○委員長(奥秋康子) これから、各課に共通するような総体的な事項について、全会計を通しての総括質疑を行います。
質疑ありませんか。
中島委員。
○委員(中島里司) 数課にまたがって予算計上されております深谷市関連の事業について、質問というか、多少個人的な意見も入っているかもわかりませんが。これ、私、本当ですね、最初、予算書を見たときと、この町長の、要するに、町長ではなくて、お知らせ版のこの9ページにわたって特集を組んでいますよね。これを見て、本気でやる気なのだなと。言葉はちょっと悪いところがあるかもわかりません。ならば、町長、これ成功させなければだめなのですよ。ただ、これをやりましたとか、そういう問題ではないのですね。
そこから考えたときに、この予算委員会の中でも、結局、総体的には、成功させるというのは、何が成功かと言ったら、私は町民が強い関心を、全員とは言いません、よく「多くの町民の方の」なんて、そんなことはあり得ないのですから。しっかりした組織化をして、町民が良かったと、そういう方向に持っていくことを考えてもらいたい。ということからいくと、そういう気持ちの中で、今回、質問させていただくわけですけれども。
まず初めに、昨年、この年度途中から始まったことだと思いますが、深谷市へ、理由はどうあれ、職員関連、特別職も含めて、何回、深谷市を訪れたのか、まずそれをお聞きしたいと思います。
○委員長(奥秋康子) 企画課長。
○企画課長(前田 真) 昨年度、企画課で予算を取っておりました。さらに、口田議員のほうから一般質問があったので、私のほうで資料を取りまとめておりますので、それをここでお話ししたいと思います。
4月9日に、新1万円札に渋沢栄一翁が決定いたしました。その後、6月3日に、町長と私、企画課長の前田が、深谷市の訪問をしております。その後、そこで深谷市から、今後も長い時間をかけて交流していこうというお話がありましたので、実務者レベルということで、私が8月15日に、交流会ですとか献花式ですとか産業祭への参加に係る事前協議をしてきております。その後、皆様が御存じのとおり、11月9日から11日まで、深谷市との交流会ですとか渋沢栄一翁の関係団体の集いに、町長、正副議長、それから農協組合長、商工会長、観光協会長等が参加したというのが、昨年度の交流の実績でございます。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 今のお答えで、決して、そんなに行ってなかったのだなというのがわかりました。頻繁に行っていたのかなという思いもあったのですけど。
これ、なぜそういう言い方するかというと、この回数で、そして現状としては、何も形としてはないわけですから、町民の代表の方々、議会も含めて代表の方々が参加したと。だけど、この今後のことについては、そういう方たちが今、もうこれからですから、関わっている部分はないわけですよね。
というのは、私、なぜあれしたかと言ったら、これ今、課長と担当課長ということですから、それはそれでいいのです。町長は当然のこと、案内いただいたら伺う、これは表敬ですから、ちゃんとしたお付き合いをしなければならないだろうと思っています。私としては、この程度でここまでやるのかと。準備が足りないのではないのということは、各課から出ていて要求を上げたと言うけど、行ってもいない、状況もわからない、ただ聞いただけで、そこへスタートしているというのは、いかがなものかなと。
これ、今後ですから、なぜこういう言い方、私が最初言ったように、これを成功させてもらいたいためには、順序をしっかり、手順をしっかり間違えないでやってほしいということを思っているから言っているのですけどね。
これが、今早急に答えがすぐ出せるわけではないので、組織だから。しっかりしたものをなぜつくれなかったのかなと。そして、そういう町長の思いとか、企画課長が、こういったそういういろいろな話をしたことを適切に伝えながら、職員に。まず職員ですから。職員に伝えながら、正直にお話しして、そうしてひとつ形にしていくべきだったのではないかなと。なぜこれを急ぐのか、何か特に事情があったらお聞かせ願いたいと思う。
○委員長(奥秋康子) 企画課長。
○企画課長(前田 真) 私からお答えさせていただきます。
昨年、4月9日に1万円札に渋沢栄一翁が決定したというお話を申し上げました。それ以前にも、平成26年には深谷市の議員6名が視察していたり、あるいは平成30年の8月にも、深谷市の議員がこちらにお見えになったという経緯もございます。
