清水町は農家数350戸、農地面積14,630ヘクタール、経営形態は畑作専業179戸、酪農専業107戸、複合経営64戸で他地域と比べ複合経営が多く、十勝管内で有数の農畜産物の生産を誇っています。
こうした中で、2004年度「食料・農業・農村の動向」(農業白書)では、国産農産物の安全性や品質が消費者から評価され、今後、安全を重視した産地づくりや地域ブランドの確立、食品産業のニーズへの対応などが重要とされています。
そのため町は、清水町内で生産、製造された農産物及び食品(農・畜・水産物及び加工品)について、町独自の認証基準により審査・認証し、清水産農産品とし て町民をはじめ消費者に広くアピールする「ふるさとブランドとかちしみず認証制度」を制定しました。
清水町内で生産、製造された農産物及び加工品について、統一ブランド名「ふるさとブランドとかちしみず」を表示し、消費者の信頼感やイメージを高め、地場産品の振興を図るものです。
原則として清水町産の農・畜・水産物及び町内で加工・製造された食品。
原則として町内に居住している個人及び法人、又はそれらの者で作った生産者グループ・生産団体等。
次の4つの柱で構成し、これらを総称して「ふるさとブランドとかちしみず」とする。
- 北のクリーン農産物表示制度(YES!clean)に登録された農産物
- 上記制度に規定する栽培基準に準じて栽培された農産物
(畜産物)
- 畜産業界団体等が規定する認定規則、自主生産基準等を有している畜産物
- 《SPF豚認定制度、日本食肉格付協会の上位格付等級等》
(食品)
- 道産食品独自認証制度の認証を受けた食品
- 上記制度に規定する認証基準に準じて製造された食品
主原料に十勝清水クリーン農産物・食品の認証を受けた畑作物・果樹園芸、又は畜産物を使用した食品
主原料が100%十勝清水産である食品
農産品の特性:生産、加工製造方法や品質等に関して特性があること
次の、(ア)~(エ)の何れかが確認できること。
(ア) | 農産品の優良性を確認する国、北海道その他の団体等が定めた法令に適合していること、又はそれらの認証・規格等を有していること。 |
(イ) | 生産、加工製造方法に関して特性があること。(加工製造、貯蔵方法における技能、技術の個性・特長) |
(ウ) | 味覚その他の品質に関する特性があること。(甘味(糖度)等の味覚、食感その他の品質に関する個性・特長) |
(エ) | 清水町のイメージアップやPRする特性があること。(清水町を広く周知し、こだわりや愛着をもたれ消費される個性・特長) |
- 認証を受けるには、所定の申請書に必要事項を記入し関係書類を添えて、町に提出します。
なお、十勝清水町農業協同組合の組合員、清水町商工会会員の方は、その所属組織を経由して、申請書を提出します。 - 町は調査会議を開催し、提出された申請書類の内容、現地の目視及び聞き取りなど適切な方法により調査、確認を行います。(調査会議の構成:十勝清水町農業協同組合、清水町商工会、十勝農業改良普及センター十勝西部支所、町の関係職員で構成する。)
- 調査会議の結果に基づき、ふるさとブランドとかちしみず認証委員会に諮問し、答申結果により認証を決定します。
(ふるさとブランドとかちしみず認証委員会の構成) - 十勝清水町農業協同組合
- 清水町観光協会
- 清水町商工会
- 十勝農業改良普及センター十勝西部支所
- 消費者の代表(消費者協会、女性連)
- 清水町役場農林課
- その他町長が必要と認めた団体
認証マークとブランド名
認証された清水産農産品の表示について、別紙のとおり認証マークとブランド名「ふるさとブランドとかちしみず」を定めます。