「清水」はアイヌ語で「明るく清らかな川」を意味する「ペケレベツ」を意訳したものです。
明治32年に開設した「ペケレベツ駅逓」の取扱人である村山和十郎が、人舞村、屈足村を直轄していました。しかし、駅名と一致せず行政・経済面で不便なため、昭和2年9月25日に清水村と改め、昭和11年1月1日より町制が施行され「清水町」となりました。
年号 | 年 | 西暦 | 主な出来事 | 年数 |
安政 | 5 | 1858 | 松浦武四郎が、蝦夷地山川地理取調べの途次、ニトマフ(現清水町人舞)に泊まり清水アイヌと交歓する | |
明治 | 31 | 1898 |
近代日本経済の父といわれる渋沢栄一が創設した、熊牛農場(後の十勝開墾合資会社)に、越前地方より26戸99人が入植 上芽室原野・ペケレベツ原野に讃岐団体の6戸が入地 |
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32 |
1899 |
塩野谷辰三氏が上羽帯原野の貸付を受け塩野谷牧場を開く、 明治34年に乳牛等を飼育(町の酪農発祥地とされる) |
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34 | 1901 |
ペケレベツ駅逓を清水駅逓と改称、清水の語源となる 熊牛簡易教育所(後の熊牛小)開設(平成17年閉校) |
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35 | 1902 | 博約簡易教育所(清水小の前身)開設 | ||
36 | 1903 | 人舞村外一ヵ村戸長役場開庁 | 開町 | |
37 | 1904 | 熊牛簡易教育所松沢組特別教授所(後の松沢小)開設(平成17年閉校)、公立人舞簡易教育所(後の人舞小)開設(平成11年閉校) | ||
39 | 1906 | 上芽室簡易教育所羽帯特別教授場(後の羽帯小)開設(昭和53年閉校) | ||
40 | 1907 | 旭川と釧路間に中央鉄道「十勝線」開通、清水駅と佐念頃(後の御影)駅の両駅開設 | ||
41 | 1908 | 十勝開墾合資会社創設者の渋沢栄一が初めて熊牛農場訪問し、3泊滞在する | ||
42 | 1909 | 「佐念頃(後の御影)神社」創建 | ||
43 | 1910 | 清水小下佐幌組特別教授所(後の下佐幌小)開設(平成17年閉校)、公立第二熊牛小教育所(後の北熊牛小)開設(平成16年閉校) 下佐幌に日本育児院付属の福祉施設「北星園」開設(大正12年帯広町へ移転) |
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大正 |
元 | 1912 | 渋沢栄一寄与の「大勝神社」(熊牛)創建 | |
2 | 1913 | 上芽室小久山特別教授場(後の旭山小)開設(平成12年閉校)、羽帯小上羽帯特別教授所(後の上羽帯小)開設(昭和51年閉校) | ||
3 | 1914 | 熊牛第一小美蔓特別教授所(後の美蔓小)開設(平成16年閉校) 清水市街の大火で53戸が全焼 | ||
4 | 1915 | 屈足村と分離し人舞村と称す | ||
5 | 1916 | 上芽室小佐念頃特別教育所(後の御影小)開設 | ||
6 | 1917 | 「清水神社」造営 | ||
8 | 1919 |
佐幌川に水力発電所を開設、清水・佐念頃(後の御影)市街に電気が供給 |
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10 | 1921 | 芽室村より分割して御影村開村、清水市街に電話が開通 佐念頃駅を御影駅と改称 | 20年 | |
11 | 1922 | 日本甜菜製糖株式会社清水工場(製糖)操業開始(旧日甜) 失火により清水小学校が全焼 |
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12 | 1923 |
人舞村に1級町村制施行 御影村市街に電話が開通 ドイツ人コッホが入地(現下佐幌)し、農業指導にあたる |
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13 | 1924 | 十勝開墾会社が明治製糖株式会社に経営を移譲する | ||
14 | 1925 | 河西鉄道(株)が下清水~上幌内間、熊牛~南熊牛間、熊牛~北熊牛間を旅客営業運転開始(昭和26年全線廃止) | ||
昭和 | 2 | 1927 | 人舞村を清水村と改称 | |
3 | 1928 | 北海道拓殖鉄道(株)線新得~鹿追開通し、熊牛停留所開業(昭和43年全線廃止) | ||
4 | 1929 | 清水自動車(株)清水~鹿追間で自動車定期路線開始 | ||
6 | 1931 | 十勝自動車合資会社(帯広)清水~帯広間バス運行開始 美蔓の珠玖農場で農地開放期成会結成により農場主と交渉し小作者への農地開放実現 | ||