1万円札の図柄に決定したのは4月でございますが、十勝開墾合資会社が清水町の基礎をつくったという事実は、今年度に始まったことではなく、昔からわかっていることでございます。1万円札に決定して、渋沢栄一翁の取材等が多くなり、スピードを早めたというのは確かに事実でございます。最初は、私と町長と表敬訪問みたいな形をし、その後、少しずつ町民の枠を広げていこうということで、11月には各界の代表者に、まずはお話しをして仲良くなるところからスタートしました。
それと並行して、商工観光課では、産業祭に出て、それから社会教育課長も深谷市の記念館の館長等とお付き合いをし、先日の館長の記念講演会に結び付いたところでございます。
もちろん中島委員がおっしゃるとおり、町民レベルでの交流というのが、これから大切になってくると思います。昨年は、まず町長をはじめとして、さまざまな代表者の方が深谷市と御縁を持ちました。今年以降は、今御指摘のあったようなことを踏まえながら、さまざまな人が交流をして、清水町の発展につながるようなことを考えていきたいと思っております。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 思いはわかるのです。何となくわかります。ですから、なおさら、じっくり、時間をそんなにかけられないかもしらないけど、やっぱり短期間でやってほしかったなと。ということは、まず表に出すためには、こういう事業は総合計画に載せるのか載せないのか知らないけど、昨年度、ちょっと話は変わるけど、総合計画というのは町の総合計画ね、これについては、年間でのこの見直しというか、毎年そういうものをやっているのかどうか、何かあったときにはやるけど、そうでないときはやらないということなのか、これをちょっとお聞きしたいと思います。総合計画への計画として入れるかどうか。
○委員長(奥秋康子) 企画課長。
○企画課長(前田 真) 総合計画の見直しでございます。毎年度、これ事務的な手続きなのですけれども、総合計画の基本構想、基本計画というのがございますが、そこに基づいて事業が行われているかということを、企画課が中心に全ての新規事業を点検評価するということをしているところでございます。
今回の渋沢栄一翁の事業は、先日、社会教育課長が予算委員会の中でお答えしたかもしれませんが、総合計画上は、新しい時代を担う人材を育むまちづくりというところの、文化のまちづくりというところに位置付けられておりまして、先人が育んだ清水らしさを次の世代に受け継ぐという基本目標を掲げているところでございます。
そういったことから、今回の渋沢栄一翁の関連事業におきましても、総合計画上、どこに位置付けられ、どういった方針で進めるのが清水町のためになるのかということは、もちろん整合性をとりながら実施していきたいと考えているところでございます。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 今課長の答弁では、現時点では総合計画の中にはということを、組み入れるという部分では検討を考えてはいるけど、具体的にはしていないという理解でいいですか。
○委員長(奥秋康子) 企画課長。
○企画課長(前田 真) はい。第5期の総合計画が10年前にでき上がったものなので、具体的に深谷市との交流が、当時の基本計画や基本構想に具体的な名前が出ているかというと、それは出ておりません。基本の目標に沿って、そういった実施計画というのをしていくというのが総合計画のつくりになっております。
もちろん令和3年度から新しい総合計画がスタートします。新しい総合計画がスタートするときには、今中島委員から御指摘がありましたとおり、期間を区切って、長い期間でどういったことを進めるのが清水町のためになるのかということを内部でも協議し、町民ともお話しをしていかなければならないと思っています。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 総合計画だから、10年前につくって、時代は変わって、今6期ということで言っておられたけど、当然、時代は刻々と変わってきているし、人口等についても、人口が減るというのは、当然、まちづくりに対してのいろいろな計画を持っていたものを、人口減に伴った取り組みというのも、当然考えなければならないわけだから、変化していくのは、それはわかっていますが、今言われた、来年からやるから、今年はいいのだよと、総計に載せないよではなくて、去年、そこまで頑張ったのだから、だったら総計に、こういうことで今検討しましたとか、新しい時代にですよ、全く今、総計というのは、たまたまですね、議会の中で何かしていますと、いや総合計画に入ってないとか、これはもう役所としては当然でね、教科書どおりの答弁というのは出てくるのだよ。だけど、そういうことでは、私ね、本当、これ何とかしてほしい。もうここまでやったら、何とかここはあるだろうと。標準的な答弁とかやりとりではなくて、ここまでやっているなら、もうちょっと積極的にどうやって取り組むかと。一人でも多く理解者を求めるか。理解者というのはね、理解してまちづくりにつなげる。で、それでちょっと余計なことを言っているけど。
