ひとだまとキツネ

久人は山奥へと進んでいきました。

「ちょっと疲れたな。
 そうだあの大きなシラカバの木んとこで一休みすっかな」

しかし、ふしぎなことに、いくら歩いてもその大きなシラカバにたどりつきません。

近づくとさらに遠くなります。