平成17年第9回定例会(12月20日_日程第2)
○議長(田中勝男) 日程第2、議案第86号、清水町企業立地促進条例の一部を改正する等の条例の制定についてを議題とします。
提出者より提案理由の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(佐藤正敏) 議案第86号、清水町企業立地促進条例の一部を改正する等の条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。
この条例の提案でありますが、清水町企業立地促進条例の一部改正と清水町低開発地域工業開発促進のための固定資産税の免除に関する条例の廃止について関連がありますので一括し、第1条、第2条により提案するのであります。
例規集は、清水町企業立地促進条例については、第1巻2,555頁から2,557頁、清水町低開発地域工業開発促進のための固定資産税の免除に関する条例につきましては、第1巻7,573頁から7,575頁の掲載となってございます。
初めに、清水町低開発地域工業開発促進のための固定資産税の免除に関する条例の廃止について説明を申し上げます。
本条例は、低開発地域工業開発促進法に基づく地区指定において、製造業の施設を新設または増設した者について、租税特別措置法の適用を受ける土地・家屋または償却資産の適用施設について固定資産税を3年間免除するものであります。昭和39年より運用してまいりましたが、平成14年租税特別措置法の法律改正に伴いまして、低開発地域工業開発地区の部分が削除され、経過措置の規定によりまして、適用施設の根拠を改正前の租税特別措置法に委ねることとして、低開発地域工業開発地区として指定の日から40年以内の期間に固定資産を取得した者は地方税の課税免除及び減収補填について3年間免除するとした経過措置が盛り込まれました。この法律を根拠法として、平成14年清水町条例第39号で一部改正が行われ、開発地区指定の昭和38年10月21日から40年経過の平成15年10月21日まで固定資産の取得を行った者は、固定資産税を3年間免除するとした条例の整備を行ったところであります。適用期限内の平成14年度には1件製造施設の新設がありまして、15年度から3年間の課税免除を行い、17年度をもって適用期限が終了したことになります。今回条例廃止の提案をさせていただいたところであります。なお、この条例により延べ39事業所において固定資産税の免除が行われています。
また、平成12年には過疎地域自立促進特別措置法に基づき、清水町過疎地域における固定資産税を免除する条例が制定されております。製造業に加えてソフトウェア業、旅館業の施設を新設または増設した者について、同様に、租税特別措置法の適用を受ける適用施設について固定資産税を3年間免除する条例が整備されています。そのことによって企業の振興上支障がないものと思います。また、この条例の適用を受けて平成16年に1件事前申請がありまして、今年度免除認定をしているところであります。
次に、清水町企業立地促進条例の一部改正であります。同条例の助成の措置等、第4条ただし書の中で、廃止条例の一部を削除し、条文の整理を行うものであります。
それでは、改正内容についてご説明を申し上げます。
清水町企業立地促進条例の一部を改正する等の条例
(清水町企業立地促進条例の一部改正)
第1条 清水町企業立地促進条例(平成4年清水町条例第19号)の一部を次のように改正する。
第4条第1項ただし書を次のように改める。
ただし、清水町過疎地域における固定資産税の免除に関する条例(平成12年清水町条例第43号。以下この項において「関係条例」という。)の適用を受け、課税を免除されたものについては、関係条例により運用期間の免除される固定資産税相当額は交付しない。
(清水町低開発地域工業開発促進のための固定資産税の免除に関する条例の廃止)
第2条 清水町低開発地域工業開発促進のための固定資産税の免除に関する条例(昭和39年清水町条例第28号)は、廃止する。
附則としまして、この条例は平成18年4月1日から施行する。
以上、清水町企業立地促進条例の一部を改正する等の条例の制定について説明を申し上げました。よろしくご審議願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第86号、清水町企業立地促進条例の一部を改正する等の条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。