令和2年第4回定例会会議録(6月12日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。(午前10時02分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) ここで暫時休憩します。   (午前10時02分)

 

○副議長(桜井崇裕) それでは再開いたします。  (午前10時03分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○副議長(桜井崇裕) 日程第1、議長の辞職についてを議題といたします。

 地方自治法第117条の規定により、加来良明議員の退場を求めます。

 

 (加来良明議員 退場)

 

○副議長(桜井崇裕) 加来良明議長より辞職願が提出されました。

 辞職願を朗読させます。

 事務局長。

 

 (事務局長 辞職願 朗読)

 

○副議長(桜井崇裕) お諮りいたします。

 加来良明議員の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。

 

 (「異議あり」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(桜井崇裕) 異議がありますので、起立によって採決をいたします。

 加来良明議員の議長の辞職を許可することに賛成の方は起立願います。

 

 (賛成者起立)

 

○副議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、加来良明議員の議長の辞職を許可することに決定いたしました。

 除斥中の加来議員の復席を求めます。

 

 (加来良明議員 入場)

 

○副議長(桜井崇裕) ただいま議長が欠けました。

 お諮りいたします。議長の選挙を日程に追加し、追加日程第1として選挙を行いたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、議長の選挙を日程に追加し、追加日程第1として選挙を行うことに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○副議長(桜井崇裕) 追加日程第1、選挙第1号、議長選挙を行います。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○副議長(桜井崇裕) 暫時休憩いたします。   (午前10時06分)

 

○副議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時20分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○副議長(桜井崇裕) 選挙は投票により行います。

 直ちに投票に入ります。

 議場の出入り口を閉めます。

 

 (議場閉鎖)

 

○副議長(桜井崇裕) ただいまの出席議員数は13名です。

 次に、立会人を指名します。

 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に

 10番 中島里司議員

 11番 奥秋康子議員 を指名いたします。

 投票用紙を配ります。

 

 (投票用紙配付)

 

○副議長(桜井崇裕) 投票用紙の配付漏れはありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(桜井崇裕) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を点検します。

 

 (投票箱点検)

 

○副議長(桜井崇裕) 異状なしと認めます。

 ただいまから投票を行います。

 念のため申し上げます。

 投票は単記無記名です。

 事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順番に投票願います。

 点呼を命じます。事務局長。

 

 (事務局長 氏名点呼 投票)

 

○副議長(桜井崇裕) 投票漏れはありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(桜井崇裕) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終わります。

 開票を行います。

 中島議員及び奥秋議員、開票の立ち会いをお願いします。

 

 (開 票)

 

○副議長(桜井崇裕) 投票の結果を報告いたします。

 投票総数13票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。

 そのうち、有効投票11票、無効投票2票です。

 有効投票のうち、桜井崇裕9票、高橋政悦議員2票

 以上のとおりです。

 この選挙の法定得票数は3票です。

 よって、桜井崇裕議員が議長に当選となりました。

 議場の出入り口を開きます。

 

 (議場を開く)

 

○副議長(桜井崇裕) ただいまの当選の報告をもって、会議規則第32条第2項に規定する当選の告知といたします。

 

○議長(桜井崇裕) ただいま議長に当選いたしましたので、お許しをいただき御挨拶を申し上げます。

 突然の議長就任ということでございますけれども、定例会会議中でございますので、18日の最終日までしっかりと議会を開催したいというふうに思いますし、皆様方の御指導、御協力をいただきながら、職責を果たしてまいりたいというふうに考えております。

 なかなか議長という大役で身の引き締まる思いでございますけれども、皆様の御理解をいただきながら進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 ただいま議長に選任されましたので、引き続き議事を進めてまいります。

 ただいま副議長が欠けました。

 お諮りいたします。副議長の選挙を日程に追加し、追加日程第2として選挙を行いたいと思います。

これに御異議ございませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

よって、副議長の選挙を日程に追加し、追加日程第2として選挙を行うことに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 追加日程第2、選挙第2号、副議長選挙を行います。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 暫時休憩いたします。(午前10時36分)

 

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時49分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 選挙は投票によって行います。

 直ちに投票に入ります。

 議場の出入り口を閉めます。

 

 (議場閉鎖)

 

○議長(桜井崇裕) ただいまの出席議員数は13名です。

 次に、立会人を指名します。

 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に

 13番 加来良明議員

 1番 深沼達生議員 を指名します。

 投票用紙を配ります。

 

 (投票用紙配付)

 

○議長(桜井崇裕) 投票用紙の配付漏れはありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を点検します。

 

 (投票箱点検)

 

○議長(桜井崇裕) 異状なしと認めます。

 ただいまから投票を行います。

 念のため申し上げます。

 投票は単記無記名です。

 事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順番に投票願います。

 点呼を命じます。事務局長。

 

 (事務局長 氏名点呼 投票)

 

○議長(桜井崇裕) 投票漏れはありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終わります。

 開票を行います。

 加来議員及び深沼議員、開票の立ち会いをお願いします。

 

 (開 票)

 

○議長(桜井崇裕) 投票の結果を報告いたします。

 投票総数13票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。

 そのうち、有効投票12票、無効投票1票です。

 有効投票のうち、高橋政悦議員11票、奥秋康子議員1票

 以上のとおりです。

 この選挙の法定得票数は3票です。

 よって、高橋政悦議員が副議長に当選されました。

 議場の出入り口を開きます。

 

 (議場を開く)

 

○議長(桜井崇裕) ただいま副議長に当選されました高橋政悦議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項により当選の告知をいたします。

 副議長に当選されました高橋政悦議員から、発言を求められておりますので、これを許可します。

 

