○委員長(奥秋康子) これより、議案第23号、令和2年度清水町介護保険特別会計予算、331ページ、337ページから364ページまでの審査を行います。
担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば、説明願います。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(青木光春) それでは、令和2年度の介護保険特別会計につきまして、特に説明が必要だという箇所につきまして御説明を申し上げます。予算書につきましては、331ページから374ページとなります。
まず、介護保険特別会計の予算総額でありますけれども、1,137,700千円となっております。令和元年度との比較では、10,600千円の増となったところであります。
それでは、歳入から御説明申し上げます。337ページをお開きください。
介護保険に係ります保険料であります。本年度は221,723千円を見込んでございます。令和元年度の当初予算と比較しますと、4,747千円の減としております。これにつきましては、昨年6月の定例会におきまして、保険料の階層区分のうち、第1段階から第3段階までの保険料の軽減措置を行う介護保険条例の改正を行っております。これによりまして減額を見込んだところであります。
続きまして、345ページをお開きください。一般管理費でありますけれども、一番下の委託料の33番、介護保険事業計画策定支援業務委託料であります。3,245千円を見込んでおりますけれども、令和2年度におきまして、第8期介護保険事業計画を策定することとなります。この業務につきまして、第7期計画策定の際と同様、委託し、策定を進めていくため計上したものであります。
続きまして、359ページをお開きください。4款1項2目介護予防事業費の12節委託料の56番、介護予防日常生活支援事業委託料の9,440千円であります。前年度比で4,710千円の増となっておりますけれども、介護予防生活支援サービス事業である訪問型サービス、通所型サービスの利用の増を見込んだところであります。
また、その下、57番の介護予防日常生活圏域ニーズ調査業務委託料1,056千円であります。これも第8期介護保険事業計画の策定に必要なニーズ調査について、業務委託により実施していくというものであります。
以上、簡単でありますけれども、令和2年度の介護保険特別会計の御説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(奥秋康子) これから、歳入歳出一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
中河委員。
○委員(中河つる子) 347ページの介護認定審査会費というところに属すると思うのですが、介護保険事業について、昨日の道新に、名寄の社会福祉協議会の不正の記事の問題点が出ていまして、介護保険事業の業務の多忙さから不正をしていたというのが載っていましたけれども、私も実際にいろいろお世話になっていまして、ケアマネージャーさんの事務量はとても多いものと思われます。実際に、町民のところに行き、対応する職員と、その後の事務処理には、相当の時間を要すると思われます。
それで、ケアマネさんの仕事の中の訪問等の部分と、その後の事務処理の部分との仕事量は、現在の人員で足りているのでしょうか、そのことをお聞きしたいと思います。
○委員長(奥秋康子) 保健福祉課長補佐。
○保健福祉課長補佐(角谷貴良) ただいまのケアマネージャーの人員に関して、足りているのかという御質問だったと思います。本町の役場だけではなくて、各事業所にもケアマネさんというのはいるのですが、ケアマネだけではなくて、介護サービス全般の人員というのは、全国的にも厳しい状況というのは続いております。その中でも、やはり委員がおっしゃられるように、ケアマネージャーというのは慢性的に不足しております。
本町でも、昨年募集をかけておりますが、なかなか集まらないという状況が続いて、厳しい状態というのは続いておりますが、町民、利用者の方に御迷惑にならないよう、期待に応えられるように、これからも努力を続けてまいりたいと思います。
○委員長(奥秋康子) よろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。
川上委員。
○委員(川上 均) 今、中河委員から言われたように、名寄社協で介護保険の不正受給という形で問題が起こりました。これは、やはり、例えば清水であれば、居宅介護サービス事業だとか地域密着型の介護施設の監査は清水町になるのですよね。違う。これどうですか。であれば、その監査の状況と現状について、ありましたら教えていただきたいなと思います。
○委員長(奥秋康子) 保健福祉課補佐。
○保健福祉課長補佐(近藤芳行) 居宅介護支援事業所につきましては、平成30年度に道から町に指定が移管されました。それで、6年間のうちに1回、監査をするというのが基本的になるのですけれども、今ほかの地域密着型も含めて、かなりの数がありますので、そこを随時、年度内で何件かやって、数年の間に全部監査するということで進めておりまして、まだ居宅のほうは、監査というか指導ですね、指導のほうに入っています。それで問題があれば、監査に切り替えて、道に報告して取り扱うというような流れになります。
○委員長(奥秋康子) 川上委員。
○委員(川上 均) そうですね、指導という形で入るとは思うのですけれども、問題がもしあったら、やはり補助金、介護保険の返還等、大変なことになると思いますので、答申によると、監査機能がきちんとされていないというものもあると思います。現状、なかなか担当者が少ない中できちんとした監査をするのは難しいなとは思うのですけれども、これ、監査を徹底してやっていただきたいと思うのと、やはり介護事業者によっては、なかなかこれ専門の事務になると思いますので、例えば勘違いだとか、事務的なミスだとか、さまざまな要因もあると思いますので、逆に言えば、そういうフォローもするような形で、今後は取り進めていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(奥秋康子) 保健福祉課補佐。
○保健福祉課長補佐(近藤芳行) 委員の言われるとおり、今、全道的、全国的に、名寄の問題があってから、ちょっと厳しくなっているのです。必ず入るようにということで、入っている状況も国のほうに報告するというような形になっております。
それで、私たちが行って見つけるということは、大きな問題のときはあるのですけれども、小さな間違いとか結構ありまして、それは国保連のほうに請求を上げた時点で突合をして、誤りが結構あるのですね、請求の誤りとか。そういうのは過誤ということで、町のほうに連絡が来て、過誤の処理をして訂正するというような小さな問題は結構多くあります。何か月に1回かぐらいの。大きな今回の問題とかになりますと、清水町においてはないとは思うのですけれども、あってはならないことなので。そこは適切に指導のほうに行って、私たちもどこまで見れるかというのもあるのですけれども、そういうことをなくすように努めていきたいと思います。
○委員長(奥秋康子) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(奥秋康子) 質疑を終わります。
これで、議案第23号、令和2年度清水町介護保険特別会計予算の審査を終わります。