まちづくり基本条例への思い
まちづくり基本条例の制定にあたって

地方分権の流れや少子高齢化が進行する今日の社会情勢の中で、町民のみなさんと協力し合ってまちづくりを進めていくことが私の使命であると認識し、今日の町政運営に取り組んでいます。

私は、町民と行政が共に同じ思いでまちづくりを進めるための基本的なルールを定めて、町民誰もが積極的にまちづくりに参加できるよう必要な情報を積極的に提供し、そのことによって町民の皆さんのまちづくりへの意識が高まり、協働のまちづくりへと進めたいとの思いから「まちづくり基本条例」の策定に取り組みました。

この条例は、(1)「町民参加に必要な情報の共有」「町民参加の原則」「町民・議会・行政の責務」など『自治体運営の基本原則』と、(2)「委員の公募」や「町民意見提出制度」「説明責任」など『自治体運営の基本原則を実現するための制度・仕組み』の大きく二つの内容で構成されています。

私は、これから取り組もうとする重要な施策については、この条例に基づいて、事前に町民の皆さんに情報を公表し、問いかけ、いただいた意見は役場全体でさまざまな角度から、どうすることが清水町にとって一番良いのかを検討し、その結果をお知らせします。

是非、皆さんのまちづくりへの意見を聞かせていただき、その意見交換から、お互いを信頼し、行政と町民との協働へつなげて行くことで、新しい「まちのかたち」が見えてくるものと信じています。

平成18年4月からはこの「まちづくり基本条例」に基づき、これまで以上に透明な行政運営を進め、まちづくりの諸課題を解決していきたいと考えています。

平成17年11月