馬そりに乗った花嫁

みよが嫁いだ青木家は農家で、おじいさんの代に四国、徳島から移り住んだそうです。「みよ、ほれ。湯たんぽだ。身体ばあっためろ」武雄は寒がるみよのために、拾ってきた玉石を暖めて湯たんぽ代わりにくれました。やさしい夫と、かわいい子どもにも恵まれ、みよは幸せでした。