○副議長(高橋政悦) ただいま副議長に御選任いただき、大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いでいっぱいでございます。これからは皆様の期待に応えられるよう、桜井議長を補佐し、円滑なる議会運営と議会のさらなる活性化に尽力していきたいと思います。

 先輩並びに同僚議員の皆様におかれましては、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。

 

○議長(桜井崇裕) ただいま議長及び副議長が選出されました。

 お諮りします。議席の一部変更を日程に追加し、追加日程第3として議席の一部変更を行いたいと思います。

 これに異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、議席の一部変更を日程に追加し、追加日程第3として議席の一部変更を行うことに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 追加日程第3、議席の一部変更を行います。

 会議規則第4条第3項の規定により、議長において議席の一部変更を変更します。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 暫時休憩します。(午前11時04分)

 

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)

 

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○議長(桜井崇裕) 変更した議席番号及び指名を職員に朗読させます。事務局長。

 

○事務局長(田本尚彦) 変更した議席の指定結果を申し上げます。

 6番、佐藤幸一議員。

 7番、西山輝和議員。

 8番、口田邦男議員。

 9番、中島里司議員。

 10番、奥秋康子議員。

 11番、加来良明議員。

 12番、高橋政悦副議長。

 13番、桜井崇裕議長。

 以上でございます。

 

○議長(桜井崇裕) ただいま朗読したとおり議席の一部を変更します。

 議席が決まりましたが、本日以降の審議においては座席の移動は行わず進めることといたします。

 発言をいたしますので、副議長と交代します。

 

○副議長(高橋政悦) それでは、13番、桜井議長。

 

○13番(桜井崇裕) 現在、総務産業常任委員及び議会運営委員に選任されているわけでありますが、議長のその職責上、どの委員会にも出席する権限を有しているほか、可否同数の際における裁決権など、議長固有の権限を考慮するとき、一委員会に委員として所属することは適当でなく、また、行政実例でも議長については辞退を認めております。

 さらに、運用例第71項において、常任委員会を辞任することを例とするとしていることから、総務産業常任委員及び議会運営委員の辞任を申し出るものであります。

 よろしく御審議いただきたいと思います。

 

○副議長(高橋政悦) ただいま桜井議長から、総務産業常任委員及び議会運営委員辞任の発言がありました。

 お諮りします。この際、議長の総務産業常任委員辞任について及び議長の議会運営委員辞任について、以上2件を一括して日程に追加し、議題にしたいと思います。

 これに御異議ありますか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(高橋政悦) 異議なしと認めます。

 よって、議長の総務産業常任委員辞任について及び議長の議会運営委員辞任について、以上2件を一括して日程に追加し、議題とすることと決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○副議長(高橋政悦) 追加日程第4、議長の総務産業常任委員辞任について、議長の議会運営委員辞任について、以上2件を一括議題とします。

 地方自治法第117条の規定によって、桜井議長の退場を求めます。

 

 (桜井崇裕議員 退場)

 

○副議長(高橋政悦) お諮りします。総務産業常任委員、桜井議長から、議長の職務を遂行する都合上、委員を辞任したいとの申し出がありますので、やむを得ないものと認め、許可したいと思います。

 これに御異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(高橋政悦) 異議なしと認めます。

 よって、桜井議長の総務産業常任委員の辞任については許可することに決定しました。

 お諮りします。議会運営委員、桜井議長から、議長の職務を遂行する都合上、委員を辞任したいとの申し出がありますので、やむを得ないものと認め、許可したいと思います。

 これに御異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(高橋政悦) 異議なしと認めます。

 よって、桜井議長の議会運営委員の辞任については許可することに決定しました。

 除斥中の桜井議長の復席を求めます。

 

 (桜井崇裕議員 入場)

 

○副議長(高橋政悦) 13番、桜井議長の発言にかかわる審議は終了しましたので、議長と交代いたします。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 追加日程第5、常任委員の選任を行います。

 11番、加来良明議員の常任委員の選任であります。

 お諮りします。常任委員の選任については、委員会条例第7条第4項の規定により、11番、加来良明議員を総務産業常任委員に指名したいと思います。

 これに異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、11番、加来良明議員を総務産業常任委員会委員に選任することに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 暫時休憩します。 (午後1時07分)

 

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時24分)

 

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○議長(桜井崇裕) 追加日程第6、諸般の報告を行います。

 休憩中に厚生文教常任委員会が開催され、委員長の辞任の許可並びに互選が行われました。その結果が手元にまいりましたので、御報告申し上げます。

 厚生文教常任委員会、高橋政悦委員長の辞任を許可し、委員長に中島里司議員が互選された旨の報告がありました。

 これで、諸般の報告を終わります。

 

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○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員から、広報広聴常任委員の辞任の申出がありました。

 お諮りします。この際、中島里司議員の広報広聴常任委員辞任について、日程に追加し、議題にしたいと思います。

 これに異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、中島里司議員の広報広聴常任委員辞任についてを日程に追加し、議題とすることに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 追加日程第7、中島里司議員の広報広聴常任委員の辞任についてを議題とします。

 地方自治法第117条の規定によって、中島里司議員の退場を求めます。

 

 (中島里司議員 退場)

 

○議長(桜井崇裕) お諮りします。広報広聴常任委員、中島里司議員から委員を辞任したいとの申出がありますので、やむを得ないものと認め許可したいと思います。

 これに御異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、中島里司議員の広報広聴常任委員の辞任については許可をすることに決定しました。

 除斥中の中島里司議員の復席を求めます。

 

 (中島里司議員 入場)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 追加日程第8、広報広聴常任委員の選任を行います。

