令和2年第6回定例会会議録(9月17日_決算_歳出全般)

○議長(桜井崇裕) これより、歳出全般について特に質疑があればお受けいたします。

 質疑ありませんか。

 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 先ほど、執行側の申し出ということで初任給の算定誤りについて、行政報告を23日に予定しているということなのですけれども、この決算に当然関係することになりますので、そういう部分で言えば、この認定に関わる問題ですので、この点について質問をさせていただきたいと思います。

 まず、この初任給の算定の誤りがいつ判明したか、お伺いします。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) これにつきましては、本年7月に職員のほうから疑義がありまして、調査しました結果、算定に誤りがあったということで判明したところでございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私が聞いているところでは、昨年の7月に、8月ですか、相談して、その時点で当事者にとっては相談しているということですので、算定としては昨年8月ですか、この決算に関係するということでお伺いしているのですけれども。この点については、どう認識されているでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 日にちはちょっとはっきりしないのですけれども、昨年の8月というふうにお聞きしたのですけど、担当のほうに問い合わせがあって、その段階ではまだ総務の担当者としては間違いがないという認識で、間違いありませんというふうに回答しているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 本来、大きな、これは大変な問題だと思うのです。その時点できちんとやはり調べて、対応していれば、今回、1年先延ばしですよね、実際には。本人、該当者にとったら放っておかれたということだと思います。

 まず、これはこれとして、やはり昨年なぜきちんと調査して正すべきものを正さなかったのかが一つの大きな問題と思っています。

 そして、もう一つですけれども、この初任給の格付けの誤りというのは、該当する職員の生涯賃金、そして年金にまで影響する、とても大きな重大な問題だと思います。この問題に対する理事者の認識をお伺いします。

○議長(桜井崇裕) すみません、最初の、次の質問に移る前に一問一答ですので、1問目の御答弁をお願いします。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 昨年、問い合わせがあったときにしっかり対応していなかったということで御指摘がありました。当然、その点でしっかりこちらも把握して対応すればよかったなというふうに思っておりますので、その点については十分反省しているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 2問目の答弁をお願いします。

 副町長。

○副町長(山本 司) 今、総務課長より答弁があったところでございますけれども、昨年、申し出があった段階で十分調査をして、間違いを正すことができれば本来だったというふうに反省をしてございます。

 この件につきましては、今後、対象者と誠意をもって対応してまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 大変、大きな問題だと思っています。しかし、私、決して担当者を責めるつもりは全くないのであって、やはり問題というのは、この事実を確認してから、認識してから、やはり誠意をもって対応すべき問題だと思うのですけれども、この経過を見ていますと、事実を何か表に出さないような形の動きが見えると、そのほうがやはり大きな問題かなと僕自身は考えております。それで今回、該当者が6人いると聞いていますけれども、間違いないでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 現在、調査の段階で確定しているのが6名ということで、そのほかの方につきましても、ちょっと今いろいろ、かなり昔からということもありまして、制度も変わっておりますので、その辺については随時ちょっと追加して調査しているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私が他町、ほかの町の担当者にちょっと知り合いがいるので聞いたところ、公務員系の例えば1年の専門学校の卒業生の人も短大扱いにして、2年でなくて1年分を計算して入れるということも実際にやっているそうです。そういう部分のやはり拡大というか、該当者がやはりいると思うのですけれども、そこまで調査されているかどうかお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 今、いろいろ調査中なのであれですけれども、1年のその専門学校の方が短大卒に該当するのかというところまで、ちょっと私たちもそこまで確認できておりませんけれども、もし該当するのであれば、その辺は適応せざるを得ないのかなというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) よろしくお願いしたいと思います。

 次に、実は組合のほうからの話も聞いているのですけれども、今、組合との協議がされているということで、その点については私も労使の中には口を出さないつもりでいるのですけれども、結局、妥結していないのに、一方的に今月の給与振込で本俸をいじっていないのに、何か今年の7月からの実損分を補填するということを聞いているのですけれども、事実かどうか伺います。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 調査の関係でちょっと遅れたのですけれども、担当のほうとしましては、7月に本人から正式に文書で申し出がありましたので、その段階から訂正させていただくという形で、今回、訂正した分、差額という形になるのですけれども、7月の申し出があった段階から未来にわたって、正式に訂正させていただきたいということで、そういう対応をさせていただいたところでございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 本人には、辞令は渡されているということでよろしいでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) それに含めても、組合と辞令を7月1日付で交付させていただきたいという話をさせていただいたのですけれども、ちょっと今、その辺についても組合と協議中となってございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) それでは、この、今月18日に振込だと思うのですけれども、どこの科目からどのように支出して振り込まれているかをお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) これにつきましては、給与費から支出して振り込みをすることになってございます。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) その支出自体に問題はないということでよろしいでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 問題ないというふうに認識しております。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ここで、ちょっと問題点を整理したいと思うのですけれども。まず1つは、やはり経過を見ていると、頑張って仕事をしている若い職員のことが全く考えられていないのではないかと。そして、今回の事実に対して本来、やはり7月に分かっているなら、今回の本会議の冒頭で行政報告すべきではないかと。そういう報告がなかったと。そして3点目として、組合との妥結もしていないのに、一方的に今月の振り込みをしていると。そして、その支出についても妥当性があるかどうか、ちょっと疑問と。

