令和2年第1回定例会会議録(3月16日_日程第3_一般質問 口田邦男議員)

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 9番、口田邦男でございます。通告によりまして、2件について、町長のお考えをお伺いいたします。

 まず1件目、各種交流の現状と今後についてということでお伺いをいたします。

 1点目、埼玉県深谷市との交流についてでございます。

 渋沢栄一翁の1万円札の肖像画が決定以来、本町と深谷市との交流が始まりまして、また、深谷市の記念式には、本町より町長をはじめとする各界の代表が参加し、交流を深める道筋をつけたことは、まことに意義深いものだと考えております。改めて、その経緯と今後の取り組みについてお伺いをいたします。

 次、2点目、静岡県清水町、それから和歌山県旧清水町、福井県旧清水町との交流についてお伺いをいたします。

 当時はかなり深い交流がなされていたようでございますけれども、平成の大合併以来、交流が閉ざされております。過去の経緯と今後の取り組みについてお伺いをいたします。

 次、3点目、チェルシーとの国際交流でございますけれども、近年、参加人数が少なくなっております。まずは現状をお伺いします。

 教育長の執行方針の中に書いてあるように、5年生以上が、外国語が教科となりまして、外国語の指導には積極的に力を入れなければならないと、そういう形になっております。そうした中、海外交流を積極的に進め、多くの子供たちが参加できるように考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 次、4点目、東京清水会及び札幌清水会との交流についてでございますけれども、町長をはじめとする代表者は毎年参加しております。町の代表として参加しているわけでございますけれども、もちろん、案内があれば参加するのが当然でございますけれども、毎年とは言いませんけれども、町民に対して、清水会の中の様子やらを報告してほしいなと思うし、知らせるべきではないかというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。

 次、2件目、農業用水の関係でございます。農業用水の今後ということでお伺いをいたします。

 御影畑総で行われた農業用水については、当初は農業用水の必要性は大して重要視しなかったのは事実でございます。しかしながら、河川の汚染、それから井戸の枯渇等によりまして必要性が増えております。そうした中、地球の温暖化によりまして干ばつが進んできておりまして、畑地かん水が必要になってきております。

 以上のことから、農業用水の数量増と水圧増により、畑地かん水ができるよう大幅改修が必要だと思いますが、今後の見通し等についてお伺いをいたします。

 同時に、使用料の算出方法の見直しも改めて検討すべきと考えますが、町長の意向をお伺いいたします。

 以上2件、よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、口田議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 まず、1つ目の各種交流の現状と今後についてでありますけれども、このうち、チェルシーの部分は教育長のほうからお答えをしたいと思います。

 まず、各種交流の現状と今後でありますが、私からは交流であります。

 埼玉県深谷市との交流については、昨年6月3日に清水町として初めて深谷市を公式訪問し、渋沢栄一記念館館長から記念館等の施設を御案内いただきました。深谷市議会議員が過去に2度、清水町の渋沢関連施設の視察に訪れていたこともあり、その後、市長や議長をはじめとする11名から手厚い歓迎を受け、今後、渋沢栄一翁を御縁として交流を深めたいと話があったところでございます。

 その後、11月10日に渋沢栄一翁関係団体の集いが深谷市で開催され、全国から渋沢栄一翁が設立に携わった企業や友好都市の関係者らが集まりました。清水町からは、先ほどもありましたように、私と正副議長、農協組合長、商工会会長、観光協会会長、熊牛地区からは渋谷氏、また役場からは企画課長、社会教育課長補佐が参加をいたしました。

 集いの前日には、別件業務で上京していた商工会副会長、建設業協会事務局長も加え、深谷市からは市長、副市長、教育長、正副議長、商工会議所会頭、商工会長、農協組合長、観光協会長が参加し、様々な分野で意見交換をしたところであります。

 10日の関係団体の集いでは、渋沢栄一記念館をはじめ、全部で4か所の施設を見学した後、記念講演、関係団体との交流会に参加し、翌日には第25回青淵渋沢栄一翁銅像献花式において、訪問団一同、献花をしてまいりました。