課長の中で、人づくりという話だ。これ観光は考えなくていいのですね。
○委員長(奥秋康子) どちらですか。
○委員(中島里司) ごめんなさいね。今、人づくりということ、社会教育ということで言ってきたわけですね。で、今の話だとそっちのほうを次期でいくのだと、まずは、そういうことでいくのだという捉え方でいいのですか。これ、ほかのこう、ほかというのは、あと考えられるのは、観光施設として何とかそれを認知してもらおうと、多くの方に理解をしていただいて知ってもらって、そしてそれを観光施設として持っていきたいという、そういう考え方はないの。
○委員長(奥秋康子) 企画課長。
○企画課長(前田 真) ないわけではございません。深谷市の産業祭に出展したとおり、深谷市との交流、渋沢栄一翁を軸として、さまざまな交流をしていこうということが、深谷市の市長や、あるいは町長からそういったお話がされました。総合計画上は、先人が育んだ清水らしさを次の世代に受け継ぎますということで、その教育ということになっていますが、もちろん教育だけではなくて、今一つの事業を実施するにも、さまざまな目的が複合的に入ってくるものだと理解しております。
渋沢栄一翁ということを、いわゆるタウンプロモーションといって清水町の売りとして観光資源としてみたり、あるいは市民レベルでの交流というものが人づくりにつながったり、あるいは、これはどうなるかわからないですけれども、それが最終的に経済に結びついたりというような複合的なことを考えながら、この深谷市の交流というのは、しなければいけないと考えているところです。
○委員長(奥秋康子) 商工観光課長。
○商工観光課長(斉木良博) 深谷市関連で、観光部門の事業施策の推進ということで御質問があったというふうに思います。昨年度11月に産業祭というものがありまして、観光協会として出展をしてきています。それに係る予算につきましては、補正予算の中で説明をさせていただいて、議決をいただき、実施をしてきたところでございます。
いろいろな、観光という部分では、いろいろな資源、それから人との出会いや人脈、それからタイミングというものもございます。今回、昨年の1万円札の肖像画に決定したということ、清水町が、その開拓が始まった十勝開墾合資会社の設立には渋沢栄一が関わっているということを含めて、観光の部分でも、いろいろなPRの仕方があるというふうに思っています。
深谷市との連携の中では、こちらのものを11月には持っていって販売させていただいたり、牛とろ丼を販売したりしたのですけれども、深谷市との連携の中で、深谷市のものをこちらで販売するとか広めるというようなこともあると思っています。人脈が広がり、そういったような地域との関わりが広がることによって、いろいろな事業の展開、拡大ができるというふうに思っています。次年度についても同様に、深谷市との連携、こちらから出向く、もしくは深谷市の方に来てもらうという部分で、つながりを持っていこうというふうに考えてございます。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 確かに今の一つのきっかけづくりということでやっているのだろうというふうに思いますが、それは単発で言っているのですよね。ですが、これ、今この質問したのは3人、もう1人、社会教育課長、まだ話されてないのだけど。そういう、今出店とか表敬的に何かやるといったときに、そこに、大人でもいいです、大人でも、人づくり的な、いわゆる人づきあい、教育的な面から、そういうものを含めてしたら、今観光協会は行っています。表敬的な訪問を行っています。そして人づくりという部分で、社会教育も一応担っているということであれば、三者協議して、そこに、出店なんか特にそうだと思う。ものを出して、地元のものを出しているところに子供たちなり、大人でそういう人が行ったときに、そういうものを見たときに、そこから流れていって、付き合い方ってあるじゃない。
今の話は全部単発なのだよ。それは何かと言ったら、今の組織の中でやろうとしているからそう。だから、私はこの目でもちゃんとしたものを設けてやるべきだというふうに思っているのですけれども、現実として、そういう今の、もう私も離れて大分たっているから、ちょっと疎いところがあるかもしらないけど。ここで打ち合わせをするのは、やっぱり、こう一つの組織体をしっかりつくるという部分で、社会教育課長、今の人づくりと、そういうほかの事業とのタイアップの中で、そこに教育関係者、教育に関わる、今教育委員会が目的として深谷市との交流を図ろうとしている目的の中に、今言った、私が言ったようなことを、入ってくると、どうでしょう。参加する人の気持ちというのを含めて、お考えがあればお願いします。
