北海道清水町議会

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第4回定例会会議録(6月13日_一般質問2)

○議長(田中勝男) 次に4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) 4番、林巖雄です。議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
 質問に入る前に、昨年9月の定例会におきまして、市街地周辺に生息をしております、エゾリスなどの活動による走行車輌事故等の未然防止、これに併せまして、野生小動物の保護対策のひとつとして注意標識板の設置を要請してまいりました。そういったところでございますが、この野生小動物のエゾリスなどの活動が始まる前に、一部箇所にこの注意標識板が設置されました。すでに力強く立ち木を登ったり、元気に道路を横断をするというリスの姿を見かけることがあります。執行側の素早い対応に対して、周囲の動物保護並びに事故の未然防止の効果が、期待されるというふうに考えます。ありがとうございました。
 それでは通告をいたしました2点につきまして、執行側の考えかたをお尋ねいたしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 まず、1項目目は、閉校地の地域住民とその方々の災害対策に対しての考えかたであります。2004年度は2校ですね、2005年度には4校、合わせまして6校の小規模校が閉校となりました。この間、現行の防災計画に基づきまして、地域は、閉校以前から、大きな災害発生時の非難対策として、それぞれの地域における非難対象地区の避難場所、避難施設として、周知をされてきたというふうに考えています。
 しかし、時代の通性といえ、各地域の生徒数減少という現実から、地域の子弟学者は、心の拠り所としての長い歴史を積み重ねて、終止符を打ち、各学校の長い歩みは、閉校事業協賛会など地域の皆様により、歴史に区切りがつけられました。
 そこでお尋ねいたします。大地震などのよる、この被害発生などを予想した、子供の安全な通学の確保なり、各閉校地域住民の安全対策、受災者の早期処置、救急体制などに関わる、住民、行政、警察、消防、こういった方々と議論や検討が進められてきたのかどうか、ひとつお尋ねしたいと思います。執行側が、リーダーシップを取って、人命尊重、これを第一とした考えのもとに、関係者との安全対策について、地域の方々と周知を図った後に、第2ステップになると思いますが、閉校地域等の活用検討委員会という場で、協議、検討されるものと思います。
 しかし、活用検討委員会での協議検討の内容というのは、閉校ありきが前提というふうにうつります。今後も、こういった閉校に類似するような案件の提案が予測されますので、こうした案件の提案に当たりましては、住民の安全対策を重視して、行政が一体となった認識統一のもとに、関係する機関との連携を先送りしない行政執行を進めていただきたいとこのように思います。
 そこで1つに人命尊重第一とした安全対策、子供通学確保とこういった検討状況などについて、お尋ねしたいと思っています。
 2つ目は、この類似災害につきまして、今後、どういうふうに対応していくのか。これからの閉校事案に反省に立った考え方をお尋ねしたいと思います。
 また、町の防災計画改正といいますか、改定といいますか、こういった考えかたがあるというお話がありました。この改正といいますか、こういったものをまとめて提案をされる時期はいつごろとお考えをしておられるのか、お尋ねをしておきたいと思います。
 次に2項目目の部分でございますが、財政健全化実行プランの一部再考ということでお話をいたします。これは、すでに10ヵ年をスパンとする行財政改革の中で、当面の緊急課題、緊急3カ年計画として、行財政改革の推進がプランとしてまとめられました。この財政健全化に向けて、すでに4分の1をスタートして迎えようとしているこの時期でありますから、スタートして間もない時期にこの提案といいますか、要請をするところでありますけれども、その1つは中央公園に関わる部分であります。
 清水中央公園は、昭和56年10月、長い歴史を積み重ねてきました、清水小学校跡地に、文化センターや中央公民館を建設し、駐車場も整備をし、柏樹齢100年を越える様な大きな柏とか、ポプラとか、こういった大形木を残して緑化工事をし、丘陵地などを造成して以来、町の木ナナカマド、こういったものを主として、広葉樹の植栽をし、針葉樹なども含めて植えて、あとは町の貢献をされた名誉町民の方の碑なども建設をしながら、遊技場の広場を設置して、公園として形づくられてきた中であります。