 また、9日、10日には深谷市の産業祭に清水町観光協会が出店し、物産品等の販売を通して、深谷市民との交流を深めたところであります。

 清水町は、間もなく開町120年を迎えようとしている町でありますが、町をつくるきっかけとなった十勝開墾合資会社をつくった渋沢栄一翁の出生の地に清水町の訪問団が公式に訪れるのは、長い歴史の中で初めてのことであり、清水町の代表として非常に感慨深いものがありました。

 さらに、深谷市では、施設の概要や、そこに関わる渋沢栄一翁の歴史などを説明するのは、全て市民ボランティアであるところに感心したところです。深谷市には、そういう市民ボランティアが組織化されており、市外から訪れた方や地元の小中学生の授業など、歴史や哲学を学ぶ環境を町ぐるみで整えていると感じたところであります。今後、本町におきましても、そうした先進事例を参考にし、十勝開墾合資会社に関わる郷土史の研究や、渋沢栄一翁の哲学の学び等を深め、今後のまちづくりに生かしていきたいと考えております。

 また、深谷市長からは、意見交換、交流会など様々な場面で、「渋沢栄一翁を御縁とするつながりを一過性のものとしたくない」との発言がありました。私も同様の考えでございます。この御縁を大切に、今後に向けて様々な場面で連携していければと考えております。

 次に、静岡県清水町等、清水町姉妹町交流事業についてお答えをいたします。

 昭和54年に全国の清水町において締結した姉妹町縁組により、長年交流を続けてきたところですが、平成18年1月に和歌山県清水町が有田川町に合併し、同年2月には福井県清水町が福井市と合併し、姉妹町友好協会が解散し、現在、行政が関わる交流は、静岡県、福井県、北海道で行っている文化作品の交流のみとなっておりました。

 令和2年度の予算策定にあたり、今後の方向性を確認したところ、交流について継続意向があるのは静岡県清水町のみとなっているのが現状であります。静岡県清水町とは、現在も少年団等の交流が続いていることから、令和2年度予算において、体育協会に交流に関わる予算を措置したところでございます。

 今後におきましては、4町における行政交流は途絶えたものの、静岡県清水町との民間交流に可能な限り支援をしていきたいと考えております。

 次に、東京清水会及び札幌清水会との交流についてお答えをいたします。

 東京清水会は平成4年、札幌清水会は平成2年に設立され、ともに会員相互の親睦を図り、郷土愛のもとに清水町との交流を深め、ふるさと清水町の発展に寄与することを目的に、総会を初め、年に数回の行事を実施している団体でございます。

 設立当初は、両会に町から補助金を支出しておりましたが、現在は、参加会員が負担する総会費と年会費等によって運営されております。総会に御案内があった際には、私もできるだけ参加し、様々な情報交換や、本町への支援を依頼しているところでございます。会員の中には、毎年ふるさと納税をしてくれる方、自らの作品を町のために役立ててほしいと送ってくれる方、貴重な情報をくださる方等、郷土の発展のために首都圏、札幌圏と清水町の橋渡し役となっていただき、本町の活性化にお力添えをいただいているところでございます。

 今後におきましては、広報紙等で両会の活動や総会の様子等をお知らせできればと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。

 次に、大きな2項目め、農業用水の今後についての質問にお答えをしたいと思います。

 御影地区国営畑地帯総合土地改良パイロット事業は、受益農業戸数531戸、受益面積8,900ヘクタールを対象に、かんがい用排水、農地造成、区画整理を目的に、昭和51年から平成12年まで26年間を要し事業を完了しており、生活の利便性確保や受益農業者の農業経営の向上に貢献した事業であります。

 しかし、当初の事業計画から長い年月が経過しており、事業計画時から地球温暖化による異常気象、耕作作物の種類が大きく変化し、これに伴いかんがい用水の必要性も変化している現状ではあります。

 今後の事業につきましては、令和2年度から、道営畑地帯整備事業御影旭山地区の基盤整備に着手いたしますが、リールマシン等により、畑にかん水するかんがい用水は、当初の国営事業計画では一部の受益地しか計画されておらず、十分な施設規模を有していないこともありますが、平成30年度に行った道営事業での聞き取りでは、かんがい用水の整備要望がなく、道営事業の整備計画には計上されておりません。

