令和2年第1回定例会会議録(3月17日_日程第1_一般質問 佐藤幸一議員)

○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 7番、佐藤幸一です。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問いたします。

 3項目7点質問いたします。

 最初に、旧しみず温泉フロイデ案内看板の撤去について伺います。

 この件は、昨年9月定例会で質問いたしましたが、町は、他人所有物は勝手に撤去できないとのことでありましたが、その後町民の方から、昨年、函館山の知人が看板に誘導されて温泉に行ったが、無駄足だったと憤慨していたと、何とか看板を撤去すべきだというお話がございました。似たようなケースは相当あるかと思います。

 町長は、観光客を清水町に呼ぶと話しておりますが、こんな状況では町外から人は呼べないと考えます。撤去できる方策を考えるのが本来ではないか、看板に関わって伺います。

 一つ、看板は道路に何か所、道路以外に何か所あるか。2、その看板の道路占用料や町有地使用料の調定額はそれぞれ幾らか。昨年の答弁は、法人情報に該当するので答えられないとのことでありましたが、金額は個人情報にはならないと考えるので、再度お聞きをいたします。3、一般的に、看板設置者が使用料を滞納、あるいは支払う意思がない場合はどのように対処するのか伺います。

 次に、協働のまちづくりについて伺います。

 まちづくり基本条例が平成18年施行され、14年目を迎えようとしておりますが、当然町民の意見を聞くべきだったと思う案件が、パブリックコメントが省略されている。その理由を伺います。

 1点目、保育所給食の民間委託、2番目、公衆浴場の入浴料金改定、3、中央公民館の室名変更。

 最後に、公衆浴場の管理について伺います。

 4月から入浴料金が大人450円に改定されますが、公衆浴場の料金は光熱水費や諸経費が加味されて設定されているかと思います。ところが、公衆浴場には「経費節減のお願い」として「21時30分以降はジャグジー及びサウナの電源を停止します。さらに照明器具の一部を消灯します。」との張り紙がありますが、これらの意味するものを、何か伺います。

 以上、よろしく御回答いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 佐藤議員に確認します。三項目めの質問の中で通告書時点では21時30分以降は、シャワーの電源を停止するという通告になっていますが、今質問の中ではジャグジーと言い換えてあるのですけれども、通告のとおりでよろしいでしょうか。

○7番(佐藤幸一) 申し訳ございません。担当にお聞きしましたらジャグジーということで。

○議長(加来良明) そうしたら1問目は通告どおりのシャワーについての答弁を受けた後で、ジャグジーについては再質問の中で質疑をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

○7番(佐藤幸一) はい。

○議長(加来良明) 1問目は、通告のとおり、シャワーということで進めさせていただきます。

 それでは、答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、佐藤議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、大項目1、しみず温泉フロイデ看板の撤去についての1点目についてお答えをいたします。

 現在設置されている看板は、道路用地5か所、その他町有地4か所の合計9か所となっております。

 次に、2点目ですが、現在は平成25年度以降、株式会社コンセルジュより使用申請等が提出されていないため、調定額はゼロ円となっております。

 次に、3点目ですが、一般的に、使用料を滞納した場合には条例等に基づき、督促状を発布し、それでも支払われない場合は、催告状を発布します。それでも支払われない場合には分割納入等により、支払える方法を相手方と交渉することになります。また、払う意思がない場合には相手方に理解してもらい、納入いただけるよう粘り強く交渉することになります。それでも納入されない場合には、裁判等による解決を検討することとなると思います。

 続きまして、2、協働のまちづくりについての答弁を申し上げます。

 清水町まちづくり基本条例には、協働のまちづくりを行うために、町の計画や政策立案等の様々なまちづくりに参加する権利が保障されているところです。

 パブリックコメントに関しては、条例第12条に、町は、重要な計画や政策の策定、条例の制定などに際しては事前に広く町民の意見を求めるために、町民が意見を提出できる制度を設けます、と定められております。

 また、施行規則第10条に、政策等を立案する過程において、その政策等の案及びその他必要な事項を公表し、これに対し町民からの意見並びに提言を公募し、当該意見等を考慮して政策等の意見決定を行うとともに、意見等に対する町の考え方を公開する一連の手続きをいいます、と定義されているところであります。

 パブリックコメントに限らず、町民参加には、審議会や説明会、アンケート調査等、様々な手法があります。施行規則第3条の別表1には、町民参加を実施するものと義務付けないものが定められており、第2項においては、軽易なもの緊急その他やむを得ない理由があるときは、前項の規定にかかわらず町民参加を行わないことができます、と定められており、御質問にある3つの案件についてはパブリックコメントを実施する必要がないものと判断したことを御理解いただきたいと思います。

