北海道清水町議会

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平成17年第7回臨時会会議録(10月21日_日程第4)

○議長(田中勝男) 日程第4、議案第73号、平成17年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてを議題とします。
 提出者より本案について提案理由の説明を求めます。助役。

○助役(五十嵐順一) それでは、議案第73号の平成17年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定につきまして、ご説明を申し上げたいと思います。
 今回の補正の内容につきましては、歳入歳出予算の補正でございます。既定額に歳入歳出それぞれ6,292千円を追加しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,973,830千円とするものでございます。
 最初に歳入の説明を申し上げますので、7頁をご覧いただきたいと思います。まず、15款2項1目2節の2介護サービス利用者負担軽減事業補助金でございます。これにつきましては、1,249千円の新規追加をするものでございまして、内容につきましては、介護保険サービスを行う社会福祉法人が、低所得の利用者の負担軽減をした場合に、その軽減した分について、国で定める基準により町が補助した場合につきまして、その4分の3、これを道が町に対して補助するという制度、介護保険利用者負担軽減事業というものでございますが、これを10月から実施する旨の申出があったことによりまして、今回予算措置をするものでございます。
 次に8頁にまいります。17款1項1目1節特定寄附金につきましては、十勝清水ライオンズクラブより、児童図書購入の指定寄付を受けたことによりまして、追加、補正をするものでございます。
 次の頁、18款1項1目1節財政調整基金の繰入金につきましては、今回の補正によりまして、歳入に不足を生じますので、財政調整基金より繰入をして調整をするものでございまして、繰入後の財政調整基金の残につきましては、884,848千円を見込んでいるところでございます。
 次に、支出についてご説明を申し上げますので、次の頁をお開き願いたいと思います。
 3款1項3目19節4介護保険利用者負担軽減事業補助金でございます。これについては、先程、歳入でちょっと触れましたけれども、介護保険利用者負担軽減事業につきまして、介護保険サービス事業を行う社会福祉法人が、低所得者の利用者の負担金を原則4分の1軽減した場合に、その事業に対して、町が補助を行うために追加をしたものでございます。例えて申しますと、特別養護老人ホーム入所者におきまして、介護4の場合は、1ヶ月の自己負担が48,000円となる見込みでございます。その4分の1、12,000円について、事業者が軽減措置をすると、そういうことをした場合に、そのうちの町は事業者に対して、国の基準により約9,400円補助することになります。その9,400円の4分の3、7,050円については、道から補助金として町に入るという仕組みになっておりまして、12,000円の負担割合につきましては、事業者が2,600円、北海道が7,050円、町が2,350円というような負担割合でこの軽減措置を行うという仕組みになっているものでございます。ちなみに該当者につきましては、町民税の非課税世帯などの条件をクリアするということでございますが、該当する者につきましては約42名ほどを見込んでいるところでございます。
 次の頁、6款1項5目8節につきましては、全日本ホルスタイン協会全日本のホルスタイン共進会に本町から6頭の出展が今回することになりまして、その経費につきまして、一部支出するための追加をするものでございます。9月23日から早来町で北海道のホルスタイン共進会が開催されまして、14頭出展したうちの上位入賞12頭ということでございました。そのうち6頭について、全国のホルスタイン共進会のほうに出展するということになりまして、それらについての経費について、JA十勝清水、清水町、更には農協連等などからそれぞれ費用を分担して支出するものでございます。
 次の頁にまいります。8款5項1目11節の修繕料につきましては、旧へき地教員住宅10棟を新たに貸付住宅として貸付をする際に、修繕を要したということでございまして、それに伴いまして、既定額に追加するものでございます。内容につきましては、旭山1戸、松沢3戸、下人舞2戸、下佐幌2戸、北熊牛2戸の計10棟でございまして、現在はすべて入居済みでございます。
 次の頁、10款2項1目15節清水小学校地下タンク配管改修工事につきましては、配管の老朽化に伴いまして、今回修繕を追加させていただくものでございます。最後の5項4目18節につきましては、歳入で説明しました指定寄附金に伴います追加補正となっております。
 以上で補正予算(第8号)の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 12番、荒木篤司議員。