 そういう中で、公衆トイレの問題でありますけれども、身体障害者も使用可能な状態に改装して、ハーモニー広場も一体とした開町90周年記念をしてからくり時計も建設をすると、こういう状態でこの中央公園というのは構成をされております。
 このからくり時計は、作動時に指揮する人形とか音楽隊が登場する極めてユニークな時計塔のある町として、第九のまち清水町を町内外にも宣伝効果をもたらすとともに、町民を初め多くの人々を楽しませる評価があったと認識をしております。
 今日まで積み上げてきました、そういった町民、そしてこの町外の方々に愛されてきた清水の中央公園、この灯りを消すことにはならないと思うんであります。そういった意味で、このからくり時計の音楽演奏なり、公衆トイレ、こういったものについては、閉鎖をするなり、中止をすると、こういったことをもう一度再考していただくと、元に戻していただくというようなことで、ひとつ考えていただきたいと考えます。
 また、もう1つは、町民野球場の既設トイレの関係ですが、これにつきましては、改修計画もあるというふうに言われておりますけれども、現在も、連盟の行事として、多くの計画に基づいて、球場を使用しておりますが、連盟の行事以外にも町外からの利用者を含めて、行事が実は進められております。
 そういった中で、例えば、16年度の実態、実績を見ますと、ほぼ連盟の大会はだいたい51試合、その他の試合は19試合、こういったものを消化しておりますし、今年度もほぼ横ばいする形で、実は実施をする予定でおります。
 そういう中で、とりわけ父兄の方たちが応援に加わって、参加していただく父兄の方たちが、利用されるこのトイレというのは、極めて旧式といいますか、現在あまり見られないような状況になっておりますから、この計画にあります、早期改修、ここのところにどういうふうに今描かれているのか、この時期などを含めて、もし今の検討の状態があれば、お示しいただきたいというふうに考えておりますので、お考えがあれば、お示しいただいて、質問を終らせていただきたいというふうに思います。以上であります。よろしくお願いいたします。

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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。       (午前11時58分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) それでは林議員の質問にお答えしたいと思います。
 閉校施設の活用検討委員会は、決定してから、その後の学校をどう活用していくかということでございまして、ご寛大にお願いしたいと思います。そこで、施設を有効に活用していくにあたりまして、方策、地域住民といろいろ協議したわけでありますけれども、その際には、地域住民からは、防災のことについては、お話も出なかったし、こちらも出していないということでございました。従いまして、警察消防含めた協議については、現在はまだ行っておりません。
 今後ですね、この施設については、あくまで避難指定としてまいりますので、地域とまた協議していくことになりますし、地域防災計画を今年度見直し着手いたしますので、当然ながら、全般的な改正をしていく予定であります。
 今までにも過去7回ほど修正を行っておりますけれども、今回はすべてということになりますと、道との協議が整う時間が約2ヵ年かかりますので、その間、今の防災を修正しながら、適宜対応できるようにしていきたいと思うしだいでございます。
 次に、今の、関連しますけれども、児童につきましては、ご案内のように警察署と連携しておりまして、子ども110番の家ということで、100箇所指定しておりまして、農村地域に100のうちの半分が御影も入れますけれども、それぞれ下佐幌、下人舞、北熊牛、美蔓、松沢ということで、それぞれの地域と学校から推薦に基づいて、指定をしているところであります。今後も、これらについても、一層見直しをしながら、安全対策に進めてまいりたいとこのように思っているしだいでございます。
 次に、一部再考をしないかということでございます。財政健全化のプランですが、これについては、私ども十分協議をしてどうしてもそこがなければならないのかどうか、緊急的にどうなのか、トイレの関係について考えたわけであります。その結果、中央公園はそれは議員ご案内のように時計塔もありまして、からくりもシンボル的なものであるというのは確かに事実でありますが、付近に公共施設等々含めて、トイレがあるということで、それらについて、当分の間、緊急3ヵ年の間、我慢をしていただきたいなとこういうことで、利用の中止をしているところでございます。