 そこで議長、まず1点、資料請求をしたいと思うのですけれども。先ほど言った他の該当者の調査、洗い出しも併せまして、該当者全員の初任給、格付時にさかのぼった給与の実損額の提出を資料請求したいと思います。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 実損額につきましては、ただいま精査中です。かなり年数のある方もいらっしゃいますので、給与制度が途中で変わっているだとか、毎年給料表、人勧に基づいて給料表が変わっておりますので、今、それを精査中ということで、まだ現在、それはちょっと終了しておりませんので、現時点で出すことはちょっと不可能かなと思っております。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ただ、これやはり実損額が分からないと、この多分、昨年の7月、8月ですか、判明しているのが起点になると思うのです。そういう部分ではこの決算の認定が難しくなるのかなと。そういう部分で早急に資料提供をお願いしたいと思うのですけれども、いかがでしょう。

○議長(桜井崇裕) 副町長。

○副町長(山本 司) その誤りが分かって、対象職員二十数年分の実損額、長い人でそのぐらいのさかのぼりが必要だということで、今、鋭意精査している最中でございまして、ちょっと時間を要するので、現段階ではきちんとした数値をお知らせできないということで、御理解いただきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) そしたら、会期中にできれば早急に出していただくような形でお願いしたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 副町長。

○副町長(山本 司) 実際の初任給の格付けに誤りがありましたので、本俸というか基本給の差額、それに伴う期末勤勉手当の差額については一定程度の精査はできます。ただ、時間外手当等の単価も当然変わってきますので、その部分の精査に関してはちょっと時間を要するという部分でございまして、基本給及び期末勤勉手当の部分の総額ということでありましたら、できるだけ23日の会期中にお示しできるかと思いますけれども、それでよろしいでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 基本給と手当の部分ですね、期末手当の部分のその部分だけでも結構ですので、よろしくお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) それでは今、お諮りします。川上議員のほうから、初任給等に関する資料要求が出されました。申し出の資料を要求することに異議ありませんか。

11番、加来良明議員。

○11番(加来良明) ただいまの資料請求、決算審査に必要な資料請求だと思います。決算審査、23日以降も継続して審査していくということなのか、そこら辺の確認をお願いいたします。

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○議長(桜井崇裕) 休憩します。

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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○議長(桜井崇裕) これより、歳出全般についての件でございますけれども、川上議員が提出されました資料請求について取り下げることでよろしいでしょうか。

○2番(川上 均) 先ほど、資料提出を要求しましたが取り消します。

○議長(桜井崇裕) それでは会議を続けます。

 歳出全般について、質疑ありませんか。

(発言する者あり)

 失礼しました。川上議員、全般でほかに質疑ありませんか。

○2番(川上 均) ありません。

○議長(桜井崇裕) はい、分かりました。

 次に、質疑を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) やはりこれ、全般ということで、先ほど川上議員から提起もございました問題について、若干確認をさせていただきたいなと思います。

 今回の関係は、このことが、もちろんこれは個人にとっては大変損害に当たるので非常に大きな問題ですけれども、それは本当に真摯に受けとめながら、ぜひ改善するための策というか、方法を今回やっていってほしいと思います。

 ただ、どうしても核にしておきたいのが、今回7月にさかのぼって何か支払いをしたと、先ほど川上議員のほうの質疑に対しての回答がありました。その辞令も出していないという話と、何の差額なのでしょうか。これ何の根拠をもって1回払ってしまったのかだけ、ちょっと確認したいのですけど。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 7月に申し出がありましたので、その段階でこちらの算定ミスというのははっきりしました。ただ、その影響を受ける方は何人いるかということを調査するということで、1か月半、2か月ぐらいかかったのですけれども、はっきり訂正ということで認識したのが7月でしたので、その段階から正しい給料に訂正ということでさせていただいて、過ぎてしまったのですけれども、その分について差額ということで支払いさせていただくということで、処理をさせていただいたところでございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 順番が多分あると思うのです。辞令を出すなりなんなりしなければならないのに、まずそこで今出した金額というのは、宙に浮いてしまっているわけです。これ労働法というか、その賃金に関する部分でいったら、いつ算定したかによってものすごく法律的に変わってきたりしますので、そこで急いで出したのかなと。私も会社経営をしておりますので、その辺は分かるのですけど、非常にあいまいな出し方、そしてこれを受け取ってしまった場合、本来でいけば、受け取ったイコール了解したともとれる、法令とかあれと認識されています。