 お諮りします。広報広聴常任委員の選任については委員会条例第7条第4項の規定により、11番、加来良明議員を指名したいと思います。

 これに御異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、11番、加来良明議員を広報広聴常任委員に選任することに決定いたしました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 追加日程第9、議会運営委員の選任を行います。

 お諮りします。議会運営委員の選任については委員会条例第7条第4項の規定により、9番、中島里司議員を指名したいと思います。

 これに異議ありませんか。

 

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

よって、9番、中島里司議員を議会運営委員に選任することに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 日程第2、請願第7号、新たな基本計画における農村振興の強化を求める請願書について、請願第8号、2021年度地方財政の充実・強化を求める意見書に関する請願について、請願第9号、2020年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願について、以上3件を一括議題とします。

 委員会報告書を朗読させます。

事務局長。

 

 (委員会報告書 事務局長 朗読)

 

○議長(桜井崇裕) 本件についての総務産業常任委員長の報告を求めます。

 委員長、奥秋康子議員。

 

○委員長(奥秋康子) それでは、本委員会に付託をされました請願審査の結果を御報告申し上げます。

 本委員会に6月8日に付託をされましたが、即、本会議の終了後、慎重に審査をいたしました。

 これは、我が国の農業というものが相次ぐ大型自由貿易の発効によりまして、外国との市場競争に侵されまして、非常に農業者は生産と価格の面で厳しい環境に置かれてございます。

 そういう中で、やはり食料自給率の向上は、これからも地域社会の存続を図るためにも重要であるということから、1次産業を含めた農村地域の一層の振興を図るべく、財政措置を講じてほしいとするものでございまして、委員会では、この請願を受けて、慎重に審査をした結果、全会一致で採択としたわけでございます。

 議員各位の御理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 請願8号でございますが、これも2021年度地方財政の充実・強化を求める請願でございます。

 今年度はコロナ関係にも入りまして、非常にこのコロナウイルス感染が長期化を予想される状況でございます。やはり、国の責任においてもさらなる追加予算を含めた対応が必要であるということでございまして、関係機関に意見書を提出するものでございます。

 委員会では、この請願を受けて、全会一致で採択をされました。

 次に、請願第9号でございます。

 これも2020年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願でございまして、非常に道内で働く者の暮らしは依然として厳しく、年収200万円以下の労働者という方が41.5万人いるということでございまして、やはりこれも今年は特に新型コロナウイルス感染症が収束した際でも、やはり個人消費も影響を与え、北海道経済の停滞を招くことにつながるということでございます。

 こういう中で、委員会としても、やはり厚生労働者の各種助成金を有効活用した最低賃金の引上げをしっかり図っていただきたいということで、全会一致で採択をしたわけでございます。

 そういう中で、どうか皆さんの御理解をいただいて、採択をいただくようお願いを申し上げて、簡単ですけれども、委員会報告といたします。

 

○議長(桜井崇裕) これより、委員長報告に対する一括質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 これより、請願第7号についての討論を行います。

 討論はありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第7号、新たな基本計画における農村振興の強化を求める請願書について採決をします。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第7号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

 (賛成者起立)

 

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第7号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 これより、請願第8号について討論を行います。

 討論はありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第8号、2021年度地方財政の充実・強化を求める意見書に関する請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第8号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

 (賛成者起立)

 

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第8号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 これより、請願第9号について討論を行います。

 討論はありませんか。

 

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第9号、2020年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第9号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

 (賛成者起立)

 

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第9号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 一般質問に入る前に、あらかじめ申し上げます。

 最初の質問は、通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答方式になりますので、よろしくお願いします。

 また、質問・答弁にあっては、分かりやすく簡潔に行われるよう、特にお願いいたします。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 4番、中河つる子議員。

 

○4番(中河つる子) 4番、日本共産党の中河つる子です。

 質問件名は、「新型コロナ感染拡大防止による一斉休校で、全ての子を対象にした対策を」です。

 質問に入ります。

 3月より町内小中学校は一斉休校に入り、子供たちは自宅で担任から配られるプリントを使い、家庭学習をする生活を余儀なくされました。

 6月1日からやっと普通の学校生活が始まりましたが、感染予防のマスク、消毒、手洗い、換気、人との距離等を着実に取った上で、授業を始めなければならなくなりました。遅れた学習を取り戻すという、今までより高いハードルもあります。

 子供たちの心のケアをすることが、学びを進める上でとても大切だと思います。そのために、学校、教師の努力が一層必要とされます。

 今、この休校中だった子供たちの学習について、点検をすることが重要と考えます。

 今後、第2波、第3波の感染が出たとき、また、自然災害に見舞われたときに休校になる場合、同じような場面が出てくるからです。

 一斉休校になった場合に、一人一人の子供に教育の格差を広げない対策を取らなければなりません。

 今回、各学校においては、スマホ、タブレット、パソコンから学習内容を配信し、それを見て家庭学習をするようにしたところもあるようです。しかし、その動画を見ることができた子供とできなかった子供がいるようです。

 以下の3点について、教育委員会の考えを伺います。

 質問1、動画を見ることができなかった子供にどう対応されましたか。その動画を見るためには、地域によって光回線が入っていないところでは受信費用に差が出てくることについて、教育委員会はどのように受け止めますか、伺います。

 質問2、町内の中学生には1人に1台のタブレットが配置されています。

 休校になった場合、そのタブレットを各自が家へ持ち帰り、学習の手助けに使えるようにすれば、全員が同じ環境で学習を進めることができますが、その対応についてお伺いします。

