北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成17年第8回臨時会(11月28日_日程第4)

○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申し出がありました。これを許可いたします。町長。

○町長(高薄 渡) それでは第8回臨時会におきまして、4件のご報告を申し上げたいと思います。
まずは、十勝地域町村行政のあり方につきまして、経過をご報告申し上げます。
 管内19町村で構成する十勝町村行政のあり方検討会は、11月8日に会議を開き、道が策定を進めている合併推進構想に反映させる十勝地域の意見として、十勝の「グランドデザイン」を固め、帯広市を中心とした十勝一市を、おおむね10年を目途に実現し、人口36万人の道東の拠点都市を目指す方向で一致いたしました。
 また、十勝一市になった場合、旧町村区域ごとに地域自治区や地域審議会を設けて地域コミュニティーを守り、地域の利便性確保や地域の声を市政に反映させることも目指しております。
 一市構想実現までの当面の進め方といたしましては、中・長期的な展望を踏まえながら、各町村が自主・自立の道を選択し、広域連携や行財政改革を一層進めるとともに、簡素で効率的な行財政運営に努め、更に十勝圏広域連携検討会の報告に基づく、消防、介護保険、国民健康保険及び税の滞納整理の4分野を具体的に進めることも確認されたところであります。
 11月10日には、十勝町村議会議長会と合同会議を開き、グランドデザインの内容につきましてご理解をいただき、推進に向けてご協力いただけることを確認いたしました。
 今後につきましては、帯広市などと協議した上で最終的にグランドデザインを固め、今月中にも道町村会に提出する予定であります。
 市町村合併は、低迷する経済状況や少子高齢社会の中で、住民に身近な基礎自治体の行財政基盤強化のために必要なものとして、5年間の新しい合併特例法のもとで推進が取り組まれておりますが、住民にとりまして将来にわたって求められる行財政体制を構築するため、住民のご意見をいただき、関係機関のご協力も得ながら、管内市町村とともに取り組んでまいります。
 以上、十勝地域町村行政のあり方についての行政報告といたしたいと思いますが、加えて、文言で、文章には載っておりませんけれども、去る11月21日に町村会役員が帯広市長を訪ね、このことをご説明にあがったところであります。また、帯広市議会にも説明し、更に十勝町村会にも説明をしているところでございます。11月22日に広域連携会議を受けまして、本日、連携会議がございます。更に11月30日、町村会を東京で行いまして、最終確認をいたしまして、道への提出をする予定になっているところでございます。
 次に、公共施設におけるアスベスト使用状況の調査結果につきまして、ご報告申し上げます。
 アスベストが健康に著しい影響があることから、各公共施設について設計仕様書及び目視により調査を実施いたしましたところ、下水終末処理場、農村環境改善センター及び農業振興公社の3施設においてボイラー室等の天井と内壁の一部にアスベスト含有の吹付け材が使用されている可能性がありましたので、建材等について、成分分析調査を行ったところであります。
 その結果、下水終末処理場の発電機室の天井と内壁の一部及び農業振興公社のボイラー室天井にアスベストの含有が確認されました。更に両施設内における空気中の繊維の浮遊量を測定したところ、下水終末処理場内では、繊維は検出されませんでしたが、農業振興公社ではアスベストの可能性のある繊維が空気1リットル当たり0.14本の繊維が検出されたところであります。これは、大気汚染防止法による石綿濃度の許容限度である空気1リットル当たりのアスベスト繊維10本以下という基準を大きく下回るものであります。
 今後におきましては、両施設とも吹付け材表面を定期的に点検し、表面状態が不良と認められる場合には、飛散しないよう除去や封じ込めなどの措置を行ってまいりたいと考えております。
 以上、公共施設におけるアスベスト使用状況の調査結果についての行政報告といたします。
 3点目は、北海道芸術高等学校の設置認可の決定でございます。構造改革特別区域計画「文化と人が響き合う清水町教育特区」の認定に基づく株式会社立の広域制通信制高等学校、名称:北海道芸術高等学校の設置につきまして、認可を決定いたしましたので、ご報告申し上げます。
 北海道芸術高等学校につきましては、株式会社日本教育工房が旧熊牛小学校を本校舎として、一般教科を学ぶ普通コースのほか本町の特徴である芸術文化の取組をカリキュラムに取り入れた芸術コースを設けるなど新たな形態の通信制高等学校の設置を目指すものであり、この内容により去る9月26日本町に対し、高等学校設置認可申請書が提出され、10月3日清水町教育特区学校審議会に諮問いたしました。
 その後、同委員会におきまして慎重なご審議をいただいた結果、10月13日、申請内容につきまして適切であるとの答申を受け、同日、文部科学省に対し、広域制通信制課程を置く株式会社立通信制高等学校の設置に係る届出書を送付し、11月1日、文部科学省より届出書の受理の通知がありましたので、これを受け清水町として設置認可の決定をしたものであります。
 以上、北海道芸術高等学校の設置認可の決定についての行政報告といたします。
 最後でありますが、平成17年度の10月1日現在で実施されました平成17年国勢調査の調査結果につきまして、概要でありますけれどもご報告申し上げます。
 本町の人口につきましては、男5,087人、女5,377人、合計10,464人となり、前回平成12年国勢調査と比較しますと、総数で524人、約4.7%の減少となりました。
 各々の地域の内訳につきましては、清水地域におきましては、男3,761人、女3,985人、計7,746人で、前回調査に比べ507人、約6.1%の減少、御影地域におきましては、男1,326人、女1,392人、計2,718人で、前回調査に比べ17人、約0.6%の減少となりました。
 また、世帯数につきましては、世帯総数4,123世帯で、前回調査に比べ51世帯の増加となりました。
 なお、この人口及び世帯の数値につきましては、国勢調査の世帯名簿及び市区町村要計表により、本町が集計した概数でありますので、後日、総務省から公表される要計表による人口集計が確定値となります。
 以上、平成17年国勢調査についての行政報告といたします。
 以上4件ご報告申し上げます。よろしくお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) これは町長ではなくて、担当者になると思いますが、アスベストの関係ですけれども、下段、下のほうから5段目に、今後、定期的に点検しながら表面状態を監視していくということですが、このアスベストそのものはこれから使っても、私も建設時その一部担当していたと思いますが、これらにつきまして、今後状態が良くなるということは考えられないわけですから、この定期的に点検しながらではなくてですね、こういうものを使用していたということで、今回2施設が報告されていますけれども、順次封じ込めなり、除去などしていくべきではないかというふうに考えます。それで、この定期的に点検とは誰が点検するのかお聞きしたい。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課長。

