令和2年第5回臨時会会議録(7月31日_日程第4)

○議長(桜井崇裕) 日程第4、議案第78号、令和2年度清水町一般会計補正予算(第7号)の設定について、議案第79号、令和2年度清水町水道事業会計補正予算(第2号)の設定について、以上2件を一括議題とします。

 本案についての提案理由の一括説明を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 初めに、議案第78号、令和2年度清水町一般会計補正予算(第7号)の設定につきまして御説明申し上げます。

 総額に146,435千円を追加し、それぞれの総額を9,216,865千円とするものです。

 それでは、歳入より御説明いたします。

 6ページをお開き願います。

 14款2項5目、教育費国庫補助金につきましては、国のICT教育環境の整備構想に基づく1人1台パソコンの整備に関する補助金について、中学校分についても採択を受けましたことから、3番、公立学校情報機器整備費補助金で6,305千円の追加です。

 15款2項4目、農林業費道補助金につきましては、補助金の採択に伴い、10番、畑作構造転換事業補助金で105,602千円の追加です。

 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算調整額として27,099千円の追加です。

 20款4項3目、雑入につきましては、北海道が実施いたします道営畑地帯総合整備事業(清水・美蔓地区)の実施に伴いまして、補償物件の協議が整いましたことから、3節、43番、十勝川左岸地区畑地かんがい用水布設替工事補償金として7,429千円の追加です。

 7ページに参ります。

 歳出の補正内容です。

 2款2項1目、税務総務費につきましては、法人町民税等の確定申告による還付の増により、還付金・還付加算金2,500千円の追加です。

 4款1項5目、公衆浴場管理費につきましては、当初予算で議決をいただいておりました公衆浴場の浴槽内改修を進めている中で、新たに配管の漏水箇所が確認され、追加工事が必要となったことから、14節、工事請負費として1,278千円の追加です。

 6款1項3目、農業振興費につきましては、JA十勝清水町が実施します、持続可能な産地形成に向けた生産技術作業体系の導入支援として、病害虫の抵抗性品種バレイショ導入等に関し、補助採択を受けたことから105,602千円の追加です。

 8ページに参ります。

 7目、農業用水管理費につきましては、歳入でも御説明いたしましたが、道営畑地帯総合整備事業(清水・美蔓地区)の実施に伴いまして、補償物件の協議が整い、農業用水排水管の移設工事の必要がありますことから、14節、工事請負費として9,405千円の追加です。

 10款1項2目、教育振興費につきましては、国のICT教育環境の整備構想に基づく1人1台パソコンの整備のため、6月議会において小学校分のパソコンについて議決いただいておりますけれども、このたび中学校分のパソコンについても補助採択を受けました。中学校分の機器導入・運用にあたり、機器を活用する教員への研修業務の委託費として、12節37番、コンピューター導入・運用研修業務委託料220千円の追加、中学校パソコン生徒教員用合わせて240台の整備として、17節12番、学校情報機器整備備品22,733千円の追加です。

 9ページに参ります。

 10款2項1目、小学校管理費、次の3項1目、中学校管理費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として各学校体育館用に大型送風機を購入するため、小学校管理費で170千円の追加、中学校管理費でも同じく170千円の追加でございます。

 6項2目、体育施設費につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、町体育館、農業研修会館に9台、アイスアリーナに11台のオゾンを使った除菌脱臭機器の導入を行い、ウイルスの抑制を図るため、備品購入費として4,357千円の追加です。

 また、6月定例会において議決いただきました、各公共施設の感染症拡大防止対策用の次亜塩素酸を使った除菌消臭するタイプの機器に関しましても、ウイルスを抑制する効果が明らかとなりましたので、購入を進めてまいります。

 以上、一般会計補正予算(第7号)の説明とさせていただきます。

 続きまして、議案第79号、令和2年度清水町水道事業会計補正予算(第2号)の設定について御説明申し上げます。

 表紙の第2条を御覧ください。

 資本的収入及び支出の補正につきましては、今回の補正に伴い、資本的支出額に対し不足する額76,156千円の財源の補填として、過年度分損益勘定留保資金72,118千円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額4,038千円を充当するものでございます。

 第2項、資本的収入の既定額に5,101千円を追加し、資本的収入の総額を84,401千円とするとともに、資本的支出の既定額に6,457千円を追加し、資本的支出の総額を160,557千円とするものでございます。

 2ページをお開きください。

 それでは、資本的収入の内訳について御説明いたします。

 1款2項1目1節、工事補償金につきましては、北海道が実施する道営畑地帯総合整備事業において、道路拡幅に伴い水道管布設替工事が必要となり、北海道からの補償費として5,101千円の追加でございます。