 しかしながら、現在の農業情勢は大きく変化しており、かんがい用水についても必要性が高まるものと考えておりますので、地域の要望を聞き取り、地域に適した事業を関係機関と協議して進めていきたいと考えております。

 次に、使用料の算出方法の見直しですが、現在は使用方法の違いから、メーター器と面積割により料金を賦課しておりますが、今後の事業整備により、使用方法が変更された場合は、使用料についても他地区同様な算出方法を考慮しながら見直していくことになると考えております。

 以上、大項目2点目の農業用水の今後についての答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 次に、1項目め、チェルシーとの交流について答弁をお願いいたします。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) チェルシーとの交流についてお答えをいたします。

 アメリカ合衆国・チェルシー市との国際交流事業につきましては、平成6年に、当時の英語指導助手からの提案と町の姿勢が合致し、チェルシーの子供と清水町の子供との相互交流が始まりました。

 その後、平成15年12月に清水町国際交流協会が設立され、この事業を継続されており、これまでに200人を超える方が清水町からチェルシーを訪問し、外国の人々の生活や文化を理解し、国際的視野を広め、豊かな人間性の育成を図ってきたところです。

 議員の御指摘のとおり、近年、参加希望者が減少してきている状況にあり、チェルシー訪問を中止した年度もあったところであります。参加希望者が減少してきている原因は様々あるかと思われますが、国際交流事業は積極的に進めていかなければならないと考えておりますので、清水町国際交流協会とも協議しながら、国際交流事業の実施の方法も含めて、事業の充実を図ってまいりたいと考えております。

 以上、教育委員会としての答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) ただいま町長のほうからいろいろと御説明がございました。詳しく説明したので、大して再質問はございませんけれども、一、二点だけ質問させていただきたいというふうに思います。

 まず、交流の関係でございますけれども、深谷市との関係でございます。昨年始めたばかりで、交流が始まって、いろいろな待遇を与えていただいたという報告がございましたけれども、行くのは結構でございますけれども、交流でございますので、迎えるほうも考えなければならないということで、町長、これは迎えるほうで何か考えがあれば、ひとつお聞かせ願いたい。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) この間、もちろん行ってきました。迎えるほうという、今、御意見といいますか、お話でしたけれども、既に迎えるほうはもう2度も、例えば議員さんが来ただとか、いろいろなことがあって、むしろ我々が遅れていた状況もありましたので。今後については、議員さん、また3度目も来たいと言う人もおりましたし、そればかりでなくて、本当に市民レベルでの、先ほどもちょっと答弁の中で触れましたけれども、市民レベルでの交流につなげていければなと。お互いに町民が行ったり市民が来たりだとか、そんな関係になるように進めていければなという思いは強く持っているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 今、町長が言ったように、私は代表者レベル、これはもうどうでもいい、早い話が。それよりも、やはり市民レベル、子供から老人から青年からと、できれば老人といったように、全体が交流できるような方法はないかなと。そういったことも、町長のことですから、もうそれは頭の中にあるなというふうに思ったものだから、それをちょっとどうかなと思って聞いたのです。どうですか、ありませんか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 私としては、そういう思いを強く持って、市民レベル、町民レベルというお話もしましたけれども。そんな流れに、新年度も含めて、それからその後も含めて、強くそういう、本当にそんなレベルで交流を深めて、そして姉妹町になりましょうと、向こうから、一番先に行ったときに姉妹町もというような意見も最初に議員さんのほうから出たりもしましたので、そんなことも含めて。この場合については、何年かかかるし、いろいろなことの中でそっちのほうに持っていければなと。その前に、町民・市民レベルでの交流を活発にして、これはもう絶対、結ばなければならないな、あるいはそれが両町の経済やいろいろなものにとって、まちづくりにとってプラスになるような方向にいくという、そういう状況が取れるような流れに持っていければなと、そんなことを思っているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 急に、こんなアイデア、どんな方法があるのか聞いても出るはずがない。これからの問題だと思いますけれども。さっきから町長も言うように、これはもう代表者だけで終わったのでは何にもならないことなのだから、底辺レベルまで浸透して初めて交流が成功するのであって、ぜひ、そちらのほうを重点に置いて考えてほしいなと思います。