○委員長(奥秋康子) 社会教育課長。
○社会教育課長(藤田哲也) 社会教育課のほうでは、いわゆる文化史跡、これをまずきちんと整理をし、本町の歴史というものを記録としてつくり上げていくと。これが地域の方々の中で渋沢栄一翁が注目される中で、どんどんそこも深まっていくものと思っております。
また、深谷市との関係につきましては、こういった文化史跡が観光の一つの資源になるということも、私も考えるところでございますが、中島委員からお話のありました、もうちょっと連携を深めて、一つの組織、庁舎内に組織をつくるとか、そういったことの検討ということでございますけれども、企画、それから私ども社会教育、商工、昨年の11月も各界の代表者というような訪問の経過も含めたら、3課だけではなくて、さらに農林分野とか福祉分野、もっと幅広いようなものを考えて、構想を練っていく必要があるのかなと。
まず、来年度に取り組む部分としては、予算として、まず文化の事業についてあげさせていただきましたけれども、令和2年度だけではなくて、令和3年以降についても、そういった部分が広がっていくような形を取っていくためには、庁舎の中で横断的な関係をつくって事業を進めていく必要があるというふうに考えているところでございます。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 私、次に聞こうと思ったこと、課長が全部言ってくれたので。結局は、その答える、広がりをつくるということと、その学ぶという部分と情報収集というものを、その分野分野ではなくて、行ったときに日程が合えば、その中でやることによって、違った目的で行っていても学び取れることがあるのではないのということをお話ししたいと思うのです。
それで、今言った団体については、令和2年度云々ですけど、これは即、やっぱりそういうものを目指していかなければならないだろうと。もう今回、別々に行くのではなくて、一回、これを取り下げるぐらいの気持ちで、そして、即、こうやるよと。これは明日あさってでできる話ではないですよ。もう一回ちゃんと練った上で、そして要綱なりをつくって、可能な限り同じお金、旅費を使うなり費用を使うにしても、この人はこっちに行ってやるけれども、出店していれば、北海道から来た人だよと。そういうものを、裾野を広げるというのは、一人一人、それぞれの部署で行くのではなくて、北海道の清水町の町民がともに、あの人はああいうことで行った、私、そしたら、今よと、向こうとの広がりも大事だけど地元での広がりも大事ではないですか。
その今走りとして、優秀な方々がお集まりになって、郷土史研究会なんていうのは、もう既にできているわけですね。これに応えるために、こういう人の意向に応えるのには、町はどうしたらいいかなんていうのは。いわゆる、行ってきたら、報告していればいいよという程度では、私は町の関連する団体を育てなさいということを盛んに思っています。ただ、金で縛るのではなくて、そこには、そういう団体が必要だという。
だから、これからいくと、今の深谷市については、町では、こういう受け皿もあるし、こういう人たちも活躍しやすい、そして町民に声をかけやすい、そういう環境をつくるためには、やはり今、もう話があったけど、早急に、やはりまとまりをつくって要綱をつくって、そして裾野を広げていくのだよというような検討というのは、こっちかな、課長、今のお話を聞いていて、いかがなものですか。町長でもよろしいですよ。
○委員長(奥秋康子) 町長。
○町長(阿部一男) 今のいろいろなお話を聞いておりまして、中島議員の言う部分についても十分理解できるところがありますし、それからまた、私としては、そういう流れに、地元も含めて、あるいは深谷市そのものも含めて、いろいろな交流ができる流れに持っていければいいなという思いは強く持っているところもありますので、どっかにまとめてだとか、そういった部分については、そういう機会があれば、令和3年とまで言わなくても2年の中で、そういう機会があれば、うまくまとめられるような方法を含めて検討をしていきたいなというふうに思っております。
○委員長(奥秋康子) 中島議員。