 現在、からくり時計につきましても、毎年の維持点検に数百万円を要するというなかにありましては、一般町民から見て、他のほうを我慢しているのに、何故そこだけやらなきゃならないのかという声が、以前から強いわけでございまして、そういった面からすべてのそういったものについては、当面中止をせざるを得ない、今の時点では、事務事業の優先選択集中ということが求められておりますので、その辺でご理解をいただくしかない、それが住民との協働のまちづくりを進めていく上で、やはり住民側にもご理解をいただいて、我慢せざるを得ないところはしていかなければなっていかないわけでございますので、その辺についてご理解をいただきたいと思います。
 次に野球場の関係でございますが、以前この計画を、総合計画で持っているところでございますが、予算の状況で、これも優先順位の中で延び延びになっているところでございます。
 実態としましては、かなり老朽化しておりますし、トイレだけではなくて、野球場そのものもですね、極めて老朽化しているというのも事実でございます。そこで整備計画の全体計画を持ちながら、やはりどの部分を先にやっていくかということを考えていかなければならないなということで、財政状況を見ながら、検討をしてまいりたいなというふうに思っているわけであります。
 一昨年も、その前も、トイレについては、清水公園、有明公園の東側にあるトイレを移設できないかということで、随分検討をさせたところでありますが、すべて全部外していかなきゃならないということから、多額の費用もかかるということで、これなら新設したほうが良いのではないかということにも相成るわけでありますが、あの辺の一体のですね、駐車場の舗装もやらなければならないのと、排水処理も行わなければならないということで膨大な金額がかかるというようなことでありました。
 しかし、相当古いものでありますので、何だかの形を取りながら、検討と整備をしていかなきゃならないだろうというふうに考えておりますので、今時期を申し上げられませんけれども、お待ち願いたいと、できるだけ不自由のないような方法を取らなければならないだろうなと、トイレについてだけは、そのように考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) 今、町長の答弁をいただいたところですが、まず閉校にあたって、地域の方の安全対策、それから子供たちの通学にあたっての安全対策、こういったところを事前に十分地域の方と行政とのしっかり話をするといいますか、認識統一をするといいますか、それが大事だと思いますね。
 そこのところをまず横に置いて、閉校した後、どう残った施設を活用するかと、ここを先に行くというのは、そこの残された人達だとか、通学の区域が変わるために、バスで移動する、通学をする子供たちの安全というものを、後回しにする行政の政策、そこのところをもう少し考えていただきたい、いただくべきだろうと、こういうふうに考えて、考え方をお尋ねしたところでございます。
 町長の答弁からいくと、逆転した、私の質問に対して逆転をした考えかたでお答えになっているようにお受けしますので、今一度行政の基本とする考え方、ここのところをお答えいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 通学の関わりについては、従来とさほど変わることではないわけでありまして、本来はバスで移動するのにかかるわけでありますね。中学生は以前から同じような状況で来ているわけでありまして、地域の安全性というところについての協議は、これからしていかなくてはなりませんし、通学についての安全性は、教育委員会としましても、万全を期してやっているわけでありますけれども、今の時代、どのような危険があるかわからない。災害よりも、むしろ日常のことのほうが、危険性が強くなってきている状況でございますので、そういった面を含めて、今後、十分に対策をしていきたいなと、こんなふうに思っておりまして、ただ、活用の検討委員会というのは、あくまでも有効活用をどうするかということだけでございましたので、そのお話が出なかったことは事実でございますから、今度は、生活安全、それから危機管理、防災を含めて、そういったものをこの防災計画を見直していく段階の中から、話し合いを十分詰めていかなきゃならないと思っております。
 それまでの間は、あくまでも今の状況で危険性のないように、安全対策を進めていかなければならないと思っております。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) お気持ちはわからないわけではないんですが、例えば、台風で非常に大きな被害が発生する、こういうことも実際予測をされるところですね。とりわけ十勝川なり、佐幌川なりをまたいで通学する子供たち、これはバスを使って通学をするという状況になるわけですが、こういったときに道路を寸断するような災害が発生する、このときの対応をどうするのか、こういったことは事前に、残った施設の活用の以前の話として検討されるべきものだろうというふうに思うんであります。
