令和2年第4回定例会会議録(6月15日_日程第1_一般質問 深沼達生議員)

○議長(桜井崇裕) 一般質問を続けます。

 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) 1番、深沼達生。新型コロナウイルスの対応について。

 今年に入り、新型コロナウイルスが世界中に広がりを見せ、日本でも多くの人が感染し、死亡者も多数出ているところである。ようやく北海道でも緊急事態宣言が解除され、人の動きも徐々に増えているところではあるが、まだ新型コロナウイルスが収まったわけではない。幸い本町で感染者は出ていないが、人の動きが多くなれば本町でも出る可能性がある。

 そこで、次の項目について伺う。

 まず一つ、感染者が出たときの個人情報の取扱い、情報公開の在り方、関係者への配慮など、町としての対応策は考えているのか。

 2、コロナウイルスにより休校が続き勉強の遅れが懸念されるが、これからどのように指導し、取り戻していくのか考えを伺う。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、深沼議員の御質問にお答えをさせていただきます。

 小項目1についてでありますけれども、感染者が出た場合の患者情報につきましては、北海道において令和2年3月19日付「新型コロナウイルスに関する患者情報等の公表と、市町村への情報伝達について」に基づき、そのエリアを振興局管内とすることを原則とし、感染症法の下、公衆衛生上の必要性と個人情報の保護を勘案しながら、1つとして年代、2、国籍、3、性別、4、居住地、5、職業、6、症状、経過、7、行動歴について、患者さんの意向を尊重しつつ、個別に内容を検討して公表が行われておりますが、公表することで特定の個人や場所などが判明し、プライバシーの侵害や住民の不安をいたずらに増大することにつながる情報は公表しないことになっております。

 市町村への情報提供は、検査で陽性となり本人に告知して公表内容に同意が得られた場合は市町村長に対し、個人情報に配慮しながら情報が提供されることになっております。

 以上、私のほうからの答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それでは、(2)番目の御質問に対してお答えをさせていただきます。

 学校の臨時休業が続いたことによる勉強の遅れへの懸念や、今後の指導等についてお答えをいたします。

 先日の行政報告でも申し上げましたが、臨時休業により減っている授業時数につきましては、学校行事の中止や実施方法の検討、夏季休業の短縮等により確保し、年間を通じて勉強の遅れが生じることのないよう指導してまいります。

 また、各学校においては、休業期間中に児童生徒へ与えた予習課題の結果を点検し、その理解状況を丁寧に検証して、現在の授業の進め方に生かす取組や、理解の遅れが気になる児童・生徒への放課後の時間を利用しての個別指導の実施など、きめ細かい指導をしていただいておりますので、今後も引き続き学校休業による学習への影響が出ないよう取り組んでまいります。

○議長(桜井崇裕) 質問を受け付けます。

 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) もし、この清水町で感染者が出た場合、その情報がもし漏れてしまうと、その家族の人たちにもかなり影響が出ると思うので、そういう個人情報の取扱いには本当に慎重に取り扱っていただきたいと思いますが、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 先ほど町長からも答弁あったように、患者さんの情報につきましては、あくまでも本人から同意が得られた場合にのみ、市町村のほうに伝えられることになっております。当然、市町村、町のほうにおいても情報が来た場合には、その情報の範囲内でプライバシーに配慮しながら公表していくということになると思います。

○議長(桜井崇裕) 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) あともう一点だけなのですけど、もし学校で子供たちが感染した場合に、これがいじめの対象になってはならないと思うのです。だからこそ学校関係の先生なり教育委員会でそこら辺のケアなり、そうならないような、もし出た場合に、そういうならないような形にしていただきたいと思うのですが、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 今、保健福祉課長からもお話があったように、基本的には本人の同意がなければ情報伝達も行われませんし、また、それによる公表もないと思いますので、その点では情報の漏れがあるということは想定できないと思うのですけれども。

 ただし、先ほどの鈴木議員の一般質問の答弁にもお答えしましたように、その施設を消毒しますので、そうなるとその施設の関係者だというような部分でうわさといいますか、「誰だ、誰だ」という特定するような動きが出てくるだろうという想定はできるところでございます。

 ただし、そこの部分も想定しながら、例えば情報をあらかじめ分からないように、細かく出さないようにとか、その辺のところは担当の保健福祉サイドとも調整しながらやっていきたいと思いますし、まだ、今、そういう状況でその後のいじめ等々という部分の御心配でございますけれども、その辺はもちろん教職員も含めて、そういったことがないようにするのは当然でございますけれども、今後、各学校に対して、今、議員からの御質問のような心配が出ているということを改めて伝えて、適切な対応をしていただくように取り組んでまいりたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) どうかよろしくお願いいたします。

 続きまして、2番目の部分なのですが、今回、答弁の中で理解の遅れが気になる児童生徒へ放課後の時間を利用して個別指導などを実施するということで、とてもいいことだと思いますが、やっぱりできる子とできない子の差が多分、今回のことでかなり広がっているという部分もあると思うので、もしそういう子がいたとしたら、先生方も大変だとは思いますが、そこら辺、何とか先生方とうまくやり取りしながら生徒たちの勉強の回復につなげていただきたいと思います。

 それで、1点だけちょっと、今回のコロナの関係で学校が休校になって、学校から勉強するのにプリントを配られて、その中での学習となっていたのですが、実際、自分のうちもそうなのですけれども、そのほかもちょっと1件ぐらい。結局、夏休み感覚で、勉強しないでゲームばかりしているという話も聞いているのです。

 やっぱり生活のリズムが崩れてしまうので、そこら辺の、もしまた今回みたいな形になる可能性があれば、そのときはもうちょっと違う形で午前中1時間ないし2時間勉強した中で休憩する。家でもそういう形が取れるような勉強を考えていただきたいと思うのですが、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) お答えをいたします。

 今回については経験のない部分でございましたので、当然、そういう学校の先生はもちろんなのですけれども、子供たちも戸惑いがあったんだろうと思いまして、議員がおっしゃるとおり、4月当初ということで、まだ勉強していないことに対する予習的なプリントも多かったのだろうと思います。そうすると勉強の仕方が分からないから、あまりうちでできなかったという子供もいたのだろうというふうに思います。

 その辺の対応につきましては、ほかの議員さんの一般質問のお答えでもお話ししたように、あくまでも予習の部分でありますので、その辺はみんながどの程度できたかというのを確認しながら、改めて授業でやっておりますので、そのプリントをやらなかったとか、できなかったからということで、勉強の部分に差がつくようなことのないように対応はさせていただいているところです。

 質問の後段の、今後もしまたあったときという部分でございますけれども、その辺につきましては、補正予算等でタブレット等も、今後、導入しながらやっていくということになりますので、そうなると例えば、そのようなものを活用して顔が見える状態で、「では、今から始めましょう」という形での指導もできるのかなというふうには思っております。

 ただ、その辺、もう少し時間がかかる部分もございますので、当面また、次に起きたときには、今、議員から御指摘いただいたようなことがあったということで、学校にも伝えながら、家でも計画的に時間割的に学習できるようなやり方を指導するような形を取っていきたいなというふうに考えております。

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