8 | 1933 | 十勝開墾会社熊牛農場で、熊牛農場開放同盟会結成により農場主の明治製糖株式会社等と交渉も難航し、北海道庁の仲介により小作者への農地開放実現 | ||
9 | 1934 | 清水駅を鉄道省の要請で十勝清水駅と改称 村立清水実科女学校(清水高等女学校の前身)開校 |
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11 | 1936 | 町制施行により清水町となる | ||
12 | 1937 | 清水町紋章(町章)制定 | ||
19 | 1944 | 御影小学校の校舎が全焼する | ||
20 | 1945 | 日赤清水診療所(現清水赤十字病院)が開院する | ||
21 | 1946 | 日本甜菜製糖株式会社(新日甜)清水工場(製糖断念し馬鈴薯全粒粉化・鋳物生産等)が発足する | ||
22 | 1947 | 町立清水中学校、熊牛中学校、御影村立御影中学校発足 | ||
23 | 1948 |
自治体警察「清水町警察署」開庁 清水町立清水高校開校、御影村立羽帯中学校、同旭山中学校開校 清水農協・熊牛農協・御影農協が発足 |
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24 | 1949 | 日本甜菜製糖株式会社清水工場は製糖断念でイースト製造工場へ転換し再開 町立清水高校が北海道立清水高校へ移管 |
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25 | 1950 | 熊牛中学校を改組し、熊牛第一中、熊牛第二中を開校 | ||
27 | 1952 | 開基50周年記念式典、御影村立北海道御影高校開校(昭和36年閉校) | 50年 | |
30 | 1955 | 上羽帯小学校で完全給食実施(十勝管内初) | ||
31 | 1956 | 清水町と御影村が合併 町の広報紙「広報しみず」を発行 | ||
32 | 1957 | 竹岸畜産(現プリマハム)工場操業開始 | ||
33 | 1958 | 上芽室地区境界変更により109戸667人が芽室町に編入、清水町公民館落成 | ||
34 | 1959 |
町境界対応での町議会リコール問題で辞職により、町長・町議会の出直し選挙を実施 清水・御影の体育協会を統合し清水町体育協会が発足する |
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37 | 1962 | 開基60周年記念式典、ホクレン清水製糖工場操業開始 日本甜菜製糖株式会社清水工場に紙筒事業部門新設で紙筒(ペーパーポット)の製造・販売も開始 | 60年 | |
38 | 1963 | 町立清水保育所開設 | ||
40 | 1965 |
日勝道路(国道274号線)開通 清水町学校給食センターを開設し町内小中学校21校で学校給食を実施 |
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41 | 1966 |
町制施行30周年記念式典 清水町民憲章制定、清水町振興計画策定 |
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43 | 1968 | 清水町旗制定 | ||
45 | 1970 | 清水町上水道通水開始 | ||
46 | 1971 |
第1期清水町総合開発計画策定 御影簡易水道通水開始 熊牛公民館開設 |
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47 | 1972 |
開基70周年記念式典 町木(ナナカマド)、町花(スズラン)、町鳥(ウグイス)制定 |
70年 | |
49 | 1974 | 町立総合体育館が開館、マルマス清水工場が操業開始 | ||
51 | 1976 |
御影文化協会が発足 上羽帯小が閉校、閉校した校舎を利用して上羽帯少年自然の家をオープン |
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53 | 1978 |
青色申告と諸税完納の町宣言制定 日勝スキー場オープン(平成17年2月閉鎖) 町立清水幼稚園開園 みかげ学園の後を受け社会福祉法人清水旭山学園設立 |
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54 | 1979 | 全国清水町姉妹縁組締結(平成18年3月で終了、経済・文化交流は継続) 生本半三郎氏(元清水商工会会頭)民有林の振興による功績で名誉町民(昭和61年没) | ||
55 | 1980 |
清水町文化センターオープン、第1回交響曲第九演奏会開催 御影農協が解散し、清水農協に編入、農協が一本化された |