○委員(中島里司) 町長にお答えいただいて、ちょっと言葉尻を取るわけではないのですけれども。町長、それね、受け身ではなくて前面に出してよ。前面に町長の気持ちを。そういう機会があったらではなくて、そういう機会を私は積極的につくっていきたいと。担当者にそれを指示したいと。年度なんていいのです。まず、それを話題としてね、役場なり団体の関係者、有志に声をかけて、そういう形というのは、町長ね、ちょっと穏やかにいこうと思っていたから。ここはポーンと出すものは出してくださいよ、前に。いかがですか、それ。
○委員長(奥秋康子) 町長。
○町長(阿部一男) 穏やかにというか、口調はあれですけれども、決意はそれなりに、そこにあらわれている、町広報に8ページも使って、熊牛以外の人に、まだまだ認知度が低いよと、そういうことも十分含めて理解した中で、今言われたようなことは、いろいろと頑張って検討して、検討してと言ったら、また後ろ向きだと言うかもしれないけど、十分検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) ちょっと時間が長くなって申し訳ありません。
それで、そういう思いを町長、なぜ今、僕ちょっときつい言い方したかと言ったら、今年の次年度の執行方針の中に、もうちょっと力強く入っていってもよかった、深谷市の件ね。そういう思いがあったので、今のお話に至っているのですよね。
だから、これは町長自らが、これについては初めての事業ですから、やっぱりリーダーシップをはっきり、町職員が、命令とかそうではなくて、みんなの意見を聞いて、ならこうしようという、そしてみんなを集約していく、そういうリーダーシップを発揮していただきたいというふうに思っています。それで執行方針については、もうちょっと深く入ってほしかったなと、これは私個人的な見解です。それは、それぞれの事情があろうかと思いますが。
そういう思いなので、その辺、これ書いたのは企画課かな、もし何かあったら、執行方針の中で、令和2年度ね、何かあれば、もうちょっと載せてほしかったという思いに対して、何かあったら答えていただきたい。
○委員長(奥秋康子) 総務課長。
○総務課長(田本尚彦) ただいま、執行方針の書きぶりということで、お話がございました。例年、予算の方向性等を踏まえて、執行方針の中で表現する内容等の確認をしているところでありますけれども、若干その辺の部分が表現不足だったという御指摘であれば、そういったところを今後の部分で、どういったメッセージを出すかというところは、十分精査をして取り組んでいきたいというふうに思います。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) そういうことで、改めて、これ最後のほうにしたいと思いますが、何か早急に、庁舎内でこういう意見もあるということで、この予算がどうなろうが、それについて町長の意気込みにどう応えていくかというのは、これは総務課か企画課が軸になるのだろうけど、早急にそういうまとまりを持って、みんなそれぞれ平等の立場の中で、意見聴取をしながら積極的に取り組んでいく。そういう意気込みというのは、年度がどうのこうのではなくて、まずは、これ入っていない人がいるわけでしょう、この予算の中に入ってない人は、ほとんど聞いていないわけでしょう。ここへ出てきてから具体的な話というのは。これ言葉では出ているけど、これは聞き終えているという程度で終わっているはずなのです。職員は執行側の補助員ですから執行者の、そういう人たちが全て把握しているわけではないので、その辺も含めて、全員とは言わないけど関連する部分は、ぜひ含めて協議していく。つくる、つくらないは、その先のこと、皆さんと話し合いをする、そういう意気込みを持って皆さんと話し合う。職員間で、まず町民の意見聞きます、どこどこの地域云々と、まず職員がまとまって、そして広がりをつくるということで、その辺を考えられないかどうか、お聞きしたいと思います。
○委員長(奥秋康子) 総務課長。
○総務課長(田本尚彦) まず、予算の部分の職員間の共通認識というところについてお答えをしたいと思います。
予算案の内容を固めて議会に提出する前には、庁議によりまして関係課長出席のもと、予算の概要、内容等についての確認を行っております。その確認内容は、時間的な部分、あるいは全体の確認の中で、どれだけ全部の内容をやっているのだというふうに言われますと、その部分は、若干時間の制約等もございますけれども、そういった機会を通じて、全体の認識というものは図ってきているというふうに考えております。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) この先のことにつきましては、執行側がいろいろな御意見、議員間の意見の中で、方向性というのは示してくると思いますが、私はしつこいようですが、ここまで積極的に取り組むということを全町民に意思表示したわけですから、それにちゃんと応えられる体制というのを役場でつくらなければならない。
