令和2年第7回定例会会議録(12月21日_日程第2_一般質問 高橋政悦議員)

○議長(桜井崇裕) 日程第2、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) おはようございます。12番、高橋政悦です。

 通告に従いまして、2点について質問いたします。

 まず、9月定例会、議案第87号として提案、可決されました清水町小中学校情報機器及び清水町小学校情報通信ネットワーク機器の導入についてで、このときに、12月をめどに整備できる予定であるとの説明を受けていましたので、それを踏まえて学校のICT環境整備とICTを活用した学習活動の充実について、質問させていただきます。

 まず、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワーク整備について、現在の状況及び配布基準、管理の仕方、更新年月日、破損時の対応策等について、お伺いいたします。

 また、文部科学省がGIGAスクール構想の中で、新学習指導要領の情報教育、ICT活用、教育関係のポイントとして、小学校は2020年から、中学校は2021年度からというふうに全面実施するということになっていますけれども、清水町は、それに遅れることなくスケジュールを立てているのかどうか、どうなっているか伺わせていただきます。

 さらに、教員のICT、要するに情報通信技術の指導力、これも不安なところですけれども、十分な対策が取られているのかどうか、お伺いするところと、それより先に小学校のプログラミング教育に関して、必修化に伴うカリキュラム等々、これもあんまり一般には公開されていないところだと思うので、通常授業でのICT活用方法、いわゆる文科省が言っている学びの深化、学びの転換を達成するとうたっておりますけれども、そのステップを清水町はどのように考えているか。

 また、新型コロナウイルス、今まさに渦中でありますけれども、これプラス、インフルエンザ等で毎年のように学級閉鎖とか学校閉鎖、学年閉鎖等々になったときに、休校になったときの、せっかくのアイテムを入手したわけですから、そのオンライン学習システムの構築等について、どのように考えているか、お伺いいたしたいと思います。

 続きまして、2点目として、事業執行状況とリスクマネジメントについて。これは、リスクマネジメントは、当然町長のことですけれども。

 現在、新型コロナウイルスの影響で、本来執行すべき事業について、2020年の事業ではありますけれども、かなりの制約を受けているということは認識しております。東京をはじめ北海道、神奈川、大阪など、終息に向かうどころか感染拡大している状況であり、各自治体は感染対策に追われて、予算的にもコロナに対する多くの補正予算を組まざるを得ない状況であると思います。

 そんな現況下で、清水町が策定した令和2年度事業の中で、今年度、執行が難しくなったこと、つまり中止したり、縮小したりした事業、さらに今後、中止にせざるを得ない事業などについて、お伺いいたします。

 また、町長にあっては、コロナ禍の中、東京では警戒レベル3から4、要するに一番やばいレベルだよと言われていた11月に2度も関東圏へ出張されている。これは公務であったというのは分かるのですけれども、リスクを顧みず事業執行に邁進されたことについて、町民としては、それが評価できるのかどうか。詳細についても分からないので、その辺も教えていただきたいのと、町長が持つリスクマネジメントに対する考え方をお伺いいたします。

 以上、2点について、よろしくお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 学校のICT環境整備とICTを活用した学習活動の充実について、お答えをいたします。

 1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを整備するGIGAスクール構想につきましては、当初、国は5か年をかけて順次整備をする方針でしたが、コロナ禍により休校措置などが行われたことを背景に、学びの保障を確保することの重要性から前倒しで補助金が予算措置され、本町においても補正予算を計上し、整備を行っているところであります。

 先日、学校内の無線LAN構築とタブレット型PCの配置が終了し、タブレットは全児童生徒分に加え、指導用及び予備機、合計725台を配置しております。

 管理につきましては、鍵のかかる充電保管庫を設置し、充電を行いながら厳重に管理いたします。

 更新年限に関しましては、まだ決めておりませんが、このたび採用した端末は、ブラウザーを基点にソフトを活用し、データも上限なくクラウド上に保管するため、構造がシンプルで故障が少ないと考えられますので、5年程度を目途に更新していた従前の機器と比べ、更新のサイクルは長くなるものと考えております。

 また、落下などへの耐久性に優れたものを導入しておりますが、破損への備えとして、予備機を配置して対応いたします。

 新学習指導要領は、小学校が今年度から、中学校は来年度から全面実施となっております。その中で、学校においてICT環境を整え、それを適切に活用した学習活動の充実を図ることが明記されております。

 本町においては、これまでも中学校へは既に3年前から1人1台タブレットを配置し小学校においてもコンピューター教室のパソコンのほかに、グループ学習で使用できる数台のタブレットを配置しておりました。

 また、小中学校には大型モニターや実物投影機等の関連機器も配置し、小学校で必修化されたプログラミング的思考に基づく授業や、中学校の技術家庭科でプログラミングを体験できる教材を使った授業も行われているところです。