 1点目の保育所給食業務民間委託につきましては、業務の一部委託であり、町民に義務を課し、または権利を制限する内容ではないと判断し、実施いたしませんでした。

 2点目の公衆浴場の入浴料の改定につきましては、町民参加の手段として他の使用料改定同様、使用料等審議会で審議いただいているため必要ないと判断をいたしました。

 3点目の中央公民館の室名変更につきましては、「老人」という表記の削除や、併設している文化会館も含め施設全体での部屋・名称の統一化を図るために行ったものであり、町民参加を要しないと判断をいたしました。

 続きまして、大項目の3、公衆浴場の管理についてでございます。清水町営公衆浴場の入浴料につきましては、昨年12月議会において、大人の入浴料を本年4月1日より440円から450円へ10円引き上げる条例改正を行ったところであります。この改正につきましては、北海道が定める公衆浴場入浴料の統制額が改正され、料金上限が450円になったため、本町においては従前より同額に合わせて改正してきた経過を踏まえたものであります。

 平成30年度決算額における、公衆浴場の運営収支では、入浴料約751千円を含む歳入合計が約761千円、光熱費や運営委託料、修繕に関わる工事費など支出合計が2,798千円で、支出に占める収入の割合は約27%となっており、年度によって違いがありますが、おおむね30%前後となっております。したがいまして、入浴料につきましては、光熱水費や諸経費など支出に関わる経費からその金額を設定しているものではなく、統制上の上限額をいただくことにより最大限の収入を得ることとしております。

 経費節減につきましては、支出に占める光熱水費の割合が高いことから、湯を出しっ放しにしない等の節水のお願いに併せて、閉館間際の利用者の少ない時間帯において、支障のない範囲で照明の一部を消させていただく等、電気料の節減にも努めております。

 なお、御指摘のシャワーの電源の停止は行っておりませんが、今後も利用者に御不便をかけないよう留意しながら、引き続き経費節減のために御協力をお願いをいたしたいと思います。

 以上でございます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 1点目のフロイデについてお伺いをいたします。

 昨年度の決算書を見ると、使用料で道路占有料の収入未済額6万円となっておりますが、行政財産使用料に収入未済年額がないことがございまして、個別の案件には答えられないとのことでありましたが、ケース・バイ・ケースではないかと考えます。

 所有者は使用料を支払っているのかどうかお聞きをしたいと思います。

○議長(加来良明) 総務課長。

○総務課長(田本尚彦) ただいま御質問いただきました件でございますが、答弁にも、今町長から御説明申し上げましたとおり、25年度以降の分につきましてゼロ円という形で調定額は発生していないところであります。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 一般的に、滞納期間が長期に及んだ場合には公営住宅は退去措置があるかと思いますが、道路占用料の場合、占用物件を撤去できるかお伺いをいたします。

○議長(加来良明) 総務課長。

○総務課長(田本尚彦) 町の土地に立っている看板について、町の意向で一方的に看板撤去できるかという御質問かと思いますけれども、この点については看板を所有する方の財産という位置付けもございますので、こちらのほうで強制的な対応をすることは難しいというふうに判断をしているところであります。

○7番(佐藤幸一) よろしいですか。

○議長(加来良明)  7番 佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) もろもろ御答弁をいただきました。

 最後になりますが、石狩市ではきめ細やかにパブリックコメントを実施していると聞きます。やはり丁寧に町民に説明し、町民参加を求めるのがまちづくり条例の精神だと思います。

 今後の取り組みについて、町長の考えを伺いたいと思います。

○議長(加来良明) なら、2項目めということですね、協働のまちづくりについてですか。

○7番(佐藤幸一) 協働のまちづくり。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 企画課長。

○企画課長(前田 真) 今、佐藤議員がおっしゃるとおり、清水町には、まちづくり基本条例と言って、住民参加を保障する条例がございます。行政だけで物事を決めるのではなくて、いろいろな事例を判断しながら町民の意見を聞くということは、従来からも実施してきているところでございます。パブリックコメントはもちろん、その手段の一つでございます。

 今後においても、一般的には条例ですとか、計画ですとか、そういったものをパブリックコメントにかけているのですが、今後においても、ケースを見ながらパブリックコメントをかけられるものに関しては、条例に基づいて実施していきたいと考えております。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 終わりになりますが、公衆浴場のロビーが寒いとお聞きをしております。湯冷めしては、風邪を引いては大変です。ここの温度設定も適切に行うべきと考えますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) その件に関しましては、利用されている方の御意見もお聞きしながら、適切な温度管理に努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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