令和2年第6回定例会会議録(9月14日_日程第3_一般質問 山下清美議員)

○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 3番、公明党、山下清美でございます。事前に通告しております2項目について、質問をさせていただきます。

 初めに、道の駅についてお伺いをいたします。

 道の駅については、昨年の6月の定例会に一般質問をしましたが、町長は現時点では道の駅を設置する考えはないとのことでした。

 また、清水公園や十勝千年の森など、現在でも集客の見込める施設などでの情報発信、物産の展示販売について、充実していきたいと答弁されておりました。

 また、担当課長からは、清水公園が町外の方が目的として訪れる公園となるにはどうしたらよいか、どんな整備ができるか検討し、基本構想的なものをまとめますとの答弁がありました。

 しかし、今年の3月定例会で当初予算の項目に上げられていた清水公園再整備基本計画策定業務委託料の予算が削られたことにより、基本構想的なものは策定できなくなったところです。今年度は策定できない中で、そういった中で、町長は、施設などの情報発信、物産の展示販売について充実していきたいということがありましたが、今、置かれている現状を踏まえた中で、改めて道の駅を設置する考えはないか、お伺いをいたします。

 次に、防災対策についてお伺いをいたします。

 8月30日付の十勝毎日新聞の一面に、十勝管内の豪雨による浸水被害や土砂災害が想定される地域にある要配慮者利用施設の避難確保計画の作成状況が掲載されており、本町では、対象の7施設のうち、4施設で計画を作成している。今年7月の九州豪雨で、施設入所者が犠牲になった例もあったところでございます。

 各施設においても、忙しい中、要配慮者が安心して生活できるよう、作成に向けて準備を進めていることと思いますが、町として計画未作成の3施設の避難支援、安全確保をどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。

 以上、2項目について質問をさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、山下議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 まず、1項目め、道の駅についてでございます。

 道の駅は地域とともにつくる個性豊かなにぎわいの場として、24時間無料で利用できる駐車場やトイレの休憩機能、道路や地域の観光情報などを提供する情報発信機能、文化教養施設、観光、レクリエーションの施設などの地域の連携機能の3つを持ち、地域の核が形成され、活力ある地域づくりや道を介した地域連携の効果が期待をされております。

 地域振興に寄与するものとして、交流人口や経済波及効果の増加を目指し、地元の特産品や農畜産品、飲食などを提供しております。

 道内には128か所、十勝管内には16か所の道の駅があり、地元の特産品、農畜産品、飲食の提供など、地域の特色を生かした運営がされているところでございます。

 本町は、国道38号線と国道274号線の交差地点にあり、高速道路のインターチェンジがあるなど、道央圏からの玄関口として地理的にも恵まれており、十勝清水四景+1の自然景観や全道、全国のグルメイベントやデパートの催事に出店している評判の高い食や特産品など、すぐれた観光資源が数多くあります。

 情報発信拠点の取組としては、集客の見込める十勝千年の森と清水公園の飲食施設内の2か所において、観光案内や物産の展示販売について取り組んできているところでありますが、今後に向けては、既存のドライブインやレストランなどの民間施設の利活用も含めた物産販売や産直市場など、清水の現状に合った特色のある道の駅の在り方について、調査研究を進めてまいりたいと考えております。

 次に、2点目の防災対策についてのお答えであります。

 要配慮者利用施設における避難支援、安全確保対策についてお答えを申し上げます。

 本町において、避難確保計画の策定が必要となる施設については、ペケレベツ川の浸水想定地域内に存在する、入所あるいは入院施設を有する医療機関や介護施設となり、7施設が対象となっております。

 そのうち、報道されておりますとおり、4施設が避難計画を策定し、3施設が未策定で未作成であります。

 未作成の理由としては、作成に要する人員など、課題や業務量の多さが要因かと推測されます。

 災害時における要配慮者利用施設の避難支援については、避難計画の有無を問わず、町から各利用施設に適切に情報提供を行うとともに、平時からの連携が重要であると考えております。

 町といたしましては、平時から社会福祉を担当する保健福祉課と防災を担当する総務課が常に情報共有を図り、災害時においてどのような支援が必要なのか、事前に関係施設と確認し合うなど、災害時に備えた取組を今後進めていきたいと思います。

 また、全ての施設において避難計画が策定されるよう支援も行ってまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 道の駅について、再質問をさせていただきます。

 昨年の6月時点では、考えはないということでしたが、今回、調査研究を進めるという将来的な希望の持てる答弁をいただいたところで、ありがとうございます。

 その中で、農畜産物の販売できる場所の拡充・充実についても考えていると思います。そういった点もよろしくお願いします。

 そして、調査研究を進める中で、場所とか、どのようなところという部分で、気軽に立ち寄れる場所というものを想定したらいかがかなと思っております。イメージとしては、私としては、立派な道の駅というよりは、芽室町にある愛菜屋のような、立ち寄る人がどんどん増えていって、それに応じて、必要に応じて充実・拡充していった、あそこは道の駅ではないのですけれども、そういった、地元の人も周りの人も、そして、よそから来た人も気軽に立ち寄れるような、そういった道の駅をイメージしてはどうかなと考えておりますが、町長はどのようなイメージを持っておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今、再質問をいただきました。どのようなイメージということも含めてお答えをしたいと思います。

 まず、場所だとかというような質問もございましたけれども、ここでも、最初の答弁にお答えしましたように、まずまず国道38号線、それから274号線が交差する地点で大きな国道が2つ走っておりますので、その沿線、イメージということになると思いますけれども、既存の立派なドライブイン、恐らく十勝管内の中では、この38号線と247号線を併せて、各点が、ドライブイン等がいろいろありますけれども、一番繁盛しているのではないかなと思えるような状況もございます。