 続きまして、3ページを御覧ください。

 資本的支出の内訳について御説明いたします。

 1款1項1目1節、工事請負費につきましては、道営事業で行う道路拡幅工事に伴う水道配水管布設替等工事費として6,457千円を追加するものでございます。

 以上、水道事業会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○議長(桜井崇裕) これより一括して質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 10款、教育費の、先ほど説明がありました体育施設のオゾンを使った機械の9台、11台の導入というお話がありました。ちょっと確認なのですけれども、ほかのところは次亜塩素酸の関係を使う、教育施設では入って、こちらではオゾンを使った機械ということで、ちょっと種類が多分違うと思うのですが、この同じコロナ対策において別々の機械を使われる理由をお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) このオゾン発生装置につきましては、岡山理科大学の研究でコロナウイルスに対する抑制効果があるということで検証された結果が出ております。それで、次亜塩素酸の機械とこのオゾンにつきましても、先日デモということで確認を行いまして、それぞれの施設にあった状況で設定をしていきたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) ほかに。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) もう一点お聞きしたいのが、次亜塩素酸の関係の認識がちょっと、私が報道で見ているのとネットで調べているのとではちょっと違うのですが、次亜塩素酸の、噴霧するわけではないので問題はないと思うのですが、基本的に次亜塩素酸を、噴霧ではないにしても、それを空気中に発生したものを吸い込むということに対して、次亜塩素酸自体を吸い込むということは、次亜塩素酸水だと思うのですが、消毒液に使われている。これについては健康に大丈夫であるという発表はないはずですよね。その部分で、空気噴霧もしくはそこで浄化した空気を出すという構造だというふうに前回聞いてはいるのですが、これ、どうなのでしょう。子供たちに。小学校・中学校に入るのがそっちのほうで、逆にオゾンのほうが多分健康被害というか、将来的な、もし健康被害が出たときとか、確実に100点満点の次亜塩素酸ではないというような報道がある中でそれを導入するのであれば、これを全部オゾンにしたほうがいいのではないかというふうに思うのですが、それはいかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 子育て支援課長。

○子育て支援課長(逢坂 登) 次亜塩素酸を使う空気清浄脱臭機につきましては、前に、前回の議会でも御説明しましたとおり、次亜塩素酸水を空中に出すものではなくて、その中に空気を通してウイルスとかを除去しようというものでございますので、健康被害はないというふうに聞いております。確かに次亜塩素酸水を作りますので、若干の揮発はするというふうに聞いております。でもそれは、健康被害のある程度のものではないというふうに聞いております。

 そしてまたオゾンの機械、先日デモを見させていただきました。しました。その中で、やはりオゾンというのは有害な物質でございますので、濃度がちょっと濃いとやっぱりちょっと臭いが気になるのです。結構独特な臭いがするということで、その辺の、健康に害のないように濃度は抑えているのでしょうけれども、若干臭いが気になる。だから狭い部屋ではちょっと、使うのは難しいのではないかなというふうに考えております。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 最後になりますが、どちらももしかしたら健康被害があるかもしれないという認識の下でやるのは、まあまあそれは数字上的に大丈夫だというのであれば、今例えば、最後にお聞きしたいのは、商品名を出してあれですけど、プラズマクラスターみたいなものもすごく販売されているというような話を聞いています。あっちのほうがまだそういう有害な、今言われたような有害なというのはないかなあというふうに逆に思うのですが、それでも絶対大丈夫だと、これはお子さんを抱える親御さんもそういうのが本当に心配なところもあると思いますので、いま一度、健康被害は間違いなく起きないということで、導入するということで確認したいと思いますが、よろしいでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。

 子育て支援課長。

○子育て支援課長(逢坂 登) その次亜塩素酸水使った物につきましては、各、もう既にうちの保育所でも導入をしてございますし、ほかの保育施設、医療機関等でも導入をしている実績がございますので、健康被害というのは今のところないというふうに認識をしております。

○議長(桜井崇裕) ほかに質疑ありませんか。

 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) この項目に載っていないのですけれども、農業研修会館、体育館があって、農業研修会館はまだ閉鎖中ですよね。その辺、今閉鎖中だと思うのですが、そうではなくオープンしているとしたら、体育館関係にはこういうコロナ対策をしているけど、農業研修会館にはどういうふうに対応しているのかお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。

 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 農業研修会館につきましては、今、宿泊する場所を除いて開館している状況にあります。この8月1日から、宿泊についても開放していく予定になってございます。

