平成17年第2回定例会会議録(3月15日_一般質問9)
○議長(田中勝男) 次に、6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 6番、森田慎治です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。私、今定例会最後を務めさせていただきます。まずもって教育長に通告させていただきました。教育長におかれましては、本日卒業式等で多忙な中、時間を調整いただきまして、誠にありがとうございました。それでは通告に従い、質問をさせていただきます。
児童の健康管理と食育ということについて、次の3点にしぼってお伺いをさせていただきます。
1点目といたしまして、学校給食の目的とその背景ということでございます。学校給食は昭和29年度制定され、その後、幾度か改正され、現在に至っているというふうに聞いております。食は人間が生きるための原点であるのは言うまでもなく、健全な体に健全な教育が宿るともいわれています。それだけに、育ち盛りの子供たちには規則正しい食生活が必要だと思います。管内においても、義務教育の場では、陸別を除いてほとんどの町村が何らかの形で学校給食を行っているというふうに伺っております。改めて、学校給食の目的、意義についてお伺いします。
併せて食育について、教育長はどのように捉えているか、お伺いをしたいと思います。
2点目でございます。日常の食生活と欠食、もしくは欠食という言葉に失礼がありましたら、お許しをいただきたいと思います。朝食を食べてこられない児童という意味でございます。その実態についてお伺いをいたします。本来、食生活につきましては、家庭個々の問題でありまして、軽々しく入るものではないと認識をしております。しかし、本町においても朝食を取らずに登校してくる子供さんが増えてきていると、大変憂慮されるという状態があると聞かされております。実態はどうなのか、あるとしたならば、登校後の健康状態、あるいは授業に影響はないのか、現状をどのように把握されているのか、お聞かせいただきたいと思います。
3つ目といたしまして、栄養教諭制度の導入に取組みたいと、教育委員長の教育行政方針の中で謳われておりました。食に関する指導と学校給食の管理を一体のものとして担うためとのことですが、なぜ必要とするのか、具体的に考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
以上3点、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育長。
○教育長(横山一男) 少々議会を失礼させていただきまして、清水小学校の卒業式に参列させていただきました。非常にきちんとした、背筋を伸ばした感動的な卒業式でございまして、子供と一緒に泣いてまいりました。それでは、森田議員の児童の健康管理と食育に関わる3点のご質問にお答えしたいと思います。よろしくお願いいたします。
1点目でございますけれども、学校給食の目的と背景でございますが、議員からお話しされたとおりでございますが、戦後の経済的困窮と食糧不足から児童生徒を救済するため、発足をしてございまして、児童生徒の健康増進、体力の向上を初め、食生活の改善の面において、かなり効果を上げてきたと思っております。ところが、今日では食生活が向上したといわれていますが、その一方でカロリーの過剰摂取の問題だとか、偏食からくる栄養の偏りなどが、指摘されるに至ってございます。こうした中で、学校給食を生きた教材として食育の分野に位置付け、次の教育的効果を有していると考えてございます。3点ございまして、1つには自らが主体的に望ましい食生活を営む力を身につけるという視点、2つ目は食事を通して望ましい人間関係を育てるという視点、3つ目には脳の活性化や豊かな心を育むという視点等々でございます。
議員のご質問の中に食育をどう考えるかというようなお話でございますけれども、私はよく今まで学校の中では、知育、体育、徳育、それにこの食育がひとつ入ってくるんではないかと、知育、体育、徳育、食育というふうに入るぐらい極めて大切な分野ではないのかなというふうに考えてございます。
2点目のご質問でございますが、日常の食生活と欠食という言葉かどうかわかりませんが、特に朝ごはんを食べてこない生徒の現状はどうなっているのかということだと思うんですが、この問題につきましても、議員ご指摘のように、全国的にも話題でございまして、欠食につきましても、北海道のPTA連合会が平成15年度に調査したデータを発表してございます。それによりますと、全国で朝ごはん、朝食を食べてこない子供が15.5%いるというデータ発表してございます。全国で15.5、全道はもうちょっと深刻でして、22.5という数字をはじいております。平成12年度のデータは20%前後、全国で20%前後というデータもありますから、やはりこれらのデータはそういった数字なのかなというふうな気がいたします。本町におきまして、恥ずかしながらそういった調査をしていなかったんですけれども、議員からご質問あったものですから、あわてて大急ぎで町内の小学校児童だと思うんですけれども、小学校に聞き取り調査をしました。聞き取り調査なものですから、細かな言い回しあたりが不十分ですから、細かな数字はちょっと控えさせていただきますが、朝食を取らないで登校する生徒がいることも事実でございます。
