平成17年第6回定例会会議録(9月13日_一般質問4)
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 1番、橋本晃明です。通告に従いまして、一般質問を行います。
まずは、公共料金の見直しについて、議論を始めるべきではないかという点についてであります。公共料金の見直しは、先に3年に1度見直すという方針が決まっております。前回平成16年度に大幅に改正になりましたので、予定通りですと、次回19年度ということになります。財政健全化実行プランの中でも、19年度改定ということで、使用料の項目が進められていますが、この点について予定通り実施するおつもりなのか、お伺いをしたいと思います。前回16年度の見直し、これについてどのように評価されているのか、お伺いをしたいと思います。
ちょうど、1年半くらい経過しました。決算も出てきていることもありますし、その1年間どのような影響が出たのか、お伺いをしたいと思います。そして、次の改定では、一律アップであるとか、管内中位を目指すというだけではなくて、公共についての考え方を反映した見直しというものが行革の第2段として必要になってくるのではないかなというふうに思いますが、その点についての町長のお考えをお伺いしたいと思います。
2つ目は、高速道路開通を町の活性化にどのように繋げていくかという点であります。まず、この質問の前提としまして、高速道路の開通および供用の見込みいつ頃と、町で押さえているのかお伺いしたいと思います。それから、高速道路をどうまちづくりに活かしていくのか、何もしなければ、むしろ便利にはなる一方で町はすたれていくのではないのか。全国的にも、高速道路やバイパスの開通で、さびれてしまった町というのはたくさんあるように思います。この点について、どのようにお考えかお伺いをいたします。清水の名所・名産といった目玉の確立、それから企業や近隣町村との連携というものがこの際必要となってくる、急務ではないかと考えますが、町長のお考えをお伺いしたいと思います。
以上、答弁をお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは橋本議員の質問にお答えしたいと思います。
ご案内のように、現在取り組んでおります、行財政健全化実行プランは、あくまでも基金を使い切らずに、収支バランスを図るため、当面の緊急3ヵ年と位置付けて取組み始めたところでありますが、これは赤字団体にならないとの決意から進めているものであり、当然、公共料金の見直しを含んだ計画であり、そのことは、これが揺らぎますと、バランスが当然崩れる恐れがあるわけであります。
公共料金の見直しについては、平成14年から進めているその計画策定について、十分な論議を行いながら、受益者負担や公共料金の設定基準を設けているところであります。過去に、政策的に、据え置きした使用料、12年度からやっている水道料金等について、3ヵ年かけて改正したわけでありますが、使用料等審議会からも、3年後、一度にそうやるのではなくて、3年ごとに見直すべきという、付帯意見をいただいているところでありまして、平成15年度に見直すところ、その15年度状況の経済社会状況を見まして、勘案し、新たなゴミの使用料等を除いて、町民の理解を求めなければならないということで、1年送りという経過があったところでございます。
そもそも使用料というのは、受益を受けている者と受けていない者の公平感、これを大前提としなければならないものであるわけであります。平成16年度の改定に当たりましては、町民の方々から、いろんなご意見をいただきまして、更に公平性や近隣市町村との状況を勘案して、改定に踏み切って、概ねは納得いただける料金体系になったのではないかと考えているところであります。
各々の使用料見直しにより、他の分野への影響というのは、どの程度かというのがあるわけでありますけれども、その影響というのは、捉えにくいものになっているのも実情でございます。上げることによって、生活が非常に困窮するというような状況にあるのではないかということで、1年繰り延べてきたという経過がありますが、現状では、滞納の部分についても、支払いについても、いろいろ相談を受けたりしながらやっておりますので、前年同様の、今まで同様の状況下ではないかなと思っているところであります。
当然、生活保護者とか、低所得者という中には、そういうものがあるわけでありますけれども、そういったお話をしながら、やっているところであります。使用料というのは、特定のサービスではなくて、財源となるものでありまして、使用料ですべてを賄えるというのが本来でありますが、それが出来ないのが状況でありまして、広く税により負担をさせていただいているところでございます。このようなことから、使用料への反映は政策的に計画している使用料というのもあるわけでありますけれども、事務事業で考えている中では、政策は政策として、切り離していかなければならない部分もあるのではないかというふうに、考えるところであります。
いろいろ、経済の状況の中では、非常に公共料金の値上げということについては、非常に今後、厳しい状況にあることは確かでありますけれども、本町の財政を考えて、町民の生活を守っていくという中においては、どうしてもやらざるを得ない部分が出てくるのではないかと、こういうふうに考えているところでありまして、十分、この次の改定に向けては、政策の判断とはいえ、町民生活に密着するものであるので、大きな課題として、住民への協働のまちづくりの観点に立って、それの議論を尽くしていきたいというふうに考えているところでございます。