 また、新潟の中越を中心とする大きな地震災害、あの姿を連日のように報道されてきました。こういうことが清水におきないという保障はないわけですね。たまたま今まではなかったわけですが、こういうものが発生したということを想定して、地域の防災対策なり、子供たちの通学に対する対応なり、措置なり、そういったことなどをどうするのか、これは行政が中心となって、関係する団体、こういうところと連携を取りながら、そういうものが発生したときに、どう対応するのか、やはり事前に相談をする、協議をする、検討をする、こういう機会というのは、後送りにならない行政というのが必要だろうと、こういう視点で伺っているということを、今一度お話をして、考え方をお聞きしておきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 子供たちの通学の安全対策については、教育委員会のほうからご説明あるかと思いますけれども、地域全体の防災については、今、お話先程しているように、学校活用検討委員会の中では、その話はしなかったですよと、だけども、今年防災計画の見直し着手しますので、そのときにそういう体制づくりをしていかなければならないとこのように思っていますし、今は地域のそれぞれの地域ありますけれども、そこにどういうような状況の時には、どこに集合するんですよとか、そういうのはきちんと出しておりますから、更に今度はしっかりした防災計画をきちんとしなければならないだろうと、そういうふうに思っておりますので、時間をちょっとお待ち願わなければならないなとこのように思っております。やらないというわけではなくて、しっかりやっていきますよと、そういうわけでありますので、ご理解をいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 教育長。

○教育長(横山一男) 議員のご質問の閉校に関わることとの関連でございますが、閉校に関わりますことは、何度も議会でもご報告させていただいておりますように、子供の学びの環境をどう整備するかという視点がいの一番でございましたから、学校の閉校のひとつの大きな軸は子供の学びの環境をどう整備するか、その視点からでございました。
 しかし、地域に出向いてお話を伺うときに、議員がご心配のような向きのご質問がなかったわけではございません。要するに、閉校後の校舎の活用をどうするんだという点、更に子供の通学等々の足をどうするんだという質問があったことは事実でございまして、跡地の利用につきましては、地域や町長からもご答弁を申し上げましたように、庁舎内に検討委員会を設けて、検討をしていくというお話をさせていただきましたし、子供の足の確保や安全性につきましては、スクールバス等々で子供を登下校させるわけでありますが、十分に安全性にも配慮しながら等々のお話を地域にさせていただいたところでございます。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) それでは、町長のほうからお話がありましたけれども、この新しい防災計画というのは、いつつくっていつ頃提案されるのか、時期をひとつお示しいただきたいと思いますが。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 提案とかそういうものではないんです。議会に提案するものではなくて、今年度着手して、それから道との事前協議を行って、道からの修正協議とかいろいろございます。
 そういうことで、見直すのには時間がかかるということで、今までの例からいいますと、災害なのに何でこんな時間がかかるのかということなんですけれども、担当のほうでいろいろ協議するのに2年ほどかかる、かかるけれども、それはしっかりした防災計画なんですけれども、それまでの間、今の防災計画を運用しまして、そこで被害の想定だとか、情報の収集、伝達方法だとか、消防団やそういう防災組織のどういうふうにネットワークしていくか、ボランティアどういうふうにしていくかとか、そういった弱者の体制をどうするかとか、子供もその中に入るわけでありますけれども、物資の調達をどうするかとかいうようなことをしていって、出来上がるのは、道と協議して、向こうが法律で示されておりますので、そういうような方法を取らなければならないと、その間は今の町村のやつを運用しながら、しっかりとした協議をしていきたいとこのように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) 提案という表現についてはひとつ取り消さしていただきます。議会にお話をしていただくという考え方ではなかったんですが、たまたまそういった表現を使ってしまったんですが、これは取り消しをさせていただきます。
