平成17年第2回定例会会議録(3月14日_一般質問3)
○議長(田中勝男) 次に、2番、西山輝和議員。
なお、お願い申し上げますが、再質問の際には自席でするときには、できるだけマイクを自分の方に向けてしゃべってください。なお、町長の答弁についても、自席の答弁については、マイクを向けてお話ください。傍聴席の方が聞き取りづらいところがありますので、よろしくお願いします。
西山議員、お願いします。
○2番(西山輝和) 2番、西山輝和。通告に従いまして、3項目から一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。1番目に議員数削減のスピードを速めるためには、積極的な対応が必要だと思うがということで、お聞きいたします。
○議長(田中勝男) 職員数ですね。
○2番(西山輝和) 職員ということで、すみません。早期退職勧奨制度は今までに8名が退職され、10月からは40歳以上を対象にしました。前回の定例会で言われたように、実行プランの目標数、133名に早く達成するように町独自の手厚い方法を考え、短期間で減員計画を実現すべきだと考えるが、ご答弁の程よろしくお願いします。
2点目に、コンピュータソフト委託費の節減対策について、今、今後の節減対策の考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。IT化の時代を迎えて、事務経費削減に努め、大きな成果が上がっていることは職員の努力の結果だと思います。さて、これからは、自治体事務IT化の一方で、ソフト開発に伴う委託費が財政的に大きな負担で、今後も増える要素はあっても減る要素はないと思われる。そのような中で、本町の対応として部分的に職員が対応できるものがないか検討するなど、方法があると思うので、一層の努力は求められると考えられるが、その辺をお聞きしたいと思います。
次にアイスアリーナについて、まさに住民自治を進めていく上で、重要なコミュニティづくりの拠点であると思うが、どのようにお考えか。
自治の主役は住民であり、その中には多くの経験者がおり、そのノウハウを活用し、現在アイスアリーナを拠点として地域の良き指導者も育ち、清水高校アイスホッケー部の全道優勝、そしてインターハイ準優勝と、輝かしい成績を残したのも、スポーツ、文化として定着してきた結果だと思います。深刻な財政問題はありますが、例えば、合宿所の年間利用者数3,300人程、清水高校アイスホッケー部は道内外より20数名の下宿生を受入れ、約4,000万円以上の効果があります。それは、町内にも経済効果と活性化に繋がっています。そしてまた、NPO法人を立ち上げ、アイスホッケー父母たちの協力を得ながら、リンクの経費削減に努めています。
地方分権、住民自治を叫ばれている昨今、まさに住民自治の砦となるような基盤が施設的にもコミュニティ的にも兼ね備えているのではないか、それがアイスアリーナであると過言ではないと思われます。
町長の考えている協働のまちづくりの原点がこのアイスアリーナにあると思いますし、文化のまちづくりになると考えます。町長のお考えをお聞かせください。以上よろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは、西山議員のご質問にお答えしたいと思います。
まず、職員数の削減でございます。ご案内のように、現在、行財政健全化実行プランに基づきまして、退職者については不補充をしていくということで、将来的には120名という目標を設定しているところであります。
ご質問の要旨は、短期間で減員計画を実現すべきだということでありますが、非常に至難な状況でございます。現在は40歳以上ということで、以前は50歳だったんですが、40歳まで引き下げたところでございますが、あくまでも自発的な退職ということの要綱でございます。
しかしながら、この間に体調不自由などで辞められる方、次に第2の職域という形という中で辞められる方もいらっしゃったわけでありますが、これを一気に下げるとなりますと、勧奨を増やすということになりますと、特定の運転をしていくとなりますと、一時的に相当な財源が必要になってくるわけであります。今でも、同じ年代の者が一度に53、55とドッと辞めていきますと、何億何千万円というですね、支出が一度に、翌年からはかかっていかないことになりますけれども、必要になってくるという状況の中で、財政のプランの中で進めているものに狂いが生じてくることになるわけで、いわゆる基金を投入しなければならないということになりますから、その面では非常に大変だということはご理解いただけるかと思います。
ただ、今、あくまでも、退職を求めていく場合には、退職手当組合があるわけでありますけれども、そこには定年までの退職手当組合でいくわけでありますけれども、それを超えてしなければならないということでありますから、やはり町単費でそれをもっていかなきゃならないということでございまして、今の現時点では達することは難しいかなと思います。