 質問3、今年度は6月から始まった授業のために、夏休みを削って遅れた学習をするようですが、7月の末から8月初めの暑いさなか、子供の健康状態も心配になります。暑さ対策を何か考えているか伺います。

 以上です。よろしくお願いします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(三澤吏佐子) 新型コロナウイルス感染拡大防止による一斉休校への対策について、お答えをいたします。

 1点目、学校で作成した動画についてですが、御影中学校において、家庭学習を行うために生徒に配付した予習プリントの説明用として、数分から10分程度のものを作成し、インターネット上で閲覧することができるようにしたもので、事前の聞き取りでほぼ全ての生徒が閲覧できる環境にあると確認したものであります。

 また、動画で授業を行ったものではなく、学校再開後に予習プリントの内容を含めて授業を行っておりますので、動画視聴の有無による生徒個々の学習への影響はないと思われます。

 児童生徒が自宅でインターネットを活用し、授業等を受ける場合、光回線が利用できない地域では、モバイルルーターやスマートフォンを利用することで、通信費用に差が出るものと思います。

 教育委員会としましては、そうした状況となる家庭に対して通信費の負担を減らすため、モバイルルーターを町で用意して、貸し出す等の検討が必要であると認識しております。

 2点目の中学校に配置されているタブレットにつきましては、導入段階では、自宅学習に活用することを想定しておりませんでしたので、生徒が持ち帰り、自宅で使うための対策として、学校以外の場所で使用する場合における接続制限やウイルス感染ハッキングを防ぐセキュリティー、学校の充電保管庫以外でタブレットごとに電源が取れるようにする等の設定を行っていない現状にあります。

つきましては、今年度、小学校へ導入するタブレットと同様に、インターネットを活用した自宅学習が安全に行えるよう、タブレットをクラウド化するなどの体制を整える必要があると考えております。

 3点目の暑さ対策について申し上げます。

 先日の行政報告でも報告いたしましたが、各小中学校においては、臨時休業により不足している授業時数を確保するため、夏季休業を短縮し、授業を実施いたします。

 登校日となる7月27日から8月7日までの期間は、暑さが厳しくなることが想定され、授業中の子供たちの体調管理が大切でありますので、既に授業中に水分補給ができるよう、児童生徒各自に水筒を持参させる対応をしております。

 また、各クラス2台配置している扇風機に加え、学校内の風通しをよくして、室温を下げるため、大型の扇風機を設置して対応しておりますが、特に酷暑となる場合には、登校の中止や時間短縮の対応もあり得ると考えております。

 なお、昨年度より保健室にはクーラーを設置し、体調の悪い子供たちへの配慮をしておりますので、引き続き、教職員と協力して、暑さ対策に万全を期してまいります。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

 

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 中河議員。

 

○4番(中河つる子) それでは、質問いたします。

 質問1の中の光回線が入っていない地域に対して、モバイルルーターを町で用意して貸し出すという、そういうようなことをしていただけると、そういう入っていないところには十分に使えるのではないかと思います。

 2点目についてです。

 タブレットがせっかくあるのに......。

 

○議長(桜井崇裕) 議員、一問一答です。よろしくお願いします。

 

○4番(中河つる子) 失礼しました。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) 教育長からの答弁にもお答えしましたとおり、やはり既に高速で使える地域、町内でも地域によって差がありますので、そこの部分を解消するために、方法として、今、モバイルルーター等を貸し出す等のそういう方法もあるということで、今調査等もしておりますので、今後、引き続き検討して、必要があれば措置していきたいというふうに考えてございます。

 

○議長(桜井崇裕) 中河つる子議員。

 

○4番(中河つる子) よろしくお願いいたします。

 それでは、2問目についての質問をします。

 タブレットが、中学生には1人1台あたっているということですが、今回のようなときに、せっかくのものが家庭では使えないようになっていたということで、いろいろな制限があるようですけれども、それを、せっかくあるものがこういうときに使えるように、有効に使えるような何とかそういう方法を取れば、生徒全員が同じ条件で勉強できるのではないかと思います。そのようにしていただければよろしいと思いますが、よろしくお願いします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 議員おっしゃるように、中学校のほうには先に1人1台タブレットを導入いたしております。

 先程の教育長の答弁の中でもお話させていただきましたが、当時は、今回のコロナウイルスで、家庭で学習するというところの想定までしておりませんで、学校内でやはり1人1台端末を与えて、まずは学校内でいろいろなICTを活用しての学習に取り組んでいくという想定で整備しておりましたので、今回、自宅に持って帰るにはやはり子供たちへの悪影響がないように、いろいろな視聴の制限ですとか、あるいはウイルス感染しないようにとか、そういう対策をしないまま貸し出すというのはちょっと難しいというか、できないところでございましたので、今回、この定例会で補正予算が成立しました小学校の分については、持ち出しのできるような形を取りたいと思っていますので、同様なことになるように、既にあるタブレットについて、ちょっと持ち出しできるような改修というか、装置を施すようなことを今検討させていただいているところでございます。

 

○議長(桜井崇裕) 中河つる子議員。

 

○4番(中河つる子) 先日の行政報告、今も言われましたが、行政報告の中にも災害時に学校を休業しなければならない際に、自宅において学習するためのICTを活用したオンライン学習などの家庭学習支援の必要性が高まり、文部科学省が進める1人1台端末や学校ネットワーク環境の整備といったGIGAスクール構想を整備し、先日の定例議会でも予算が通りました。

 今まで学校で授業を受けていた子供さんは今後活用されていくでしょう。しかし、今年1月に小学校に入学した1年生にとっては、初めての勉強がプリントで字の練習を家庭でやるというのはなかなか大変なことです。共働きの家庭では、大変な苦労ではなかったかと思います。