○都市施設課長(伊藤 登) 今のご質問ですけれども、定期的にというのはですね、毎年、専門家によって、今回調査した業者になろうかと思いますけれども、その方にお願いをして検査をし、結果状況を確認していくというようなことであります。

○議長(田中勝男) 5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) それで先程申し上げました状況が良くなるとは思えませんので、定期的に検査をその専門家に委託なりするということは、それだけ費用がかかるわけですから、どっちにしても年数とともに状況が良くならないのであれば、計画的に封じ込めなりあるいは除去するということによって、定期的に要する費用が必要でなくなるのではないのかなというふうに思いますので、今一度その辺の考え方をお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(伊藤 登) 定期的にというのは、恒久的ではないという考え方を持っています。それで今ご指摘のように、撤去ないし封じ込めということをやりますと、一気にかなりの金額がかかる予想であります。見積もりもいただいていますが、その中で今国の状況も含めてですね、いろんな形の中で補助事業とか、そういう制度が出る可能性もなきにしもあらずということを聞いております。そんな中で、その制度を確立された中で一定程度の対応をしていきたいとこのように考えているところです。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。12番、荒木篤司議員。

○12番(荒木篤司) 2点、町長にお聞きしたいと思います。
 1つは十勝地域町村行政のあり方の報告ですが、十勝町村行政のあり方検討会が概ね10年を目途に十勝一市を実現したいということを報告しているのか、それとも清水もそれに加わるので10年後には清水町はなくなりますよということを言っているのか、この報告ではよくわかりません。仮に10年後に十勝一市だということになったとしても、議会に報告するのに、この大きな問題をこの紙1枚、900字前後の文字で報告して理解できるほど簡単なものではないと思います。
 町長もあり方検討会のメンバーの1人として、全十勝36万の住民の意思をどんな形で受け止め、このような結論に達したのか、教えていただきたいと思います。また、清水町の首長という立場におられるわけですが、町民や議会に正式な説明や相談がないままに、このような方向を打ち出されたという理由は何なのか伺いたいと思います。
 私は結局この報告は、住民の意思が働いていない、全くその何ていうんですか、いわゆる行政サイドからの説明であって、説明の仕方が逆、逆さまではないかなというふうに思うんです。だから、そういう意味では町民に対する説明責任をこの報告の中で、この問題について果たしているというふうにはどうしても思えない。そういうことも含めて、この全体で何を言いたいのかということを説明していただきたいと思います。
 それから国勢調査の関係です。5年間で4.7%人口が減少したということですから、考えてみたら年に100人前後、月に直すと7・8人ということですから、いってみれば微妙な人口の減少で、こういう社会の中でいえば仕方がないのかなという捉え方もひとつできます。しかし、それを仕方ないというふうに考えるか、やはり清水の行政として、人口をどう増やそうと政策をしていくかということを考えるか、それは町長がこの数字を見てどういうふうに思ったか、そのもし思ったことがあれば言っていただきたいなと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 只今のご質問にお答えしたいと思います。最初の町村行政のあり方でございますが、ご案内のように各々協議をし、それぞれ十勝管内でも法定以外のところも数多くあったわけでありますけれども、協議をしてきた中でありますけれども、当町はその中に一度も加わらず、加わることが出来ず今日に至ったところでございます。
 町村会といたしまして、北海道町村会が今国が進める合併構想の旧法の時代の中でどこに問題があったのかというようなことが、町村会の中で協議され、やはり広域的な行政面積が多大であるとか、いろんな距離間が長い、面積でなくて距離間が他町村との間が長いとかいろんな面の条件でこのような結果になったところでございます。