 今回のコロナ対策につきましては、この宿泊する部屋、5部屋ありますけれども、そこにこのオゾン発生装置を設置するように今考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 今のお話、ここに体育館とアリーナが出てきていて、今、参事の話だったね。8月1日といったら何日後ですか。検討しますということだけど、やはりそういうことを考えたら全体の中で対応していくべきではないのかというふうに思うのです。宿泊については8月1日からだけど、人は使っていたと。ということであれば、既に人が動いているわけだから、そこにおいてもやはりそういう対応というのは既にしていかなければならないはずなのです。体育館側はやる。アリーナもやります。農業研修会館は、人は動くけどご自由にと。これはちょっと、参事、何かこう。いや、参事を責めるわけではないのですが、全体的な中で見たときに一貫性がないように思われるよね、こういうことをやると。考えていますではなくて、もう現実に日にちを決めたのなら、それに向かってちゃんと対策を、やっぱり詰めていかなければならないと思うのです。その辺について、どの段階で、今検討していることを実行していくのか。見通しがあればお聞かせ願えればと思います。それで終わります。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。

 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) まず今回の備品購入の部分に関しましては、社会体育施設というところで施設用備品、体育館というふうに表記されてございますけれども、この部分に関しては農業研修会館も含めてというところになります。あと、今回購入しますこの発生器につきましては、まず夏の間であれば窓を開けるなりの換気対策が十分取れるのかなというふうに思います。しかしながら、これから冬に向かって、冬期間の時期につきましては、なかなかこの換気対策も難しくなるのかなというところで、宿泊室についての設置ということで検討してきたところでございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 私が言っているのは、そういう行き当たりではなくて、今、課長が先のことも言ったでしょう。当然それは考えているよね。冬場とかに窓を開けられなくなった。そういうものをこういう予算を上げるときに全体をやはり、これ参事担当の文章ではなくても、委員会なら委員会として、全体の施設の中でどうだったかと。今後どうしなければならないかと。その中で優先順位というのか、そんなものを順序立ててここに上げてくるのが筋ではないの。その都度その時期が来たらこうで、そういうものではないと俺は思う。先読みしてもらいたい。だから教育委員会から上がってきたら町全体の施設がどうだとかいうようなことも、当然これは元締の、元の仕切っている部分の人がやることだけれども、教育委員会からこう上がってきたからこっちの課はどうなのという判断、話が出てくるのが筋で、それぞれやっているのだから、そうしたら今言った、そうしたら農研はどうなっているのという話が出てこなければならないはず。まあ、これについては、一応私は全体の流れ、考え、このコロナに対しての、施設に対する思いつきではなくて順序立てたものを、今ではなくていいからしっかりしたものを持ってもらいたい。担当課でそれぞれ。そういうことを望んでおきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) まず今、御指摘のございました、施設管理をしていく上でコロナ対策に関してこういった空間除菌機についても、個々の施設ではなくて公共施設全般の中で十分な対策とスケジュール感を持って対応するように御指摘をいただいたところでございます。

 コロナ本部会議の中で、除菌機に関しましてもいろいろ議論をし、先ほど総務課長のほうからもデモ機のお話もありましたが、私ども社会教育課、それから子育て支援課、総務課、それぞれそのほかの課も含めて、こういった機械が本当に、臭いの面や安全性がどうなのかということについても、デモ機を使って検証もしてきているところでございます。

 保育所部局等々につきましては、6月の補正予算で空間除菌機について予算を上げたところでございました。そういった点から申しますと、農業研修会館や体育館、アイスアリーナに対する今回の補正予算については、そこから遅れて予算を計上しているということでございますので、行き当たりばったりとか、その場でポーンと出てきたというような形の御指摘を受けたところでございますけれども、私どもといたしましては、まず宿泊事業、それからトマムもあるということで、農業研修会館につきましては一定程度、宿泊事業についてもコロナ情勢の中で様子を見ながら再開をしなければならないというようなことで、国の移行期間終了の8月を予定し、現在まで来たところでございまして、そういった経過の中では、本当は6月で上げられればよろしかったのでしょうけれども、旅館業法であったり宿泊等での対策の仕方であったりというような等々のものについても、十分私ども自身の理解であったりそういったものの対策の仕方であったりというものについても整理がついておらず、また指定管理者との協議も整えなければいけないということで、今回の補正予算で計上させていただいたという経過でございます。

 今後、いろいろと対策をまたさらに、情勢に応じてしていかなければいけないというふうに考えておりますけども、議員から御指摘いただきました点につきましては、本部会議の中で、各課共通の認識の中で、私ども社会教育課が一番多く施設を管理しておりますので、各課のほかの施設とも連携を取りながら進めさせていただきたいということでございますので、御理解をよろしくお願い申し上げます。

○議長(桜井崇裕) ほかに質疑。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) これで質疑を終わります。

 これより一括して討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、議案第78号、令和2年度清水町一般会計補正予算(第7号)の設定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、議案第78号は原案どおり可決されました。

 これより、議案第79号、令和2年度清水町水道事業会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317