳未満の子供と保護者を対象に「ぴよぴよ広場」もありまして、生後7ヵ月頃からの離乳食レシピ集も作成しアドバイスにあたっているという状況です。以上で報告を終わります。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 次に、産業建設常任委員会委員長、浅野克哉議員。
○委員長(浅野克哉) 所管事務の調査の関係では、ただいま事務局から朗読説明がありましたようなことで、調査を終えております。
内容は、観光事業の概要については説明を受けそれぞれの対応について理解を示したということでございます。この観光事業というのは非常に難しい事業でございますが、それぞれの立場で一生懸命やられているということを受けたわけでございます。
特にグリーンツーリズムの関係、それからシーニックバイウェイの関係、こういうものもこれから強力に推進したいということの内容を受けております。国道274号関係の町村のシーニックバイウェイの推進も重要な課題だろうと考えております。
とかち清水よりみち情報館、開発の関係ですが、これは現在5月2日にオープンしてこの現場を見ました。それで今後はこの駐車場での野菜市などの開催も検討されているという報告を受けました。
観光の関係では山女魚園、これは非常に立派な魚園でPRして、それぞれの事業に推進したいと思っております。ニジマスやヤマベが50万匹ということで、非常に歴史のある魚園でございますので、ひとつ観光に役立ってほしいということで、調査を終えております。以上でございます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 各常任委員会の報告は、報告書のとおり報告済とします。
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○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
おはかりします。
議事の都合により、6月13日から6月14日までの2日間、休会にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、6月13日から6月14日までの2日間、休会することに決定しました。6月15日は、午前10時に会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 本日はこれで散会します。
(午前11時43分散会)