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56 | 1981 | 第2期清水町総合開発計画策定 | ||
57 | 1982 |
開基80周年記念式典 清水町役場新庁舎完成、清水町老人福祉センター完成 |
80年 | |
58 | 1983 | 清水町民水泳プールオープン(平成29年清水小プールに改修) | ||
60 | 1985 | 老人健康増進センターオープン、第2回交響曲第九演奏会開催 | ||
61 | 1986 |
清水町公共下水道工事完成、下水道供用開始(下水終末処理場稼動) 農村環境改善センターオープン、日勝キャンプ場オープン(平成14年閉鎖) |
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62 | 1987 | 非核平和清水町宣言制定 | ||
平成 | 元年 | 1989 | 防災行政無線放送開始 | |
2 | 1990 |
清水町シンボルマーク・町鳥ウグイスをモチーフの「うっちゃん」選定 第3回交響曲第九演奏会開催 清水町図書館・郷土史料館オープン、清水町清掃センター完成 |
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3 | 1991 | 第3期清水町総合開発計画策定、健康づくり宣言制定 | ||
4 | 1992 |
開基90周年記念式典 からくり(カリヨン)時計塔完成、世代間交流センターオープン、御影排水処理場稼動開始、清水町アイスアリーナオープン |
90年 | |
5 | 1993 |
歓迎の鐘(カリヨン)設置(美蔓パノラマパーク、清水公園) 緊急通報システム設置 |
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6 | 1994 |
歓迎の鐘(カリヨン)設置(日勝峠)(現在町内カリヨン機能休止) 御影公園造成 |
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7 | 1995 |
しみず温泉フロイデオープン(平成20年民間へ売却・現在休業中) 第4回交響曲第九演奏会開催 |
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9 | 1997 |
清水町学校給食センター移転完成 道内初清水高等学校「総合学科」スタート 矢地広三氏(元町長・元北海道町村会長)7期28年町長としての功績で名誉町民(平成18年没) |
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10 | 1998 | 清水町保健福祉センターオープン | ||
11 | 1999 | 財団法人清水町農業振興公社設立(平成24年解散) | ||
12 | 2000 |
町情報公開条例施行 第5回交響曲第九演奏会開催 |
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13 | 2001 | 第4期清水町総合計画策定 | ||
14 | 2002 | 開町100年記念式典、記念行事を挙行(寄贈のエゾヤマザクラ200本以上の苗木を上清水旧国道沿い植樹など) 清水町ハーモニープラザオープン 町財政破綻回避に向け、役場庁内に行財政推進本部を設置して人件費見直しや事務事業見直しなどを実施(H14~H16) 町地域新エネルギービジョン策定 |
100年 | |
15 | 2003 | ごみ収集を有料化 | ||
16 | 2004 | 小学校統廃合で町内小学校は清水小・御影小の2校となる 構造改革特区の認定を受け、清水小学校1、2年生を対象に少人数学級スタート 日本甜菜製糖株式会社清水工場の名称が清水バイオ事業所・紙筒事業部と変更され、健康補助剤(サプリメント)のツイントース(ファンケル)の原料製造と販売も開始 |
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17 | 2005 | 町財政破綻回避に更なる改革が必要で、緊急対策で行財政健全化実行プラン(H17~H26の10カ年)策定で、第1次緊急3か年計画策定による人件費削減・事務事業削減などの緊急政策を実施(H17~H19) 清水町史「100年史」完成・販売 閉校した北熊牛小の校舎を利用して「きたくま文化蔵」をオープン 第6回交響曲第九演奏会開催 |
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18 | 2006 | 清水町まちづくり基本条例施行、御影診療所の経営を民間法人に移管 旧熊牛小に構造改革特区の認定を受けた北海道芸術高等学校開校(平成27年3月で閉校し仁木町に移転) しみず「教育の四季」宣言 |