次に、高速道路でございますけれども、現在、高速道路の要請活動に行っているわけでありますけれども、うちの町はいってみれば、道央圏からの起点であり終点であり、また道東圏への起点であり終点でありというようなことから、それぞれ期成会に参加せざるを得ないというようなことでございます。常に夕張清水間、どこいっても夕張清水間ということで、言葉が出てきてまいりますので、欠席するわけにもいかない。財政厳しいんですが、欠席するわけにもいかない、他の町村なら随分欠席しているところあるんですが、なかなかそういうわけにもいかないということで、一生懸命行っているところであります。
しかしながら、当初は道路公団、道路公団はこの10月から新たな会社になりますけれども、従前の中ではトマム清水間を2007年度中にという考え方でおったようであります。更には、全線夕張清水までを2010年が2011年頃というふうに踏んでいたようでありますが、今度は会社になってしまいます。それで当然今までのような財源措置もない。分割されまして、造る側と管理する側という形の中でいくわけであります。そういうことから考えまして、早期に、2007年を、一応その、公団では、できるだけ早く完成をさせたい、供用開始をしたいというお話を、夕張を含めて、そのようなお話でございます。一刻も早くしていただきたいというのが願いでございます。
私どもとしましては、当然、交通量の問題も勘案されるものの、産業道路として、多くの通過、観光も含めて来られるのではないかと考えているところであります。そういった意味から、昨年度から、十勝支庁、札幌国際大学と連携しまして、検討会議を始めまして、観光調査を始めて、体験ルート、本町の観光のPRを今のところしているところであります。
町内の観光資源となりますと、施設も町内のそれぞれ観光協会の中にそういった事業を取り組みまして、積極的に立ち上げていこうと、今、鋭意努力しているところでございまして、今後、清水の分散している中で、体験を含めながら、一時集約的なものをしていかなきゃならないだろうと、それは直近のところというふうには、今のところ出来るような状況ではありませんので、全体的な問題として、考えていかなきゃならないだろうというふうに思っております。
今後の、そういった意見も頂戴しながら、どのような方法がいいのか、あるいは清水町独自ではなくて、新得・鹿追含めて考えて、士幌・上士幌そういった大雪ルートと日高ルートというような考えでいかなきゃならないだろうと、こんなふうに思っております。
また、観光面から始まりまして、経済面でいきますと、流通面でいきますと、ストックヤードなどが考えられるかなと、いわゆる本町の地理的条件を活かして、苫小牧、札幌、あるいは旭川、これから釧路・本別間が同じような形で、同時供用開始をお願いしているところでございますけれども、更には足寄・北見間、網走ということで、その後になるわけでありますけれども、そういった面でいくため、ちょうど中間的になるだろうと、3時間以内のところになるだろうと、そう考えていきますと、起業の面でも、相当メリットが出てくるのではないかというふうに思うわけでありまして、それに対応すべきものだとこのように思っております。
また、消費者と生産者との関係、この問題も合わせて考えていかなければなりませんし、インフォメーションセンターなどもつくりながら、町内はもちろん、十勝、道東そういったものの、降りるところであり、出発するところであると、そういうことから考えていかなければならないと思っております。これも、経済、地域資源を活かした、経済産業活性化戦略会議という中に織り込みまして、あらゆる角度から検証して、繋げていきたいなとこのように思っております。
以上、簡単でありますけれども、ご答弁に代えさせていただきます。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) それでは再質問をさせていただきます。
まず、次回の見直しは当然あるというふうにお伺いしたつもりなんですが、あのどこからいったらいいかな、次回19年度の見直しに向けての検討をいつ頃から始められるつもりなのかお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) できるだけ早くということで、今年度、17年度中にこの検討作業を進めていかなければならないのではないかなとこのように考えております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 前回の16年度の見直しについて、1年遅らせて実施したということで、随分と影響が出るのではないかという部分、町長、心配されて1年過ごされたのではないかと思うのですが、その点についてはいかがですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 確かに遅らせることによって、またその状況が遅れていくわけですから、当然、財政のほうも悪化をたどっていくわけですから、非常に心配はいたしたところであります。