ひとだまとキツネ

するとどうしたことでしょう。

気がつけば家の近くの川の中に座っていました。

「やっぱしキツネだったのか!
 でも、人にきらわれるのがいやだったんだなぁ」

と、久人は手に残っている魚をみながらつぶやきました。

おしまい