私、たまたま、これどこどこの地域どうのこうの、こういう団体に対してどうのこうのではないです。これはもう全町でやらなければならない。やるというのは、全町民じゃないですよ。全町民には声をかけるけど、全町民が賛成してくれるかどうかわからない。だけど、それをまちづくりに、結果が出るような方向が出れば、みんなオーケーになるわけではないですか。その辺について、強い気持ちで、私ばかりではないですけれども、そういう町が取り組みやすい、そして町民にわかりやすい、そういう方向性を示していただく、そういう考え方、これ町長、もしあれなら、これ最後にこの件について、答弁によっては最後にしたいと思いますが、その意気込み、改めてお聞かせ願えればと思います。
○委員長(奥秋康子) 町長。
○町長(阿部一男) 今言われたことも含めて、強い気持ちというのがすごく印象に残っておりますけれども、そういった気持ちの中で、今後進めていく。もともと強い気持ちは持っていたのですけれども、さらにそういう強い気持ちを含めて、押し出していきたいなと、そんなふうに思っております。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) これにつきましては、いろいろな議員もあると思いますけれども、この程度にとどめます。ただ、これもう1回、もう1点だけですね。実は、この場で言っていいのかどうかわからないのですが、これほかで言うとこないので言っておきますけれども。非常に今便利なものがあって、ツイッターというのでつぶやきがあるのですね。これ私のところにたまたま、私、前後のことはわかりません。B4かな、B5か、小さなやつにコピーした、これの投げ込みが家にありました。封筒にも入らない、ただ折り込みです。誰かが出したのかどうなのか、それは関係ないです。
その中に、私、その詳しい機械の動き方、わからないですから。その中に、こういう文面が入っていたのですね。これは、理事者側のほうでお答え願いたいのです。教科書どおりの答弁をしたら打ち上げしようねと、してください。教科書どおり答弁したら、教科書どおり答弁した、打ち上げしてくださいという、そういう文面なのですよね。これ職員が書いたか誰が書いたかわかりません。これは議会に対して、要するに、予算審査の関係で出てきて、あまり言うとあれなので。予算、要するに特別委員会が終わったら打ち上げやろうと。もちろん私もそういう経験がありますよ。みんな頑張って無事終わったからというのはあります。これ昔はね、何もないのです。これだけで終わったのです。しゃべるだけでお互いに。こういう文章を、時代が変わったね、こういうことをやりとりしている。これ職員の名前も何人か出ています。この人が僕、関連あると思っていません。全部が全部関連あるとも。ただ、この中に、やっぱり「教科書どおりの答弁」というのは、ばかにするなという、そういう気持ちがあります。どこからそういう。
それで、ちょっとカッカ、この件についてきていますから。教科書あるなら私たちにも見せていただきたいというぐらいの気持ちがあるのですけれども、こういう、今、近代、良き時代といえば良き時代です。こういうものを何もわからないで、万が一職員が関わっているとしたら愚か者と、私は逆にそういうふうに言いたいです。こういうのは証拠に残るわけですね。これを見せる気はありませんから。名前も入っているし、私はそれを広げていると。
ただ町長ね、職員教育、時代にマッチした教育があると思いますので、その辺をぜひ、このことの中身はどうあれ、私はぜひ職員に緊張感を持っていただきたい。より一層の緊張感を持ってやる。これは、勤務外ですから、多分ほっとしていると思います。これ私もそういう経験をしています。いろいろなこと、私も話したことがあります。これは、そのときは何もないのです、言った言わないで終わるのです。これは、その書類のこと、誰がどうであれ、残っているのです。誰かがこんなこと言っていたと、町民以外の職員に、職員に関係のない人からこんな言葉は出てこないでしょう、「教科書どおりの答弁したら打ち上げ」。要するに、教科書どおり答弁して、無事終わらせようと、終わったら打ち上げしようと、こういう解釈なのです。全部ありますよ。それを言う気はないので。その辺をもう一度職員に対して緊張感を持って対応する、そして、一生懸命対応して、その結果で、いいにつけ悪いにつけ、楽しかった打ち上げをしてもらいたいというふうに思いますので、その辺、やっぱり訓示等であれ、町の職員に周知してもらいたいということについて、これ全般に関わることですけど、これで、これだけは人に関わることですから、しつこく言いません。町長の御意見を伺い聞いて終わりたいと思います。
