令和2年第1回定例会会議録(3月16日_日程第3_一般質問 山下清美議員)

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 3番、公明党、山下清美でございます。2項目について一般質問をさせていただきます。

 初めに、防災対策についてお伺いします。

 近年、各地では、異常気象、地震の災害等頻繁に起こっておりまして、本町においても平成28年の大雨被害を経験し、今月初旬にも大型の低気圧が接近しましたが、本町ではそれほどの積雪もなく、安心したところでございます。

 しかし、いつどのような災害が起こるかわからない災害、そして避難生活に対する心配や不安、これらは常に抱えているところでございます。

 町では、地域防災計画の一般災害対策編の第4章の災害予防計画の中で、第3節に物資及び防災資機材等の整備・確保に関する計画が示されており、それに基づき計画的に整備を進めていることと思いますが、次の項目についてお伺いします。

 一つとしては、防災計画の資料12の1、防災資機材及び救援物資保有状況では、主な物資が載っていますが、災害弱者の障害者、女性、子供、乳幼児に対する液体ミルクなど、救援物資の備蓄並びに避難所における防犯対策とともに男女別トイレや着替えの場所、移動可能な授乳室の確保など、災害弱者へ配慮した防災対策を考えていただきたいと思いますが、町としての考え方をお伺いいたします。

 次に、障害者支援についてお伺いします。自宅で家族と一緒に生活している障害者の方の中には、地域社会との接点がなかなか持てず、どのようにすればいいかわからず、将来に不安を抱えている方もいると思います。障害者の方が社会の中で生き生きと生活できるよう、町民との関わりが持てる、安心して気軽に立ち寄ることができる、そういった集える場所や機会が必要だと思いますが、町としての考え方についてお伺いをいたします。

 以上、2項目について、今般の状況に鑑み、この質問をもって一般質問を終わらせていただきますので、前向きな御答弁をいただきますようよろしくお願いをいたします。

○議長(加来良明) 山下議員、確認ですけれども、1項目めの(2)について、質問はされたでしょうか。

○3番(山下清美) 失礼いたしました。大変申し訳ありません。

○議長(加来良明) あれば続けて、(2)について。

○3番(山下清美) 2項目めについて、飛ばしてしまったので、1点目の2項目めの質問をさせていただきます。

 2項目め、避難所への公衆無線LANの設置予定について、どのように考えているのかお伺いをいたします。

 以下の点については、先ほど述べたとおりでございます。よろしくお願いいたします。大変失礼しました。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、山下議員の質問にお答えをいたします。

 大項目の1つ目の防災対策についてでありますが、まず、さらにその1つ目の災害弱者に対する救援物資の備蓄と災害弱者の方への配慮についてでありますが、現在、障害者や女性、子供向けの備品については、紙おむつのみ備蓄している状況であり、種類や数量が十分ではないと認識しております。災害時への備えとして、避難される方々の状況に合わせた物資の備蓄を進めていきたいと考えておりますので、乳幼児向けの哺乳瓶やミルク、女性の生理用品など、障害者や女性、乳幼児などの方々にも対応した物資を計画的かつバランスよく備蓄できるよう努めてまいります。

 また、それぞれのニーズの違いに配慮し、更衣室や授乳室の設置、段差の解消など、地域防災計画に基づき対応してまいります。

 次に、2つ目の避難所における公衆無線LANの設置についてですが、避難所において避難される方々の情報通信環境の整備を図ることは、国の推奨のもと、全国で取り組まれていることは認識しております。しかしながら、本町においては取り組まなければならない政策課題が山積する中、平常時における運用方法や農村地区における情報通信環境整備などの課題もあり、設置に至っていない状況にあります。避難所への公衆無線LANの設置が有効であることは認識しておりますので、設置に向けた調査研究を進めてまいります。

 次に、大項目2の障害者支援についてであります。

 障害者の社会参加を促進し、障害者もそうでない人も関係なく交流することができるきっかけをつくっていくことが重要であると考えております。町では、従前から地域活動支援センター事業を町内のNPO法人に委託し、障害者が通所により作業等を行いながら、障害者同士の交流を図っております。

 また、まちなかで実施しているさんさんカフェやふれあい食堂などは、町民どなたでも参加できる場となっていることから、毎月の町内発送の際にチラシを折り込み、広く案内をしております。

 さらに、ボランティア団体が中心となり、町老人福祉センターを利用し、精神的な障害を持つ方の交流を図る場を設定しており、他の利用者との交流につながることを期待しているところです。

 町といたしましては、障害をお持ちの方が、それぞれのニーズに合わせて出かけることができる場があることが重要と考えており、これらの場の利用について、各種の機会を捉えて対象者に御案内するとともに、交流につながるよう取り組みを行ってまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 終了でいいですか。再質問なしということでよろしいですか。

○3番(山下清美) はい。

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