しかし、やはり町民の生活環境を考えますと、これは何年も遅れたほうがいい、町民の皆様から見れば遅れたほうがいいかもしれませんけれども、やはりある一定の中で、財政状況を収支のことをやっていくという中では、どうしても、遅れるよりも進めなければならないということでありますけれども、1年遅らすことによりまして、様々な使用料新たなものが出ておりますから、そういう面で、住民の皆様には利点はないわけでありますけれども、多少の時間のゆとりというものが生まれたのではないかと、しかし、これからのやつは、またもう19年度の交付税そのものが18年度までは約束事になっておりますが、19年度については不確定でありますので、今から、その準備はきちんとしていかなきゃならないだろうと思いますし、当然19年度は実施時期に入らなければならないだろうと、このように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 今、お伺いしたのは、町民の生活に大きな影響が出るのではないかということで、1年遅らせた。当然、改定を行うことによって、その影響がどんなふうに町民の生活に出るのか、心配でたまらない日々を過ごされたのではないかなということを、ちょっとお伺いしたんですが、その点について、実際どのような、1年経ってみて、印象を持たれているのか、どういう影響が出たというふうにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) あの、遅らせたことでの心配したことがですね、心配をするまでにも至らなかったというのが実感でございます。いわゆる町民の皆様がこういう町の状況も大変心配し、逆に理解をしていただいているというようなことが多いと感じているところでございます。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) これならもっと早くやれば良かったということには、ならないかもしれませんが、実際には、町民の方が理解してくれたので、それほどの影響ではなかったということなのかなと思うんですが、実際には、思ったとか思わないではなくて、家計に響くか、響かないかというところを町長は心配されたのではないかと思うんですが。次のその影響についてですが、しかし、全く、リサーチといいますか、どのような影響が出たかということについて、調べなくていいのかなという気はするんですが、この点、今から1年振り返ってどうだったかということを調査してみるという気はありませんか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そういうことも念頭に置きながら、検討に入りたいなとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) ぜひ、その調査をしていただいてですね、影響というものへの評価、それから次の見直しへのそれを参考にしていくというのが必要になるのではないかと思いますので、やっていただきたいと思います。この公共料金の見直しは、採算性だけを考えれば、どれだけかかったかというのを、受益者の方に全部負担してもらえばいいという考え方もありますけれども、公共としての使命を果たすという面から、税負担だという町長のお話もそれもそのとおりで、そこに町長のというか、町としての、考え方というのが反映されていくんであろうと思います。政策の優先順位だとか、その公共についての考え方というのが、この次の会計の中に盛られなければ、単にその財政健全化実行プランの中では、いろいろな理由はついていますけれども、とりあえず19年は10%アップするんだということしか書かれておりませんけれども、この点については、もっとしっかりした考えを持つべきではないかというふうに思うのですが、その点はいかがですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) あの、今までもですね、いわゆる一律な考え方、平成12年度まではそういう考え方でおったわけでありますけれども、それ以降上げるということにあたっては、一律にということでなくて、検討してきたつもりなんです。結果論としてそういうことになった部分もあります。だけど過程の中ではそうではない、いろいろな中で検討をされてきたわけであります。そこで影響が必ずしもなかったとは言い切れませんけれども、その管内の状況を見まして、そういうことを住民にお知らせして、示していくことによりまして、なるほど我々のところはこういう状況だったのかということの理解はしていただいたわけでありますけれども、今後も一律という考え方は避けなければならない、こういうふうに思っているしだいであります。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 先程の町長の答弁の中で、政策とは切り離して考えなければならない部分もあるというようなお答えがあったんですが、これは何を指しているのか、聞き漏らしたものですから、そこを教えていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 政策とは切り離していかなければならないというのは、生活保護者、これは法律上こういうふうになっておりますし、低所得者の部分についても、法律上のところがあるわけでありまして、そういう部分とそれから政策でやらなければならない部分があるわけでありますけれども、そういうものを取り除いた中で、やっていかなければならないことにもなるわけであります。