 新しい防災計画をつくると、出来るとこういうふうに伺っていたものですから、それがいつ頃出来上がってくるのかなと、実はそういう気持ちで伺っていたところでございます。
 それでは、次に2項目の、財政の健全化に関わる部分ですが、確かに、今新しい3ヵ年をスタートして、まだ間もない時期でありますから、そういった時期にという部分もあるかと思うんですけれども、すべて、プランどおりに事を進めていくということと併せて新しい収入確保の方策を生み出していくと、こういうことと、一緒に4月からスタートしているところであります。そこのところは十分周知しているところでありますけれども、とりわけこの清水中央公園にありますトイレの部分、公衆トイレだとか、からくり時計、この部分についてですが、からくり時計はですね、委託を中止をするというふうになっているんですね。委託中止となりますと、委託先というのはどんな状態になっているのか、お聞かせいただけませんでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(伊藤 登) からくり時計のメンテの委託先は、札幌市の北海道ビジネス、セイコービジネス株式会社というところで、時計とか、そういう電器関係の表示機の会社でございます。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) 今、お話しのあった会社は、建設以来ずっと委託をしている会社、この1社だけなんでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長

○都市施設課長(伊藤 登) 建設時に施工会社だったものですから、特殊なものということで、1社で随契でやっておりました。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) この点検は、特殊な機械ということですから、ちょっと内容が素人なのでちょっとわかりませんが、この点検をする業務を地元の商工会なんかに、関係するところと相談して、あえてこの建設した会社でなくて、地元の機械を扱える方に点検修理といいますか、そういったことを考えていくというようなことは出来ないんでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(伊藤 登) 点検だけですと出来るんですけれども、修理となるとなかなか特殊なもので、議員もご承知のように、製作ものなんですよ、工場でですね。そのメーカーのそれぞれのノウハウがあって、なかなか地元の電気屋さんとかですね、機械屋さんではちょっと対応しきれないということで、金額的にも張るような状況になっておりますけれども、一般的なものと違うという、その町々で特殊なものをつくるということになると、そういう状況が生まれてくると思いますし、できれば地元ということで、電気関係の配線等々については、地元でやっているんですけれども、機械本体については、なかなか出来ないというのが現実です。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) 確かに、例えば第九を演奏する指揮者が出てきますよね、音楽隊が出てきましてというようなことで、現状ある7メートル、5メートルくらいですか、それが少し上がりまして、7メートルくらいになるんでしょうか、そういった状態になって時を刻んで、音楽が流れてくるというようなものなんですが、この形を今言う札幌の業者ではなく、帯広もしくは地元の業者で出来る範囲のものに変えていくという、そういったような考え方というのは検討されることは全くありませんか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(伊藤 登) 実は変えていくということになると中身から全部変えなきゃいけないということになって、製作することと同じなんですね。そういうメーカーが帯広にはないということで、建設当時から、いろんなところ探したんですけれども、そこしかないということも含めて、そこに施工していただいて、メンテもそこでやっているということになっていました。