令和2年第7回定例会会議録(12月18日_日程第4)

○議長(桜井崇裕) 日程第4、行政報告を行います。

 町長及び教育委員会から行政報告の申出がありました。

 これを許可します。

 町長。

○町長(阿部一男) 新型コロナウイルス感染症への対応につきましてご報告申し上げます。

 全国的に、新型コロナウイルス感染が拡大している中、清水町役場におきまして、11月22 日に職員の新型コロナウイルスの感染が判明、その後、職場内での感染拡大が明らかとなり、合計31名の職員の感染を確認したところであります。

 感染に伴い、庁舎の消毒作業を行い、11月24日から12月6日まで役場業務を一部縮小して行い、公衆浴場以外の公共施設についても、安全を最優先するために休館といたしました。

 町民の皆様並びにご来庁の皆様に、ご不便をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

 この間、陽性者の家族、濃厚接触者については、陰性が確認されても健康観察期間は自宅待機を徹底し、町民の皆様に感染が広がらないよう努めてきたところであります。

 感染が判明した職員は、現在までに順調に回復し、本日現在、全員がすでに入院治療を終え、職場復帰しております。

 また、12月2日に最後の感染者が確認されて以降、新たな感染者が確認されておらず、健康観察期聞が終了し、陽性となった者や濃厚接触者となった者の体調も落ち着いていることから、清水町役場におけるクラスターは終息したものと判断しております。

 さて、飲食店をはじめ、各事業者の皆様は一段と厳しい状況になっております。

 町としましては、国や道の経済対策に加え、中小企業近代化資金の特別融資や利子補給制度の拡充、中小企業への給付金制度の創設、プレミアム商品券の発行等、様々な需要喚起と事業継続の取り組みをして参りましたが、今後においても、経済状況を重視しながら支援策を実施して参りたいと考えております。

 また、皆様方からこれまでたくさんのご意見をいただきましたが、一つひとつを重く受け止めており、今後の教訓としたいと思っております。

 今後とも、町民の皆様の安全・安心を守るため、感染拡大防止に全力で取り組んでまいります。

○議長(桜井崇裕) 次に、教育長。

○教育長(三澤吏佐子) この度清水町役場で発生した、新型コロナウイルス感染症クラスターに関わる町内小中学校における対応につきましてご報告申し上げます。

 教育委員会におきましては、児童生徒への影響も考えられることから、11月22日に臨時校長会議を開催し、従前より実施している文部科学省が示す「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~『学校の新しい生活様式』~ 」に基づいた対応の徹底と、発熱等の風邪の症状がある場合等には登校しないことの徹底や登校時の健康状態の把握などの感染源を絶つ対策、手洗いやマスクの着用、清掃消毒など感染経路を絶つ対策等の「基本的な感染症対策」及び「集団感染のリスク対応」である「3密(密閉・密集・密着)」の回避について、一層の強化を指示いたしました。また、11月29日にも再度臨時校長会議を開催し、感染者や濃厚接触者への誹誘中傷やいじめ等が発生しないよう指導をしていただくこと、保護者が感染の不安により児童生徒を休ませる場合、欠席扱いとならないよう対応すること、欠席している児童生徒の学習に遅れが生じないよう必要な対応に万全を期すこと等についても、改めて学校長へ指示したところです。

 学校における新型コロナウイルス感染症の発生等への対応は、先ほど申し上げた「学校の新しい生活様式」に基づき行うこととしており、児童生徒や教職員に感染者が確認されたときは、保健所と協議し、必要な場合は濃厚接触者の範囲の特定や検査に必要な日数・範囲で臨時休業をいたします。なお、今回のクラスター発生から現在まで、それに該当する事例はありません。

 また、各保護者に対しては、11月23日、12月1日には清水町教育委員会教育長名による注意喚起や感染症対策への協力等をお願いするメッセージのメール配信を、12月4日には北海道教育委員会教育長からの児童生徒、保護者へのメッセージのメール配信を行っております。

 今後も必要に応じて、保護者等への情報発信を行っていくとともに、学校と連携してコロナ禍での差別や偏見等の防止や、不安を持つ児童生徒への心のケアにも努めてまいります。

○議長(桜井崇裕) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。

 質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 これで行政報告を終わります。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317