 いいですか、続けて。交流は来年度も続けるのだろうと思うけれども、何か予算的に、具体的にこういうことを令和2年度はやってみたいのだということがあれば、ひとつ教えていただきたい。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 先ほど、答弁の中でボランティアということ、深谷市がそういう部分を持っておりましたので、案内や何かは全部市民のボランティアの中で、よく来てくれたと。時間のない中でも一生懸命いろいろ説明してくれて、そういう中で、こんな人だったというのがより理解できた部分もありますので。

 例えば、うちについても、今後いろいろな経過の中で、そういう部分が、熊牛のところにゆかりの施設だとか、いろいろなものがあります。そういうような案内だとか、うちの当時始まった歴史だとか、そんな案内をするような場面が出てくるように持っていきたいと思っているのですけれども。そんなときのためのボランティア養成の人たちがちょっと勉強してもらうだとか。

 それからまた、先ほども言いました子供からお年寄りまでということの中で、今はちょっと言えないですけれども、子供たちの部分もいろいろな経過の中で、新年度はちょっと設けられませんでしたけれども、その後の将来においては子供たちの部分もしっかりと言って、清水の歴史を理解してもらって、良さを理解してもらって、郷土愛のそういう部分をしっかりと理解してもらって、私のもともと持っている基本のところですけれども、その子供たちが清水にまた、学生時代にどこか外へ出た子供たちも、また戻ってきてもらえるような、そんな中でまちづくりに貢献してもらえるような、そんなところにつなげていけるような事業を今のうちからしっかりと展開していきたいなと、そんな思いを持っているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 予算に関してはこれからだけれども、令和2年度に関して、具体的な交流というのはまだ考えていないということ、予算に関わる、ですか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 交流の予算ですね。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 令和2年度の予算に関しての御質問だと思います。令和2年度の交流事業として、公民館の事業報償として、郷土史の講座をまず開催をするための講師謝礼というのを1つ設けております。それともう一つ、深谷市の交流として文化ボランティア推進事業報償ということで、史跡のガイドモデル、地域視察参加報償として500千円を設けているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) わかりました。予算に関しては、予算委員会の席でいろいろとお聞かせ願いたいと思っております。

 今、町長の答弁の中で、あらゆる角度の各界からの参加、大勢の方が参加されたと。帰ってきて、今後どうするかということの、そういう協議はなされたのですか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 反省会や何かは、もちろんした中で、今後どういうふうにしていくかというのは、皆さんが大体同じ方向の中でおりますので、そんな中で自分の思いも含めて進めていければなというふうに。早く交流の姉妹町提携だとか、そんなふうに持っていければなと。そんなことを計画しながら、今回も、先ほどの答弁の中にありましたけれども、うちの特産品を持って行って、向こうの産業祭に、11月9日と10日に出店をして、そういう交流を既に始めたところでございますけれども、お互いにそういう場面の中で、いろいろといいものを出し合って、そしてそれを地元の産業につなげていくというような、そんな流れは少しずつでも持っていければなというふうに思っているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 反省会やら、そういう場ではいろいろと話が出たかもしれませんけれども、正式に、こういった方々が一堂にそろって、今後、深谷市との交流をどうすべきかというような話し合いをしたことはあるのですかということを私は聞きたかったわけ。もし、なかったら、行った人間はいるのだから、やはりいいアイデアも出るだろうし、そういう日が必要ではないかなということで、お伺いしたところです。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 意見交換としては、反省会はそれなりにしましたけれども、正式なそういう会議であれしましょうということはやっておりませんけれども。

 実は、もう手元に届いているかもわかりませんけれども、今月号の町広報の中で、そのときの経過だとかそういったものを詳しくいろいろやって、そして私の考えだとかそういったものを含めた中で、その部分を広報の中で特集をしておりますので、そんな流れの中でやっていきたいと。それは正式には会議としてやっていないけれども、反省会の中で皆さんの意見を集約した、あるいは先日、渋沢栄一翁、深谷市にある記念館の館長が来たときにも、また行った人が集まる、そういう場面はありましたので、そういう皆さんといろいろ協議をしながら進めてきたところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) わかりました。深谷市の交流については、いろいろとあるかもしれませんけれども、いい方法で、皆さんが参加できるような深い交流ができるよう望みます。

