平成17年第9回定例会(12月15日_一般質問3)
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
次に、4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 4番、林巖雄です。議長のお許しをいただきましたので、私は3点にわたりまして、考え方も含めてお伺いをしていきたいというふうに考えます。
まず1点目は、平成17年度に新たにスタートをいたしました行財政健全化実行プラン緊急3ヵ年計画につきまして、第3項目にあります具体的な推進事項、これにつきましてお伺いをしていきたいと思います。スタート以降、いろいろな諸条件が新たに加わっているような状況がありますから、そのような状況の中でこの実行プラン、初年度のほぼ4分の3を経過した今日、年度の約四半期を残す時期に差しかかろうとしておりますが、このプランの3ヵ年計画の目標達成に向けたひと区切りになりますこの1年間、単年度となる今年度の予算額、見積もった予算額ですね、見直しに向けた予算額の確保に向けて今日の状況からどのように確保をするお考えか、まずお尋ねをしたいというふうに考えます。
そこで具体的には5つの項目について、達成度合をお伺いしたいと思います。17年度見直し予算額ということで、すでに事務事業関係、補助金関係、そして使用料の関係、財産貸付関係、そして施設運営関係というふうに行います。先程もお話しましたが、残り四半期を残すというような状況でありますから、まだ未確定部分があろうかと思いますけれども、そういったものの数値が若干概算を含めて見通しプランを立てた金額といいますか数字といいますか、ここにどう到達をさせるか、こういったものについて現時点における達成度合をひとつお尋ねしたいというふうに思います。
次にお尋ねしたいのは本町の来年度の予算編成に向けてでありますが、予算編成にあたりまして、財源は極めて厳しい状況になるだろうということが予測される今日でありますけれども、同じくこのプランの見直し・再検討も含めまして、すでに各所管課ごとに新たな18年度の事業計画策定に向けた検討が精力的に進められておられるというふうに推察をしているところでございます。行財政健全化実行プランの遂行をしていかなければいけないとこういうことをベースにした18年度の予算編成策定作業、全般にわたり効率的な行政執行を進めるとこういうことが今全庁的な取り組みのひとつとして進められているんだろうと思いますし、またそうしていただきたいと要望するところであります。
そこで実行プラン3ヵ年計画の2年目の見直しにあたりまして、とりわけ危機的な財政状況を打破するという改善策に力点を置かなければならないということからいけば、ひとつにはこの16年度の決算審査の資料で、総務課の集中管理車というものを計上している資料がございました。これを見ますとここのところはもう少し節減を図れるのではないかと、こういうふうに実は見ました。ここのところにつきまして、この16年度の決算資料で実数23台というふうに表示をされております台数を18年度に向けて減車するということを進める、こういった考え方をお持ちのなられるかどうか、またお持ちで、そういう考え方の中で、18年度の予算編成というものを進めていかれるということで、お考えになるかどうかひとつお尋ねしたいと思います。
また併せて今年度の実行プランの推移ということともかかわるのでありますが、町民サイドから見れば、この行財政の円滑な遂行ということと併せて目標と合わせた数字に到達をしないということから、2年目に向けて町民に新たな経費の負担、例えば家庭ごみの処理手数料などを含めてこういった負担の増加を招かないような執行マンとして知恵の期待をしているところでありますし、またそういった期待を行政に望むという声も多くあるということをお伝えをしておきたいと思いますので、そういう町民の声を受けてご努力いただきたいと思っております。
次に3点目でありますが、学校農園活動というのがございました。これに関して教育長にお尋ねしたいと思います。この平成16年度の決算資料の中にもございますが、平成16年度をもって町内の小学校は清水小学校・御影小学校に、中学校も清水と御影の2校という形になりました。複式校でありました他のへき地の小学校につきましては、すでに閉校という形になったわけでありますが、閉校前に実施されていた...(途中中断)
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午後1時09分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時10分)
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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
林議員、よろしいですか。
そのまま続けてください。
3項目目からです。