数字はあるにはあるんですけれども、朝食取ってこないという子供がいることは事実でございますし、更には食事を取らない、またはちょっと何か飲んでくる、よくはわかりませんが、たぶんこれは予想ですが、缶コーヒー等々のようなものを飲んで学校に来るという子供がいるのではないかというふうに考えられます。
3点目のご質問の栄養教諭制度導入についての考え方でございますけれども、中央教育審議会というところがあるんですが、中央教育審議会は平成16年1月ですから、ごく最近でございますが、食に関する指導体制の整備についてを答申しました。それを受けて、栄養教諭制度の創設を内容とする学校教育法等の一部を改正する法律が、平成16年5月ですから、これもごく最近に成立をして、平成17年4月ですから、来月から実施に移されることになっているんです。制度を実施することになっているんです。
この栄養教諭制度の意義でございますけれども、議員もご指摘のように、児童生徒の食生活の乱れとそれに起因するであろう心身の健康問題がやはり深刻でございます。望ましい食生活の形成を図るために、大きな課題だということが、この要求制度の意義だというふうに思いますが、食に関する指導につきましては、本来、私は家庭が中心となって担うことが基本だと思うんですが、社会環境が非常に変化してまいりまして、家庭だけでは指導が難しくなっていることも事実でございまして、学校におきましても食に関する専門家、こういった栄養教諭制度を用いた専門家、栄養教諭を積極的に活用しながら、指導に参画をさせるということは大事なことなのかなというふうに考えてございます。
じゃあ、教育委員会としてどうなんだということになりますが、児童生徒が生涯を通して生き生きとした生活を送るために、望ましい生活習慣の確立のために食に関する指導を進める必要があるというような認識をしております。そのために、豊かできめ細やかな学校給食を生きた教材として、活用して食に関する指導を効果的に展開することも大事なことかなと思ってございます。
しかし、栄養教諭を4月1日から導入できるかというとなかなかそういうふうにもいかないんですね。そのためにはクリアしなければならないハードルがいくつかございまして、栄養教諭を学校に配置するためには、いろんなハードルがございまして、例えば栄養教諭の資格を取っていただかなければならない。新しい制度なものですから、栄養教諭としての資格を持っている人がいないというのも事実でございますから、そういった人にそういった資格を取っていただくことも必要ですし、いくつかのハードルがございますが、そういったハードルをクリアしながら、できるだけ早くですね、時間はかかりますけれども、学校現場に配置すべく努力していくことは必要だというふうに考えています。
そこで、そういった人達の力を借りながら、町、教育委員会、それから学校、家庭、保護者、更には地域とでそういった人達でメンバーをつくりまして、指導委員会的な組織も立ち上げて、子供の食に関する有り様について考えていくことが大事かなというふうに思ってございます。
いずれにしても、この食に関わることにつきましては、いろんなことが言われておりますけれども、極めて今大事なジャンル、分野であるという認識でございます。よろしくお願いいたします。
すみません、答弁漏れありますね。ごはんを食べてこない子供が学校でどんなような状態かを把握しているかというご質問がありました。これも聞き取りでございますので、そんな傾向だぐらいでお許しいただきたいんですが、朝ごはんを食べてきている子ときていない子では、集中力に差が出るという学校からの報告がございます。それから顔色がすぐれないかなという報告、ややイライラしているかなという報告があったり、そんなようなことで、はっきりいってしまえば元気がないのかなというような、そんなような聞き取りの範囲でございますけれども、学校から報告を受けているところでございます。よろしくお願いいたします。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午前11時56分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)