 そういうところともいろいろと連携を図りながら、適切な場所をこれからいろいろとさらに、一番やはり問題になるのは場所のことだと思いますので、それから、もちろん、中身も問題になりますけれども、そういったところを選定しながら、特に各道の駅というのは華々しい状況はありますけれども、意外と運営だとか、そういった面を考慮いたしますと、考慮いたしますというか、聞こえてきますと、黒字でやっていても市町村が、自治体が大きな補助を出しているだとか、そんなようなこともありますので、そういったところの中で、財政にもそんなに影響がないような状況の中で、いろいろと検討していかなければならないと、そんなふうに思うところでございまして、それから2点目の、2点目といいますか、続いては、再質問のイメージということでございますけれども、芽室の例を、道の駅ではないけど出していたところでございますけれども、そういったことも十分にいい、道の駅で運営しているところがたくさんありますので、そんなところも十分に参考にさせていただきながら、産直ももちろん、その中には入ってくるでしょうし、清水の食の特産品といいますか、そういうところもしっかりと皆さんに、町内外の皆さんに提供できるような、そんなことも含めて考えていければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) それでは、質問を続けさせていただきます。

 ただいま町長からは、いろいろな部分で費用をかけないでやっていくということで、そして気軽に立ち寄れる場所ということで、そういった部分では本当に、清水に合ったスタイルの、清水のスタイルという部分の道の駅について調査研究をそれぞれ進めていっていただきたいと思います。

 また、今お話の中で、少し金銭的な部分もありましたけれども、昨日、清水ミライ自分ごと化会議というのがありまして、そこに行ったときに本当に感銘を受けまして、いろいろな提言が20項目ほどありまして、その中の最後の項目なのですが、その中で、清水町の財政状況を十分に勘案しながら進めてほしいという提言がありました。本当に子供たちが提言してくれた姿を見て、本当に感銘を受けました。そういった中で、若い人たちがそのようなことも考えているということを、本当に感じたところです。

 そういったことで、昨年6月の定例会では、本当に運営主体の想定が見いだせなかったという部分で、町長、おっしゃっていましたので、運営主体をこれから探っていくわけですけれども、そういった部分においては、本当にお金のかからない、最初に投資はするけれども、運営主体については、全て運営については、その主体者が責任を持って運営を進めていけるような道の駅をぜひ研究、調査を進めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今、御意見をいただきました。まさに、私もそのとおりだと思っておりまして、かといって、道の駅という、この名前をしっかりつけるということは、自治体もそこの中で関与しなければ、道の駅ということにはならないと、そんなこともありますので、財政状況も御心配いただいておりますけれども、そういったところも十分勘案しながら、どのような道の駅をつくっていくかというのは、これからの、いろいろと皆さんとの協議の中で進めていければなと、そんなふうに思うところでございます。まずは、それでいいですか。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 道の駅につきまして、いろいろと調査研究を進める、今後検討していくということですけれども、検討に当たって、検討の気持ちという部分ですか、そういった部分はどの程度の検討を思っているのか、町長にお伺いをいたしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 先ほどの最初の答弁にございましたけれども、在り方について調査研究を進めてまいりたいと。特色のある道の駅の在り方も含めてということで答弁いたしましたけれども、どの程度と言われてもあれなのですけれども、今までは難しいかなという状況の中で答弁をさせていただいた経過がありますけれども、今回のいろいろな提言やなんかも、昨日のセミナーやなんかでも、提言やなんかもいただいた中で、いろいろ工夫すれば、いろいろな道が開けて、それこそ道の駅が開けてくるのではないかなと、そんな思いを持っておりますので、それから来年からの、第6期の総合計画もありますので、もし可能であれば、そういった中にも盛り込んでいければなというふうな思いを持っておりますので、その辺についても御理解をいただきたいなというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 道の駅につきましては、このような形でよろしくお願いをいたします。

 続きまして、防災対策関係なのですが、先ほどの答弁の中で、それぞれ情報共有を図りながら、しっかりと確認し合うという御答弁をいただきました。

 そういった中で、今、具体的に、そういった情報交換をされているのかどうか、どう進めていくのかどうかという部分があるのかどうかをお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(鈴木 聡) 現状における利用施設との協議ですけれども、まだ防災に限っての協議というものはまだまだ不足している状況かと思います。

 ただ、保健福祉としての日常のつながりはあるかと思いますので、今後は防災に絞った形での協議というものを改めて考えていきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) ただいま、それぞれ社会福祉課を、それぞれ通して情報共有を図るということでございました。今後、雨の季節になってまいりますので、そういった部分では災害、いつ起こるか分からないという部分があります。そういった部分で早めに連絡を取り合って、非常時にはどうやったらいいかという部分をまず、計画策定される前に、どういった準備をしたらいいかという部分を事前に相談をしておいていただきたいということを含めまして、施設利用者以外でもやはり困った方、支援が必要な方いらっしゃいますので、そういった方の対応も含めて、どう考えているのか、今時点でどう考えているのか、お伺いをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(鈴木 聡) 災害につきましては、おっしゃられるとおり、いつ起こるか分からないというのは間違いないことかと思います。

 今後、今、台風シーズンを迎えてございますので、それに備えまして事前に、確実に情報を伝えるということも大切ですし、早め早めの情報提供というのも大切かと思います。

 また、それぞれ施設、配慮される方には様々な状況があるかと思います。施設の問題、設備の問題、あとはそれぞれのやはり体の状態ですとか、いろいろあるかと思いますので、その点につきましては、細かく、専門的な知識を持った職員とも連携をしながら進めていきたいと思っております。

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