しかし、政策そのものを固定しているものではありませんから、ときによっては、変更もあり得ると、そういうことから考えますと、一定の基準というものを持ちながら、そこで幅を持たせた中で考えていかなければならないということを、先程申し上げたところでございます。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) ちょっとわかったようなわからないような気がするんですが、先に進めて、理解をしていきたいと思います。例えば、その地域福祉計画の中というか、次世代育成支援行動計画とか、それぞれの分野で、今、産業のほうでは、経済活性化戦略会議というのがあって、それもまた検討加えている、そういうようなものとの関係といいますか、例えば、次世代育成支援行動計画の中では、町民といいますか、子育てに関わる人達が町に望んでいるものとしては、子供連れで出かけられる場所が欲しいとか、保育料の負担を軽減して欲しいとか、これは共に50%ずつぐらいあって、1番は60%で医療体制の充実を望んでいるというのがあるんですが、こういうものをどの程度大事なものとして捉えるのかということによって、保育料をどの程度に設定するかというのも関わってくるのかなと思いますが、こういう点についての、今どうしろということではなくて、考え方としてどういうふうに進めていくかということを町長にお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 地域福祉計画やら、次世代育成計画というもの、これは予算が当然伴うものであります。しかし、これを実行していくには、満度のお金ということも出せませんので、できる範囲というか、そういう中で工夫を凝らした中でやっぱりやらなければならないだろうと思いますし、当然それに見合う歳入というのは、多くは望めないわけでありますから、それは勘案しながら、実現していかなきゃならない、こういうふうに思っております。これから福祉、児童福祉も含めて、すべての福祉を、これについてはますます需要が多くなるでしょうし、子育てという問題については、真剣に、この問題についても考えていかなければならないと、そういうふうに思っておりますので、使用料とのバランスもございますけれども、そうですね、負担を求めない中で実現をしていかなきゃならないだろうと、最大の努力をしていかなきゃならないだろうと、このように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) そうすると、この実行プランというのは、いってみれば、財政の穴を埋めるのにいくら必要であるかというのが、この計画を立てる1番の基になっているのかなと思うんですが、そうすると、帳尻さえ合えば、この実行プランに書いてあるよりも、負担を少なくするものも出てくるかもしれないし、町民の生活にとって影響が少ないという判断が出たものについては、あるいはもっと%上げて設定するということも、検討の上ではあり得るというふうに理解していいですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) これからも検討作業に入っていくわけでありますけれども、基本的には今いろいろ福祉の全ての中の計画はこれは実行性のあるものにしていかなきゃならない、これと使用料とはやはり別ではないんですけれども、コスト的に考えている部分とそうでない部分とあるんですけれども、それが保育料とか現実的なものと、子育てしていく中の受益者で、利用料といいますか、教材費だとか、今まで無料でやっていたものは、教材費で求めていくとか、そういうものには負担が伴うものではないかと、いくら公共だからって、それを無料でやるということにはならないだろうと、そしたらじゃあ法人でやった場合どうなのかという、法人ではそれが利用料に含まされているわけでありますから、それと同じように準じた形の中で行かざるを得ないのではないかとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 現在は、町でやっているものについて、将来的に民間に委託するとか、NPOに引き受けてもらうとかいう部分も出てくるのかなと思うんですが、そういった場合の料金設定だとか、そういったものについても、検討していかなきゃならないと、そういうものと兼ね合わせながら、公共料金というのは設定するという場面も出てくるかなと思うんですが、そういうことについて、想定されていることについては何かありますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現時点では、考えておりませんけれども、この公共料金の改定に向けて、そういう中で協議をし議論をしていきたいと、このように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 今まで、いろいろこんな場合はこんな場合はというようにやってきたんですが、いずれも公共料金の設定の仕方をどうするかということについて、一定の方向性を出していかなければならないという問題だと思います。