それぞれ、これからの公務員制度のいろんなありかた等も変わってまいります。それらも推移をしながら、検討は加えていかなきゃならないかなと思うしだいでございます。
次に、コンピュータソフトの委託でございますが、今日まで新しく業務上必要から生まれてくるものについては、ある程度作成しなければならないということで、非常にこの問題についても、私ども頭を痛めているのが現実でございます。修正委託していきましても、それなりにかかっておりますけれども、いわゆる最大限安く、安価を求めて今委託をしているところであります。これを例えば職員で置くとなれば現時点ではこれだけの技術を持つ職員養成しておりませんので、これができかねるということでありますから、新たにその人達を入れるということになります。最低でも2人位は必要になってくる。しかし、そうしたとしてもいろいろ著作権という問題があるんですよ。
そういう問題から考えますと、製作元からの修正許可というものが受けられなくなるということになりますと、逆にそのほうが職員を入れて、初めの若いうちはいいかもしれませんが、だんだん給与が上がっていくとなりますと、これは高価になるのではないかということで、現時点で少しでもコストを下げるような努力を積み重ねていくほうが、今の時点ではよろしいのではないかなということで考えております。
いずれにしましても、毎年、契約する前に値下げをしていただいて、これをやっているというのが、実態でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
次に3点目でございますが、アイスアリーナはご案内のように、まさに昭和7年からの地域での普及が始まったわけでありますから、もうその頃からやられている方は74、75歳という形になります。それだけの長い歴史があり、長いそういった積み重ねが今日に至っているわけでございまして、幼児から本当に少年まで多くのチームがありまして、このような人口の中では日本でここだけだろうと自負しているところでございます。大変そういった面で、青少年の心だとか体だとか、あるいは生活面だとか、あるいは社会人になっても職域での活躍、そういったことでの社会の発展に大きく貢献しているものだとこのように思っております。
そういった意味で、これは大切なものであると、単なるスポーツだけのものではないというふうに私は押さえているところでございます。そういった意味から、このようにNPOで地域のアイスホッケーができたのも、これも日本で1つではないのかなとこのように思っておりまして、今、町民あげてこういったものに支援していく必要があるのではないかと思っております。
おかげさまで、高等学校までつないでいただいておりまして、本当に優秀な成績でその名声が高まることによって全道、全国からの子供たちも清水高等学校に来るという条件が整っておりますし、また、有名校への進学も多々あるということで、おのずからその選手に負けぬように他のクラブ活動している人達も、そのスポーツ選手がそういう学校へ行けば、私達も行こうという気持ちに、いわゆる学習力もアップされてきているということでございまして、そういった面から見ても、このコミュニティの、お父さんやお母さんが小さい子供たち連れて、普段は話はしないんだけれども、そういうときに、初めて話ができて交流が生まれて、まさに人間関係も非常に良くなっているということで、本当に素晴らしいことであると思いますので、やはり地域をあげてこれは支援していくひとつのものであると考えているところであります。以上で終ります。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午後0時01分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)
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○議長(田中勝男) 2番、西山輝和議員。
○2番(西山輝和) 先程の町長の答弁の中から、2、3点お聞きしたいと思います。昨年ですね、共稼ぎの方が2人ほど退職されたと聞いているんですけれども、今年は何人かいらっしゃいますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今年度ですね、今年度末についてはありません。
○議長(田中勝男) 2番、西山輝和議員。