○4番(林 巖雄) 3点目の項目は、学校農園活動に関して教育長にお尋ねいたします。平成16年度をもって、町内の小学校は清水小学校と御影小学校の2校、中学校も清水中学校と御影中学校の2校となりました。複式校であったへき地小学校の学校内で実施されてきた(総合的な学習の時間)のひとつ、学校敷地・学校外耕地等を利用した体験学習としての学校農園活動、それぞれに特徴をもった農園活動が進められたことと思います。
そこで廃校となった学校における学校農園活動場所の今後の扱い、実施の評価などをどう考えをお持ちになっているかお尋ねいたします。(イ)熊牛小農園活動敷地今後の扱い(ロ)下人舞小農園活動所属今後の扱い(ハ)下佐幌農園活動所属今後の扱い(ニ)松沢小農園活動所属今後の扱い。
2つには統合先の学校における学校農園の運営についてお考えをお尋ねいたします。(イ)清水小農園活動今後の扱い(ロ)御影小農園活動今後の扱い。
以上3項目について執行側の考え方をお尋ねいたしますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは、林議員の質問に順次お答えしてまいりたいと思います。
実行プランに出ております進捗度というご質問でございますので、パーセントのみ申し上げたいと思います。あくまでも平成16年度に比してでございます。事務事業関係では、マイナス17.18%ということで、いわゆるプラスになってしまっているということです。後ほど説明を申し上げます。補助金関係では65.72%、それから収入のほうの使用料関係では602.29%、財産貸付関係では2.61%、施設運営関係で137.31%であります。したがいまして、事務事業全般5項目については、達成率が67.67%ということで、当初の計画より目標には達していないところであります。
現実には達成率は158.97%になるんですけれども、その理由を申し上げます。下水道及び集落排水事業特別会計への繰出金として、当初実行プランでは平準化債借り入れを予定しておりまして、繰出金を抑える計画でありました。ですから抑えるということになりますと、事務事業のところで、達成できるわけでありますが、債務の先送りとなりますので、それを取り止めることが得策と判断しました。その分が増額に繰出金としてなったものですから、先程言ったように17.18%が飛び出してしまったということになるわけであります。しかしその要因を除きますと、73,201,000円減額ということで圧縮されますので、達成率は先程申し上げましたように、158.97%となったわけでございまして、目標を十分達成したということでございます。
本件につきましては、17年9月議会にこれを取り上げまして一般会計から繰り出しをしているということでございますので、ご理解を願いたいとこのように思います。
次に、総務課集中管理車の関係でございますが、23台ございますが、16年の決算審査資料で配布しました課別公用車利用状況調書に誤りがありました。その誤りの原因は、1年分のトータルのやつについて、3月分の1ヵ月分だけを提出してしまったということでございまして、誠に申し訳なく思うしだいでございます。16年度1年間では、5,544回という使用をしております。これを分析しますと、1台平均年に241回、走行距離は10,300キロメートルとなっております。公用車の運行管理では、庁舎外で業務が多い保健部門や農業部門、徴収部門へ専用車を割り当てて、その他は各課共通の公用車として庁内のLANに掲載、ひと目で公用車の空き状況がわかり予約ができる、そういうシステムで行っておりますが、今後も台数が増えるような要素は、財政的に増やすことができませんので、償却が来たらその分を落としていくという考え方になろうかと思います。いずれにしても、職員の皆様には、経費節減ということでエンジンをかけておかないとかいろいろ空ふかし禁止だとかそういうこともしながら、節減を図ってまいりますので、ご理解を賜りたいとこのように思います。
次に、緊急3ヵ年の2年目にあたりまして、町民に新たな経費負担の増加を求めない方向でやるべきでないかということでございますが、地方交付税の削減、これが当然されてくるという予想でございます。計画の見直しを図らなければならないと、まだ現状は詳細になっておりませんけれども、2年目にあたりますので、その交付税の削減をみながら実行プランに沿っていかなければならないということになるわけであります。
今後、切り詰めるところは相当切り詰めるようにいたしまして、現在も温度の設定なども20度以下ということで進めておりますし、先般も議員からそういう方向に努めるべきではないかということで、他の議員さんから意見が議会に出ておりましたから、十分留意して節減に努めていかなければならないとこのように思っております。