 今般、全児童生徒へタブレットPCの配置を行い、ICT環境がさらに充実いたしますので、新学習指導要領におけるICT活用を必須とする学習活動の推進を図ってまいります。

 教員の指導力につきましては、個々の教員によって差があるかと思いますが、近年、道教委や十勝教育研究センター等が開催する研修事業においてもICT教育やプログラミング教育に関わる研修が実施されておりますので、これらを通じてプログラミング教育の指導方法や、事業におけるICT機器の活用方法などを学んでいます。

 また、今回のタブレット導入に伴う教職員に対する研修会を年明けから本格的に実施するとともに、清水町教育研究所内に立ち上げたICT活用ワーキングチームにおいては、活用実技研修や活用事例の作成などに取り組んでいただいております。

 先ほど申し上げたとおり、中学校では既に日常的に1人1台のタブレットを活用した授業が行われておりますので、その経験を小学校での授業等に生かすよう連携を図りたいと考えております。

 今後は、平常時においてもタブレットを自宅に持ち帰って、宿題や予習、復習等を行うことにより、今回のコロナ禍と同様の事態や災害の発生等により長期の休校になった際も、児童生徒の学びを止めないため、自宅学習やオンラインによる授業を実施することが必須であると考えております。これには、御家庭におけるインターネット環境の整備やWi─Fiの使用について保護者の理解が必要となりますので、丁寧に説明を行ってまいります。

 これらのことを踏まえ、学校におけるICTを活用した学習活動につきましては、子供たちに対する正しい使い方の指導方法の検討も含めて、ICT活用ワーキングチームとも連携しながら推進してまいります。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 次の答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、私のほうから、高橋政悦議員の大きな項目の2番目、事業執行状況とリスクマネジメントについてのお答えをさせていただきます。

 新型コロナウイルスの影響により、執行が難しくなった事業につきましては、例えば十勝清水肉・丼まつりは、内容を組み替えて実施をしてきたところであります。

 また、敬老会や新年交礼会は中止とし、成人式は8月に延期するなど、各種イベント、行事に影響が出ている状況であります。

 町主催の会議、イベントにつきましては、年内は中止または延期、各種健診は1月以降へ延期としているところであります。

 また、1月以降につきましては、参集人員や内容を個別に検討し、3密、換気など、感染防止対策が十分確保できる場合は開催することとし、リモート会議などを可能な限り取り入れることとしております。

 次に、私の11月の2度の出張についてのお答えで、その部分についてのお答えであります。

 11月10日から12日につきましては、最初の出張ですけれども、10日につきましては、こちらを朝出発して昼に東京に着きまして、午後の安心・安全の道づくりを求める全国大会に出席をしております。

 夕方16時からはNHKを訪問し、大河ドラマ「青天を衝け」の制作ディレクターに清水町のPR動画を紹介し、ぜひ、来年から始まる大河ドラマに清水町を撮影地として取り上げてほしいという依頼をしてきたところであります。昨年11月頃にもお願いをしたのですけれども、もう実際、今年は、今現在撮影に入っているということで、最後のぎりぎりのタイミングではなかったかなという思いを持っているところでございます。

 11日の午前につきましては、渋沢記念財団の所在地である北区役所、北区の王子にありますけれども、その区役所を訪問し、北区の区長、商工会議所会頭、観光協会長と経済交流について、お話をいたしました。特に来春、2月頃と聞いておりますけれども、オープンする北区の中の大河ドラマ館での物販販売等の可能性とか、そういうものについて協議をしてきたところでございます。

 11日の午後ですけれども、災害復旧促進全国大会に出席をしております。

 12日に入りまして、午後につきましては、治水事業促進全国大会に参加をし、その夜に清水町に帰町したところであります。

 後半の部分のほうですけれども、11月19日から22日までの出張につきましては、19日午後から、北海道「命のみち」づくりを求める東京大会に参加をしております。

 そのすぐ後に、15時からは、ネクスコ東日本株式会社に道東道、清水─トマム、あるいはトマム─占冠、あるいは清水─千歳恵庭までの間の4車線化の早期実現の要望をしてきたところでありまして、このときには4班に分かれて要望は実施をして、私はネクスコ東日本株式会社に行ってきたところでございます。

 20日午後には、農業農村整備の集いに参加をさせていただきました。

 また、21日、さいたま市大宮区での開催、とかちしみず物産展を応援に行ったところでございます。その中で11時30分からは、さいたま市長と、このとかちしみず物産展の会場で懇談をし、今後も継続した物産交流について前向きな話合いを実施したところでございます。

 14時からは、東京北区にまた赴き、リニューアルオープンしたばかりの渋沢栄一資料館を見学して、そこの館長から詳しく説明を受けたところでございます。新たな発見もしたところでございます。

