令和2年第1回定例会会議録(3月16日_日程第3 一般質問 桜井崇裕議員)

○議長(加来良明) 次に、12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 12番、桜井崇裕。

 通告に基づきまして、一般質問をしたいというふうに思います。

 本町農業の現状と将来像について。

 本町の農業は、順調な畑作に加え、酪農や畜産は生乳生産の増加、乳価や肉牛価格の上昇により、農協の農産物取扱高は史上最高の300億円を超え、管内24農協においては3,549億千円を達成いたしました。

 一方、野菜価格の低迷もあり、栽培作物による農家間格差が広がった年でもありました。国際的には、環太平洋連携協定(TPP11)、日欧EPA、さらに日米貿易協定が発効され、政府は令和元年度補正予算で、それぞれの対策予算、そして新年度予算が年度内成立の見込みとなっています。また、農政の中長期の指針となる新たな食料・農業・農村基本計画が3月に閣議決定することになっています。

 本町においては、阿部町政が任期1年を残しての締めくくりの年であり、第5期清水町まちづくり計画の最後の年でもある。町長が就任されてからの本町の農業政策等についての所見を伺うとともに、第6期清水町まちづくり計画に当たっての本町農業の将来像について、次の3項目をお伺いいたします。

 1、公約及びこれまで述べられた執行方針は達成されたかお伺いいたします。

 2、本町農業の町長が感じる課題とするものがあれば何か伺います。

 3、第6期清水町まちづくり計画を策定する中で、本町農業の将来像とは何かをお伺いします。

 よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、桜井議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 最初に、公約及び執行方針についての達成状況でございますが、公約には、大規模農業経営の安定した経営の推進や高収益作物への支援、バイオガスプラント設置によるクリーン農業の推進などを掲げております。

 執行方針におきましても、クリーン農業と資源循環型農業の推進、また、毎年のように状況が変わる農畜産物の市場開放に対する対策、異常気象に負けない農業基盤の整備などに取り組むことにしています。

 現状といたしましては、農家戸数が減少している中で、本町の農地面積は変わっておらず、耕作放棄地も発生しておりません。このことは、当然、経営規模を拡大される農家が増えていることになりますが、このことに関しては、高性能な大型作業機などの導入や自動操舵システムなど、ICTの導入による効率化・省力化を図るため、補助事業を活用し、積極的に導入を進めているところであります。

 また、高収益作物の増反などへの支援に関しましては、農業の生産部門、また、農畜産物に付加価値をつけ、販売を担う農協との協議を行った上で、行政として農家の安定的な所得の確保に必要な支援を行ってきております。

 バイオガスプラント設置によるクリーン農業の推進については、昨年、酪農家と農協による集合型プラントとしては国内最大規模となる美蔓バイオガスプラントが稼働し、さらにもう1基のプラント計画も進めているところであり、公約の実現に向けては、おおむね順調に経過しているものと考えます。

 また、執行方針については、公約達成に向け、例年、基本的な考え方は大きく変わっておりませんが、国際的な市場開放については、今後とも本町における影響や、国や道の動向を注意していかなければならないものと考えております。

 次に、2点目になります。

 本町農業の課題でございますが、日本は過去にない市場開放を迎えることになり、また、近年の異常気象による農作物への影響を懸念しているところでございます。こうした厳しい農業情勢や災害などを乗り越えることができる安定的な生産基盤の確保と、持続可能な強い清水町農業を推進することが課題であると考えております。

 また、本町においては大規模経営が増加する一方で、農家戸数の減少があります。大規模経営においては労働力の不足が顕著であり、また、農村地域の振興を図るためには農業従事者や酪農ヘルパー組合など、農作業受委託組織における人材確保・育成に加え、新規就農対策にも取り組んでいかなければならないものと考えております。

 次に、3点目の本町農業の将来像についてであります。

 先ほど申し上げました農業の課題については、まずは取り組んでいかなければならないものと考えております。地域農業を支える担い手・後継者の育成を図り、農業者の健康管理と、よりゆとりある生活を支援するため、労働力の確保やスマート農業の推進を図らなければなりません。

 また、食の安全安心への関心が高まる中で、化学肥料や農薬を低減した環境保全型農業を広く周知し、農協が生産する堆肥ペレットやバイオガスプラントから生産される消化液を活用した循環型の有機農業を進める必要もあります。

 異常気象に関しましては、現在も進めている農業基盤の整備を、今後とも計画的に推進していかなければなりません。

 いずれにいたしましても、第6期の計画策定におきましては、農業生産者の現状や農畜産物の販売に精通している農協や、幅広い知見を有している農業改良普及センターなど、関係機関との協議を重ねながら将来像の策定に当たってまいりたいと考えております。