 字を書く、読むの最初のところでは、とても大事なことです。そこでつまずき、勉強が嫌いな子供をつくらないために、丁寧な授業で落ちこぼれを出さないなどの方策は考えていますか。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 特に、今、議員がおっしゃように1年生に入学したお子さんについては、実は4月入学式から当初1週間ほど期間があったところでございます。

 その間に、小学校入ったばかりでございますから、まず学習というよりも「学校はこういうことをするところだよ」とか、そういう基本的なやり方とかマナーみたいなものを1週間程度、子供には学校のほうで教えたところなのですけれども、議員がおっしゃるとおり、勉強のやり方まではなかなかできていなかったと思います。

 それで6月に入って、確かにプリント等をやっていただいた分もあると思うのですけど、まず小学校1年生ですと勉強の仕方自体が分からないという部分もありますので、その辺は改めて学校のほうで、もちろんそのプリントのどのぐらいできたかということも確かめながら、正しい、また1からといいますか、最初からまた新たに勉強のやり方も含めて丁寧に教えるということで、学校のほうにはその辺を踏まえてそういう取り残されている子供等が出ないように、丁寧に指導してくださいということで、学校のほうには教育委員会のほうから改めてお願い、指導をしているところでございます。

 

○議長(桜井崇裕) 中河つる子議員。

 

○4番(中河つる子) そういうことで、丁寧な指導をよろしくお願いします。とは言いましても、子供たちも休みの間に成長していました。

 6年生の男の子は、昼食を自分で作って食べることができるようになったと話してくれましたし、また3年生の女の子は一人で留守番をしていたと、時々、母親に電話を入れて、話をして一日を過ごしたという話もして、子供たちはその間も成長していたと思います。

 質問3に移ります。

 先程、扇風機などの用意をしてくれるという話を聞きました。

 最近の北海道は、とりわけ十勝の気温は本州に劣らず暑い日もあります。

 今後、エアコンの配備も必要になってくるでしょうが、今年すぐに間に合わないとしたら、授業時間を涼しいときに行い、暑い午後は避けるなどの柔軟な考えを持って取り組んでほしいと思いますがいかがでしょうか。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 この対策につきましては、先程、教育長からお答えしたように、大きな扇風機を既に加えまして、風通しを良くして、学校全体を涼しくするような形でやってございます。

 ただ、今、議員からお話いただきました部分ですけれども、本当に暑さが厳しいときには、学校長の判断でそういうこともあろうかと思いますけれども、ただ、今回、もともと休みのはずの夏休みを短縮して授業しなければ時数が確保できないという現状もございますので、できるだけいろいろな暑さ対策をさせていただいて、通常どおりの授業は行っていきたいというふうに考えてございます。

 本当に暑くて学校長が危険という判断をした際には、今、議員がおっしゃたような対応を取ることがあろうかというふうには考えてございます。

 

○議長(桜井崇裕) 中河つる子議員。

 

○4番(中河つる子) 今回のようなことは初めてですので、学校にしましても、教育委員会にしても大変な苦労がおありと思いますが、子供たちのためによろしくお願いします。

 最後に、遅れた勉強を取り戻すということはあるでしょうが、子供たちをゆったりと受け止め、学びとともに遊びや休息も保障するという柔軟な教育も大切です。

 清水の未来を担う子供たちのために、一人の落ちこぼれも出さないように、教育委員会では努力して頑張ってくださるよう、よろしくお願いします。

 これで質問を終わります。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 我々にとりましても、今回のような学校が長期間にわたって休業になるということは初めてでございましたので、教育委員会もそうですし、学校の現場、先生方も大変戸惑っている部分もあるのですけれども、それぞれ学校長を中心に先生方努力していただいて、子供のケア、特に休みが長かった部分もありますので、子供たちのケアもしながら勉強に取り組んでいただきたいというお願いをしております。

 あまり勉強が遅れているからといって詰め込み過ぎると、子供たちの学校に行く楽しみとか、そういうものもなくなってしまいますので、その辺は工夫しながら、例えば行事をどうしても縮小しなければならないという部分が出たりするかなと思うのですけれども、そういう際には、例えば授業の中で工夫しながら、例えば体育祭等の代わりにミニ球技大会みたいなことをやっていただくとか、各学校の下で工夫しながら取り組んでいくように、学校にもお願いしているところでございますので、引き続きそういうような努力をしていきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

 

○議長(桜井崇裕) 中河つる子議員。

 

○4番(中河つる子) 終わります。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) ここで休憩します。     (午後2時00分)

 

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時10分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 一般質問を続けます。

 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) 3番、公明党、山下清美でございます。

 新型コロナウイルス対策について一般質問をさせていただきます。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、北海道では2月28日、全国に先駆けて緊急事態宣言が発表され、不要不急の外出を自粛するようになりました。

 また、4月7日に国が緊急事態を宣言し、16日からは全都道府県を対象とした緊急事態措置が実施され、施設の使用制限が始まったところです。

 町内でも学校の休校や不要不急の外出を控え、飲食店などの休業要請により、町内全体に大小様々な影響が出たところです。

 5月25日に緊急事態解除宣言がされましたが、北海道でも6月1日に休業要請が全て解除されました。

 しかしながら、新型コロナウイルス感染については、なかなか元の状態に戻るのがいつになるか分からない中で、町民は不安や心配を抱え、まだまだ先が見通せない状況にあります。

