北海道清水町議会

北海道清水町議会

第4回定例会会議録(6月14日_一般質問6)

○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) 17番、安田薫。議員は3期目になりますけれども、17番の議席の一般質問は初めてであります。緊張しておりますので、どうかわかりやすい答弁をよろしくお願いします。2年間、一般質問をできなかったわけですけれども、いよいよもって、少子高齢化問題については、一言やはり発言をしておかなければならないと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 その前に、先日、土曜日ですけれども、御影小学校の運動会がありました。この運動会、私は来賓で行ったわけですけれども、今年から、松沢地域が、旭山、羽帯、御影と、多くの地域が集まった中で、また先生方の努力、またPTAの協力等で、大変素晴らしい運動会でありました。
 また、地域の父兄の皆様も、お孫さんのために、お年寄りの方もかなり来られていたかと思います。あのような形で、これからの子供達が育てていかれるのであれば、私は質問しなくても良かったのかなと思ったんですけれども、大変感心して帰ってきました。また、その後、同様の議員に清水小学校はどうだったいと聞いたときに、清水小学校も今までになく、たくさんの人数が集まり、素晴らしい運動会であったと聞きます。どうかこの模様を、町長は来賓で行ってなかったかなと思うんですけれども、後でいろいろ報告を受けるかと思いますけれども、このような形で少子化が進んでいけることを望んでおります。
 それでは、本題に入りますけれども、少子社会への対応について、改正育児介護休業法、次世代育成支援推進法の2法が今年4月1日に施行され、職場や地域での子育て支援の取組みも促すもので、子供を産み育てやすい社会へと一歩また前進しました。しかし、出生率1.29、過去最低、少子化に歯止めがかかっていない状況である今日、国の施策の方向をいち早くキャッチするとともに、我が町独自の考え方、方向性を、家庭や職場のありかたなどを含めて、考え方を伺います。
 次に介護予防について、間もなく、団塊世代のいわゆる戦後のベビーブーム世代の男性達がどっと退職します。まだまだ働ける60代前半の働く場とともに、元気な高齢者を維持できるまちづくりを真剣に考えるべきではないでしょうか。年金、医療費を使わない本町独自のライフスタイルを全国にアピールできるような施策を考えてはいかがでしょうか。
 この2点をお伺いします。どうかよろしくご答弁をお願いします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 安田議員のご質問にお答えしたいと思います。
 まずは1点目の少子化への対応でございます。大変難しい時代を迎えておりまして、このことについては、全国くまなく津々浦々、悩みの種であろうとこのように思うわけであります。ましてや我が国のこういう状況が続いていくということは、今後も経済状況についても、生産人口の問題についても、就業についても、大きな問題と課題を残すことになるだろうと、このように思うわけであります。
 非常に、この原因はいろいろあろうかと思うわけでありますけれども、現在この原因と言われているのは、未婚、晩婚、それに家庭環境の変化、就労環境の変化が大きく変わったというふうに言われておりまして、それがひとつの原因につながっていると、いろいろ指摘を受けているところであります。1.29で平成15年が過去最低となったところであります。
 こうした中で、国、地方公共団体含めて、企業が一体となって、もう一段深みのある対策を進めようと、広めようと、こういうことで、次世代育成支援対策推進法が出来たわけであります。すべての市町村にこの行動計画の策定義務ということになりまして、本町としましても、本年3月に行動計画を策定したところであり、この4月から鋭意取り組んでいるところでございます。様々な条件がありますが、本町で出来る範囲のことを、事業展開をしてまいりたいとこういうふうに思っております。
 この計画の中では、ランクを3つにいたしまして、継続実施の事業あるいは見直し継続の事業とか、新規のものというふうな区分にしているわけであります。10年間の時限の対策推進法でありますけれども、5年を1期として、この行動をしていくということでございます。
 従来から行っております、当町では、様々な親子のふれあい教室だとか、健康づくりだとか、そういった教育や健康を中心とする事業展開と、更に施設におけるいろいろな事業展開と、それからそれぞれの機能を持つ館の事業展開ということでやってきたわけでありますが、こういった中でも、非常に広範囲に渡るものでございまして、それぞれが持つ以前から言われております、強調しているものはしているんでありますけれども、まだ、ネットワークというか、横断的な形にまだ不足しているものがあるだろうということから、こういうものを含みながら、この少子化の対策に向ける状況をつくり上げていこうというようなことであります。