 以上、本町農業の現状と将来像についての答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 町長に就任されて、当時は本当に農地が流されるなど、大変な状況でありました。その中で復旧されまして、数年で300億円を超える所得を上げていると、そういう状況でありますが。振り返って、町長の、災害の中でここまでなったっていう所見をお伺いしたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 平成28年、農地で言いますと110ヘクタール以上の被害に遭った経過がございますけれども、国等、あるいはたくさんの人の御支援のもと、比較的よその地域に比べると早目の農地の復旧ができました。その後、被害を受けたところの農地の生産力の向上に向けて、いろいろとまた有機質の投入だとか、あるいはさらにまた基盤の整備だとか、そういう事業も積極的に展開したこともありまして、今はそのときの被害を受けた農地が、どこだかわからないと言ったら怒られますけれども、そのぐらい安定した部分があって、比較的いい生産状況になっているかなと。それは29年と、30年は少し畑作のほうは落ちましたけれども、また平成31年度、令和元年度につきましては、まあまあの成績が上がったと、そんなところにいろいろなこういう対策が功を奏したところがあらわれているのではないかなと、そんな思いを持っているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 阿部町長は農政通でありまして、また、町長も自負していると思います。また、農業者の期待も大きいと思います。その中で公約あるいは執行方針が出されているわけでございますけれども、大規模経営の推進を図るという観点から、今、清水町はほとんどが家族経営であります。その中で農家戸数が減るとかそういった課題はあっても、家族で経営するにも限界があると。その中で大規模経営というのは、どんなふうに町長は思っているのか、そこら辺も、ちょっとお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 大規模経営、ずっと農業の、清水町ばかりではなく、十勝全体も含めて清水町、日本全体は少し違いますけれども、清水の農業を見てきて、大規模化とそれから機械化の歴史がずっといろいろあるところでございまして、私もその中で公約には大規模経営の安定推進ということで挙げさせていただきました。そういう意味では、中身を、大規模化は黙っていても、今は、清水町は平均で、公式数字ではありませんけれども、14,000ヘクタールの、法人も入れると三百二十何戸ですけれども、335戸ですかね、そうですけれども、それで割ると43ヘクタールぐらいの経営規模になっております。

 だから、これはそのまま、その中で内部従事だとか経費の節減だとか、いろいろなことを図りながら充実をさせていって、自然の流れであれするよと。ただ、今後いろいろなことを考えていくと、労働力の不足だとか、さらにまた、それのためにAI化を進めていくと、先ほどの回答の中にもありましたけれども、そんなことをさらに推進の支援を、お手伝いをしていかなければならないかなと、そんな思いを持っているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) そういった中で、町長は町営牧場の預託頭数等の増加分も確保して何とか支援をしたいというような考え方を持っておられるわけなのですが、過去にも町営牧場の整備計画が提示されましたけれども、本年度も土地改良するというようなこともお聞きしていますけれども、今後の進め方、計画を教えていただきたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 町営牧場の今後の整備計画についての御質問ですが、今年度の実施計画が終わりました。来年度から工事着手となり、計画では令和6年度までの事業となってございます。これまで多少、過密での受け入れ、それと草地についても経年による減収となっていることから、計画としては家畜保護施設3棟、それと草地整備約390ヘクタールの実施を行うものでございます。これにより、夏季放牧頭数は2,200頭から2,400頭、また、冬季舎飼いについては616頭から1,216頭に受け入れを増頭する計画となってございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) それでは、町長の公約、それから執行方針の中でよくクリーン農業ということを強調されておりますが、基本的な町長の考え方を改めてお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 一番は、今、農業生産が増大していく中で、施肥の問題だとか、それからふん尿の過剰投入だとか、そんなこともいろいろ考えた中で、環境に相当負荷を与えていると思われる部分がありますので、先ほどの答弁の中にもありましたように、まずはバイオガスプラントによって、それらをしっかりと環境の整備にプラスになるような、そんなような推進も図りたいということで、1棟は今、最大規模のやつが美蔓にできましたけれども、また引き続き2基目についてもそういう計画を図りながら、こういうところからクリーン農業を図っていきたいし、それからまた先ほども出ていますように、施肥の、しっかりとした、消化液を有効に活用した中で減肥だとかいろいろなものにつなげて、特に地下水の問題だとかいろいろなことがありますので、そういったところも含めて環境に負荷のかけない農業を、大規模化と進めながら、あるいは多頭化であって、すごくそういう状況を引き起こしやすい方向に向かっている部分もありますので、それをしっかりと排除した中で今後も進めていければなと、そんな思いを持っております。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 今バイオガスプラントのお話をいただきました。クリーン農業を推進する上で重要な取り組みということを認識してはおりますけれども、今後、第2、第3と進める中で、FIT枠、その買い取りがどうなっているのか。84万キロまで増やせるという道東枠という話もお聞きしているのですが、近々の状況をわかる範囲で説明いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) FITの空き容量の現状でございますが、北電におきましては接続検討を行い、20万キロ程度の容量が確保できるということを示されております。ただし、工事費につきましては100億円程度、工期についても5年程度はかかるということで、現在、具体的な募集プロセスまでは示されていない状況であります。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) それでは、2つ目の清水町の課題についてお聞きをしたいというふうに思います。