 それを踏まえまして、総務省が進める合併、新たな新法の中で果たしてそれでいいのかどうかということで疑念を持っていたわけではありますから、それでその問題を解決するためには、合併出来得る市町村があればそれはそれとしてみなしながら、広域的な行政執行体制で求めることが出来ないかと、こういうようなことの議論がなされていまして、それぞれの14支庁の町村会にどうあるべきかということを問いてきたわけであります。その結果十勝としては今、合併協議が不成立に終った中で住民感情も大きくおされているというそういう中で、新たな新法の合併にはすぐ議論として持ってはいけないというようなことが意見として出されたわけであります。その結果いわゆる十勝としての考え方を道が進めようとする合併推進構想の中に織り込むことが出来ないかというようなことで広域連携というのを主体にして出そうというようなことになったところでございます。
 その場合おそらくは、国や道も合併ということで進めて推進ということで必ず来るだろうということで、そこでその広域というものを活かす中において、合併を視野に入れておくことが有利な条件になるのではないかとこういうようなお話がございまして、概ねそういう中での十勝1つを目指した中で、グランドデザインを考えていこうとこういうようなことで、十勝からあるいは北海道から国に対しての発信をしていこうと、いわゆる広域連携が主体というふうに押さえているところでございます。
 そういった面で住民にそのものを進めるべく当然しなければならないことでありますが、時間的な限られた中でございまして、それらが出来なくなった次第でございますけれども、今後、合併構想の道が描く、どういうような条件で来るのか見当がつかないわけでありますけれども、それらによって住民への十分な説明をしていかなければならない状況になるのではないかとこのように考えております。
 私としましては、今までこういった中で合併問題については、それぞれお話や説明をしてきたところでありますので、今後行く末を見ながら、私達も十分な意見を会の中で発言をいたし、進めてまいりたいとこのように思っているところでございます。
 したがって決して住民の皆様に対する説明をしないということではなくて、これから今あくまでも来年度に向けてどのような形に進めるかが、今道のほうの今月末で各14支庁の取りまとめがあり、それを12月中に知事のほうに提言していくという形になるわけであります。その後、合併の審議会の中で意見が十分に反映できるように最大の努力をしながら広域ということを考えながら、最終的にそれがかなわない場合は十勝1つという形をしていかなければならないのかなというふうに考えているところでございます。
 もう1点は国勢調査の概要数でございます。残念ながら4.7%という減になってきたところでございます。これまで12年の国勢調査までいろいろ住宅団地の造成とか御影地区におきましてですね、そういう形でこのような増減を含めてこのような形になってきたわけであります。
 残念で非常にこんなに大きな数字が100人強ですね毎年いなくなるということで、非常に残念に思っておりますが、対策といたしまして、やはりこれを真摯に受け止めまして、人口増の道を考えていかなければならないとこのように思っておりまして、常々それは思っており、いろんな対策を得て今日まで来ているわけであります。残念ながら非常に厳しい財政環境でございますので、新たな住宅政策がなかなか投資的経費が生まれないということで、本当に苦慮しているところであります。民間企業の皆様方にいろいろとお話をさせていただいてですね、マンション形式のですね確保だとか、あるいは国有財産、道有財産の空いたところをなんとかそれらを売却いただいて、定住対策をしていかなきゃならないということでお願いをしているところでございます。
 また、今は新たに十勝の5町村による広域連携の会議におきまして、移住促進という形の中で、鹿追町と上士幌町がそれらの道の認定を受けているところでありますが、当町としましても、それらに加入をし、そして5町共同で移住の対策をしていかなきゃならないなとこのように考えているところでございます。
 今そういった面で、観光農業、体験型農業を含めて一時滞在型それがですね、定住につながるように考えていきたいなということで清水・新得・鹿追・士幌・上士幌この5町でいろいろ対策をしていこうというようなことで今考えているところでございます。
 いずれにいたしましても、あらゆる手で行政だけでかなわないものがたくさんあります。やはり住民の皆様のお力を得ながらですね、進めていきたいなということを考えております。また一面、町の町有財産を住宅地等々になるところをやはり売却をしながら住宅建設に向けての努力もしていきたいとこのように思っておりますし、新たな起業等を例えばこれも取り組んでいきたいなというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、この経済活性化推進するためのそれを進めていくことによりまして、あらゆる角度からご支援ご協力や情報を得て、いわゆる定住対策をしていかなきゃならないなとこのように考えているところでございます。

