平成17年第9回定例会(12月16日_一般質問1)
○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 日程第1、一般質問を行います。
初めに、昨日の下関議員から質問の中で、答弁保留となっていましたデイサービス関係について答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(安曇達雄) それでは昨日、下関議員からご質問をいただきました社会福祉協議会に対します使用料の算出につきまして、お答えをさせていただきたいと思います。
昨日も申し上げましたように、光熱水費の試算の際に、使用料についても実は試算をしてございまして、どの程度になるかという部分について、いろいろ検討をさせていただいております。その中で、試算でございますけれども、年間1,200万円、月額で100万円程度の使用料が見込まれるということでございます。答弁が遅くなりまして申し訳ございません。以上でございます。
○議長(田中勝男) 下関議員、よろしいですか。
(下関議員より「はい」と発言あり)
○議長(田中勝男) 以上で、追加答弁の関係を終ります。
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○議長(田中勝男) それでは本日の一般質問を行います。
順番に発言を許します。
3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 3番、口田邦男でございます。通告によりまして3件について取り組みあるいは考え方を伺いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
まず第1点目でございますけれども、人口減に対する対応策はということでお伺いをしたいと思います。今回の国勢調査によりますと、十勝では3,711人減の354,147人と、また本町においては前回よりも524人減の10,464人との報告がございました。このままのペースでいけば、5年後の国勢調査では1万人を切ってしまうのではないかと思われるわけでございまして、人口減少に危機感を感じ対応策を考えなければならないというふうに思うわけでございます。そう簡単な問題ではございませんが、ひとつ考え方としてはいろいろありますけれども、少子化対策あるいは企業誘致、団地造成とかありますが、まずはこの町に住んでもらうのが先決でございまして、そのためには住宅確保が第一というふうに私は考えております。これらを含めた対応策と今後の取り組み等について考え方をお伺いしますので、よろしくお願いします。
次は2点目でございますけれども、婚礼等の町内施設の利用についてということでお伺いをいたします。最近特に結婚式等が町内施設で行われるのが少なくなっております。そのかわり帯広の専門の式場で行われておりますけれども、行われる当人にとってみれば一生に一度のことでありますから、華やかに行われたセッティングの中で思い出をつくりたいと思う気持ちは私も十分にわかります。しかしお祝いの原点ということで振り返ってみますと、本当の真心のこもった慶事かというといささか疑問を感じるものでございます。ぜひ町内の施設のPRを、これはPRをすべきであると思いますし、そういう意味からいっても、現在の利用の実態と利用による経済効果をどういうふうに見ておられるのか、またこれによって大きな地域活性化にもつながるというふうに考えますので、今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。
次に最後でございますけれども、行財政改革によります子供たちへの影響はということでお伺いをしたいというふうに思います。行財政改革によりまして、町民の方々は今現在我慢を強いられている今日でございますが、教育面でも例外ではないと思っております。振り返ってみて、教育現場での影響はないのか、子供達の授業に対する影響、体力づくりによる影響などを踏まえて、教室の温度とかプールとかスケートとかスキーとか、それに対して今までの取り組みと今後の取り組みについてお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上3件について、よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) おはようございます。
それでは、口田議員のご質問にお答えしたいと思います。
まず1点目の人口減に対する対応策についてでございます。ご案内のように先般概数ではありますけれども、国勢調査の人口の状況をご説明申し上げたところ、本町ではマイナス524人という結果となったわけであります。内容を見ますと、市街地はもとより農村地域の減少もございますが、住宅政策を進めてまいりました御影市街においてはプラスの状況になっているということでございます。そう考えますと結果的に見ますと、やはり住宅団地の造成が良い結果を生み出したとこのように思うわけであります。