これは町長の政策の優先度に対する信念というのもあるんでしょうが、当然、先日可決しました、まちづくり基本条例の精神に則れば、どのような進め方になるかということも、考えていかなければならないんだろうと思いますが、その点については、そういう考えでよろしいですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) はい、そのとおりに進めていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) そうすると、19年度からの会計というと、18年度の暮れぐらいには内容はだいたい固まるかと思いますが、これに向けての手順とか、スケジュール、これは一体どのようになるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今までも公共料金等の検討会議がありますので、それから手順が予定、一定どおり進んでいますけれども、例の基本条例が4月施行なものでありますから、それ以後、住民の方に、ものによっては、意見を聞かないままでいく場合もありますけれども、すべてではありませんけれども、ある一定の重要なものについては、そういう方向に沿って、意見を聞くという手順までして、来年度の早期に一定の案を出していかなければならないだろうと、このように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) それは数字が出たものを、こんなふうになるんだけれどという案をつくってからということではなくて、その公共料金の意味合いとか、設定とかも、そこから始めるということになるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そういう基本条例が出来てからの問題というのと、それから、これから作業を進める中でね、意見の聞き方いろいろありますから、今までも説明会とか懇談会とか持ってやっていますから、そういう面でやれるものはやると、そうなった場合には、その中である程度一定のものを出しながら、また新たな、新たというか継続しながらですね、方向性を出さなければならないなとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) あの、まちづくり基本条例の施行は4月からということですけれども、あの条例が町長が今進めようとしているまちづくりの方向性を形に表したものだとするなら、今年度中から取り組むという、早期に取り組むというところから、考え方はどんどん出していかなければならないかなと思いますので、開かれた議論をして、公共料金を設定するように努めていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今までも公共料金については、そのようなことで各地域にお話をしながらやってきておりますので、それはそれとして、やっていかなければならないだろうと、その続けていって、そういうような住民の制度によるしっかりとしたものをしていく必要があるなとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) それでは2番目の高速道路のほうに移ります。
高速道路が開通することによって、産業道路として観光客も増えるというふうに、さっきおっしゃったのかなと思いますが、そこをちょっともう1回確認したいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今のあの予測ではですね、道路公団の、あるいは開発、そういう中のいろんな推計といいますかね、そういう中では、それを言っていただくわけで、表に出ているのはあまり出ていないと思うんですけれども、要請活動の中では、恐らく増加するだろうと、それも今までは、これからもありますけれども、いわゆる主たるものは団体の大型バスでの移動がありますけれども、今後は千歳空港なら千歳空港に降りて、自家用車をレンタル、あるいはボンゴ車ですか、それからその中で女性の運転、旅行者が多くなるだろうと、男性よりも女性のほうが多くなる。それも年代層別に旅行の過程も変わってくるだろうと、自分達で見つけて、自分達で歩くという、ひとつの大型ですと、エージェントでそのいろんな面で制約を受けるけれども、そうじゃなくて、自由に動きたいと、そのときに清水町には何があるんだというのを、データとして、どんどん発信していかなければなりませんから、それをやってやはり旅行客が更に増加していくと、関連する人の連携によって、1日目はどこに行って、どこからどこまでの範囲で動いていくと、そういう形になるので増加を、幹をつくれば枝葉がつくということで、戦術をやっておりまして、増えるだろうと、こういうことでございます。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 高速道路利用して観光に訪れるというか、高速道路を走る人は増えるんだろうと思うんですが、それらの方が清水に降りるというのが、どういう点でいえば、観光客が増えるというのは見通しが甘いのではないかというふうに思います。やはり、いかにして、清水で降りてもらうかということを考えなければ、本当に通るのに便利になっちゃうだけで、清水の町の人口、交流人口も含めて、どんどん少なくなっていくというような気がします。
