第3回臨時会会議録(4月25日_日程第4)
○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申出がありました。これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) 第3回町議会臨時会におきましての行政報告を1件申し上げたいと思います。
拓殖バス新得・鹿追線の廃止につきまして、ご報告を申し上げます。
同線につきましては、鹿追町を午前8時40分に出発し、本町の北熊牛地区を経由し、新得町に午前9時16分に到着する便でございます。 運行距離数21.2キロメートルの片道のみの運行であります。
現在まで乗車密度の関係から国庫補助対象外路線となっており、新得町、鹿追町、清水町の3町の単独補助路線として支援をしてまいりましたが、本年2月に北海道拓殖バス株式会社より、乗車人員が減少し、路線維持も厳しい状況が続いているので、新得町から鹿追町に回送する経費の80パーセントの負担依頼がありました。早々、3町で対応につきまして協議いたしましたが、回送経費に対し補助金を支出することは、困難であるとの結論に達し、鹿追町からその旨が伝えられました。
その後4月に同社から、補助金交付が受けられなければ、路線維持は難しいとのことでありましたが、改めて路線維持につきまして再考をお願いしたところであります。
しかし、同社としましては、回送経費に対する支援を受けられないのであれば、本年5月31日をもって新得・鹿追線を廃止したいので、ご理解願いたい旨の申出がございました。
私といたしましては、同路線が廃止されることは非常に残念ではありますが、新得・帯広線が1日3.5便運行されている現状から、やむを得ないと判断した次第であります。
以上、拓殖バス新得・鹿追線の廃止についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑ございますか。
4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 今ありました拓バスの新得鹿追線ですが、過去の議論にこのバスを利用しておられる町民の方がおられるというふうに伺っておりましたが、現在その実態はどうなっているのか、お聞かせ願いたいのですが。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今回の廃止、この結論に至るまでの間に拓殖バスといたしまして、1週間程度、乗車人員の調査を行いました。1週間ですけれども、その間は本町の停留所で乗られた方はいなかったという状況でございまして、この件につきましては、北熊牛地域連合会のほうにも、この旨をお話をして、ご理解をいただいたところでございます。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) そうしますと、この先も新得鹿追間のバスを利用する方は、まず想定されないというふうに判断してよろしいと、こういう理解にたっていいんでしょうか。前回といいますか、前の議論では、何人かおられるというふうに伺っていたものですから、もし、今後もこのバスを利用する方がおられるとすれば、この方々の利用される方の足といいますか、そういうものが奪われてしまうということになるわけですから、そういった方の足をどういうふうに対策を講じていられるのかということも、ちょっと危惧したものですからお聞きしました。ないということであれば結構です。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 実はこのバス、行政報告のとおり、鹿追から出て新得に向かう片道の運行でございまして、この他に新得を出て本町を経由し鹿追を経由して帯広に向かうバスが4本ございます。更に、逆に帯広から新得に向かうバス3本ございますので、時間帯は若干ずれますけれども、このバスのご利用を今後お願いしていきたいというふうに考えてございます。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
○議長(田中勝男) これで行政報告は終りました。