そういう中でこの対策を進めていくにあたりましては、やはり町の計画的な住宅造成というのを欠かしてはならないものではないかとこのように思うわけであります。現在、町内で賃貸住宅を所有されている方から情報をいただいて、一覧表にいたしまして、窓口を都市施設課といたしまして、情報提供をしている状況であります。現在まで提供いただいている戸数は、1DKから3LDKまで約166戸ございます。土地については25区画の情報登録をしていただいているわけであります。
いずれにいたしましても、そういった方々が町の方にこういうことをしておりますというのを受けて自発的にしていただかなければ、個人情報の関係がございまして、町がそれを求めるというのはなかなか難しいということでございます。今後どうするのかということになっていくわけでありますが、現在、定住対策と移住促進含めて住宅政策プロジェクトを検討していかなければならないだろうとこのように思っております。そういう中で交流人口含めてそういう移住への状況も発信してなんとか歯止めをかけていく必要があるのではないかとこのように思っているしだいであります。また一面、そういった中であらゆる対策を取りながら情報を入れながら本町への誘致も含めていかなければならないなと、そういうことによって人口増と両方相まっていかなければならない問題ではないかなとそのように思っているところでございます。
ご案内のようにそれぞれ地方の痛みというのは、そういった人口減に伴いまして、そういうことが起きると商店街に及ぼす影響が極めて大きい状況になってきているわけであります。何とか様々な手を打ちながら雇用機会の充実も含めながら、様々な手を加えて減少の歯止めをかけていかなければならないのではないかと強く思っておりますので、一層の努力を積み重ねてまいりたいとこのように思っているところでございます。
○議長(田中勝男) 次に教育長。
○教育長(横山一男) それでは口田議員の婚礼等町内施設の利用につきましてのご質問にお答えをしたいと思います。
社会教育施設での結婚祝賀会の件数につきましては、平成12年度から6年間の累計、今年度は11月末でございますけれども、累計で申し上げますと役場で婚姻届を受けた件数は御影支所も含めてでございますが258件、そのうち町内で結婚祝賀会を行った件数は22件でございます。
会費につきましては、平成6年3月まで新生活運動の主旨からその上限を2,500円と定めておりました。その後物価の上昇や同類施設との比較から平成6年4月より上限を500円上げまして、3,000円に改正したところでございます。更に平成17年3月14日、清水町商工会長、十勝清水町農業協同組合理事組合長の連名により会費の見直しの要望書が提出されました。そこで平成17年3月22日開催の公民館運営審議会にはかり、その結果昨今の情勢から上限を上げるべきとの意見をいただき、平成17年6月1日以降の使用申請から上限を5,000円に改正したところでございます。
現在、農協では仕出し業者が町外であっても地元業者の利用について連携をされており、また施設利用の周知につきましても、農協広報誌で組合に対して地元での開催を勧めていただいております。今後も関係機関と連携していくとともに、町の広報紙等を通じて施設利用について継続して周知をしてまいりたいと思います。
町内での結婚祝賀会を行うことによる経済効果につきましては、会費の金額のみならず時間的労力的なものを含めると、大きな金額になるものであります。今後は仕出し含めて町内での対応について、関係機関とも検討してまいりたいと思っております。
それから行財政改革による子供達への影響につきまして答弁申し上げます。行財政改革による教育現場での子供達への影響につきましては、地方交付税削減等によって予算が少ない中で、各学校の先生方の知恵と工夫によって、子供達に満足できる授業が受けられるよう鋭意努力をしているところでございます。
具体的に申し上げます。
まず1点目、教室の温度等につきましては、各学校におきまして以前から燃料節約に取り組んでございまして、太陽の出ている日中につきましては、スイッチを切るなど適切な温度管理に努力しているところでございますが、風邪をひくなどしては、これは元も子もないわけでございまして、子供達の健康に影響をきたさない温度設定に気を配っているところでございます。
2つ目、プールにつきましては、平成17年度は平成16年度より1ヵ月短くしまして、6月1日から8月31日まで3ヵ月間の開館としたところでございますけれども、少年団活動にあっては、9月に入っても管内の水泳大会もございますので、期間等につきましては少々検討をしてまいりたいとそのように思います。また水温につきましては、28度に設定して運営をしているところでございますけれども、御影小学校のプールにつきましては、施設の構造上の関係があったりしまして、水温や室温が外気温の影響を受けやすい、そんなこともあったりしまして、やむを得ず臨時的に休館をしたこともございました。今後水温につきましては、設定温度を保つように努めてまいりたいというふうに思います。