また受益者負担の中では、平成19年度が使用料の改定時期になっております。過去長年控え置いた結果、金額が上がるということで、前回いろいろ改定をしながらやってきているわけですが、付帯意見が出ているように、実行プランに沿いまして、これも求めていかなければ今日の町の運営ができないという状況になってくるかと思います。そういった面で町民の皆様にも本当にこのような状況の中に19年度の改定に向けていかなきゃならないことを非常に心苦しい限りでありますけれども、やむを得ぬ措置として町民の皆さんにご理解を求めていかなければならないと思うしだいでございます。なお、使用料等は受益を受けている町民、施設を利用したり事業に参画したりそういう方と、全くそれに恩恵を被っていない人がいるわけであります。利用する方のほうが圧倒的に全体から見ると少ないわけですが、使用料を抑えるということは何にもしていない方々に負担を余計にかけていくというようなことにつながるわけでございまして、やはり公平の原則から申しましても、どうしても利用する側の利用負担というものを受益者負担というものを求めていかなければならないのではないかとこのように思います。以上でございます。
○議長(田中勝男) 次に教育長。
○教育長(横山一男) それでは、林議員の学校農園活動の今後はという項目についてお答えを申し上げます。
学校教育における学校農園等の学習につきましては、学習指導要領におきまして、小学校理科で3年生から6年生まで学ぶことになっております。またこの学習との関連で、総合的な学習の時間で体験的な学習として学ぶことができるようにもなっております。また小学校の1年生と2年生に生活科という教科がございますが、この中で取り扱うことも可能でございます。この学習を教育課程に位置付けるねらいは、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断してよりよく問題を解決する能力を育てることにあります。
このようなことでありますので、学校農園等の活動につきましては、学校の規模や立地条件に関係なく学習することが求められています。閉校いたしましたそれぞれの学校では地域保護者の協力をいただきながら、様々な農業体験等の学習を学校農園で実施して教育効果を上げてまいりました。統合先の清水小学校や御影小学校におきましても、校地内に学校農園を所有しておりまして、先に申し上げました学習目的に向けて教育課程に位置付けて学習をしております。
次に、閉校後の学校農園跡地の扱いでございますが、熊牛小、下人舞小、松沢小の校舎の跡地利用が決定するまでは、更地として管理しております。下佐幌小学校の学校農園につきましては、町が民有地を無償で借り上げ、町民にふれあい農園として開放しておりました。その一部分を学校が学校農園として利用させていただいておりましたが、閉校いたしましたので、町の方に返還させていただいたところでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 最初に17年度の実績といいますか、町長からお話を伺ったわけでございますけれども、この5つの関係について総体的には、現時点で推定も含めてプラスの方向といいますか、そういった状況が考えられるというふうに伺ったのですが、現時点での進捗状況といいますか、見積もったといいますか、見直しをかけた金額、それぞれに持っておりますが、それらについて全体的でなくて、各事業ごとにはどんな状況になっているのか、そこをもし押さえておられたらちょっとお聞かせ願いたいと思います。例えば事務事業関係はいくら、補助金関係はいくらというようなことを見直しされていると思いますが、それらについてもう一度進捗率といいますか、それを教えていただきたいと思うんですが。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) では細かいことですので、私からご答弁をさせていただきます。まず事務事業関係でございますが、現時点での達成見込みということでご理解をいただきたいと思いますが、マイナス13,179,000円、補助金関係プラス9,256,000円、使用料関係プラス15,774,000円、財産関係プラス65,000円、施設運営関係プラス104,451,000円が達成見込み額でございます。率につきましては先程町長がお話したとおりでございまして、平準化債の取り止め、平準化債を発行した後取り止めた関係で、率が下がっておりますけれども、それを先程申しましたように、平準化債を発行したとすれば、総体で158.97%という状況でございます。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) わかりました。それではこのマイナスの部分をプラスにという考え方、ここはどういうような対応をとるように考えておられるかお伺いしたいんですが。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) これは現時点で更に年度末での見込み時点でのお話をさせていただきましたけれども、それぞれの要因がございます。