○2番(西山輝和) はい、こういうことを聞いては一番失礼かと思うんですけれども、これは町民が一番注目しているというか、関心があるというか、皆さんがどういうふうな具合いにしたらいいのかということは、一番難しいことだと思ってはいるんですが、そういう中から、早期に退職される方には、先程言いましたように手厚い方法をですね、町単費で何か方法を考えてあげたほうが、よろしいのではないかと思うんですけれども、どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) この問題については、以前にもそのようなお話があったところでございますが、金銭的に手厚い方法で解決するものなのか、しないものなのか、これについてはちょっとはかりしれないところがあるわけでございまして、一概にそれのみですね、やれるとはならないのではないかとは思いますが、先程申しましたように、単費で行うとすれば、同時期の場合であれば、相当な額が必要になってくることがありえます。
そういうような中で、今のところ、自主的な判断にまかせるしかないという方法しかないわけでございまして、これを強制するとなりますと、また、いろんな問題が付されることがございますので、今の時点では、正直な話、難しいかなとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 2番、西山輝和議員。
○2番(西山輝和) 今言われたように、金銭的に難しいし、言うことはなかなか難しいということですけれども、退職金の特別昇給の中に、1号俸とか3号俸まで、支給をするということになっていますけれども、そういうものを5号俸ぐらいまでにして上げるとか、1年前に早期退職する人ですとか、3年前に辞める人ですとか、そういう人が出てきた場合に、やはり町単費で思い切り上乗せしてあげるということが、必要ではないかと思います。そんなに、一遍に何十人も辞めるということにはなりませんからね、1人か2人だと思いますので、その辺、手厚い方法をぜひ考えていってあげていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 答弁いりますか。
○2番(西山輝和) 特にあれば。
○町長(高薄 渡) じゃあ、よろしいです。
○議長(田中勝男) 2番、西山輝和議員。
○2番(西山輝和) 先程の2点目に移ります。ソフトの関係ですけれども、先程町長が言われたようにね、著作権の問題があって難しい点はよくわかるんですけれども、職員が使って、簡単にソフトの修正をしたり、使いやすく変更したりするということぐらいですね、メーカーに発注しなくても、地元でできるのではないかと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今のシステムからみますと、非常にこれは困難だということで、担当者とも十分つめたんですけれども、難しいという点が最終的には出ているんですよね。それで私も、このコンピュータについては、いろいろスタートから徐々に単発的に出てきて、こうつながって今日まできているわけですよね。メーカーにしても何にしても、競争的なもので出来ないものかということで、かなりそのことについて検討させたんでありますが、現時点では、どの市町村も難しいという状況にあるということは言えるわけですね。それで、市町村の広域の関係も含めて、去年も1年間かけて煮詰めさせていますけれども、この問題がネックになるんですね。全町村全部統一とらなきゃならないと、今の現状では出来ないということですから、それぞれの内部においても、それだけの難しさがあると言わざるを得ないわけでありまして、ですから、今のところは、保守と修正などへの対応をする委託料をですね、いかに削減するかということにしかほかならないわけであります。
町内でこれをやれるんでないかというそういうお話も担当者の中ではありましたけれども、実際に扱っている担当者は、先程申し上げましたように、製作元からの修正の許可とまた支援を受けられる業者への委託する必要がまた出てくるということになりますので、全部すべてが職員なり、あるいは町内のもし出来る人に委託するということには相成らないということでありますけれども、十分、日々検討させていきたいとそのように思っています。
○議長(田中勝男) 2番、西山輝和議員。
○2番(西山輝和) ありがとうございます。そういった難しい点はね、非常にあると思いますけれども、何故こういうこと言うかといいますと、この間のテレビでも、市町村の問題の中で、こういう問題が取り沙汰されていましたので、もうすでに町村で独自で自分でやっている町村がありますので、ぜひそういうところを勉強していただいて、やっていただきたいと思います。
次にアイスアリーナのことですけれども、昨今、少年犯罪が低年齢化してきまして、清水町でもいつ起きるかわからない時代になってきましたので、どうか青少年の育成のために長い目で運営をお願いしたいと思います。
それでは、これで一般質問を終らせていただきます。