 次、移ります。

 次、静岡県の関係でございますけれども、いろいろ御説明があったとおり、今、若干交流があるのは静岡県の清水町ということですよね。これについて、若干交流があるということは、ちょっと具体的にどういう交流か、ひとつお聞かせ願いたいのですけれども。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 現在行っている交流は、文化の日に、様々な作品を清水町と御影地域で展示します。そのときの文化作品の、持ち回りで事務局をしながら、作品を交流しているということが、まず一つ。

 それから、これはもう行政というよりは民間レベルなのですが、静岡県の清水町とは、かつて仲良くしていただいた体育協会ですとか、少年団ですとか、そういった方たちが市民レベルで交流を続けているというお話は聞いております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 先ほど、一応、少年団の交流が続いていますよという説明がございました。令和2年度の予算についても、体育協会の交流に関わる予算を措置したと。その中身について、ちょっと御説明願いたいと思います。

○議長(加来良明) 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 令和2年度の体育協会の補助金に係る予算の関係になろうかと思います。静岡県清水町との交流ということで、静岡県清水町の体育協会が、令和2年度に創立50周年を迎えます。これにあたって、清水町の体育協会の役員を派遣ということで、向こうのほうに行く経費という部分で、一応、予算計上させていただいているところがございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) ちょっとわからなかったのだけれども、ちょっとマスク取って。

○議長(加来良明) 再度、答弁お願いします。

 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 大変申し訳ありませんでした。

 静岡県の清水町との交流という部分で、体育協会のほうに、若干、交流経費ということで予算を計上させていただいてございます。

 中身的には、令和2年度、静岡県の体育協会が創立50周年を迎えます。その50周年の記念式典等々に赴く経費について、予算を計上させていただいてございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 予算の中身はともかくといたしまして、これは代表者の経費だ。向こうへ行く。何か記念式があるのか。

○議長(加来良明) 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 静岡県清水町体育協会の50周年を迎えます、創立50周年式典に関わる部分になります。体育協会のほうから、役員のほうが出席するということになりますので、それに対する経費ということで補助をしてまいりたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) それはいいのだけれども、私はそうでないと思ったわけさ。交流なのだから、民間レベルの少年サッカーだとか少年野球だとか、いろいろあるでしょう。そういった交流の面にお金を出すのかなというふうに思ったわけでございます。今はそういった交流はないのね。

○議長(加来良明) 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 令和2年度の予算につきましては、先ほど申し上げたとおりですけれども、この部分に関しては、向こうに行った際には、今後の交流、そういったことも静岡県清水町のほうと協議がなされてくることになろうかと思います。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) わかりました。次に移ります。

 チェルシーは後回しにして、東京清水会、それから札幌清水会、この件でございますけれども、これも詳しく町長のほうから説明がございました。

 実際問題、両清水会、会員がかなり減っているといううわさを聞いているけれども、町長、行ってみて、どういうふうに感じておりますか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 決して多くはありません。それからまた、少し高齢化してきた状況がありますので、会員自らが、若手の人たちを少し誘っているだとか、そういう状況も聞いておりますけれども。現在としては、会員は多少少なかったり、札幌も同じですけれども。ただ、札幌については、若返ったとまでは言えませんけれども、新しい人が役員になったりだとか、そんなことは少しあるかなと。そんな思いの中で、これからそういう状況に合わせた中で、交流の方向性だとか、そんなものを考えていかなければならないときであるかなと、そんな思いも少し持っているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) わかりました。先ほど御答弁がありましたけれども、我々としては、町長あたり、毎年のように行っているので、何しに行っているのかなというのは正直な気持ちなので、やはり向こうの様子も知りたいし、こちらの様子も届けてほしいので、ここに広報紙等でお知らせしますと書いてありますので、今後とも、そういったことをよろしくお願いしたいというふうに思います。一つ、それだけです。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 先ほど、答弁中にもありましたように、そういう状況も、皆さんに、今回の深谷のあれと同じように、いろいろなものの中で発信をしながら、より協力的になって、お互いが発展していけるような状況を、さすがに、年々ちょっと停滞している部分もありますので、つくっていければなという思いを持っているところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 次に移ります。次、チェルシー。