○12番(荒木篤司) あの今、助役から説明を受けたんですけれども、もうちょっと詳しく説明して欲しいのが、介護保険の関係とそれからホルスタイン共進会の関係でもうちょっと内容を詳しく教えてください。

○議長(田中勝男) はい、保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) 今回の補正につきましては、今、助役のほうからご説明をさせていただいた内容のとおりでございますけれども、もともとこの介護保険のいわゆる施設者、社会福祉法人施設者が、こういう軽減制度というものは、平成13年度から制度化されておりまして、この分につきましてはいってみますと、施設側で軽減者、低所得者に対するそういう軽減措置を図れることになっているわけですけれどもいってみますと、先程もご説明ありましたとおり、施設者側にもその軽減の半分程度を負担しなければならないということがございまして、なかなかこの制度が浸透していなかったという部分があるんですけれども、実はこの度の介護保険制度の改正の中で、それぞれ利用者の負担、いわゆるホテルコスト等の増があった点ということで、国のほうでも特養等につきましては、そういった制度をきっちり活用して、制度の実施をしていきなさいということが指導されております。
 そういったことで、全国一斉にというわけではございませんけれども、特養ではこういった制度が今回導入されていくという運びになっております。そういったことで本町におきましても、この部分についての10月1日の改正に伴いまして、各そういった社会福祉法人から、この事業について法人としての実施をしていきたいと、少しでも利用者の軽減を図っていきたいということで、そういう申出がございまして、町といたしましても、それに伴う事業を行うことによりまして補助金が生じてまいります。
 そういったことを町としても事業の実施をしていこうということで、今回の補正をさせていただいたということでございまして、現在、人数的には先程ちょっと申し上げましたけれども、該当される内容といたしましては、特養のサービスはもちろんでございますけれども、ショートステイ、こういったものも入ってまいります。
 そういう中で、特養入所者でございますと、42名程度このいわゆる非課税、負担でいきますと、第3段階の方々までが対象になりますけれども、そういった方々が42名程度いらっしゃるであろうと、その方々が全員この制度を受けられるということを想定いたしまして、実態といたしましては、実は非課税世帯の所得要件、これが150万円、収入が150万円以下の方々という一定の枠がございます。そういったことがございますし、更に実は預貯金の額あるいは運用可能な財産そういったものも一定の枠がございまして、そういったものを超えると対象にならないというようなことで申請を、それぞれこの事業を実施するということになりますと、それぞれ市町村に申請をいただくことになります。市町村のほうでそれを調査をいたしまして、そして確認書を交付いたしまして、それに基づきまして、この事業が展開するという形の内容になってございます。
 おおよその概要の中身、そんなことでよろしいでございますでしょうか。

○議長(田中勝男) はい、産業振興課長。

○産業振興課長(阿部一男) それでは私のほうからホルスタイン共進会全日本の出場報償費の細かい内訳等について説明を申し上げます。全部で先程助役が申し上げましたとおり、6頭の牛が出品しますけれども、総経費として362万円の総経費がかかるという計算になってございます。そのうち72万円が農協の上部団体、いわゆる農協連だとかホル協だとか、そういった団体から72万円が補助されます。残り二百数十万円になると思いますけれども、290万円ですかになると思いますけれども、それを基本的には町と農協で折半するよということの中で、進めておりますけれども、特に町関係につきましては、それの対象経費を向こうでかかる食事代だとか、そういったものは抜かしていただいて、輸送費の120万円、全体でかかる輸送費の120万円、それから出品者の旅費これの34万円、それから厩舎でかかる経費これは例えば獣医師を十勝全体として11頭出ますので、うちは6頭ですけれども、獣医師の派遣だとか、そういったものにかかる経費18万円かかりますので、ここの部分は3分の1にして6万円、先程の部分については2分の1の計算をしております。それから、輸送関係で大事な牛でございますので、保険も6頭分で40万円かかるというような計算になっておりますので、その半額ということで合計106万円という計算をして報償費として支出するという、そういう決定をしたしだいでございます。

○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。

○12番(荒木篤司)(マイクのスイッチが入っておらず聞き取り不可)

