○議長(加来良明) 日程第3、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 4番、日本共産党、中河つる子です。
私は、ごみの減量と家庭用生ごみの資源化について質問します。
昨年4月より、町内のごみ処理は帯広のくりりんセンターに搬入するようになり、ごみの分別方法も一部変わりました。昨年6月の一般質問で、ごみの排出量の変化について伺いましたが、約1年たった現在はどのようになりましたか。また、その結果を踏まえて、どのように取り組まれていますか。
2つ目、ごみを減らすには、様々なごみがありますが、ごみで、利用できない可燃ごみ、不燃ごみの量を減らすことが大事です。ごみを燃やせば温室効果ガス(二酸化炭素)が発生します。不燃ごみも細かく砕き、地下に埋めています。まちづくり計画の中にも、住民1人当たりの排出量を平成21年の820グラムから、今年、令和2年750グラムへとの目標です。また、リサイクル率を平成21年の24.9%から、今年は28%へと指標を掲げています。現在はどのようになっていますか。
燃えるごみの中で、家庭用生ごみを資源化するように取り組んでみませんか。去る1月15日、新くりりんセンター建設についての説明会で、鹿追町ではバイオガスプラントに牛ふん等と一緒に生ごみを入れ、堆肥化をしているとのことでした。また、管内では中札内村、更別村でも生ごみを堆肥化していました。また、富良野市では生ごみの堆肥化を含め、ごみの90%を資源化していました。
以前、当町でも衛生組合のあっせんでコンポストを購入し、今も私は使用しています。このように身近でできる生ごみのコンポスト利用、段ボール箱処理の堆肥化、EM菌を使った処理の仕方など、町発行のごみ分別ブックに載っている生ごみ減量化の実践を進めてみませんか。
このようにごみの量を少しでも減らすために、先進地の例を参考にし、町民と一緒に考え行動に移していくことが、地域の環境を守り、地球環境を守り、次の世代の子や孫たちに引き継いでいくべきと考えますが、町長の考えを伺います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(阿部一男) それでは、中河議員の御質問にお答えをしたいと思います。
まず1点目についてですけれども、今年度から十勝圏複合事務組合への加入によるくりりんセンターへのごみ搬入により、プラスチック製品の汚れなどにより資源ごみとならない容器包装プラスチックの分別が、可燃ごみから不燃ごみへ変更となっています。また、新たに金属類という分類を設け、従前の不燃ごみの中から、資源となる金属を町で回収するようにしております。
ごみの排出量は、1月末現在、去年の4月から、今年の1月までということです。計画収集による可燃ごみは、平成30年度が939トン、今年度が約837トンで100トン減少しております。不燃ごみは、平成30年度が約152トン、今年度が約184トンと30トンほど増加しておりますが、合計では約70トンの減少となっております。
なお、不燃ごみの収集について、町民から、不燃ごみが増えているので回数を増やしてほしいという要望が寄せられておりますので、不燃ごみの収集日である月曜日が振替休日等となり、収集の間隔が1カ月ほどあいてしまうということを解消するために見直しを行い、一月に必ず2回、不燃ごみの収集を行うように変更し、ごみカレンダーや広報お知らせ版でお知らせを既にしているところであります。
なお、資源ごみのうち、容器包装プラスチックとペットボトルを含めた量は、これも1月末現在での比較でありますけれども、平成30年度が約98トン、今年度が105トンと7トン、7%増加しておりますが、容器を洗浄しないために、容器包装プラスチック等が資源ごみへ分別されずに排出されることが、不燃ごみが増加する要因の一つであろうと考えておりますので、引き続き広報紙等を通じ、資源ごみへの分別の徹底をお願いし、不燃ごみの減量を図っていきたいと考えております。
次に、2点目ですが、住民1人1日当たりのごみ排出量やリサイクル率については、平成30年3月に策定した清水町一般廃棄物処理計画の中にお示ししているところです。
まず、住民1人1日当たりのごみ排出量は、平成28年度が872グラムとなっておりますが、この年は台風10号による水害被害により、ごみの量が増えており、前年の平成27年度は840グラムであります。また、リサイクル率につきましては、28年度が25%、27年度が25.7%となっております。
ごみ排出量につきましては、北海道の平成31年度の目標値940グラム、国の令和2年度の目標値848グラムを清水町の場合は下回っており、また、リサイクル率につきましては、平成27年度の全道平均の24.3%、全国平均の20.4%を上回っているところでありますが、まちづくり計画の目標指標の達成を目指し、これまでもごみの減量化や資源分別の徹底などをお願いしてまいりましたが、今後も継続した取り組みが大切であると考えております。
住民1人1日当たりのごみ排出量の平成27年度840グラムのうち、家庭ごみの排出量が622グラムとその多くを占めており、住民それぞれが、各家庭において減量に取り組んでいただくことが重要です。特に、可燃ごみの中で大きな割合を占める生ごみを減らすためには、町民の理解と認識を高めていただくことが必要でありますので、今後、町衛生組合等の関係団体とも協議しながら情報収集や周知を行うとともに、必要な支援策についても検討してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(加来良明) 質問を受けます。
4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) ぜひ、住民と一緒に考え、生ごみの減量化に取り組みたいと思いますので、その方法を考え、実現のために行動していきたいと思います。
これで質問を終わります。