 その後、21日ですけれども18時頃、大宮区の物産展会場にまた戻りまして、19時までということでありましたので戻りました。そこで18時30分頃に職員が新型コロナウイルス感染症の陽性となる見込みであるとの連絡を受けたところでございます。

 翌日、22日午前10時30分、東京は朝7時ぐらいに出てきたのですけれども、清水町に帰町をいたしました。これは予定どおりの、22日には清水町での行事がありましたので、そこに参加するために朝早く戻ったところでございます。

 出張に際しましては、関東圏の状況は承知しておりましたが、主催者において、感染対策が十分取られているとの案内を得ていたこと、さらには高速道路や災害復旧、治水事業、農村整備の推進は、今後の清水町にとって重要であると判断したためでございます。

 さらに、渋沢栄一翁つながりにより、NHKの全国放送で清水町を撮影地にしてほしいと要望したこと、さらにまた、東京北区や人口の多いさいたま市との経済交流は、今後の町政を進める上でやはり重要と判断したため、新型コロナウイルス感染防止を徹底した中で出張をしたところであります。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) それでは、再質問させていただきますが、まずは教育委員会のほうから。

 まず、答弁の中にあった清水町教育研究所という表現がありましたけれども、私、勉強不足で、その名前を聞いたのが初めてでございます。それはどんなところで、どんなメンバー構成なのか、まず教えていただきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 清水町教育研究所につきましては、町内の校長、教頭あるいは教諭からなっている組織でございます。

 その中で、本町の教育に対する種々の、教育研究所という名前のとおり、今回であればICTの件ですとか、時々の教育に対する各種課題について、本町としてどういうふうに進めていくのがいいのかということを研究というか、話をしていただきまして、その成果を参考にさせていただいて、町の教育を進めていくという組織でございます。

 構成につきましては、先ほど申し上げたように教員の方々が構成メンバーというふうになってございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) メンバー構成、教員の方が中心だというのは分かるのですけど、それは具体的に何名なのか。それと、答弁の中にありました研究所の中のICTのワーキングチームというのが、そのうちの何名なのか、その辺、具体的にちょっと教えてもらえますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 研究所のメンバーにつきましては、ごめんなさい、今、手元に資料がないものですから、はっきりした人数はお答えできないのですけれども、ワーキングチームにつきましては5名の方にお願いしてございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 今すぐに答えられないぐらい、あやふやな会としか聞こえないのですけれども、それは置いておきまして、結局ICTのワーキングチームがその中の5名の方に、一応教育委員会が、それらに対する方針、最終決定機関であるのは間違いないですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) そのとおりでございます。その中で、やはりICTにできるだけ詳しい方に今後の方針をお話ししていただいて、そこを参考にさせていただいて、最終的な決定は教育委員会で行います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 私、前にも質問したのですけど、質問したというか意見を言わせてもらったということになるのか。当然のように、教育委員会というのは、議事録、公開されますよね。当然のように、今回9月の段階でICT環境を整えるということが決まって、その後、その方針について、入る前に、当然のように教育委員会のほうで検討されていると思うのですけど、それもこのICTワーキングチームの説明もありの、結局こういう方針でいこうというのはもう打ち出されているはずなのですが、今年の4月28日以降、ホームページにも、教育委員会があったのかなかったのか、全然公開されていない。これ私、去年も言いましたよね。全く公開しない。そのときに公開すると、ちゃんとやっていきますと言ったあなた方。それに対して、高橋の言うことなんか聞けないよというつもりなのか、忘れていたのか、もしくは教育委員会が開催されていないのか、その辺についていかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 教育委員会は、当然、開催しております。その中で、当然、決定事項があるのですけれども、そちらのほうで、今回のICTであれば、当然、補正予算の計上もございますので、その中で御説明しているところでございます。

 ホームページの掲載につきましては、昨年も御指摘をいただいて、しっかりやっていきますというお答えをさせていただいたところです。それで、そのとおりやるということで進めていたのですけれども、これは本当に謝るしかないのですけれども、ちょっと手続がうまくいっておりませんで、ホームページのほうに掲載できていませんでしたので、申し訳なく、謝らせていただきたいと思います。失礼しました。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) こんなことは言いたくないのですけど、きちんと教育委員会のほうで最終決定するに当たって、その経過が全然見えていない。今回質問して、これだけ答弁出してきましたよね。であれば、そのICTワーキングチームに諮問したことに対して、こんな答えが返ってきたので、教育委員会の中で検討して、今回の答弁につながるような結果を出してきたということだと思うのですよね。であれば、そのときの、せめて議事録みたいなのは提示できますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 教育委員会の議事録、お出しは当然できます。