 先ほど教育長のほうから御答弁がございました。確かに、ずっと参加人数が少なくなっているけれども、これはどういう事情かわかりませんけれども。

 それに突き動かして、今回、ちょっとこの答弁の中には触れていないようでございますけれども、現在、学校教育の中で外国語の問題が、ちょっと触れたみたいですけれども、答弁の中にはなかったけれども、外国語が必須科目になったでしょう。それに対して、教育長の意気込みというのが何もないけれども、どうですかね。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 英語が教科化をされて、清水町の場合は早くから子供たちの生きた外国語の教育に関して力を入れてまいりました。今は幼稚園、保育所から中学校まで、ずっとネイティブの英語助手に英語の活動を一緒に行ってもらっている形でございます。そういう中で生きた外国語を学ぶ、また文化も一緒に学ぶ、そういう意味を持って、この国際交流事業というのは非常に大切だというふうにも思っております。このことにつきまして活発に行ってまいりたい、また、参加者が減っている部分につきましても、原因をしっかり確かめまして、その中でより多くの子供たちがそういう体験ができるようにしてまいりたいというふうに思っております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) これね、教育長、思うのは勝手でいい。思っていますと言っているけど、実際問題、こういうことをやってみたい、ああいうことやってみたいというようなアイデアというのはないのですか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 国際交流に関してでございましょうか。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) チェルシーにこだわらなくてもいいけれども、特に今はチェルシーとやっているから、チェルシー問題にかけて言っておりますけれども、要は国際交流です。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 国際交流に関して、なるべく、いろいろな地域の文化に触れていくということ、非常に大切だと思っています。

 今、ICT教育の部分でパソコン等も活用しまして、海外の方と、お金をかけずともいろいろな交流ができる時代になってまいりました。そういう部分についても積極的に進めてまいりたいというふうに思っております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) この国際交流、子供たちのためだったらお金をかけてもいいと思う。金のことばかり言わないでね。それは、今言ったITの、画面上の会話はできるかもしれない。実際の生とは違うと思う。だから、今の子供たちを、全員だよ、全員続いてやるのだと。そして生で対話してみようと。そういった大きな気持ちになれませんか。やったらどうですか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) そのようなスケールの大きな交流ができたら本当にすばらしいというふうに思います。ですけれども、それについてはいろいろな負担のこともありますので、しっかりと考えてまいりたいと思っております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) ぜひ応援しますよ。やってくださいよ。

 とにかく子供たちに大きな目標を与えて、目標があれば子供たちは一生懸命頑張るのだから。ただ画面見て頑張れって言ったって、そんなものでできるものではないのだわ。だから教育長、ひとつ頑張ってやりなさいや、それ。教育長としての抱負、お聞かせ願いたい。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 国際交流に関しましては、ほかにも英語キャンプ、イングリッシュキャンプというのが、いろいろなところで行われております。これ、外国に行くだけではなくて、一日中、研修の期間中、ずっと英語を使って活動しようというような催しも行われているところでございます。そういう部分も含めて、しっかりと進めてまいりたいというふうに思います。御協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 次に移ります。

 2件目の農業用水に関してでございますけれども、種々御説明がございました。農業用水の畑地かん水の問題についてですけれども、非常に難しいだろうというふうに私も理解しております。

 しかし、必要性があるということも重々肝に銘じて、私は感じているのですけれども、今の説明の中で、希望がないからやれないという、そういうニュアンスの答弁があったのですけれども、なぜ希望を持てないのかと。必要性があるということは、みんな必要で、必要性があると感じているけど、現状の中ではできない。希望してもできないことはみんなわかっているのです。そこの理由とすれば、やはり畑総のメーターの利用料の問題があるのです。この現状の中で畑かん水があったら、やろうとしたってできない。畑かん水なんかしようものならとんでもないことになってしまう。だから、できない理由があるのです。ただ希望がないからやらないではなしに、そういったことも解決しながら、みんなが気楽に、畑かん水ができるような環境をつくらないことには、やりたくてもできない。これが現状なのです。そこら辺の現状を認識されているかどうか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) ただいま、口田議員おっしゃっていること、もちろんだと思います。皆さん、畑にまく水が、この道営事業ではできないというのはわかっていて、要望がないという部分もあろうかと思います。