 ここにまだ、精査も終わっていない中で、今回出した金額の根拠というのは、法的根拠は今のところないですよね。辞令も出していなければ、その差額を7月からさかのぼった。でも、先ほど川上議員の質問の中では、昨年の8月から相談をしていた、であれば認定月を7月にもっていくのか、それとも前年の8月にするのかによって、これもめたときというかいろいろな想定ができてしまいます。ここがやはり、ちょっと早まったかなというような形を考えるのですけど、その辺はどういうふうな認識のもとで今回取り扱ったのかをお聞きします。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) ちょっと、こちらの手続上、ちょっと早まったというか、そういった点はあったかと思います。今回、7月からその訂正していただいたのが、やはりなるべく早く、そういった不備というか、算定ミスがあったということに対しましては、なるべく早くその辺を訂正したほうが本人も安心するのかなという判断のもと、7月、その申し出のあった7月からということで、訂正をさせていただくということで、ちょっと手続きを進めたところでございます。算定につきまして、昨年7月、8月ごろ、こちらに口頭で問い合わせがあったということにつきましては、当然、その辺も含めまして、今後、いつの段階から補償するのかにつきましては、その辺も十分考慮して、交渉というか対応してまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 鈴木議員、先ほど決算審議と切り離した形の中で取り扱うということにしましたけれども、質問を続けますか。よろしいですか。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 資料請求の部分かなという部分もありましたので、あまりこれ以上、言わないようにしますけれども。ただ、どうみても、一つだけ気を付けていただきたいのは、一番かわいそうなのは被害というか、被害を持たれた方だと思いますし、この方の名誉とかプライバシーとか、そういうのをしっかり守りながら、ぜひやっていただきたいと思いますが。これで質問を終わりますけど。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) これにつきましては、当然、本人たちは被害を受けたということで何の責任もございません。こちらの担当のほうがしっかりそういった制度の改正について把握していなかったというのが原因になってございますので、そういった本人たちのことについては十分、配慮させていただきたいと考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 全体に関わるということで、この場で。全体というかほかの課に広がっています、公用車の件でお伺いしたいと思います。

 ドライブレコーダー、今、いろいろな事件、事故があって、やはり公務員というのは何かあったときに非常に弱い立場というのが、最近多いと思うのですが、そういう中にあって、ドライブレコーダー、公用車にある程度付ける必要があるというふうに思っています。何台かは付けているらしいということですけれども、暇なものですからテレビを見ていると、結構、車の事故、事件が、事故ではない事件性の高い事件がある。そういうときには、これ役場の車だったら対応大変だろうなと。だけど、そのドライブレコーダーというのどこまで証拠になるのか私も分かりませんけど、それを思ったときに、遠くにスクールバス、これ教育委員会ではないです、財産の関係ですから、町として全体で考えてもらいたい。スクールバスあたり、冬になったら結構ちょこちょこ事故起こしているので、何か事故を起こしたら全部、公用車が100%悪いような処理が経験多いものだから、そういうドライブレコーダー等を設置して、より一層安全運転を促す、そういうことにならないようにという部分で、その辺についてまず、ドライブレコーダーを何台ぐらいまで付けて、今後、全車とは私、言いません。今後、積極的ではなくて部分的に付けることに対して取り組んでいく、そういう考え方があるかどうかお伺いしたいと思います。

 まず1点目の台数、教えてください。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 公用車、各課にわたりまして、総数で91台、公用車を持ってございます。そのうち特殊車両といいますか、作業車両ということでダンプですとかブル、それから小型ロータリー、トラクター、ショベル、あとトラック等が23台ございます。これについては、この23台についてはドライブレコーダーを搭載しておりませんけれども、それを除く68台につきましては、全てドライブレコーダーを取り付けている状況でございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 別にこれ、数字がどうのこうのではなくて、この公用車の中にスクールバスも入っていると理解してよろしいですか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) この取り付けている中には、スクールバスも含んでございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) これから、交通という部分ではより一層厳しくなると思います。ドライブレコーダーを付けたことによって、云々ではなくて、運転する職員に対してもより一層安全運転、私あまり人に安全運転のことを言える立場ではないのです。乱暴な運転はしませんけれども、人に言える立場ではないですけれども、お互いにそういう部分では一層気を付けて運転しようと、そして職務に励もうということを、そういうことをこの機会にやはり周知していただきたいというふうに思っておりますが、その周知についてはいかがなものでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 交通安全につきましては、日頃から職員にも交通安全に心がけるようにというふうに申しております。当然、これからにつきましても、そういった公務員として、交通事故、交通違反を起こさないように、引き続き十分、周知をしていきたいと考えてございます。

○議長(桜井崇裕) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 以上で、歳出の質疑を終わります。

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