3つ目のスケートリンクについてでございますけれども、平成16年度までは清水町スケート協会に委託をしまして、町民スケートリンクの造成、維持、管理を行ってきたところでございますけれども、スケート協会員の減少等によりまして、スケートリンクの造成等が非常に難しくなってきたということもあって、今年度、平成17年度からは清水小学校並びに御影小学校リンクとしてそれぞれの学校のPTAを中心に造成作業を進め、一部新聞でもご紹介をしているとおり御影小も清水小も立派なリンクがすでにできあがりまして、14日にオープンをして児童たちが活用を始めたところでございます。またスケート協会も平成17年・18年度の2ヵ年については、できる限り御影小学校リンク等の造成等にかかわり指導していただくことになっているところでございます。
次にスキー授業についてでございますけれども、平成16年度までは日勝スキー場を使用しておりましたけれども、昨年度末ご案内のように日勝スキー場が閉鎖いたしました。そこで日勝スキー場で営業していた貸しスキー業者が、貸付用のスキー等を清水町の児童生徒が授業で使用する際には、無料にすることを条件に新得山スキー場の管理運営を行っております、寿事業団に無償譲渡をいたしました。そのようなことから、今後のスキー授業についてのスキーの借り上げについては、新得山のスキー場を使用した場合は無償となります。かかりません。またリフト代につきましては、新得山スキー場のリフト代相当の費用につきましては、町費で賄ってまいるところでございます。したがいまして、新得山でスキー授業を行った場合は父母の負担はございませんが、新得山以外でスキー授業を行った場合につきましては、新得山のリフト料金を超える額またはスキーの借り上げについては個人の負担になろうかというふうに思います。
以上ご質問にお答えさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) それでは再度お伺いをしたいと思います。まず最初の人口減に対する対応策についてでございますけれども、今町長からいろいろとご説明がございました。なるほど町長もいろいろと考えておられるんだなというふうに思います。
それで2・3確認したいわけでありますけれども、この中に団地造成ということがございました。なかなかこの時期に団地造成を新たにやるということは非常に難しいというふうに私も考えますけれども、今の団地造成した御影のさくら野ですか、今の現状について販売されているのかまだ残っているのか、そこら辺をちょっとお伺いします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) お答えさせていただきます。さくら野団地については今のところ5戸が売れ残っている状況でございます。しかし近年帯広から近いということで、売れ行きは順調だという状況です。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) わかりました。続いて公営住宅の関係でございますが、公営住宅については現状はどうなっておりますか、お伺いします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) 今現在公営住宅のストック数は530戸程度そのうち老朽化で使用が困難な部分がありまして、それが40数戸、政策空き家として持っております。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 入居状況はどうですか。空き室はあるんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) 現在は募集は選考委員会から随時入居ということで、随時募集しておりますので、空いたらすぐ登録している方々に提供をしているという状況でありますので、多い時間であれば1ヵ月くらいは修繕の時間もかかるんですけれども、順次入っていただいております。
しかし、単身者住宅については、民間のほうが建てられているという状況もありまして、空きが目立ってきている状況であります。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 今説明があった単身者住宅というのは、貸付住宅のことを言われているんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) 単身者住宅というのは、御影に24戸ストックしている単身者用、特公賃と言われる住宅なんですけれども、所得の高い方というか、所得が公営住宅法でいうそれをオーバーする方々に入居していただく、それも単身に限ってということで取り決めております。その住宅のことを指しております。