 バイオガスプラントといっても限定的であります。全ての清水町の酪農家がそれに依存することは不可能であります。そういった中で、特に清水町が主導してバイオガスプラントをやっているわけではない。そういった中で、今後、そのふん尿処理、悪臭対策、そういったものがもともと課題となっていましたが、そういったものの対応についてお伺いします。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 悪臭対策等ですが、バイオガスプラントから生産される消化液につきましては完熟されていることから、においも少なく有効な液肥であるということではありますが、現状、まだ畑作農家さんのほうに理解されていないという部分がございます。次年度においては、消化液の散布につきまして実証事業を計画しているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 地域の基盤強化を一部の経営の大規模化に依存する環境は、人手不足の深刻や自然災害の多発の中、リスクが大きいと。中小・家族経営を中心とした戸数の維持、基盤の底上げが重要であるというふうに、今、国はそういった計画を立てていますが、そういった点についてはいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 農家戸数の減少ですけれども、こちらは町としましても、農村地域の振興という部分では、これから進めていかないといけない。特に新規就農対策等、労働力確保・育成、そういった部分で進めていかなければならないものと考えております。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) スマート農業について、町長の考え方をお聞きしたいと思います。

 現状、ほかの地域によってはスマート農業推進協議会なるものを立ち上げるなど、いろいろな動きがあります。本町においても、農家がいろいろな形の中で導入されていると思います。しかし、なかなか高額であるために、誰彼買えるものではないものもあるわけなのですが、そういったことを含めて町長のスマート農業に対する、まあ、これは将来の中にも述べられておりますけれども、基本的なスマート農業の認識と考え方をお伺いしたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) スマート農業は、どこからどこまでがスマート農業なのかという、その定義の部分もありますけれども。

 今もスマート農業というのは、ある意味では推進をされてきているところで、桜井議員がおっしゃっている、いわゆる農村のブロードバンド化だとかそういうことだと思うのですけれども。それらについては、今いろいろな経過の中で進んできている町村もあるのですけれども、私といたしましては、これらの部分についても何年か後に、例えば今、上士幌では今年、NTT関係のそういうものが進んだりしましたし、それから今言われているのは、畑作地域の大きい地区の更別がスマート農業ということで、2023年度までにそういうものを整備したいという一部新聞報道があったりしているのですけれども、そんな中で、我々もそれのちょっと後ぐらいの中で、そんなことになっていければなという思いは持っているのですけれども。

 ただ、今5G、いわゆる第5世代との関係の中で動いてきますので、今そこに多額なシステムにお金をかけるだとかそういうことよりも、少しいろいろな勉強をした中で、一番効率的な部分を含めた中で進めていければなと。ただ、目標としては、あと5年ぐらいの間の中で進めていければなということは強く思っているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 高速通信環境整備については、今お聞きしたのでいいかと思いますけれども。

 スマート農業の中で、地域ではどういったことが利用できるのかとか、いろいろな地域の要望だとか、そういったものというのはあろうかと思うのですが。そういったものについて、国は実証実験を積極的に進めるようにということで予算も確保しているわけですが、実際に実証実験をやって、いろいろな講習会等をやっている町村もあります。ぜひともそういったことも進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 清水町、どこの町でもそうですけれども、大規模化または高齢化、後継者不足、そのような形で労働力不足が起こっております。それを解決するためには担い手の確保・育成、それとスマート農業が必ず必要になってくると思いますので、そういった部分についても関係機関と協議をしてまいりたいと思っております。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 町の農政の体制について、御質問いたします。

 現場の体制強化が課題になっています。自治体支援が必須であるとされています。「自治体の体制が弱くなり、農業振興の推進が落ちている」「市町村の職員の人員体制は厳しい」という新聞報道もありました。そういった中で、いかに農業の現場を知りながら、いかに現場の声を拾う。そして実際に政策として農家が利用できるものにしていくという観点から、本町の、まあ大丈夫だと思いますけれども、現状の中で農業振興体制というのは大丈夫でしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 何度も出てきておりますけれども、農業及び農業関連産業で、正確な数字ではありませんけれども、私は常々、総生産のどのぐらいを占めているかなと。それからいきますと80%ぐらい占めていると。農業関連産業も含めるとそのぐらいの、ボリュームが大きい農業ですので、役場組織の体制の中では、そこについては充実した人を配置しながら、しっかりと農業を将来に向かって、TPPだとかいろいろなことの対策も含めながら安定したものに、清水の農業が未来永劫、安定して持続的な農業が展開できるようなそういうことは、もちろん農協等の関係機関としっかりと連携をしながら、うちの中の組織もしっかりと連携を図りながら進めていければなと、そんなふうな思いはいつも変わらず持っているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) それでは最後に、清水町の農業の将来像について、多少議論をしたいというふうに思います。