○委員長(奥秋康子) 町長。
○町長(阿部一男) ちょっと意味のわからないところがあって、教科書どおりの答弁をしたら打ち上げをしようというあれでいいのですね。それは誰が、ごめんなさいね、聞いていいのかな、誰が言ったのではなくて、誰が打ち上げをしようということなのでしょうか。(発言する者あり)いやいや、例えば、我々が、そのグループが打ち上げをしよう、こっちのほうがあれしたらというような意味ですか。違いますか。(発言する者あり)はい、はい。その意味は、私も今一瞬聞いて、わからないところがちょっとあるのですけどね。ただ、その後、前後に言われた、職員に緊張感を持ってというのは、常々自分も思っているところでございまして、1月の仕事初め、12月の仕事納めのときは、あまり言わない、皆さん休みになりましたからリフレッシュして頑張って1月4日に会いましょう、7日に会いましょうという程度しかお話ししないのですけれども、1月6日の仕事初め。それからこれから来る4月1日の人事異動も含めた後の4月1日の職員採用のときの自分のまた新年度、こういう目標を持ってやるというような、そういう話は、節々に職員にしておりますし、まだそのほかにも、いわゆる庁内会議の中で、いろいろと自分の考えも言った中で、皆さん頑張ってやりましょうというような話は常にしてきたつもりでおりますけれども、さらに、こういうやつは、数多く、しっかりと、そういう気持ちを伝えるのは大切なことだと思いますので、いろいろと今の、緊張感を持ち、あるいは皆さんしっかりと前を向いて頑張って、一歩でも二歩でも進みましょうというお話は、これからも事あるごとにしていきたい、そんなふうに思います。
○委員長(奥秋康子) 中島委員。
○委員(中島里司) 町長の今のお話を聞いて、それに対してどうのこうのと言う気はありませんけれども、議員に対して職員が云々というのは、全ての議員が皆さんの御期待に添えるとは思っていません、私も含めて。ただ議員というのは、町民から御支持をいただいてこの場にいるわけです。そういう立場というのは改めて理解をしておいていただきたい。
だから、私どもがこうやって話していて、町長に対して物を言うこと、副町長に物を言うときとは若干違います。私はそう思っています。町長は、町民からも御支持をいただいてなっている方ですから。それは感情的になっていろいろなことを言う場合があります。副町長は、議会の支持の中で動いていることですから。職員側にいる人間ですから。ある部分では。だから、その辺は、私たちも議員として、その辺の自覚としっかりした形でやりとりしなければならないと私は思っています。それはうまくいっているかどうかは別。ただ、職員の方に、この機会ですから、こういう機会はないので、ぜひ議員というのは、いろいろな人がいます。ここばかりでない、どこにだって。いろいろな方々の考えある方が支持していただいている。その辺、やっぱり認識を持っていただいて、その辺についても、今一度、お互いに立場を尊重し合うという部分についても、町長、ぜひ職員に認識を持っていただくようにお力添えをいただければと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(奥秋康子) 阿部町長。
○町長(阿部一男) もちろんそれぞれのいろいろな場面の中で、こうやって議会という場の中で、いろいろやりとりをした、あるいは、それ以外に日頃の仕事の中でやりとりをするのですけれども、今言われたような内容については、日頃、私も思いながら執行を進めているところでございまして、今後についても、先ほどと同じような、結果的には同じ内容の答えになってしまいますけれども、そういったことに留意しながら、当たり前の話なのですけれども、それぞれ立場を尊重をしながらというふうなことは基本のところだと思いますのでね、そんなことをしっかりと認識した中で、あるいは職員に認識させた中で進めていきたいと、そんなふうな思いを持っています。
○委員長(奥秋康子) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(奥秋康子) 質疑なしと認めます。
以上をもって、議案第12号、議案第13号及び議案第20号から議案第25号までの全ての審査を終わります。
お諮りします。本委員会に付託された全議案の審査が終了し、この後、順次採決を行ってまいりますが、委員会における討論につきましては、先例により省略することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(奥秋康子) 異議なしと認め、本委員会での討論は省略することといたします。