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19 | 2007 | 清水町議会議員の定数18を5減の13人で選挙実施 「大相撲十勝清水場所」開催 |
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20 | 2008 | 財政基盤の確立に更なる改革が必要で、行財政健全化実行プランの第2次緊急3か年計画策定による人件費削減・事務事業削減などの緊急政策を実施(H20~H22) 清水町議会本会議のインターネット生中継開始 町内で野生アライグマ初捕獲(被害等で捕獲実施し、令和元年度からは年200頭以上を捕獲) |
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21 | 2009 | シーニックバイウエイに清水町ほか西北十勝6町の「十勝平野・山麓ルート」が指定 北海道バイオエタノール(株)十勝清水工場操業開始(平成27年3月操業停止・工場廃止) 19戸がにんにく作付け実施、試験栽培開始、令和元年にんにく産地化宣言(R3~17戸約20ha) 清水市街地で「コミュニティバス」試験運行開始(平成23年本格運行) |
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22 | 2010 |
町内の景勝地PRとして清水の景勝地「4景+1(日勝峠展望台、パークゴルフ場〔清水公園〕、美蔓パノラマパーク、円山展望台)+(十勝千年の森)」を選定 NPO法人清水町アイスホッケー協会が地域づくり総務大臣表彰受賞 |
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23 | 2011 | 清水町まちづくり計画(第5期清水町総合計画H23~R2)策定 道東自動車道・十勝清水~札幌まで直結開通 町広報紙とお知らせ版を清水町ホームページに掲載開始 |
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24 | 2012 |
開町110年記念式典、記念行事施行、北海道ガーデンショー開催 |
110年 | |
25 | 2013 | 十勝清水牛玉ステーキ丼が新ご当地グルメグランプリ北海道でグランプリ受賞 | ||
27 | 2015 | 十勝清水牛玉ステーキ丼が新ご当地グルメグランプリ北海道で三連覇達成(殿堂入りを果たす) 清水町食育推進計画(地産地消促進計画)を策定 雪印清水工場跡地に新清水消防庁舎完成 |
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28 | 2016 | 消防署が十勝管内全域管轄広域化「とかち広域消防局」スタート 台風4回襲来の大雨でペケレベツ川・小林川・芽室川・久山川などの河川氾濫でJR橋脚流失や国道38号橋脚の破壊、274号日勝峠では道路崩落や消失など甚大被害で通行不能、町内各所で交通寸断、農地等に甚大被害 2名が行方不明(JR石勝線4カ月不通、日勝峠1年2カ月通行止) | ||
29 | 2017 | 清水小学校プールオープン | ||
30 | 2018 |
第8回交響曲第九演奏会 羽帯駅廃止・さよならイベント開催 |
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令和 | 元年 | 2019 |
酪農発祥120年記念シンポジウム開催 御影保育所が保育所型認定こども園に移行し「御影こども園」となる |
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2 | 2020 |
第一保育所・第二保育所が統合し、「しみず保育所(愛称:ぽっけ)」が開所 新型コロナウイルス感染症の影響でイベントが相次いで延期・代替や中止 |
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3 | 2021 |
清水町まちづくり計画(第6期清水町総合計画R3~R12)策定 新型コロナウイルス感染症変異株の影響でイベントが相次いで延期・代替や中止 |
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4 | 2022 |
清水町開町120年記念式典・シンポジウムを開催、渋沢栄一生誕の地埼玉県深谷市長など、渋沢ゆかりの地関係者19名が来町 清水ロータリークラブが深谷東ロータリークラブと友好クラブを締結 渋沢栄一ゆかりの地訪問町民ツアーを開催し、町民20名が参加 |
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5 | 2023 |
しみず保育所と清水幼稚園が統合し、「しみず認定こども園(愛称:ぽっけ)」を開園 |