とりあえず前回、一般質問でシーニックバイウェイを取り上げて質問しましたが、あのようなですね、十勝管内、我々のいる西部でいえば、鹿追、特に鹿追ですね、やっぱり鹿追との連携を強めるということが、重要なのではないのかというふうに思います。鹿追に降りる人というか、鹿追に行く人を清水で降ろすと、途中で寄ってもらうと、清水・鹿追で連合部門を組むべきではないかというふうに思いますが、その点はいかがでしょう。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、現在そういうこと、先程ご答弁していますよ。そういうことで、そういう形で進めていきたいということで考えています。特に残念ながら、町が主体になっていろんなものを、民間の人などに建造物でも支援したり、いろんなことしていきたいんですが、今のところそういうことないものですから、今はどうしたらそういうことに結集できるかということで、今、観光協会の中の産業クラスターだとか、観光協会は別として、産業クラスターだとか、観光協会の中の体験学習の部会だとかに、そういうのにいろんな話をしているわけであります。さらに、経済活性化戦略会議をつくりまして、そこでいろんなものを出し合いながら、どのやつを推し進めることによって活きるかどうかという、こういう考え方、また企業がやるやつも、ただ企業がやっているからいいんだというこういう見方は絶対駄目でありまして、今後の戦略として、今やっている企業をどういうふうに皆でサポートしていくことによって、そこに収穫をやるのか、どういうものが特色あるものにこの清水の町がなれるのか、そういうものを完全にきちんとしながら、どんどん変わってきますけれども、推し進めながら、PR活動をどんどんすることによって、雑誌などに掲載されるような戦略をつくっていかなければならない。そうすることによって、清水町に降りてくれると、それでまた、上士幌の方から、向こうから入ってきたら、こちらで出発点になりますから、清水町で一休みしていってもらうというような、そういう特色あるものをお互いに近隣町村と持ちながら、清水町ではこんなものがあるよと、新得町はこんなものが、鹿追町ではこんなもの、士幌町はこうだよ、上士幌町はこうだよということをつくりあげていくような方法で、今、協議をしていこうということで、シーニックバイウェイを注視しながら、そういうものに結び付けようということで、5町の中ではそういう話し合いをしていこうということになっております。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 6月定例会で、そのシーニックバイウェイについて質問をした際にですね、この東大雪というか、大雪十勝の観光開発推進協議会というのが、正式な名称は私わかりませんでしたけれども、その集まりあるんではないかと、私が質問した際に、町長はあれはメリットがないからやめたと、あっさりおっしゃっておられましたが、メリットがないからやめたということではなくて、やっぱり現在も実は東大雪4町広域観光振興研究会というのが、鹿追、新得、士幌、上士幌で現存しているということでありまして、清水は入っていないということでありますけれども、どうもこの地域でいうと、鹿追にしかメリットがないというような雰囲気が漂っているような気がしますけれども、やっぱり特に我が町なんかは、鹿追のためにということではなくて、地域をあげて、全道が相手ですから、身内の争いじゃなくて、やっぱり地域として、富良野や釧路、小樽に勝っていくというような地域をつくっていかなきゃならないと、そういう面から、十分に協力を強化するのが必要ではないかなと思うんですが、それはそういうふうにやるとおっしゃっていますので、改めて聞きませんが、そういう方向でやっていただきたいと思います。
それから、清水の新しいというか、観光スポットをつくって、PRをしていくということが、非常に大事だろうと思うんですが、このPRの仕方も、まだまだ工夫の余地があるのではないかなと、例えば、そのホームページを開いてどこに行こうか、どこに行ったらどんなものがあるかなという観光の仕方は非常に多いんですが、僕なんかも、フロイデのホームページを開いてみるときあるんですが、そうすると、表紙が白い建物が写っているというか、フロイデの建物が写っているわけですね。建物を見て、フロイデに行って温泉につかりたいというような気分には、どうもならないんじゃないかなという気がします。やっぱりせっかく御影石で造った露天風呂があるわけですから、そこに人が気持ちよさそうに浸かっているような絵を表紙に持っていくということだけでも、清水に行ったら温泉あるよということでの引き込みが違うんじゃないかと思うんですが、そういった面で、まだまだ見直してく部分があるんじゃないかと思いますが、この辺、町長どういうふうに思っていらっしゃいますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 先程もちょっとやっていくという中で、大雪山の関係、これは説明聞いてもらわなければならないですね。連携のやつなんですけれども、会議は年1回しかないんですよね。パンフレットは開いたやつの中に、所属しているやつがあるだけであって、年間相当な金額払うわけなんです。融合性どこにあるんだと、こうお互いにやっているかと、やっておらんですよ。旭川の空港を中心に、南富良野までやっているわけですよ。全然こっちはあまりないんですよ。入っているところもどんどんやめてきている、そういう中でメリットがないのでやめようじゃないかということになってやめたわけで、決して単独でパッとやめたわけではなく、何年もかかって休止したりなんかしながら、やってきたと、経過として。