 そこで、次の項目についてお伺いをいたします。

 まず1点目でございますが、本町では、国の特別定額給付金の早期支給に努力をされまして5月21日から順次振り込まれ、また、50%のプレミアム付商品券についても5月中に町民の手元に届き、さらに、町独自の商工業者への緊急支援事業給付金も6月に入り先週から交付されるなど、多くの町民の方々から感謝の声が寄せられているところです。素早い対応に感謝を申し上げるところです。

 5月22日の臨時会では、町は緊急支援事業給付金を決定して、元の状況に戻るにはまだまだ時間がかかると思われる中で、今後も飲食業等を含めて、中小企業者個々の状況聞き取りを継続しながら必要に応じて追加支援をしていく必要があると思われます。町長の考えをお伺いいたします。

 2点目でございます。これからの集中豪雨や台風の季節に備え、避難所における備蓄品を含めた感染防止対策をどのように考えるか伺います。

 3点目でございます。小中学生が長期間自宅で過ごしていたことで、家庭状況により子供たちへの心身への影響、変化をしっかりとキャッチする体制整備をして、子供に寄り添う必要があると考えます。どのように対応しようと考えるのか、今後の取組についてお伺いをいたします。

 以上、3点についてお伺いします。よろしくお願いいたします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、山下議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 1項目め、2項目めは私が、それから3項目めは教育委員会のほうからお答えしますので、よろしくお願いしたいと思います。

 まず、1項目めの清水町中小企業緊急支援事業給付金につきましては、新型コロナウイルスの感染症による影響により売上げが特に減少をした町内の中小企業者に対し、事業の継続を下支えする目的で、5月25日より事業を開始しております。

 現在、53件の申請があり、15,660千円の交付を決定し、順次、交付金の支給を進めているところであります。

 今後におきましても、引き続き国及び町の感染症対策や経済状況を細かく注視しながら、必要な対策を講じてまいる所存でございます。

 続きまして、小項目2点目、災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症防止対策についてお答えをいたします。

 避難所における感染症防止対策については、感染症対策の基本であります、いわゆる3密を避けることだと認識をしております。そのためには、広いスペースの確保とより多くの避難所を確保することが重要となります。しかし、本町においては、避難所として使用ができる公共施設や民間施設については限りがあり、多くの避難所を開設することは限界がある状況でございます。

 そのような中、避難所を開設する必要がある災害が発生した際は、既に指定しております小中学校や中央公民館など開設可能な避難所を全て開設し、教室や会議室などできるだけ多くの部屋を利用して避難をされる方々が密集しないように努めるとともに、避難所の十分な換気と手洗い、せきエチケットなどの徹底により、避難をされた方々の健康管理に万全を期してまいりたいと考えております。

 また、設備としても、現在の備蓄は十分といえる状況ではありませんので、空間を区切るパーテーションや屋内テント、衛生用品である使い捨てマスクや手袋、石けん、消毒薬などの備蓄をさらに進めてまいりたいと考えております。

 以上、私のほうからの答弁とさせていただきます。

 

○議長(桜井崇裕) 教育長。

 

○教育長(三澤吏佐子) 私からは、子供たちの心身の影響、変化をしっかりとキャッチする体制の整備と対応について申し上げることにいたします。

 6月より学校の授業が再開され、各学校からは長期休業の影響による児童生徒の不登校や問題行動等は見られないとの報告を受けているところですが、休業中長時間自宅で過ごしたことや友達等と触れ合う機会がなかったことなどによって、子供たちの心身のストレスが少なからずあったのではないかと感じているところでございます。

 本町では、道教委のスクールカウンセラー活用事業及びスクールソーシャルワーカー活用事業を活用して、各小中学校において訪問相談等の授業を実施しています。

 スクールカウンセラーは、町内を担当する専門家1名が毎月定期的に各小中学校を訪問し、必要に応じて児童生徒のカウンセリングや教職員への助言を行っております。

 スクールソーシャルワーカーは2名に委嘱しており、元教員の方については、週3日の中学校配置と随時の小学校派遣により、専門家1名については、事案発生に合わせて随時小中学校への派遣により、問題を抱える児童生徒への対応等をお願いしております。

 各小中学校に対しては、学校再開後の児童生徒の心身の変化や影響を注意深く観察し、声かけや相談、指導等に今まで以上に努めていただき、援助が必要な子供たちの声をつかんでいただくとともに、必要に応じて今申し上げた専門家等による対応を積極的に活用していただくよう指示をしております。

 今後とも、児童生徒の心に寄り添った対応をしてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

○議長(桜井崇裕) 山下清美議員。

 

○3番(山下清美) まず、1点目の関係ですけれども、今回の緊急支援事業給付金に53件の申請があったということでございます。その申請の中で、国の持続化給付金という部分の申請もされているとか、されていないとか、そういった悩みとか、申請の仕方が分からないだとか、そういった部分の相談というのがあったのかどうかお伺いいたします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高橋英二) 今回の町の緊急支援事業給付金の申請に基づきまして、商工会並びに町の商工観光課で申請を受けているところです。その申請におきまして、申請者の中には持続化給付金の関係で問い合わせがあったということで聞いております。

 

○議長(桜井崇裕) 山下清美議員。

 

○3番(山下清美) しっかりとそういった部分の対応もよろしくお願いいたします。

 また、答弁の中で、注視しながら必要な対策を講じてまいりますということで御答弁をいただきました。いろいろとこれから聞き取り、各事業所を回る中で、本当に必要になったときにはスピーディーな対応が必要だと思います。今回の緊急支援事業給付金のように、臨時会を設けながらのスピーディーな対応は喜ばれると思いますので、それを同様に進めていくということが必要と思われます。