○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。

○12番(荒木篤司) 町長、今説明されたのは十勝地域の町村行政のあり方ということになるんだろうなというふうに思うんですよね。私が聞きたいのは、清水町民として清水町の立場で、清水町がどうなるのかということをやはり一番聞きたいし、やはりこのことを抜きにして、十勝の行政のあり方どうのこうのと言っても、結局はあまり意味がないのではないかなと気がするんですよ。それでこの行政報告の中で言っていることについて、2・3質問をさせていただきたいと思います。いわゆる十勝地域町村行政のあり方検討会というのはですね、清水の町民にとって何だというふうに考えればいいんですか。これが1点。
 それから概ね10年後には十勝一市だというふうにこの中で言っているわけですよね、そうすると清水町の将来は概ね10年でおしまいですよということを言っているんだというふうに思いますね。それでそのことについて町民の議論が何にもないままで、こういうふうに提案したっていうのでいいのかな。町長には違和感がないのかなと思うんで、その辺についてはどう考えているか。
 それから3点目、この報告書によりますと、いわゆる11月10日に十勝町村議長会に説明をして理解をいただいたというふうになっております。しかし、私は議長会は管内の議長の連絡調整機関だというふうに思っておりますから、この議長会がそれぞれ議長さんが集まって検討会から説明を受けて、十勝の議会としてはいいですよと、十勝の議会としては全部いいですよというふうに言ったなんてことは、到底考えられないんですよね。ですから極めてこの報告は理解をいただいたという部分の報告では極めて誤解を招きやすいのではないかというふうに思うんで、それは訂正してもらわなければどうしようもないんではないかなと思うんですが、その辺については本当にその議長会の役員か全員かわかりませんけれども、了解したっていうふうに言っているんですかね。その辺を確認したいと思います。
 それから4番目に、十勝圏広域連携検討会が、いわゆる消防・介護・国保及び滞納整理の4分野について最終結論を出しまして、検討会に報告したと思うんですが、この行政報告はこの決定を受けた後につくったものなのか、その報告を受ける前につくったものなのか、そこのところを教えていただきたいと思います。
 それから人口減少の関係、国勢調査の関係ですけれども、町長従来の行政の進め方の中で考えればなかなか人口を増やすということは難しいのかなというふうに思いますけれども、急な話ですので正式な数値が出たらまたいろいろお聞きしたいと思いますのでわかりました。以上です。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) まず1点目のあり方検討会、町民にとって何なのかということであります。これはあくまでも本町の将来を考えながら、十勝としてどのような基礎的自治体が今の合併議論の中で、論議の中で推進する方策の中でどのようなまちづくりが良いのかということを議論する会でございまして、あくまでも町民の主体に立った視点でその議論を重ねてきている会であります。
 次に、10年で町がそれぞれの十勝の町村が終わりかというような誤解を与えるようないってみれば形に、議員がおっしゃるとおりの形になるのではないかとこのように思いますが、これはあくまでも先程申し上げましたように十勝として、あるいは清水町として十勝を固めていく中で、一方的に国や道が進めてくる合併議論に対抗していくやはりひとつの対抗手段であるというふうに考えておりまして、必ずしもや10年で終わりということではないのではないかというふうに考えているところであります。
 したがって、下段のほうに書かれておりますけれども、今将来に渡りまして求められる行財政体制というものが、町民にとって求められているわけでありますから、今後住民のご意見を十分お聞きしながらこの問題に対応していかなければならないというふうに考えております。
 次に、議長会に説明をしたということでありますが、これは議長会の役員会にもそれぞれ半数が役員になられておりますから、恐らくそこでもお話されたと思うわけでありますけれども、合同での会議がございまして、それぞれの議会を代表する議長からそれぞれのご意見をいただいておりまして、このグランドデザインにつきましては、概ね理解していかなければならないのではないかというふうに押さえているところでございます。
 それから広域連携検討会議の中の前か後かということですけれども、当然、前からのことについては報告出る前からこの議論を進めてきたわけであります。広域連携は連携としてあくまでも議論をいただき、このグランドデザインはグランドデザインとしての行きかたをしてやってきたということです。ここではちょっとこの2つを1つにしてですね、ご報告させていただいた関係上、このような形になったわけでありますけれども、あくまでも広域連携の検討会議の設置は昨年に進めてまいりましたけれども、その中間報告をいただき、更に吟味をするようにということでの会議に指示をいたしまして、その結果生まれてきたのが先般でございますので、これを今日また広域連携会議の中で、午後1時から始まりますけれども、これを十分精査したうえでの最終な形になるのではないかと思います。それが30日の東京での会議の中で示されてきたというようなことになるわけでございます。
 したがってこの町村行政のあり方のグランドデザインについては、これの前に取り組んできたことであります。