 しかしながら、なんと申しましても、子育てに非常に苦労をなさっているというのが現状でございまして、1子をもうけた後、その苦労が今の若い方には耐えられないような苦労もなされているということも伺っておりまして、それが類を呼び、友達が友達とつながって、いやもう一人でいいんだということを言われる方が非常に多いわけであります。経済的な理由なのか、仕事をするためなのかという、優先順位をつけますと、今言われたように子育てするのが一番大変だというのが、一番大きな理由にもなっているように思うわけであります。
 そこで、子育てをするのにあたって、家族がいるところは、おじいちゃん、おばあちゃんを中心にですね、おかあさんももちろん中心でありますけれども、おばあちゃんやおじいちゃんが見ながらやれるわけでありますが、そうでない人が多いわけであります。核家族でありますから。その子たちが、どう子供を育てていくかということが悩みにつきない状況でございまして、その辺が心の病にもつながるひとつの原因にもなっていくわけでありますので、そういった面をやはり子供さんが生まれる前から、健康教育だとか、そういうことしておりますが、更に深みをつけて、広めていきたいなというふうに思っておりますし、出生、出産後も、町がそういう面での相談体制を十分にしていくことによりまして、少しでも悩みの解決がなされればというようなことに考えているところであります。
 当然ながら、乳幼児ということになりますと、今、様々な子供を育てる対策を打っておりますので、更にそれぞれ充実をしていかなければならないなとこのように思っているところであります。
 次に、高齢者が働くという全般の課題でございますけれども、そういうのを真剣に考えてはどうかということであります。
 本町におきましては、この高齢者が健康で、生きがいを持ち生活を送ることができるように、健康づくりや介護予防教室だとか、地域住民のボランティア活動に対する支援を、介護予防事業として積極的に推進し、こういったものにしてきたわけでありますが、やはり年がいくと、私はこれでいいんだということで、どうしても自己の欲望だけで、家の中で何でも出来るわけでありますから、家の中でやろうと思えば、そこに独りで閉じこもってしまう人がかなりいるわけであります。
 そういう中で、なんとか、この元気なお年寄りですから、外に出てということで、いろいろな様々な老人活動やら、あるいは高齢者学級だとか、あるいはパークゴルフ、ゲートボールとかということで、今まだやっているわけでございますが、それでもまだ尚且つそういう方々もいることは事実であります。しかし、その人達は不健康なのかといったら、そうではなくて、自分の趣味や読書だとか音楽を聴いたり、テレビを観たりということをやっているわけであります。
 それなりにやっているわけでありますが、そういった中で60代の様々な過ぎた方々は、お元気でありますから、自分に合った、自分が好きな道、そういった面で活動が出来るようなことがあればいいわけですが、なかなか今の本町の中では、そういった趣味的なものはたくさんあるかもしれませんが、社会参加をして経済的にやるというのはないわけでありまして、唯一あるのはシルバー人材センターであります。ここは当然ながら、仕事に対する対価を得まして、お小遣い程度でございますけれども、働いてそれがいろいろな形の中で、いわゆる消費をしていくことによりまして、それに喜びを感じながらやっているわけであります。
 こういった事業の展開がやはりそれぞれ出来ればと思うわけですが、シルバーセンターの役目はひとつの目標があるわけでありますから、それなりの登録をして、定期的にいくということでございますけれども、そうではなくて、高齢者の方が自分でそれなりの仕事なりなんなりというもの、ボランティア的なものでよろしいんですが、そういったものをグループ化するなり見つけていくというのも、元気を維持し、医療費も使わなくて済むのではないかと思うわけであります。
 今、シルバーセンターのお話をさせていただきましたので、若干申し上げますけれども、平成16年度では232人の方が本町で登録しているところであります。平均年齢が上がりまして69.7歳、受注件数は2,003件にも及びます。そのうち公共が半分くらいだったんですが、財政事情が難しいため、今は一般家庭が多く、1,500を超える受注件数になっているところであります。就業率も先程の232人の約90%がそれに携わっているということでございまして、契約のそういった受注件数も伸びてきております。というのは、一般家庭に入って、いろいろ草取りだとか、いろいろ枝切りだとか、いろいろあるわけでありますけれども、だんだん他の人が高齢化してきたということが、一般家庭が増えてきたということは、高齢化してきたということなんですね。したがって、その方々が入りまして、そういう業務を行っているわけであります。
 また、会社としてそれぞれ企業的にも活動しているところもありますし、個人としてもやられている、今グループ化を目指して、やっているところもあるということでございまして、まだまだシルバーセンターでは、これだけでは抱えきれないものたくさんのことが需要が増えてくるわけですね。