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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 先程はご答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。
先程、学校給食の目的についていろいろお話がございました。確かに私も昭和29年といいますと、覚えておりますけれども、食料がまだ十分ではない時代に、あれはアルミカップかなんかで、アメリカのUSAの脱粉を砂糖かサッカリンで甘みをつけたやつを飲んだ記憶がございます。本来、学校給食の目的というのは、その辺の児童が等しく健康を維持するのが目的であったように思っております。しかし、現在社会情勢が大きく変わりまして、飽食時代、お金を出せば身近で何でも手に入る時代の学校給食が果たして元の姿かなと思ったときに、少し疑問を感じるわけですよね。ということは、児童のためから逆に今の急激に変わった社会情勢の中で、家庭生活や生活環境が大きく変わり、家族の中で共稼ぎとか、あるいは経営のために子供の食事を十分とる時間がなくなったと、そういう意味合いがどちらかといえば重くなって、子供たちのためから、保護者といいますか、親のほうに気遣いをしたような形の給食の目的に変わったのかなというふうに感じるんですけれども、その辺いかがお考えでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 今のお考え、共感共鳴するところもございますが、本町の給食センター、給食行政でございますけれども、なるべく画一化しないで、各学校の願いや思いを取り入れながら、給食数を決めていきたいというような考え方を持っておりまして、例えば、週に1回ということにはならないんですけれども、例えば月に1回とか、週に1回とかいうことにはならないんですけれども、例えば、月に1回とか年に何回とか、お弁当の日なんていう制定をする学校につきましては、そういったことも視野に入れて、今議員がお話のように、食に関わった極めて子供の発達に大きな影響を持つものでございますから、学校におんぶに抱っこではなくて、家庭でもそれについては十分認識をしていただくことが大事だと思いますので、学校単位で、または学年単位で、給食の日数をどうぞ言ってくださいと、それに対応しますよと、その給食の日数の弾力化ということは、裏を返せば、各学校がまたは各家庭が考える給食の有様について、ひとつ考える側面になるのではないかなと考えてございます。
○議長(田中勝男) 6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 私もそのように理解をしているわけですけれども、簡単に考えたときに、従来の学校給食のスタート時点のイメージとちょっと変わったのではないかという形でお尋ねして、いきつくところ、学校給食は現在のところより一層必要だということは私も認識しておりますし、その云々というところは毛頭考えておりません。
ただ、食そのものの根源は家庭内であるということが、第1条件ですので、そこからこれから問題に入っていくわけでございますけれども、今現在において、学校給食センターに関わる方々が、誠心誠意児童の立場に立って、努力されている姿を見るときに、心から感謝を申し上げたいと思います。それで食育そのものというのは、ちょっとこういった本を読んでみますと、あまり深い意味合いがなく簡単に、とにかく規則正しい3食をバランスよく取ることが前提ですよということが、食育の始まりのように私は受け止めていますので、そういう意味で次の質問に入らせていただきます。
欠食、要するに朝食を食べてこない生徒が現在本町でもおられるということで、先程教育長がおっしゃられていましたように、空腹で来ているとは絶対に思っておりません。これはおっしゃったように、ジュースなり牛乳なりを軽く飲食してこられると思うんですけれども、これやっぱり背景というのは、今の時代の流れの中において、家族で食事をする、一緒に食事をする時間といいますか、それがだんだん失われたり、あるいは先程申し上げましたように、生活、家庭環境が変わってくることによって、食事の時間帯がずれてくると、個々に、お父さんが帰りが遅い、あるいは子供が塾に行って帰りが遅い、そうすると自分の時間帯に合わせた食事が十分にとれないがために、先程申しましたように、飽食時代で自由に手軽にものが求められるということで、その主食をみんなで揃う前に間食をすると、間食することによって主食が十分に取れない、そうすることが悪循環になってきて結果的に、その朝食が食べれないという形になってしまう。厚生労働省の調べの中で、こういう文言が新聞に出ていたんですね。朝食を取らない子供たちほど、就寝時間が遅い、そして子供の生活リズムに大きな影響を与えているということが第1点と、時代の流れに伴って、社会環境の変化、それにつれて生活環境、家庭環境も大きく様変わりしていって、元来当然だったような家族揃って食事が出来なかったことが、大きな要因、背景にあるんだというのが新聞に出ておりました。