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) そうしますと、からくり時計については、120万円くらいですね、とりあえず点検委託、中止するといいますとね、このお金は、今の財政事情からいえば、3年間になるのか、10年間になるのかわかりませんが、2020年くらいでしょうか、これ以降にならないと、そこにお金は出てこないということですから、その間、あれは錆ついて全然動かないという形になってしまって、また新たにつくるくらいのお金がかかるんであろうと思いますが、僕は、今の形のものを全く地元周辺の業者で作動するようなものに一時はかかったとしても、将来的には、そういう遠いところからあえて清水まで足を運んでいただいて、高い経費を委託料なり、そういったものを払って維持をしていくよりかは、そういう地元の方にお願いをしてやっていくということを検討して、お願いしていただいたほうがよろしいんではないかと、町民の方々も負担軽減に繋がっていくひとつの方法ではないかというふうに思いますので、今のお話では全くないという、そういうところが出来るところがないという話ですから、こういう時代ですから、技術をそこに研修にですね、地元から研修派遣して、技術を提供されて帰ってきてやるという方法もないわけじゃないですね。そこにいる社員でなければ駄目だという、限定したもののはずではないですから、何かその点検委託に代わる今までの方法ではないやりかたというのは、あるはずですから、そういったことをぜひやっていただきたいというふうに思いますが、そういう考え方について、ひとつお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(伊藤 登) 議員のおっしゃるとおりですね、自分もできれば地元でできれば、一番経済効果も上がるんでしょうけれども、なかなかその技術というのは、その会社のノウハウですから、伝授していただけないという部分があります。私達も何とかしてメンテをやっていた時期はですね、地元で出来る仕事は無いかということで、地元で出来るというか、足場が出来たんですよ、実は。足場を組んで、足場の料金も、約3分の1くらいは足場代にかかるということで、何とかして、そういう部分も、出来る部分については、下請けで使っていただきたいということで、実際に清水の会社の方にやっていただいたという経過はあります。
 今、おっしゃったように、技術の面については、なかなか伝授していただくのは難しい状況ですけれども、出来る範囲で、これから調査しながら、その部分については研究したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) いろいろ知恵を使って、ひとつ作動するように検討を進めていただきたいというふうに思います。
 次に、中央公園のトイレの関係なんですが、これも確かにあちらこちらのトイレを閉鎖している中で、何故ここだけというような町長のお話もありました。しかし、ここの中央公園のトイレは、やっぱり身体障害者の方も利用できるような設備になっているわけですね。それと多くの方が、非常にあそこを利用されているというような実態もあります。近くに、公共の施設があるというようなお話もありました。確かに、それは象徴している部分もあります。
 そういう中で、まずひとつは、トイレを閉鎖した時の対応をここのところを不親切な部分があまりにあったんではないかという部分で、指摘しておきたいと思うんです。それは代替施設といいますか、そういう公共施設を利用くださいというような案内板だとか、そういったものが全くなしに、ただあそこにいって、トイレに手を触れてみたら、施錠してあって入られない、そんな状況が何日間も続きました。
 これはまさしく、何かでお知らせをしているからいいんだということでは、町民の方は不満なんですね。そういうことで、この対応について、ひとつ何故そういうようなことで、案内と施錠がなぜ一致できなかったのかという部分も含めて、考え方をお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町民生活課長。

○町民生活課長(笹倉大嗣) 只今のご質問ですが、当時、3箇所閉鎖していきたいということで、その対応に当たってきたんですが、先程、町長からの答弁にもありますように、その中央公園でありますと、役場にもトイレありますし、文化センターのトイレも使えるというなかで、私のほうは中央公園のトイレを閉鎖するとき、閉めるときに、近くに役場あるいは文化センターのトイレがありますということで、ドアに張り紙をしたということで、するようにということで、担当係長とお話し、協議した中で閉めているということで認識をしております。