例えば行政の必要経費である例規集の追録が当初よりも結果的に追録が多くなった部分で1,000,000円がオーバーしただとかいうようなそういう事情もございますし、更には各種優秀選手の派遣が増えて、プランでは1,000,000円程度しか予定していなかったものが2,200,000円になったとか、様々な状況がございますが、そういった部分を除いてはほぼ目標に近い数字でいっているというふうに押さえておりますが、なお更に中身について精査し、なるべくゼロに近づくように努力をしていきたいと考えてございます。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 考え方としては単年度は一応単年度内で目標にした数字をクリアしていくという考え方で進めていきたいというふうに考えていると理解をさせていただきます。3ヵ年を緊急ということで区切っているわけですけれども、そのスタートといいますか、最初の17年度については17年度にはねた数字は17年度の中で目標数字を確保していくというふうに努力をするというふうに理解をさせていただきます。
総務課で集中管理をしている部分、先程町長からお話がありました。私どもの方には決算審査特別委員会の資料が今回のお尋ねをする材料といいますか、それになっていたものですから、これに基づいてお尋ねをしているところなんですが、これではないんだと実際に数字は、そういうお話であります。そういうことですから、この資料では今お聞きする分としては、町長と話が通じない部分が出てきます。それはそれとして、どちらにしても今公用車23台は確保せざるを得ないといいますか、減らす方向にはいかないんだというお話であります。このプランの中では約9,960,000円ですか、3ヵ年間ずっとみているわけですね。1台当たりに直すと433,000円ぐらいになるんでしょうか。この単純な計算ですから、車検だとか修理だとかいろいろなものが入っているんでしょうけれども、そういった部分、1台当たりの金額というのはどこまでみているのか、その辺をお知らせいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 資料については所管しているのは総務課でございます。大変ご迷惑をおかけして申し訳なく思ってございます。それと今のご質問の関係ですが、公用車につきましては、ご質問のように実行プランで公用車の車両管理事務の軽減を目標プランとして掲げておりますが、現在のところ、この目標をクリアできると考えております。
これにつきましては、先程町長からもご答弁させていただきましたが、整備にかかる当然車検を受けなくてはなりませんし、そういったものはかかっていくわけですが、本当に小さな運動でございますけれども、アイドリングの停止だとか、空ふかしの禁止、こういったような小さな積み重ねによりまして、節減するということに合わせまして、先程申し上げましたように、使用状況が一目瞭然、全職員がわかりますので、例えば帯広に出張する場合に時間が合えば乗りあわせでいくとか、そういったような利用の仕方でこういった経費の削減を図っているところでございます。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) どちらにしても委員会で出ている資料、これは年間の数字ではないということですから、ここに出ている表の中では実績は全くゼロというような数字もあるんですね。ですからメーカーの製造上の問題だとか、販売以降欠陥が発覚したという特殊な事情なんかがあって一定の使用に制限が加わったそのような車種なんかが、たまたま町の23台の中にあったのかなというようなことなども、こちらなりには実は判断した部分がありました。そういうことではないということですし、使用回数についても4回など一桁しか使わないという状況にもあったのですが、これも全く違うということでありました。
そういうことですが、財政が非常に緊迫しているという状況の中で、今お話があったように例えば庁舎の中ではそれなりに経費をどれだけ支出しないように努力しているんだというふうにお話がありますが、お尋ねしたいのはこの公用車は庁舎から外に出るときに、例えば片道何キロであろうと500メートルであろうと1キロであろうと20キロだろうと、用件があれば公用車を使うとそういう考え方でおられるのか、18年度以降どういうふうに考えていかれるのか、そこのところをお聞きしたいんですが。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今ご質問のような主旨について特別規定はございませんけれども、街中、勤務する場所から近いところについては基本的には公用車を使わない、徒歩で行くとかというような方法は取られていると認識しておりますが、この辺については町村によっては自転車を利用するところもございます。過去に清水町におきましても、公用自転車という部分で夏の間やった経過がございますが、これらについても18年度以降検討していきたいと思います。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 今、課長から検討していきたいということですが、検討するといえば線引きみたいのがあったらいいですね。