 町長の考えを改めてお伺いいたします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 今御質問にありましたように、今後においてもいろいろな状況の中で、やはりよそも含めていろいろな各町村、十勝管内も含めて、いろいろなことの中で大体落ち着いたというか、これでよしとするわけではないですけれども、1つのことがぐっと各町村とも出そろったかなと。今後、でも、これは3月、4月分の影響、あるいは5月末の影響ということの中の給付金だとか、そういうふうになりますので、今後においてもまだまだこういう厳しい状況が続くと思いますので、一番タイムリーな内容も含めて、それから時期も含めて、時期はもうできるだけ、今おっしゃられたように、すぐこれをやらなければならないということになりますと、臨時会を開催してもらって、開催していただきながら、それらを諮りながらしっかりと対策を懸案していければなと、そんな思いを持っているところでございます。

 

○議長(桜井崇裕) 山下清美議員。

 

○3番(山下清美) よろしくお願いをいたします。

 また2点目につきましては、しっかりと臨機応変な対応をよろしくお願いしたいということで終わらせていただいて、3点目の関係ですけれども、この部分については、いろいろな部分で学校は大変だと思います。1か月以上にわたって授業がスタートしていなかった。そういった部分で授業に関わる部分が、先生方の負担がかなりあるのかなと思われます。

 そういった中で、先生方のそういった部分に集中する形になると思いますので、それ以外のスクールカウンセラーの方が町内に1名いらっしゃって、毎月定期的に小中学校を訪問しているということでございますけれども、非常に子供たち一人一人に目配りをするという部分では、もっともっと行ってもいいのかなという気がいたします。そういった部分で、先生方の負担を軽減する意味も含めながら、生徒の状況を、子供たちの状況を見ながらさらに追加していく考えがあるのかどうかお伺いをいたします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) 今の御質問についてお答えいたします。

 答弁の中でも述べさせていただいたとおり、このスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの事業につきまして、実は、町独自の予算措置ということではなくて、北海道からの派遣事業に乗る形で配置させていただいているところでございます。

 それで、各それぞれ担当には定期的に、例えば、スクールカウンセラーについては何町かの担当を持っているということになっていますので、そのうち、清水町に来ていただいているのは月に一度とかそういう形になってございます。スクールソーシャルワーカーについては、ある程度こちらのほうで融通の利く派遣条件になってございますので、それにつきましては、もし必要であれば、来る日数を少し増やしていただくということも対応可能かと思いますので、今改めて学校のほうに必要性等も確認しながら、そういう子供たちの状況を見守る体制はきっちりつくっていきたいなというふうに考えてございます。

 

○議長(桜井崇裕) 山下清美議員。

 

○3番(山下清美) ただいま御答弁をいただきましたけれども、本当にこれから子供たちがどういう状況になるか、まだまだつかめない状況です。道の関係の配置ということもありますけれども、やはり、急になった場合には町でしっかりと予算措置をしながら対応していくことが必要と思われますので、そういった部分はどのようにお考えでしょうか。ぜひやっていただきたいと思いますが。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 そうですね。今のところ、道の事業に乗っかっての措置ということでございますので、ある程度、その部分でちょっと限られる部分があるということで先ほどお話したとおりでございますが、例えば、スクールソーシャルワーカーにつきましては、先ほどもちょっとお話したように、ある程度こちらのほうで融通が利くというか、多少突発的なことに関しても、定期的な訪問を訪問プラス突発的な運用に関しても、多少予算配置、報償費等をお支払いできるような形は取ってございますので、その部分、最大限に利用するような形を取れる状況かと思っておりますので、引き続き学校等とお話しながら日数の追加などについて検討させていただきたいなというふうに思っています。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 一般質問を続けます。

 6番、佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) 7番、佐藤幸一です。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問いたします。

 2項目6点、質問いたします。

 最初に、4月の町職員の人事異動について伺います。

 4月1日付で職員の定期人事異動が発令され、総務課に参事2名が配置され、課長職が3名体制となりました。清水町役場処務規定第3条では、参事は必要に応じて置くことができると規定されており、清水町職員の職の設置に関する規則第2条では、参事は上司の命を受け、課の専門の事務を統括すると規定されております。

 そこで、3点、伺います。

 1点目は、今回の人事異動の基本的な考え方を伺います。

 2点目は、総務課に参事を増員しなければならない新たな課題が生じたのか。生じたとすれば、それは何か伺います。

 3点目は、参事それぞれの専門の事務をお聞きいたします。

 次に、しみず温泉フロイデの看板について伺います。

 去る3月定例会の私の質問に対し、町長はフロイデの看板が町道に5か所、町有地に4か所、計9か所あるが、平成25年から使用申請書の提出がないので、使用料の調定額はゼロ円と答弁されました。つまり、使用料が発生していないとのことであります。それを聞いた町民から、使用申請をしなくても町有地に看板設置ができるのかとか、それは不法占有だろうとの声をいただいております。このままでは町有地に不法看板の乱立を招くおそれがありますので、フロイデ看板の対応について伺います。

 1つ、7年間の長期にわたり使用申請のない看板の設置は明らかに町有地の不法占有に当たると思うが、町長の考えを伺います。

 2つ目、町長は平成25年からの不法占有の事実を知りながら放置し、原状を回復して明け渡しを求める措置を取らないことは、町長は町に使用料や占用料の損害を与えていることになるが、町長の認識を伺います。

 3、今後、不法占有者に対し、土地の明け渡し請求に係る訴訟の提起、その他必要な措置を講ずる必要があると考えますが、町長の考えを伺います。

 以上、2項目6点、質問にお答えをいただきたいと思います。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、佐藤幸一議員の質問にお答えをさせていただきます。