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) わかりました。実は昨日のことでございますけれども、農協に行ったら、そこで住宅の関係が話題になりまして、今清水町に来て住みたいという妻帯者もおりますし、それから単身者もおるんだけれども、住宅がなくて困っているんだという話があったわけです。今現状はどうなのかとただしたんだけれども、そういった問い合わせというのはあるのかないのか、どういう対応をしているのかお伺いをします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) 募集状況については、各団体からの問い合わせはほとんどないというか、貸付住宅を持っていますので、その部分については清和とか公苑東町ですか、ここについては問い合わせはたまにあることはあります。ただ農協とか会社からの問い合わせというのはなかなかない状況でございます。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) もしそういった問い合わせがあればある程度確保できるというふうに捉えてよろしいのですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) 公営住宅については随時申し込みですから、そのときなくても登録していただいておけば入居は可能かと思います。ただ条件がいろいろありますので、所得制限が公営住宅の場合はありますので、その辺を気をつけなければなかなか入居は難しい。単身者の場合、先程申しましたように、空きが出ているという状況ですので早速入居ということは可能かと思います。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) わかりました。先程町長がおっしゃられました何か一覧表が作成してあって166戸の登録があるというふうにお伺いしましたけれども、それについては空き家とかそういうのですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) 先程町長が申された分については、登録というか所有者の了解を得てうちのほうで集計しまして、窓口に資料を置いているという状況で空き住宅については、その都度所有者に問い合わせしていただくというご案内を申し上げている状況です。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 先程町長もおっしゃられましたように、プライバシーの関係であまり公にできない面もあるというふうに聞かされましたけれども、何とかこういった空き家や空き地等について、インターネットによる不動産情報公開というような関係で少し我が清水町に住んでもらえませんかというような情報提供というのはできないものですか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) この件については、今できる範囲の中で課長が申し上げましたように、情報を提供をしているところでありますけれども、今後の状況の中では、北海道への移住をいろいろ含めて、道内への移住もそうでありますけれども、そういったことができないものかということで、検討や研究を進めてまいるとそういった対策をする対応をする会議を重ねていきたいなと思っております。また現在移住にかかわっては北海道に協議会ができましたので、そのほうに加入をしていって情報はどういうものがあるのかどうか、こちらからどういう情報を出していったらこちらのほうに住みついていただけるか、その方向も考えなければならないなとこのように思っております。ただ町有財産で全く使用できない中のかかわる中の民間でご購入いただいて新たな改築をしていくなり、あるいはそこを修繕していくなりですね、そういう方向で売却を考えて民力をいかして住宅の施策を受けるようにそのことも考えております。一面、国鉄清算事業団から購入受けております土地開発公社の状況なんですけれども、これについては目的に沿ってやらなければならない部分であるんですが、今財政困難なために土地開発公社から買い戻しをしなければならない状況が生まれるわけでありまして、買い戻しをして町で整備をかけて上下水道の環境を良くして道路も付けてとなりますと、多大な費用がかかってくるだろうということでちょっとそこは保留をさせていただいて、今ある現存の町有財産の活用をして民間でそれを建設していただくような方策が取れないものかということも含めて、先程申し上げましたように、定住・移住促進を含めた住宅政策のプロジェクトなどで研究・検討して今の時代に対応する問題あるいは将来に向けての人口減歯止め策をしていかなければならないとこのように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) はい、わかりました。とにかく行政でやろうとするといろいろな問題があってできないので、例えばさっき言ったようなインターネットによる情報公開も行政でやろうとすれば問題があるんだけれども、第三者枠内でやると可能でないのかなというふうに思われますので、そういった点もひとつ考えていただきたいというふうに思います。