庁舎から半径1キロ以内は公用車はできるだけ使わないようにするとか、2キロまでは別の方法を考えるだとか、そういったことで経費の節減にどれだけ向けることができるのかといったそういうたたき台をひとつ示していただいて、それに向けて努力をしてみるとこんなことなどをひとつお示しいただければありがたいと思っています。そういうことで、今検討ということに加えてもう少しかみくだいた考え方をお示しいただければと思っています。これは今お持ちであればお聞きしたいと、お持ちでなければ今後そういったことについてもう少しつっこんだ考え方をお示しいただきたいと思います。もしあれば今お聞きしたいんですが。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、具体的に例えば半径1キロというお話がありました。ケースバイケースによるかと思いますし、そういった部分更に先程申し上げました半径何キロがいいのか、更には公用自転車これらも含めて考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) ひとつよろしくお願いいたしますといいますか、できるだけ無駄な経費を抑えると、役場の皆さん方はそれなりに知恵を使っておられるんだろうと思いますから、実質姿になって見えるように、ぜひお願いをしたいと思います。そういう意味では今町の中でも非常に大変だ大変だという町財政の中で、例えば公用車ウッちゃんマークのついた車が一人乗りの状態でよく姿を見ると、これは相乗りというのができないものなのかなとこういった声なんかもよく耳にすることがあります。ですから、内容がどうなのかということが町民の一人ひとりがわからないかもしれませんが、目に見えた姿でいるとすれば、節約をするような方法ということを行政といいますか執行の中で考えていっていただきたいとこういう町民の声もあるということを含みおきいただいてご検討をお願いしたいというふうに思います。
次に3点目の学校農園活動の部分について、ちょっとお尋ねをしたいのですが、先程教育長の方からいろいろ考え方と取り組んでいる状況、そういったものをお伺いしました。そういう中で廃校した4つの学校の学校農園として体験をしてきた箇所ですね、下佐幌以外はすべては町有地、学校敷地内とこういう理解でよろしいということですね。わかりました。この町有地はそのまま放置されてきていると、こういう理解でよろしいのでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 先程申し上げましたように、4校のうち熊牛校につきましてはご案内のようになっておりますから、4月からの活用が見えてくると思われます。下佐幌校につきましては先程申し上げましたように、残ります下人舞校と松沢校につきましては、学校農園として使っていたところを特に使っているということはございません。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 今お話がありました、松沢と人舞は今後の考え方はどうなんでしょうか。今の状態をそんなずっと継続していくというような考えでおられるんでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 松沢校等につきましては、まだ利用につきまして、煮詰まっていない段階でございます。やがて何かに活用するということになろうかと思いますが、その時に活用する用途だとか方法だとかいろんなことにかかわりまして、かつて農園として使われていたところをどう活用するかは再活用する用途にかかわって決まってくるのではないかとそのように思われます。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 今のところ、時期だとかそういうものは明確にはわからないと、それまでは現状の状態で推移をさせておくということですね。それでは次に閉校した学校から新しく受け入れた学校について、考え方をお伺いしてみたいと思うんですが、御影なり清水に統合して新しい子供たちを受け入れて、今教育が進められておりますが、それぞれの学校で従来閉校になった学校で行ってきたような総合学習の場で種付けから収穫までというような畑に直接接したような総合学習を体験、4つともそうですね、そういったことをやってまいりました。
今度、統合先ではそれをそのまま継続する学校もありますし、形を変えて土と接するという学校もありますが、中学校などにいきますとそういうのはないといいますか、予定はされていないというのが16年度の資料の中にはあるんですね。17年度もそうであったんだろうとこちらでは見ているんですが、18年度についてもそういった考え方で、小学校については体験学習として見るけれども、中学校についてはそういった計画は持たないと、そういうふうに考えられておられるのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 先程もご答弁申し上げましたように、学校農園等を活用した体験的な学習につきましては、学校の立地条件や規模に関係なく日本国中、大袈裟にいえば東京都のど真ん中の学校でも学習することになっているんです。学習の仕方は北海道の農園のような学習展開はできないまでも、そういったような体験的な学習をすることになってございまして、清水小学校にも御影小学校にも学校農園をしっかり持ってございまして、学習指導要領に示される内容で両方とも教育課程に位置付けて農業体験的な学習の展開をしておりますし、18年度もそのようにして学習が展開されるものと思われます。
