タケシとアイの冒険

タケシは町の人にアイのことを聞いて歩きました。すると農家のおじいさんが

「それ何時頃さあ?」と、タケシにたずねました。

「お昼頃」と、タケシはしょんぼり答えました。

「ビートの甘い匂い(におい)にさそわれて、貨車(かしゃ)に

乗ったんでないかい?昼頃だらちょうど鹿追行きの※軽便(けいべん)だべさ」

※軽便・・・線路の間の幅が狭く、小型の機関車・車両を使う簡単な鉄道