 農家にも行っておりますけれども、農家に行けない、町の中でもやれる、そして手短にやれる、そういったグループが生まれてきたら、いわゆる健康を維持しながら、働きながら、多少のお小遣いを得ながら、健康といろいろと元手に消費生活もしていただけるのではないかなと思いまして、そういうグループが出来えるような、これもまた非常に大変でありますけれども、そういう心構えの人がいれば、こういう方法もあるよというようなことで、ご助言しながら、そういう方向性を見つけてあげることも、必要ではないかとこのように思っております。
 以上、答弁させていただきました。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) はい、ありがとうございました。
 それでは少子化社会への対応について、2、3点質問したいと思います。先程は、これは出生率1.29は全国の係数でありまして、たまたま清水町は、1998年に比べて2003年は1.52で良くなっていると、数字であります。これは今までに公の場に発表した経緯はありますか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ないんでありますけれども、その数値はどこから出たのかちょっと私ども把握していないんでありますけれども。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) 新聞報道で出たかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課参事。

○保健福祉課参事(滝口幸男) はい、大変恐れ入りますけれども、ちょっと掌握しておりません。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) この数字が本当であれば、大変素晴らしい数字であり、また、私が一般質問に入る前に冒頭でしゃべりました、地域の運動会の様子等がもっともっとアピールできる状況でなんとか、アピールする方法はないでしょうか。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) あの、ちょっと質問の要旨が、お答えにくいんですけれども、アピールというのはこういうことでしょうか。全国平均はこうだけれども、清水町はこうですよということで、そういうアピールだけなんでしょうか。この数値がちょっと私ども調べた中では、ちょっと出なかったものですから、どういう推計で出されたものなのか、把握できていないんですよ。担当課も、それからそうでない部署も、その言われた数値が、どうなのかというのが確認されておりませんし、もし、仮に推計だと、全国調べて推計だとしたならば、それはそれで結構なんでありますけれども、アピールするというそのことがちょっと理解できませんので、ちょっともう少し詳しくお願いしたい。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) 私の質問もちょっと無理な質問になったかと思うんですけれども、全国平均で少子化出生率が何ぼで、清水町はこういうように出生率も高く、また、地域の子供達がすくすく育っているということを、子育てしやすい町という感じでアピールしてほしいなと思うんですけれども、いかがでしょう。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 公にそういうお話はしていませんけれども、いわゆる若い人達だとか、そういう人達の会合において、私からいろいろ今までの経過でありますけれども、今年ちょっと変わってまいりますけれども、乳幼児の医療費がこうでしたよと、こうですよと、それから保育所関係だとか、それから幼稚園だとか、あるいは医療機関だとか、あるいは子育てに対する保健活動も大変よくやっている町だと思いますと、ですからぜひこちらのほうで、住まわれるのであれば、住んでいただきたいなと、あるいはこちらの人と結婚していただきたいなとか、いろんなことをいろんな会合で、お話させていただいているのは、事実でありますけれども、これを全面的に打ち出すようになれば、よほどしっかりしていかなきゃならない、私の政治的な話じゃなくて、やはり事務的にきちんとした中で、いかなきゃならないかなと、このように思いますけれども、どのような方法が良いか、検討をさせてください。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) わかりました。しっかりした裏づけのもとに、そのようなアピールを新聞等、またはテレビ等もあると思います。アピールしてほしいと思います。