なお、中学校につきましては、教育課程上そういった何々しなければならない、学校農園等を活用した体験的な学習をしなければならないという項がないものですから、体験的な学習は極めて大事でございますけれども、学校農園的な活動を清水中や御影中で何々しなければならないという項目はございません。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) わかりました。体験学習というのは小学生ではあって、中学校に行くと総合的な体験学習の中にはそういうカリキュラムがないと、こういう考え方といいますか、そういう方針であるということなんですね。ちょっと横道に逸れるのですが、清水の町民レクリェーションの森、これをつくろうと説明を受けて計画が示されました。この中に子供達、要するに小学生や中学生、こういう人達を対象にした森林教室、こういったものを計画の中に取り組んでやっている。こういったこともまだやっています。これも体験学習の中に入るんでないかなと実は思うんです。
そういうことと今言う学校独自のものとですね、セットということにはいきなりいかないかもしれませんが、つながりを持たせるということを清水町としてとれないものかなとこんなふうに思うんですが、その辺はどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 体験学習的な学習につきまして、先程申し上げましたように、中学校で体験的な学習をしないということではありません。いろんな場面で、農園を持つような体験学習を固定的に位置付けることはないということでございまして、体験的な学習は極めて大事な学習だというふうに思います。見たり触れたり匂いを嗅いだり感じたりするという学習は極めて大事でございます。ある大学の調査では入学試験のときの知識が半年経つと50%を切ってしまう、要するにこれは学力の剥離減少というものだそうですが、いかに机上で勉強した学習が意味がないかということをある調査でいっておりまして、今議員のお話のように体験的に学ぶということは極めて大事でございますので、これは小学校も中学校も、もっといえば高等学校でも大事なことだというふうに思ってございます。
そこでレクリェーションの森構想の中の植樹等々に子供達が学習と関連させてできないかということでございますが、教育課程をどう組むかにつきましては、学校つまり校長に委ねられておりまして、教育委員会がレクリェーションの森の植樹に生徒を教育課程に組み込んでしませんかとか、しましょう、しなければならないということは相成らないと思いますが、議員がご指摘のように体験的に自分達の故郷清水を緑豊かな町にしていこうという視点での学習については私は意味があると思います。よって校長等々を通してこのような行事にかかわることが可能かどうかを検討してもらったり、一町民として子供達がそういったものに参加するということには私は意味があることだというふうに認識しております。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 非常に今の教育長のお話ですね、私もぜひそうあっていただきたいと思いますし、そういうふうに進めていただけるようにお願いしたいと思う一人なんです。今皆さんご存知だと思うんですが、日赤の横の歴史のある古い建物、解体が始まりました。これもまた清水のひとつの歴史が消えていくのかなと非常に寂しく思うところなんですが、旧清水営林署というところなんですね、十勝西部森林管理所ですが、消えていくんですが、これは全然話が別だといえば別なんですが、それと町民レクリェーションの森ですね、これはつながりを持つ部分だろうと思うんです。そういう意味でこの町民レクリェーションの森は構想の中にもあるように、今地域の方も含めて住民が森林浴だとかそういったものを通して山とのふれあいを大事にしたいということに応えるために、あそこにお金をかけて整備をしていこうという町の計画でありますから、そういうものに一般の町民プラス子供達にもそういった体験を通して山づくりを町民全体でやっていく方向を実現をする方法を見出してもらいたいと、こういうことを最後にお願いして私の質問を終りたいと思います。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午後1時54分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時06分)