 それと図書館の前にもトイレありますが、図書館のトイレをご利用くださいということで、貼り紙をして閉鎖したというふうに思っておりますが、そういうことがなされていなかったということであれば、風で飛ばされたのかもしれませんし、対応が悪かったということで大変申し訳なかったと思います。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) どちらにしても、全く無表示の状態で施錠だけと、こういう状態だったということだけは、一応お話しておきたいと思います。確かに公共施設だとか、そういったものが近くにあるから、そこを利用していただければというお話も実は今回もありましたし、従来もそのお話はざっとありました。
 しかし考えてみてください。家庭でも、学校でも、子供たちに対してどんなお話をしておられますか。知らない方に声かけられたら、はいと言ってついていきなさいとか、そんなことは家庭で教えていますか。教えていないですね。学校の先生もそんな教え方していないはずです。ですから、公民館にトイレがありますよ、役場のトイレがありますよ、日赤にもトイレがありますよと言っても、これは子供たちはなかなか入っていって、おじさん、トイレ使わせてくださいって言えません。これは子供たちの素直な声です。うちのお母さん、お父さん、知らない方にそんなこと言っちゃいけない、ですから、皆さん行政側は、お金のことで考えて、施設を全部シャッターしちゃう。利用する人には、そこにあるところでやりなさい、使いなさい、あまりにも無責任というか残念です。お気持ちをお聞かせいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(笹倉大嗣) トイレの管理に当たっては、いろいろな問題もありまして、当然、今回の行財政改革の実行プランの中にも、特に冬場の経費がかかると、冬暖房入れる、凍らないように管理しなきゃならないということで、これはつくった当初からそういったことは当然考えていたわけでございますけれども、現実に開けているということで、実態としては、高校生の利用が多いと聞いていますし、特に誰がそういったことをするかということについては、なかなか実態が把握できなかったんですけれども、トイレの中で火を燃やされたとか、あるいはガラスを割られたとか、便器を割られたとか、いろいろな問題があったことは事実なんです。 
 それで、管理上、もし確かに本当に必要としている方々が、トイレが必要かどうかということを考えれば、やはり残してあげたいというのはわかりますが、管理上そういったいたずらが絶えなかったということもございまして、また、財政的にも冬の暖房にかかる電気代とか、多額の経費がかかるというなかで、なんとか利用される方々につきましても、周りの公共施設のトイレを利用していただけないだろうかと、この実行プランの中で、検討した中で、中央公園、図書館、松葉公園といった部分で、何とか不便はかけるかもしれませんけれども、何とかご理解いただけないかということで、事務的かもしれませんけれども、そういう検討をさせていただいた中で、こういう結論になったということでございます。以上でございます。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) 大人の人達の話というのはちょっとあれですが、子供の気持ちというのは、あそこの子供達の考え方をお聞きしたんですが、それにはお答えになってないですね。確かに、ああいう施設の中で、非常に行政としては残念だと思われるような行為があったということは、中央公園ではなくて、別なところでも耳にしたりすることもあります。あるというか、ありました。こういう非常識な方が、町民なのか、町外者なのかわかりませんけれども、非常に残念だと思っています。
 そういうことを心配するとしたら、全部なくしてしまえばいいんです。建物を置いていくから駄目なんですよね。そこまで言いません。ただ、今、実行プランでいっている3箇所のうち、中央公園だけは残してもらえないかと、冬期間は僕はいいと思うんです。子供たちも遊びません。ですから、期間を設定してでもいいですから、この期間からこの期間は閉鎖をします。この期間からこの期間は利用いただけます。こういうことで、再度検討していただけなんでしょうかということなんです。
 そういう検討をお願いできませんかということなんですが、そういうことで、中央公園ですね、秋口になれば、先程もお話しましたが、柏の木をメインとして、周囲に植栽しました、白樺だとかハナイタヤだとか、ナナカマド、町の木ですね、こういった色が出たときには、町外の方もたくさんみえます。素晴らしい紅葉だと、あの芝生の上に腰を下ろして、または子供の遊技場のベンチに腰を下ろして、そして紅葉を楽しんで、トイレを使っていかれる方もおられます。