 それでは、これまでの対策は、子供を産み育てる親への対策が中心だったんですけれども、これからは、本当に生まれ育つ主役は子供であるという、環境づくりをしなくてはならないと思います。この点に絞って質問したいと思います。すべての子供には、公平に社会からの支援を受ける権利があると思いますけれども、この点の答弁をお願いします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) これもちょっと申し訳ないですけれども、質問を想定して私答弁するわけにはいかないんでありますけれども、先程の私の答弁の中では、産んで育てていく、2、3ヶ月は、静かな状況になっていくわけでありますけれども、それ以降になってきますと、だんだん子育てが難しい。母親が難しくなってくるわけであります。ですから、やはり、当然主役は子供でありますけれども、その主役をきちんとして、育てていく、その悩みが非常に大きいと、先程言っているわけでありまして、やはりこれはそこら辺を解消してあげていくと、そういうことになりますと、第1子の次に第2子ということになって繋いでいかなきゃならないわけですね。第1子だけで終わってはいけないわけで、そういうことで、重点的に今もしているんですけれども、もっと深みのある、広がりのある状況下をつくっていかなきゃならない。
 それでその今、そういう若いお母さん方が、グループ、巷でも話しておりますが、いろいろやっているんですけれども、大変だから1人にするわといったら、伝染というか、そういうのに協調して非常に多い世代なものですから、やはりそういうグループに対して、個人に対しても、もう少しという保障がということを考えると、そこまではできませんけれども、やはり環境づくりをしていくしか方法はないんではないかなと思います。それぞれの職域においても、男性も育児ということで、育児休暇、それぞれ取るようになってまいりました。しかし、我が町の企業といわれる、いわゆる小企業、そういうことは全くできない状況であるわけでありまして、これらを全面的に解決していく糸口をこれは町だけではできなくて、国策としていただかなきゃならない、これは要望してこういうものはしていかなきゃならないなとこんなふうに思っているところであります。お答えになったかどうか分かりませんが、想定としか考えられないと、私がさっき答弁したことを申し上げておきます。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) それでは、今年3月に発表されました清水町次世代育成支援行動計画ですけれども、この計画は、全課をあげて、やっていると思うんですけれども、そのこの全課が対応して、また見直しをしながらやっていくということですけれども、チーフは誰になりますか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課参事。

○保健福祉課参事(滝口幸男) 事務局でありますけれども、児童保育センター、私のところでやっております。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) わかりました。この行動計画は私もしっかり読みました。今の段階では大変素晴らしいものでないかなと思います。ひとつひとつ現実に持っていくためには、いろいろ計画を練り直したり、いろいろ情報を得て、より住みやすい清水町の子育ての社会をつくっていかなきゃならないと思います。今後ますます、育成・支援事業をしっかりやっていただきたいと思います。
 次に、介護予防について、先程、シルバーの話を中心にされました。まずは清水町で働く場がたくさんあって、またかなりの人が健康で仕事をしていると思いました。このシルバー事業の中で、町外に向けての作業はどのくらいありますか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) 大変申し訳ありません。町外への発注の率につきましては、掌握しておりません。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) わかりました。それでは、先程詳しく説明があり、たくさんの人が参加できているということで、このシルバー事業の重要性等も、いろんな面でアピールしながら、たくさんの人がここの組織に入ると働けるよというような報道をしていただきたいと思います。
 次に、この題のメインになりますが、介護予防について、何点かの質問をしたいと思います。今まで町独自のサービスがなされてきましたけれども、このサービスは、どこの町村もやっていることをやっているのか、他の町村ではないことをやったのかをお伺いします。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) 介護予防事業と申し上げてよいかわかりませんけれども、いわゆる高齢者が健康で生活を営んでいただくということを前提で、介護の予防教室でありますとか、健康づくり事業、いわゆる老人保険事業というなかで、それぞれそういった健康づくりに関わります、高齢者の健康維持に関わります事業展開をしております。これにつきましては、本町だけというのではありませんで、それぞれの町で、同様の事業展開をされているというふうに思っています。以上です。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) それでは、このまま介護を受ける人が増えてしまうと、介護料金が高くなって、サービスが少なくなるという傾向が見られているなかで、どうしても介護を受けないで、健康で長生きをしなければならない時代になるかなと思うんですけれども、今、さわやかプラザでの、いろんな機器があるんですけれども、それらを利用している高齢者の方はおられますか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) 年齢的な統計は実は取っておりません。