○議長(田中勝男) 荒木議員、マイク入っておりますか。

○12番(荒木篤司) いわゆるあの10月から改正になった食費とホテルコストの関係の部分の負担に関して、補助していくということだということ、わかりやすく言えばそういうことなのかな。ちょっとそこら辺よくわからない。それで先程のね、助役の説明だと、その負担の何ていうか負担する割合というかな、何ていうかな、事業者も一部負担するみたいな話だったんですけれども、そうすると事業者としては、例えば100円入るところを80円しか入らないとか90円しか入らないとかという意味で、そういうことだということなのか、そうすると入る人によって、入居者によって、事業者としての収入が減ったり増えたりするということもあり得るということなのか、その辺ちょっと説明してください。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) あのこの内容でございますけれども、中身といたしましては、特別養護老人ホーム(途中中断)

○議長(田中勝男) 安曇課長、マイク向けてください。

○保健福祉課長(安曇達雄) はい、恐れ入ります。いわゆる利用者がお支払いいたします一部負担金、プラス、今度制度化されました食事それから居住費、この部分の総額、利用者の負担金、一部負担金プラスその両方、両方とも一部負担金なんですけれども、その総額に対する減額という形になります。負担割合でございますけれども、この事業を実施いたしますと、今の総額に対しまして、事業者が1%を、1%分は事業者がまず控除して、1%控除ということになるんですが、1%分は事業者がお支払いをすると、残りの9%になりますか、につきましては、町と事業者が折半をするという形になります。
 ですから、率でいいますと、事業者が5.5、町が4.5%をその軽減した部分について、負担をするという形になります。町が負担をしたそのうちの3分の2が、道から助成として下りてくるという形になりますので、事業者につきましては、この事業を展開するということは、今お話のとおりその部分の支出といいますか、その負担を伴うという形になります。
 失礼しました、4分の3に訂正させていただきます。以上です。

○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。

○12番(荒木篤司) あのわからないんだけれどもね、そうすると、介護保険全体の中で、全体の中でいわゆる食費と居住費の部分が、何ていうのかな、介護保険制度の中で別扱いになるというふうに考えればいいんですか。そうするとね、そうすると介護保険全体の会計に、今回こういうふうにね、その分離するというか、別にいただくというふうになったときに、全体に対する影響というのはどういうふうに出てきて、それが結局、介護保険を保険料を負担している人達、全ての人達にどういうふうに影響があるのか、例えば来年です改正そういうものに対してどういうふうに影響してくるのかということは、わかりましたら教えてください。
 要するにね、来年以降の全体の保険料がね、結局上がるように影響するのか、下がるように影響するのかということも含めてね、もし答えられるのでしたら答えてください。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(安曇達雄) あの申し上げましたとおり、これは一部負担金に係る、いわゆる利用者負担金に係る部分でございますので、介護保険事業全体については、影響が出てくるというものではございません。
 もしあるとすれば、前回の定例会の中でも制度改正がございまして、ご説明させていただきましたけれども、いわゆる介護保険事業計画の全体の中で食事それから居宅の部分について、個人負担にシフト替えをしたと、その部分の若干の介護保険全体の診療報酬、いわゆる事業報酬額というのは、若干下げていくという形になりますから、全体事業としては、当然、介護保険事業の総事業費を出来るだけ少なくしていこうという方向の中での前回の改正でございましたけれども、今回はその中で一部負担金についての取り扱い、利用者負担金についての取り扱いの部分でございますので、そういった観点でご理解いただければというふうに思います。
 そういった意味で、今後、来年以降の総体の事業費にどう影響し、保険料がどうなるかという部分につきましては、直接影響されるものではないのかなというふうに思っております。以上です。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。

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○議長(田中勝男) これより、議案第73号、平成17年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について討論を行います。討論ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

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○議長(田中勝男) これより、議案第73号、平成17年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について採決します。
 おはかりします。
 本案は原案のとおり、決定することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。

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○議長(田中勝男) これで本日の日程は全部終了しました。

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○議長(田中勝男) 会議を閉じます。

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○議長(田中勝男) 平成17年第7回清水町議会臨時会を閉会いたします。
(午前10時25分閉会)