 農業が農業で成り立つ、これが基本であります。それとともに、しっかり後継者ができて循環していく、そういったことが基本ではないかというふうに私は思っています。

 また、地方創生においては、本町のような農業を中心とする1次産業中心の地帯においては活性化が不可欠であります。また、地域経済やコミュニティーを維持するには、既存農家がより長く営農していけるような環境を整えることが基本にあるというふうに考えております。

 私も一個人として、酪農家ではありますが、酪農家の基本としては、土づくり、草づくり、牛づくりとよく言われます。それとともに、人づくりであります。きちんと足元を見つめ、生産性を上げること。農業をなりわいにすることで、家族が協力して働くことができる生活。生き物を飼っているということ。自然を相手にしているということ。牛がいつも何事もなく健康に快適に過ごして、長命連産となるように環境整備をすること。後継者が成長して、経営継承がスムーズにできることというふうに私は考えているところでございますけれども。

 町長は、今後の第6期を進める上で、農業生産者の現状や、精通した農協や普及所、関係機関との協議を重ねた中で、それぞれを作成したいというふうに言っておりますが、町長の公約の中で清水町経済活性化連絡会議の創設とうたっておりますけれども、この関係機関との推進協議会はいいのですけれども、本当に若い農家、あるいは後継者、それと女性、農協の若い職員、町の若い職員、そういった中で清水町の農業・農村の活性化、まあ、これは仮称でありますけれども、協議会みたいなことはできないか、しっかり将来を見据えたことができないかというふうに考えております。

 町長も、町民が自ら地域のことを考え、多くの意見を反映したまちづくりをうたっておりますので、そういった中で、そういった会の創設というものを、ぜひ、作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 前段のほうにありました土づくり、草づくり、牛づくり、人づくりというのは、全く私も同感の思いを持ちながら、ずっと、こういう立場になる以前から、そんなつもりで活動を、仕事も含めて活動してきた経過がございます。

 そんな中で、今、後段のほうに議員から御提案がありましたものについては、私の全体的なまちづくりの中で、例えば商工会の皆さん、それから学校関係のPTAの皆さんだとか、いろいろな団体の方、文化協会の皆さんだとか、体育協会の皆さんだとか、あらゆるところの中の人たちと、お話を年に1回以上は必ずやるような形の中で進めてきておりまして、今年の場合につきましても、特別枠として、去年の12月ですか、農協青年部といろいろな会議を持って、皆さんと一緒にどんなことを目指していくのだというような話し合いを具体的に持ったところでございます。さらに、その中で、むしろ農協青年部のほうから提案がありまして、農林課の若手の職員をぜひ出席させてほしいというようなこともありまして、農林課ばかりではなくて、役場の若手職員というようなこともありまして、それで会議に、忘年会も含んでおりましたので、10人ぐらいの職員を連れて一緒に参加して、いろいろな意見交換をしたところでありまして。

 そういう部分も含めながら、今後、そんなところの中で定期的に持てるような、そんな流れに発展させていければなとそんな思いは強く持っているところでございまして、ぜひとも実現させていければなと思っているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 最後になりますけれども、今、町長から答弁いただきましたように、1人でも多くの町民が、自ら、本当に地域あるいは町のことを考えて多くの意見が出しやすいような、そういった場というのを必ず作っていただきたいと思います。農協の理事者との懇談会、あるいは町長との懇談会の中で、なかなか意見というのは出づらいものがありますので、本当に若手だとか現場の人たちがしっかりとした意見交換をできるような場というのが、将来的には本町の農業に結び付くものであるというように私は考えておりますので、ぜひとも、よろしくお願いしたいと思います。

 最後に、答弁をお願いします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 町民とのコミュニケーションを密に持ちながら、というようなこともありましたし、それからまた、農村部は、特に11月、農繁期が終わった後、全体の人との懇談会も含めた中で進めているところでございます。もちろん、町もやっているのですけれども、数を拾えば農村部の人のほうが、トータルすれば多くなっているというような状況もありまして、その中で、さらに若手に向けた将来のことの中で、議員から提案のありましたような流れは少しずつつくってはきておりますけれども、さらにそういう体制づくりはしていきたいと、そんなふうに思っているところでございます。

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