そういう形の中で、結局、時間のずれで深夜遅くまで、遅くまで起きていて間食しながらいると、そうすると朝起きてもおなかすかないわけですよね。食べたくないから、食べないで、簡単に言ったら、おかあさんに言われてジュースか牛乳を1杯飲んでくるという形じゃないかと思うんですよ。そういうなかでの食生活がどういう形にこれから変わっていくのかなと、本来は何回も申し上げていますけれども、食生活が家庭本来のものであって、たとえ教育の場でもあまり立ち入るべきじゃないというふうに思います。しかしながら、それが健康に害するとなると、これは教育の中で幅広くそれを取り上げて、対応していかなければならないのかなと思うわけですけれども、これを今後どのような形に進めていこうとお考えかちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 食育に関わる、要するに食事に関わる問題は、非常に深いものがございまして、議員が今お話されたように、朝食べてこないというひとつのパターンもありますし、たった一人で食べる、家族でありながらたった一人で食べる、僕らあたりは想像つかないんですが、家族そろって食事のテーブルに着いているけれども、それぞれ食べるものが違う、または同じ家庭の中にいるんだけれども、食べる場所が違う、なんていうこともこれは聞き取り調査ですから、きちんとしたデータでお示しできないのが残念なんですけれども、私達の聞き取った中にはそういうのが見えてまいります。
ですから、朝ごはんを食べてこないことも大きな問題でございますし、議員ご指摘のように、たぶん夜更かしが過ぎるんだと思います。更に、夜遅くに間食、きちんとしたお粥だとか、そういったものを食べればいいけれども、違うスナック菓子をたぶん食べるんでありましょう、予想ですが。そういうものがあって、朝食べれないということ、そうなるとタンパク質、炭水化物等々を十分に摂取しないで学校に行くから当然、脳の働きも十分にならないということになってくると思うので、これはゆゆしき問題だというふうに思うんですね。
これもまた調査してございませんが、大人も、親も、僕らにごく近くの人達も、朝食べてこないという青年、親もいるんですね。こうなってまいりますと、本当にこれは大変、それこそ国挙げてどうにかしなければならない問題なのかもしれないんです。これも予想ですが、よく車運転しながら、缶コーヒーを左手に運転している人をよく見かけますが、たぶんあの方も朝ご飯食べていないと思うんですね。とすれば、大人がそうであるから、当然子供も、朝、食卓を囲もうというそういった習慣がすべてでないですけれども、ややそういった傾向が出てきているという気がいたします。
だとすれば、教育委員会として、どうにかしなければならないと思うんですね。そこで、先程もちょっと申し上げましたけれども、栄養教諭制度がスタートしますが、即に栄養教諭を派遣、すぐに設置できません。というのは、先程も申し上げましたように、その資格の問題だとか、いろんな問題だとかございましてね。いいことに私達の町の栄養士、これは道職員ですが、極めて積極的に栄養教諭の資格を取りたいと手を挙げてくれています。近い将来、我が町の栄養職員は、栄養教諭の資格を取ると思いますから、そうしますと学校に配置することができます。学校配置になります。
これは専門的な話でごめんなさい。定数枠内なんですね、定数枠内でしか、道教委はやると、文科省はやるといっていませんから、定数枠外なら楽ですが、定数枠内ですから、今の仕事を持ちながら、学校派遣ということになります。
そうしますと、栄養教諭を中心にしながら、その方をコーディネーターにして、学校内で、学校の中で例えば家庭科、保健体育、総合的な学習等々を縦糸横糸にしながら、食の教育についても、更にきめ細やかに切り込んでいくとか、または議員ご指摘のように、学校の中だけではどうしようもありませんから、先程申し上げましたように、町だとか教育委員会だとか、地域保護者だとか、いろんな人達でチームを組みながら、食について考える、何々委員会、何々の会のようなものを立ち上げながら、一緒に考えていって、食の重要性についてPRするとともに、実際に家庭の中で、食を大事にしていくようなことに、取り組んでいく必要があるように思ってございます。