 まず、大項目1の4月の人事異動についてお答えをいたします。

 小項目1の今回の人事異動の基本的な考え方についてでありますが、人事異動の目的として、1点目は、職員の人材育成として、新たな環境で業務に携わることで、新たな考えや技術が身につき、仕事の幅が広がり、成長することを期待するものであります。

 2点目は、適材適所の人員配置として各課、係、部局が変わることで、職員個々が持っている実力を発揮する可能性を期待するものであります。

 3点目は、慣れによる意欲低下の防止として、仕事のマンネリ化による業務意欲低下のおそれのあることから、そのような事態を回避するその目的もあります。

 4点目は、不正の防止として、同じ職員が同じ業務を長く担当することで、上司の指揮監督しづらい状況にもなりかねないため、公金や事務処理上での不正リスクを回避する。

 このような目的をもって人事異動を行っているところでございます。

 以上、4点の目的を達成し、組織力の維持、強化を図り、様々な行政課題に精力的に取り組むことを人事異動における考え方として行ったところであります。

 小項目2の総務課に参事を増員した点につきましては、現在、新型コロナウイルス感染症対策等に全庁挙げて取り組んでいるところでありますけれども、副町長が不在となっていることから、各種施策を円滑に進めるために参事を1名増員し、庁内全体の調整を行っているところであります。

 小項目3の総務課参事のそれぞれの専門の事務につきましては、1名は秘書、契約財産の担当で、もう1名は防災、職員制度の担当なっております。

 次に、大項目2のしみず温泉フロイデの看板についてのお答えでございます。

 小項目の1の不法占有に当たらないかとの見解でありますが、平成25年度から町有地の使用申請書の提出がないことから、不法占有に当たると認識をしております。

 次に、小項目(2)の明け渡しを求める措置はとらないことについての認識の御質問でありますけれども、相手方から使用申請の提出がないことから、看板の撤去を求めているところでございます。

 小項目3の訴訟の提起、その他必要な措置を講ずる考えはないかとの質問に対するお答えでありますけれども、現在のところ、明け渡し請求にかかわる訴訟の提起は考えておりませんが、看板も老朽化してきており、強風などにより飛散するおそれがあることから、早急に撤去等の対策を講ずるよう要請してまいる考えでございます。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(桜井崇裕) 佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) そのほか参事の関係で質問させていただきます。

 町の声として、総務課に参事を2名置く必要を感じないという声をいただいております。率直に聞きますが、当該職員の処遇のために置いたのか、お聞きいたします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほど言いましたように、新型コロナの部分ももうこの人事異動のときにはいろいろ出ておりましたので、それらを全庁的に見回すためということも含めて、その業務をしっかりとやってもらわなければ、この緊急の大きな事態に、事象に対しまして十分な対応ができないとそんなこともありましたので、総務課に参事職員を1名増加した経過にございます。

 

○議長(桜井崇裕) 佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) 副町長不在のため、総務課長の仕事の負担を少なくするといった答弁もございます。具体的にも、コロナウイルス感染について全庁挙げて取り組んでいるとのことなのですが、具体的にどのような取組をしているのでしょうか。お聞きをいたします。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

総務課長。

 

○総務課長(神谷昌彦) コロナウイルス対策におきましては、5月までは毎週のように本部会議を開催しておりました。その中で、いろいろ補正予算等でも提案させていただきました対策の事業につきまして、それぞれ各課との調整等を図りながら対応に当たっているということで参事を1名増員して、そういった全庁的な調整に当たっているところでございます。

 

○議長(桜井崇裕) 佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) 分かりました。

 それでは、町有地の関係ですが、私の以前の質問で、申請がなかったから町税ゼロとの答弁をされましたが、実際には看板が設置されております。法律や財務規則上は町税ゼロの処理ができる、その根拠を教えていただきたい。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

 

○総務課参事(山本 司) ただいまの御質問ですけれども、町有地の使用申請がないことから許可をしていない。申請がない時点で、町として調定、賦課をできていない、そういう状況の中これまでまいりまして、調定が賦課ゼロということでございます。

 

○議長(桜井崇裕) 佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) そうしますと、これから無断で看板をされる方がいっぱいいると思いますが、そういった対応はどうなりますか。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

 

○総務課参事(山本 司) 無断で看板を立てることを町として認めているわけではございません。あくまでも申請をいただいて、その申請に基づき許可をして看板の設置を認めるということでございまして、当該の件にございましても、あくまでも町としては看板の撤去等を強く求めていくということに尽きて、そういう状況で対応してまいります。

 

○議長(桜井崇裕) 佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) 分かりました。

 次に、調定をして収入が見込めない場合に、不納欠損処理をしているのが正規の処理か伺いたいと思います。

 

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

 

○総務課参事(山本 司) 今回の看板使用料につきましては、不納欠損処理はしてございませんので、そのまま滞納額として残ってございます。

 

○議長(桜井崇裕) 佐藤幸一議員。

 

○6番(佐藤幸一) 分かりました。

 先ほどの総務課参事の質問をいたしましたが、総務課参事には秘書、契約財産担当と防災、職員制度担当がありますが、訴訟を担当する行政管理も担当に含めて、不法占有に関わる明け渡しの訴訟事務を担当させると、参事としての専門性を発揮できると思いますが、町長の考えを承りたいと思います。

 

○議長(桜井崇裕) 確認します。佐藤議員、通告と、通告範囲で。

 

○6番(佐藤幸一) 分かりました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) お諮りします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。

 なお、議事の都合により、6月13、14日の2日間は休会にしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって散会し、6月13、14日の2日間は休会することに決定しました。6月15日は午前10時に会議を開きます。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(桜井崇裕) 本日はこれで散会します。(午後2時43分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317