次にいきます。婚礼等の町内施設の利用についての関係でございますけれども、先程教育長のほうからいろいろご説明がありました。説明によりますと、詳しい数字は出ないかもしれませんけれども、これの経済効果というのは非常に莫大なものではないかなと思われます。またそれによる経済効果よりも地域の活性化、これにはかなり効果があるのではないかと思われますので、ぜひ町内施設でやってもらうようなPRを、どうしたらやってもらえるのかということをいろいろ相談されているようでありますけれども、町とか農協それから商工会、三者によってどうしたら仕事でやってもらえるのかということを、具体的な話し合いというのを持ってもらえる機会がないのかなと思うんだけれども、いかがなものでございますか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) このことにつきましては、先程も申し上げましたけれども、結婚する者、若い者の意識の変化というものがあろうかと思いますし、2つには先程議員からも質問の中でお話がありましたように、一生に1回だからという若い者の意思を酌んでという思いなんてことも影響しているのかなというふうに思います。しかしもうひとつの面から見ると今議員がお話のように、参加者のこともありましょうし、更には地域経済の活性化等の問題もありましょうし、そのような視点から若い人達の仲間意識だとか仲間づくり、それの延長線上にあるまちづくりのような視点から今のお話をいただきましたように、関係者が知恵を出し合ってみるというようなことは、必要なことかなというふうに考えます。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 次に移ります。行財政改革によります子供達への影響はということでお伺いをしました。教育長から4点についてご説明がございました。教室の温度ということでお伺いをしましたけれども、適正な温度に努力をしているというような返答がございました。たまたま私が聞くところによりますと、どうも教室が寒いんだというような答えがございましたから、適正温度を低く設定しているんじゃないかなというふうに思いまして、授業に影響するのでは困るということで、倹約するのもいいけれどもそこまで倹約するのはどうかなということがございまして、聞いたわけでございますけれども、それはそういう心配はございませんか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 教室の温度設定の話に入る前に、教育に対する2つの考え方というか視点を私は持っておりまして、1点目は「教育に贅沢なし」、教育にうんとお金をかけるべきだという考え方、つまり子供に本物の音楽を聴かせる本物の芸術を見せると、そのためにお金をしっかりとかけていくべきだという考え方を持ちます。もうひとつは「足らざることそれが教育だ」、足らざることそのものが教育力だという視点があります。要するに子供の耐性が欠如しているなんていう指摘もありますし、我慢することが少々足りないんじゃないのという指摘もあります。困難に立ち向かっていくたくましさもどうなんだという指摘もあります。そのような視点からすると、足らざることそのものが教育力ということからいえば、それが過ぎてはいけないと思います。議員がご指摘のように、寒くて寒くてオーバーを着なければできなかったなんていう、私達の少年時代のようなことではまずいと思いますけれども、各学校で温度設定をさせていただいていますが、再度議員からお話がありましたように、過ぎたる温度設定にならないように近々校長会議もございますので、そのような中で議員がご指摘のような点もお話をしてまいりたいと思いますが、最低の条件の中で頑張っていく、子供達を育てていくというのも大事かなと思います。しかし健康には十分留意をしてまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) そのとおりでございまして、私らの昔のことでいえば、とんでもない寒い中で勉強した経過がございますが、たまたま先生によってこういうことになるんだよということになると、ちょっと事情は変わってきますから、そこら辺についてよろしくお願いしたいと思います。
次にプールの関係でございますけれども、先程教育長の答弁のとおり、御影の関係で夏でも冷たいというときにちょっとボイラーを入れてくれないかということになると、いや入れられないんだという管理人がおられますよね。管理人のほうではそうだということでございます。それと8月いっぱいでボイラーも止めちゃうということで先程言ったように、大会が9月の中頃ありましたよね、その間練習ができなかったと、他町村は前日まで練習して大会に臨んだと、清水だけはどうしたんだということを聞かされたわけでございまして、そういうがちがちではなく、ある程度弾力性をもったことができないのかなということでお伺いをします。