大変恐縮でございます。ただ、高齢者の方で利用されている方はいらっしゃいます。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) 何人かの方が利用されているというお話なんですけれども、今後、やはり軽いトレーニング機器が必要になってくるかなと思います。また、その機器が準備されるところが、本当に身近なところというのを考えますと、清水町でも、小学校か中学校区域かなと思います。今、さわやかプラザにある、筋力トレーニング機器は分散できるかどうか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) はい、かなり限定されますけれども、出来ない、出来ないとは申しませんけれども、出来る部分はありますが、ほとんどは不可能かなと思っております。
 それと介護保険上のいろいろな介護予防に関わりますトレーニング機器とは、若干機器の質が違ってまいります。そういった意味では、今後、機器を整備しなければならないかどうかという部分については、私どもも一点疑問とも思っておりますので、今後、介護保険事業計画の中で、その辺は十分詰めていきたいと思っております。以上です。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) 機器については新たに用意するということになると、お金もかかることですので、今、デイサービス等で介護予防に関するトレーニング等は行っておりますか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) かなり歩行程度になろうかなと思いますけれども、そういった機器、それからトレーニングをしていくということになりますと、専門の指導をある程度、身につけながらどういったものがいいかという部分について、やっぱりきちんとした体制を整えていかなければならないという課題もございますので、それはこれからの課題となってくると思いますけれども、現状の中で運動機能等々のトレーニングという部分については、まだ実施できていないという状況でございます。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) はい、わかりました。まずは自分で出来る介護予防を自分で始めなければならないと思いますけれども、今まで、さわやかプラザの指導員等が、簡単な体操等でたくさんの受講生がいると聞いておりますけれども、今後、その職員が介護予防をでき得る指導体系はあるのでしょうか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) 今の想定しております介護予防、これからのことですけれども、その中でというのは、当然、専門の理学療法士あるいは整形医師などの一定程度のきちんとした指導内容のもとに進めていかなければならないということがございますので、現状のさわやかプラザの健康な方に対する筋力アップだとかそういったものとの内容とは若干違ってまいりますので、そのまま移行するというのは不可能かなと思っております。

○議長(田中勝男) 17番、安田薫議員。

○17番(安田 薫) それでは、これで最後にしたいと思いますけれども、この辺の介護予防をすることによって、やっぱり医療費がかなり減るのではないかなと思います。医療費が減って、また、本人が健康で長生きできる方法をしっかり検討していってほしいと思います。
 町長に、今一度、せっかく長生きするなら、健康で生き生きと暮らしたいという方法をお聞かせ願いたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 人それぞれの持ち味、健康に対する持ち味があるわけでありますけれども、常日頃、気をつけられること、これが健康につながるんだと言われているわけでありますが、今言われているのは、介護の、その前の段階の年代層のことを中心に言われているんだなとこういうふうに思います。そういう面では、今、介護保険も介護予防ということで、それを重視するということにしておりますので、そういった施策を取っていきたいなと、このように思っております。
 そこで、先程、課長もお話しておりましたけれども、今やろうとすれば、当然、指導者が必要になってくるわけです。その指導者を抱えるとなりますと、また大変なことになっていくわけでありますけれども、そういった民間の方とか、ボランティアも含めて、そういう方がいれば、そういう方向につなげていけますでしょうし、今、基幹病院であります、日赤さんには作業療法士、理学療法士が配置されておりますので、それらと組みながら、機器を活用するものは活用していただいて、介護予防という教室、早くからしていくことによって、健康が少しでも長く維持できるものではないか、そういう考え方にたっておりますので、そういう方向性で、今後、介護保険のそういった予防型重視の対策をつくりあげていきたいなとこのように思っております。

○17番(安田 薫) 終ります。