○議長(田中勝男) 6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 教育長のおっしゃるそのとおりだと僕も同感します。確かにこれは大都会じゃなくて、清水、街じゃなくて農村部もそういった風潮、私の身の回りでもございます。これが通常の食習慣というふうになってしまうと、本当に大事な体をつくる、初期の段階の一番大切なときの食事というのが損なわれて将来惨めな汚点を背負っていく子供たちをつくりだすということは、最大限避けていきたいと思うわけです。しかしながら、この問題は非常に簡単なんですけれども、非常に難しいと思うんですね。ということは、個々が自覚をしていただく、個々と言い方悪いかもしれませんけれども、これは子供より大人の社会の中ですけれども、先程申しましたように、いろいろな時代背景の中で、より便利でより合理的というほうに進んでいった結果、そしてその裏返しとして好きなものを自由に求められるという形の中で食バランスが崩れてくるという形だと思うんです。ですから、次の代にも絡むんですけれども、そういった栄養指導、その上に学校給食センターという素晴らしい施設がございます。ここで、栄養士さんがいろいろ食事について取り組んでおられると、こういったものも、一つの教材と呈しながら、そして学校で食事をしながら、先生と生徒がその食とか健康に対して議論しながら、また、そこで子供が好む料理等につきまして、やっぱりそのレシピあたりを子供に持ち帰らせるなり、家庭になんだかの形でそれを配布して親と子供が、あるいは共につくってみるとかというような、そういうような関心を持てるような形の中で、広く、保護者父兄に啓蒙していく必要があるんじゃないかと、大変時間がかかるかもしれませんけれども、できるだけ早くこの問題は、進展させて、組織を立ち上げるという計画もあるようですので、前向きに検討いただければと思いますので、更に何かあれば答えをいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 親と子供の、給食センターで取り組んでおります、親と子の食に関わりまして、担当のほうからお話をさせていただきます。
○学校教育課参事(橋本雅美) 給食を通しまして、児童生徒等の健康状態をある意味では維持をしていくということは重要なことであろうということは認識しております。
私のほうといたしましても、学校、特に給食がスムーズにいくようにということで、栄養教諭、各学校の栄養教諭さんにお集まりいただきまして、すみません、養護教諭の先生にお集まりいただきまして、担当者会議を開いております。その中でも、いろいろと児童生徒の現状について、お話をお聞きしております。その中でも、子供たちの料理、野菜を作るということと、その野菜を料理するということに対しての、きっかけづくり、これについて取り組んでいきたいというお話も現在しておりますので、そのような中で、上手く家庭とも含めて、連携していきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(田中勝男) 6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) ありがとうございました。これは本当に朝食を食べてこないばかりじゃなくて、偏食による、今言われています、成人病の低年齢化、それから逆にいうと、体の成長が激しい、早いという形から、低学年から、おしゃれといいますか、しようと関心を持つようになり、その問題も出ているというふうにも伺っております。そういったものを含めて、いかに健康を維持するためには、食べ物が大事かということ、ちょっとこの本を図書館で借りて読みましたら、食の基本を決めるのは「つ」がつくまでの食事と書いてあります。いわゆるひと桁、ひとつ、ふたつ、みっつ、ここのつ、1から9歳までの食べたものがその人の将来の食事の基本を成すと書いてあるんですね。大変わかりやすくて、いい本で感動いたしました。そういうところから児童の食に対する、教育あるいは食習慣というのが、大変でしょうけれども、前向きに努めていただきたいというふうに思います。
最後に栄養教諭の問題でございますけれども、いろいろお伺いしましてわかりました。ひとつの枠の中で資格を取った教員の中でやるということですので、期間がかかるということも十分わかります。そういったことも十分今後取り入れながら、教育の中で、家庭と学校と上手くキャッチボールしながら、お互いに健全な体を養う子供を育てるために、努力いただくようにお願いをしまして、私の質問を終ります。何かありましたら、お答えいただけるようにお願いします。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 議員のお話のとおり、味覚形成は本当に若いときになされるというふうに、私も勉強させていただいたところです。おおげさに言えば、3歳4歳で味覚形成がされるんだと、そのことを重く受け止めておりますし、今のお話、そういった視点からも、先程から申し上げていますように、指導委員会的な組織をできるだけ早く立ち上げて、この問題について、検討していきたいというふうに考えております。以上でございます。
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○議長(田中勝男) これで一般質問を終ります。