 今後、異常気象等に対する整備という部分では、すぐにとはいかないだろうと思いますけれども、関係機関と協議して進めていきたいとは考えております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) もちろん私自身も、そう簡単にできるものだとは思っておりませんが、しかし、少なくとも希望がないわけではない。あるということを、ひとつ、強く申し上げておきたいというふうに思います。

 先ほど触れましたように農業用水の料金や料金設定については何回も、さっきもこの場で言った記憶がございますけれども、そのたびごとにいろいろとかわされまして、もうしようがない、もう言わないよというところまでいった経過がございますけれども、あわせてこの問題が出たので、絶対的に私は利用料の設定にメーターと、それから面積割と、これは計算すれば大差はないかもしれない。ないかもしれないけれども、利用料設定では公平ではない。絶対公平ではないと、これは強く申し上げたい。

 その点、町長自ら、この問題はうまくないなというふうに考えておられるか、いやいや、これでいいというふうに考えておられるか、ひとつ御答弁を願いたい。

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) やはり今の時代は、水もお金で買わなければならないような時代になってきて、そして施設をすると、もちろんその負担をどうするかだとか、そんな問題もありますので。今の負担割合は、いろいろな経過の中でこういうふうにきたのだと思うのですけれども、先ほどの答弁にもありましたように、いろいろな今後のあれを見ながら、今すぐ、また急にあれすると、例えば上水でやっているところもあったりするものですから、そういうところとの差はないような、町村の負担などもすごく大きかったりしますので、上水でやったところと比較してどうなのかだとか、そんな経過の中で料金というのが出てきた経過もありますので。

 最初の答弁にも答えましたように、いろいろ今後の経過を見た中で、何かの機会があれば、組み替えだとかそういったものがあれば、基準の変更だとか、そんなことは図っていきたいと思いますけれども、今すぐどうということにはなかなかならない経過もありますので御理解をいただきたいと思いますし。

 それから、先ほど出ていたかん水に対する考え方、徐々にそういうあれは高まってきている経過はあります。例えば芽室のほうでタマネギだとか野菜が入ってきた中で、通っただけでかん水が始まっただとか、そんな経過があって、清水の中でも少しずつそういう機運というのは高まっているところがあるのですけれども、そして今、リールマシーンだとか持っているところも何件か出てきて、そちらのできる地区については、また新たにそういう道営事業に乗ろうとしておりますけれども、徐々に高まってきたとはいいながら、平成元年、特に干ばつで、当初のとき、移植の時期だとか春先に相当やられましたので、さらにそういう思いは皆さん強くなって表に出てきていると思いますので、そんなことも含めながら、少し時間はかかるけれども、いずれそういう時代になってくるということも含めまして、スマート農業の中にこの部分も少し入ってくるかなと思いますので、そういう方向をもって検討していければなという思いは持っています。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 私も、そう簡単に、今すぐにと言ったって、これはできるはずがないと十分承知の上で、お話ししているのだけど。少なくとも、これは後からやれば後からやるほど、いいものができてくるのです。うちのすぐ隣の芽室町あたりは最近できたばかりだから、これは見ていたら、この暑いのにスプリンクラーで水をまいているのです。うちらは指をくわえて見ていなければならない。これは現実なのです。そういう姿を見ると、やはり一刻も早くああいう姿になってほしいなというのが、これはもう人間ですから、ぜひやってほしいなというふうに思っております。ひとつ、今後の課題としてよろしくお願いします。

 以上で終わります。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 先ほどから私の答弁している内容、それから今、口田議員の言われたことも参考にしながら、先ほどの繰り返しになりますけど、そんな流れに持っていけるような農業政策を打てるような状況をつくっていきたいなと、そんな思いを持っております。

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