それから、4町のやつはこれも誤解しないでください。入らないんじゃなくて、あれは開発で、向こうで指定してやっているわけで、うちには一切話はないわけですよ。どうしてないのか、こっちは帯広方面向いて、こういう形だろうということで、開発がそういうことでしたものですから、決してうちが消極的でもないし、何でもない、これは理解してもらわなきゃならないですよ。
私が今言っているのは、そうじゃなくて、清水も出入り口であるし、高速の出入り口があるし、274も38もあると、新得は38の出入り口であると、それからあちらの上士幌は向こうの峠のほうからの出入り口であると、士幌も本別の足寄から来るところのあれであるということから、5町でですね、もう少し良いもの何かできないかということで、積極的に考えていこうということがあって、シーニックバイウェイという問題があって、それじゃ、274とその上士幌のほうの道路は274じゃないけれども、それも入れて、それから新得も274じゃないけれども、それも入れてということで、考えていこうということで話が出ているわけであります。
それから、最後にお聞きになっているわけでありますけれども、やはり観光のPRの仕方ですね、これは当然、見直していかなきゃならないとこういうふうに思っていますから、今、いろいろ十勝支庁、支庁の政策部、それから札幌国際大学と、本町とでいろいろ協議していく中で、あるいは体験学習あるいは産業クラスターの中で、いろいろ練る、その中でひとつの形として、PRの仕方をきちんとしていかなければ、清水町に寄ってもらえることはできないだろうというような、やっぱりそういう形と特産品づくりといいますか、物づくりをして、やはりここじゃなきゃ味わえないとか、ここじゃなきゃ買えないとか、そういうものをですね、皆で知恵を出し合えば、素晴らしいものができるのではないかということで、農産物は認証制度を考えまして、安心安全なものというようなことで、清水町はクリーンな農産物をやっていくんだよということをしていくことによって、清水での購買力も出てくるし、あらゆる角度から、行政だけではなくて、質問は行政にばかりですが、行政じゃなくて民間、あらゆる人の繋がっている人を、ひとつのラインで、スタッフや会員にし、そしてネットワークを組んで、そしてきちんとして発信していかなければならない。そのことに、今、全力をあげてやっていこうとしているところでございますので、もう少し、経済戦略会議も含めてですね、その私としては期待をしていかなければならない、そういういろんな融合しながら、やっていかなければならない、もう行政での限界がありますので、民間の知恵やら、民間の資金力を導入しながら、やっていきたいなとこんなふうに思っています。
○議長(田中勝男) 1番、橋本晃明議員。
○1番(橋本晃明) 先程は、ストックヤードとか、インフォメーションセンターとかというものも出てまいりましたが、ストックヤードが出来れば、産業の活性化にはなるんだろうと思いますが、この辺は企業と十分に調査研究をしながら、本当にメリットが出るかどうかという部分はシビアに検討する必要があるんではないかなと、本当に必要であれば、どんどん利用するようになるかと思うんですね。高速道路、音更の市場の近くにあるんで、こんな有料道路、誰が農家が使うかと思ったら、牛を運搬するトラックがどんどん走っていたりだとか、そういうことが実際あるわけで、ただいくら力んでつくっても、使う人がいなければ、本当に経費かけて終ってしまうという部分があるので、そこは十分に調査していただきたいと思います。
それから、インフォメーションセンターについては、やっぱり高速道路を降りる人が清水の町に入って情報を得るためにどうしても必要なものになるんだろうと思いますが、これは大仰にお金をかけなくても、ログハウス1戸でも、掲示板だけでも、本当に機能を果たすということはあるのかもわかりませんし、問題は、売り物がちゃんとあるかどうかということだろうと思いますので、町長がおっしゃるとおり、清水の物づくりをいかにこの高速道路開通に間に合わせて、知名度を高めるかという、その辺の時間との戦いになってくるんではないかと思いますが。
ちょっともう、今日はあんまり、質問するとあのあれですけれども、農産物の認証制度についても、何回会議されたんですかね。1回か2回やられたのかなと思いますが、その進み具合については、また後日、お考え伺いたいと思います。
いずれにしても、近隣町村で力を合わせてやっていただきたいという気持ちが、私は非常に強いので、そこをお願いして質問を終ります。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午後6時56分)
○議長(田中勝男)休憩前に引続き会議を開きます。 (午後7時10分)
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