○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。

○12番(荒木篤司) 今の町長の説明でこのあり方検討会の全体像が見えてきたような気もしました。ちょっとあれなんですけれども、十勝圏広域連携検討会議の前か後かにこだわった理由というのはですね、4分野についての報告が2分野については継続してすぐに取り組むようにという結論が出て、国保と介護については難しいというような結論が出たというような新聞報道がされておりましたので、それでこの行政報告が前か後かということを伺ったところです。それで結局は今のお話ですと、この検討会は年内に道が示す合併構想に対する対抗策として、対案としてつくったということであって、この構想自体がやっぱり多くの人が思っているように、本気ではないということを町長は先程おっしゃったような気がしました。もし今後ですね、十勝の首長会が本気でこの問題に取り組むということであれば、やはり町長は清水町の問題として町民にしっかりと事前に説明をして議会に協力をいただくということをやりながら進めていただきたいというふうに思いますが、先のことだからわからないということになるのか、時間がかかるから説明している暇がないということになるのか、これは住民にとって重要なことです。私は全体的におっしゃっている十勝一市構想に反対する立場ではございません。しかし、やはり住民の理解をどう得るかということがまず何よりも最初に考えて進めていただきたいというふうに思うんですがいかがでしょう。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 現在、個々の取りまとめをする中でそういう各々の各自治体の町長、町村長の意見がございました。しかし、これを進めて1つのグランドデザインを進めていく中で、それまでの過程を踏むということになりますと、11月の末に出すという条件には当てはまらないと時間的に余裕がないという中で、全道14支庁がそうなんですけれども、あくまでも北海道町村会として一丸となってこの強力に推進される合併構想に対して、やはりそれぞれの自治体が抱える問題等を含めてこのような条件ですべきであるという、基礎自治体をしていくべきだというような提言の1つなわけであります。
 したがってこれまで多くのこれからの時間を要して、北海道にとりましては18年度の早い時期にということで知事は言っておりますけれども、これをもう少し住民との対話していくそういう時間をかけるべきではないかということを私どもが言っておりますので、それを大きなうねりとしていかなければならないと思っております。したがって住民との意見を十分これから考えていかなければならないとこのように思っておりますのでご理解いただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 暫時休憩します。       (午前10時45分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時00分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