ひとだまとキツネ

久人は、恐い気持ちと確かめてみたい気持ちとで揺れましたが
「ゆうれいでないべな、したけど気になっから見に行ってみるべか」
見にいってみると、シログサレした人間ほどの大きさの木がそこにありました。
「シログサレだな、ゆうれいでないべな」
と久人は少しホッとし、笑いながら学校に向かいました。