○議長(田中勝男) 社会教育課長。
○社会教育課長(橋本雅美) プールの関係について、一般開放につきまして3ヵ月という条件の中で開放をしております。その3ヵ月の期間がですね、予算も伴う部分もございますので、大会等の調査を行いまして、3ヵ月を越えない範囲での開放に向けて関係団体と話を進めていきたいなと考えております。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) 子供達も十分発揮できるような体制をとっていただきたいというふうに思います。
次に移ります。スケートリンクの関係でございます。先程ご説明がございました。昨年までは1箇所、今年は学校単位での2箇所ということで設定をされているようでございますが、スケート協会からPTAに移ったということでございますが、この2箇所になった理由というのはどういう理由なんですか。ちょっとお聞かせください。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) かつては御影と有明の2箇所にリンクがございました。いろんな理由で1箇所に変わって、スケートリンクは町営を御影にしようねということにしておりましたが、それで先程のスキーとかかわりますが、教育課程上の冬季スポーツはスキーでもスケートでも何でもいいんです。何でもいいという言い方は乱暴ですけれども、スキーもやるから町営リンクが御影で1箇所でとにかくしようよということで、御影のリンクで授業の展開をしていたという経緯もございますが、やはり単位時間というのは決まっていますから、小学校45分、中学校50分でございますから、行き帰りに時間がやはりかかるよねと、そしたらスケートはやりたくてもやっぱりなかなかできないよね、やっぱり学校にあったほうがいいよねということで、複式の学校あたりはやはりPTAの方達が本当に頑張ってくださって学校リンクを持っておりました。そんな中で清水小学校もできることならPTAにお願いしてつくろうという機運が実は2・3年前から沸々とございまして、今年になって機が熟してできたと、やはり近いところにリンクがあるのは冬季スポーツに便利ということで、要するに学校の誠意や保護者の熱意でできたわけでございます。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) いいのではないですか。そういうことで2箇所ということではね、行財政再建ということなると、その面からみるとちょっとどうなのかなというふうに思うわけでございます。それなりの理由があるということですからご理解いたします。
最後でございますけれども、スキーの関係でお伺いをいたします。先程教育長から説明があったとおり、新得山でやるんだということでございまして、経費についてもかからないという説明がございました。それはそれでいいんですけれども、何も他町村に行ってやるということよりも、私はゲレンデスキーというのかな、そんなのに切り替えて、歩くスキーでやったらどうだと、町営牧場あるんだから町営牧場に行って走らせてやったら、そのほうがよっぽど運動になるのではないかと、そんな方向に切り替えたらどうだというふうに思うんだけれども、どうですか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 冬季体育に何を取り入れるかは、学校に委ねられていることでございますから、今議員がお話のとおりノルディックスキー、歩くスキーでもかまいませんし、アルペンスキーでもゲレンデスキーでもかまいませんし、または長靴ホッケーでもいいし、アイスホッケーでも何でもいいんでございます。運動量等々からくれば今議員お話の歩くスキーも極めて運動量の多い、かえってゲレンデスキーよりも運動量が多いスポーツでございますので、そういうことを取り入れることは、各学校に委ねられますけれども、問題は道具の問題でございまして、じゃあ板をどうするか靴をどうするか等々の問題もございます。
冬季スポーツのあり様については校長がどういった教材をどこに配置するか先生方と相談することでございますけれども、今の議員のお考え方はお聞きしておきますが、即来年度から御影小・清水小でゲレンデスキーから歩くスキーに移行することになるかどうかはちょっと難しいところでありまして、受益者負担が多すぎる面もあるかと思いますので、そういった冬の保健体育事業を考えるという視点は理解するところでございます。
○議長(田中勝男) 3番、口田邦男議員。
○3番(口田邦男) とにかく切り替えるということは大変でございますけれども、それよりも他町村にお世話になるのはちょっと考えたほうがいいのではないかと思うわけでございます。
そのようなことで、私はこれで終ります。