令和2年第6回定例会会議録(9月8日_日程第4)

○議長(桜井崇裕) 日程第4、行政報告を行います。

 町長及び教育委員会から行政報告の申し出がありました。

 これを許可します。

 町長。

○町長(阿部一男) 9月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。

 4月は低温と降雨の気象条件下ではありましたが、5月に入り気温も上がり降水量も平年並みとなり、回復傾向にありました。6月下旬には日照不足に見舞われましたが、極端な高温などもなく平年作で推移しておりました。7月下旬から8月下旬までは高気圧に覆われて、猛暑日など高温が続き、長期間の水分不足となっております。

 主な作物の生育状況等は、収穫作業が順調に終了した秋まき小麦につきましては、登熟期間の日照不足により細業傾向となりましたが、10アール当り粗麦収量は平均9.6俵、春まき小麦は平均で6.2俵となり、ほぼ平年並みであります。

 てん菜につきましては、天候不順により移植期はやや遅くなり、移植後の水分不足により、根部の肥大は緩慢でありますが、平年並みまたはやや遅れている状況にあります。

 馬鈴薯につきましては、長期間の水分不足により、上いも数は平年より少なく、その分1個重は重くなり、澱粉価は平年並みであります。

 豆類につきましては、大豆・小豆・金時とも、天候に恵まれたため播種期から開花期までの生育は順調に推移しております。茎長・葉数ともに、ほぼ平年並みでありますが、着莢数は小豆で平年よりやや多く、大豆・金時では平年並みとなっていることから、10アール当り収量も平年並みが確保される見込みであります。

 次に、飼料作物につきましては、牧草の1番草の収穫作業は平年より5日早く始まり、以降も順調に進み、ほぼ平年並みの収量となりました。また、2番草は適度な降雨とやや高めの気温で高収量となっております。

 サイレージ用とうもろこしは、出芽が平年より2日早く良好であり、生育も平年並みで推移しました。8月7日の強風により一部に倒伏がみられますが、登熟も順調に進み、ほぼ平年並みの収量が見込まれます。

 以上、9月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたしますが、今後におきましても農作物の適期収穫指導等に万全を期して参りたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 北海道清水高等学校の令和3年度の募集学級数の減につきまして、ご報告申し上げます。

 昨日9月7日に北海道教育委員会から公表された「公立高等学校配置計画(令和3年度(2021年度)~5年度(2022年度))において、令和3年度の清水高等学校の募集学級数は、4学級から3学級へ1学級減となりました。

 北海道内の中学校卒業者数は平成元年には約9万人でありましたが、平成30年には半分の約4万5,000人となり、令和8年度には4万人を切るという推計がされており、急速な少子化が進行しております。今回の計画においても、その策定の考えにおいて、「地域の実情、私立高校の配置状況等を考慮しながら定員の調整や学校の再編整備を行うとともに、都市部においても複数の高校が設置されている場合、望ましい規模の学校についても、地域の実情に応じて再編整備を行う。(一部抜粋)」とされており、近年は郡部の高等学校のみならず、十勝管内においても帯広市内の公立高等学校の学級減が実施されてまいりました。

 清水高等学校において121名以上の入学者数により維持されてきた4学級の間口につきましても、平成30年度から令和2年度まで3年続けて、二次募集後の入学者数が120人以下となり、学級数が3学級となっておりましたが、今回の道教委の計画により、募集学級数が減ったことは大変残念であると感じております。

 間口の減少は単に生徒数の減少による学校規模の縮小のみで、なく、教職員やその家族の減少による人口減や町内における経済活動等への影響にも繋がるものであるとの認識のもと、町及び教育委員会では「清水高等学校振興会」への補助等により、入学希望者を増やすための支援や学校の魅力づくりに対する支援、間口維持への要請を行ってまいりました。

 先程申し上げましたように、急速な少子化の中、今後3学級の維持につきましても大変厳しい状況であると認識しておりますが、引き続き清水高等学校振興会への補助等を中心とした支援策を講じ、併せて間口維持の要請も行ってまいりたいと考えております。>

 以上、北海道清水高等学校の令和3年度の募集学級数の減につきましての行政報告といたします。

○議長(桜井崇裕) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。

 質疑はありませんか。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 教育行政報告の清水高校の案件につきまして、若干確認したいと思います。一般質問事項に入っておりますので、その関係もあって、まずここで聞かないわけにはいかないというところもありますので、若干確認したいと思います。

 これ、もともと、突然出るようなものですけど、私もどういう状況で出ているのか分かっているのですけど、町に対してそういう打診はいつ頃来たのか、そこの確認をしたいと思います。お答えできる範囲で結構です。 なかなか、相手方もいるものですから、前もって多少知っていたのか、それとも、そういう噂を知っていたのかどうかという範囲レベルで答えていただいて結構です。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 今、打診といいますか、こちら、町に対してのあらかじめの打診ということでございますけれども、特に、こういう方針にしたいというような打診は受けておりません。本当に直前、道教委のほうからは7日に公表されますということで、その公表の部分について、先週末、月曜日に公表しますということで、口頭で連絡はいただきましたが、前もってこういう方針にしたいというような相談というか、打診はいただいておりません。

○議長(桜井崇裕) 他に質疑ありませんか。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 詳しい内容につきましては一般質問でさせていただきたいと思うのですけれども、時系列だけちょっと整理しておいていただきたいと思っています。

 この件については、一般質問を後でやるのですが、昨年から議会としても、また数年前から予算立ても含めて、間口減に対する、やはり一生懸命やっていきましょうと言っているさなかにありながらも、このような結果になってしまったのが非常に残念でしようがない。

 その部分について、なぜこうなったのかも含めて、教育委員会または町として、その辺しっかり理由付けというか、その部分を今後検討してほしいと思うのですが、それを最後に聞いて、確認の最後にしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) この問題につきましては、町民の方々、また議会の皆様方も含めまして、大変御心配をいただいていた件でございます。このような結果になりましたことは残念なことだと思っておりますが、それにつきまして、また次の、この状況を踏まえた中での振興策をしっかり考えてまいりたいと思いますので、御協力のほど、よろしくお願いをいたしたいと思っております。

○議長(桜井崇裕) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) これで質疑を終わります。

 これで行政報告は終わりました。

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