少人数学級の取り組み

本町の少人数学級の取り組みは「文化のまちの心の教育特区」として、平成15年5月23日に認定を受けたことに始まります。

この特区の認定により規制の緩和を受け、平成15年6月1日から清水小学校の1年生56人を従来の2学級から3学級(1学級約20人)に学級編制をし、この学級増に伴う教員1名を町で任用し学校に配置して、本格的に少人数学級がスタートしました。
平成16年4月1日からは町費負担による教員を2名に増員し、1年生と2年生を対象に少人数学級を実施しております。
教育効果等についてはもう少し長い目で見て行かなければなりませんが、少人数学級の実現により子供達の育ちや変容が少しずつですが着実に見られるようになってきました。

1.生活集団の面から見た主な変容
  • 先生や友達の話をしっかり聞き、進んで挨拶ができるようになってきた。
  • 我慢をすること、机の中や上の整理が上手にできるようになってきた。
  • 他の子の頑張りを認め、友達に対して乱暴な言葉を使わなくなってきた。
  • 学校を楽しみに登校するようになってきた。
2.学習集団の面から見た主な変容
  • 音読がとても上手になり、発表する声も大きくなってきた。
  • 発表の機会も多く、一人で発表することに自信が持てるようになってきた。
  • 友達と協力して学習したり、順番をしっかり守る事ができるようになってきた。

などの変容が見られるようになってきました。また、地域・保護者からも高い評価を得ています。

平成18年、この教育特区も一般化され、全国どこの学校でも少人数学級が編成出来るようになりましたが、これらのような教育効果が認められたものと考えております。

今後ともきめ細かな指導を通じ、学校生活への円滑な適応と基礎学力の定着を図り感性豊かな子供達の教育のため、より一層充実した指導ができるものと期待をしております。

※この教育特区については、平成18年7月3日 全国展開となりました。

この情報に関するお問い合わせ先
教育委員会学校教育課 電話番号:0156-62-5138