 その人達も、あそこにベニヤを貼られてしまって、今はベニヤですね、ロックだけではないです。ロックからベニヤに替わりました。しかし、男性用・女性用・身体障害者が使えますよというあの看板に布も貼ってありませんし、紙も貼ってありません。ですから、ベニヤを貼るのでしたら、あの男性用・女性用・身体障害者が使えるところにも何か貼ってください。これは何も使えないものですよ。単なる箱ですよというふうにしてください。それしないで、入り口だけベニヤ貼るというのは駄目ですね、あれは。せっかく、よそから来る人を、追い出すような形はしないでいただきたいんです。
 そういう配慮が、先程もお話しましたように、学校の閉鎖の時の対応に繋がってくるんだと思うんです。やっぱり心温まる、町民に、何と言いますか、もうあきらめられない、まだ我慢は出来るな、そこで止めてほしんです。今は我慢です。でもこれ進んでいったら我慢がもうあきらめになります。あきらめになったら、もう町長の言われる協働のまちづくりはできません。もう一度、考え方をお聞かせください。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(笹倉大嗣) 閉鎖にあたりまして、配慮に欠けていた部分については、この場でお詫び申し上げたいと思います。特に入り口をベニヤで貼らせていただきましたけれども、いろいろ閉鎖するにも、お金がかかるということで、町でありましたコンパネをそのまま貼らさせていただいて、利用できないような形で対応させていただいております。その辺につきましても、再度、現場を見まして、適切な措置を取るように考えたいと思います。それと、更にですね、中央公園だけでもということで、お話ありましたけれども、この辺につきましては、先程、町長からもお話ありましたように、ここ緊急3ヵ年については、そういう方向で検討しておりますので、なんとか、3年経過後、この部分について、出来るのかどうかということにつきましても、検討していきたいなと、今の施設そのものは、閉鎖をした部分で当然使える状況にはなっておりますので、将来的にも使えるかなと思っていますので、この部分については、検討委員会の中でも検討させていただきたいなと、実情をお話ししていきたいと思っております。それと、子供に対する配慮の関係につきましても、確かに閉めるという前提でこの部分については検討してきた経過があります。また当時ですね、公衆トイレにつきましては、清水町だけではなくて、各自治体が競って、町外の方から利用していただくようなことで、競って良いトイレを設置してきた経過があります。その中の一環で、清水町の中でも、そういったトイレの整備をしてきた経過があります。しかしながら、そのトイレが多額な金がかかって、金額がかかって、町民の方々の利用がないという実態であれば、やはり優先的に閉めて、違うほうにお金を使うということもひとつの選択肢と考えまして、特に町外から来られて利用される、町内から来られる方々がどれほど利用しているかとなると、私どももちょっと疑問を持っておりましたけれども、そういった利用頻度から考えて、閉めたという経過ありますけれども、確かに林議員が言われるように、中央公園については、多くの子供からお年寄りまで使っているという実態はあると思います。そういった中で、今後の実行プランの見直しの中で検討させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。

○4番(林 巖雄) あの最後にですね、今回の財政健全化実行プラン、これは町の財政を今後どうするか、財政を健全な形にどう持っていくか、要するにお金の面からというそういう視点での検討なんですね。ここが中心に流れているんです。
 これが悪いというわけではないんですが、問題はそこの視点があまりにも強くいくものですから、町の財産だとか、どう守っていくのか、どう維持をしていくのか、どう育てていくのか、こういう視点というのは横に置きざりにされている。こんなふうに見えます。これは3年間待てば復活するよと言われるかもしれません。
 しかし、今話題になります、少子高齢化だとか、お年寄りの方、3年間我慢してください。我慢できない方もたくさんおられるかもしれません。もう少し、町の今まで築いてきた財産だとか、そういった資源だとか、こういうものを大事にするというところに視点をしっかり持っていただくことをひとつお願いをして質問を終らせていただきます。

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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。       (午後1時45分)

○議長(田中勝男)休憩前に引続き会議を開きます。  (午後2時00分)