 その中での議論なのですけれども、細かい部分については、教育委員会の中で全ての部分、議論はしていない部分もございます。教育長の考えの中で進めている部分もありますので、今回の答弁の中でお答えしたことが、全て教育委員会の中で決定事項になっているということではありませんので、議事録の中に、今回の答弁内容が全て教育委員会で決定というところにはなってございません。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 最終決定が教育委員会だと言っていながら、先に今回の答弁の中に教育長の思いだけで走っている部分もあるみたいな今の答弁だと思うのですけど、それはちょっとおかしな話ではないかなという気がしますが。できれば、教育委員会で検討された内容等が分かる議事録なり資料なり、何か今提示していただいて、それを見た上で次の質問をしたいと思うのですが、どうでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

○学校教育課長(大尾 智) お答えします。

 教育委員会の議事録、ちょっとお時間頂ければ御用意できると思います。

○議長(桜井崇裕) お諮りします。今、高橋議員のほうから資料請求の要求がありましたが、資料請求することでよろしいでしょうか。

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○議長(桜井崇裕) すみません。休憩します。

○議長(桜井崇裕) 再開します。

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○議長(桜井崇裕) 失礼しました。一般審議の場合は資料請求ができますけれども、一般質問の中ではできないということでございますので、そこら辺を訂正させていただきます。

 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) すみません。では、結構です。

 それでは、ちょっと具体的な内容について質問していきたいと思います。

 まず、1人1台のタブレット等々の整備について、ほかの自治体の中には、数が少ないのかもしれないけど、中には、1人、専属で1台ずつ貸与して、それを更新まで使い続けるみたいな自治体もあるのですけど、答弁の中では清水はそうではなくて、クラスにドーンと人数分あって、それを誰がどれを使うか、分け隔てなく使い回すみたいな感じのイメージなのですけど、それでよろしいですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それにつきましては、現在、中学校も、保管庫の中に入っているパソコンに関しましては番号等がついておりまして、おおむね壊れない限りは同じものを使っている形でございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) つまり、小学校もそのようにするという認識でよろしいですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 今回はクラウド式でございますので、必ずしも端末の中に、その子供が作ったいろいろなものが保存されていくということではありませんので、ある程度の融通は利くとは思いますけれども、大体、持ち帰るということも含めまして、同じものを使っていくことになるのではないかというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) ということは、ほぼほぼ同じものを使い続けることになるかなということですね。

 あと、ふだんの管理については、クラスなのかな、充電器の保管庫に置いておく。これが、例えば普通に家庭に持ち帰って使うようになったときの持ち帰るためのケース、充電器等々はどんなふうに考えておられますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 今、実際にどんな状態で持ち帰らせるかということに関しまして検討中でございます。

 ただ、充電器につきましては、保管庫のほうに既に設置をしてしまっているもの以外に、長期の休み等で使う場合には、当然家庭の中でも充電が必要になってまいりますので、それ用のものを別途用意しております。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 今回、数名の保護者の方から私のところに、こういう一般質問をするから、ついでに聞いてほしいということがあったのですけど。前に補正予算で出たネット環境の整備について、今回そのアンケート調査があったみたいで、その内容を、私、あまり見ていないというか、全然見ていないので、聞いたことについて。

 要は、光回線を引いている御家庭、これに関しては何が増えようが負担は増えるわけではない。だけど、光回線の環境にない地区、農村地区とかは、モバイルWi─Fiを導入してみんなで使っているところもありますけど、その契約形態によって、質問の内容が環境にあるかないかでくくられていて、実際モバイルWi─Fiを使っている御家庭では、例えばこのICTの端末を使うことによって使えるギガ数というのが増えたら負担金額が多くなる。だけど、全くないところは町から貸し出しますよということであったと思うのですけど、平等かといったら平等ではないということになるのですけど、その辺はどのように考えておられますか。

○議長(桜井崇裕) 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 今回、タブレットが導入されましたので、年明け3学期には、できれば家に持ち帰って使っていただくと、将来のそういう長期の休みとかに備えて、まずは一度お持ち帰りいただこうという前段の部分で調査をさせていただきました。

 その中で、やはりどういう環境にあるかというのが大事なのですけれども、前に補正で計上させていただいたモバイルWi─Fiにつきましては、そういうインターネットを引ける環境のないところの方についてお貸しするということなのです。それで、高橋議員がおっしゃるとおり、確かに今、そういう環境設定をつくっていただいている方についても負担が増えるという部分が出てくるかなとは思うのですけれども、そちらにつきましては、今、現にある方については、そちらを使わせていただくということで進めていきたいということで。それで町のほうでも令和3年度中にインターネットが全町で使える環境になりますので、そういった場合には、もう使える環境ということで、各御家庭でそういう環境を整えていただけるようにお願いしながらやっていくという形を想定してございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 多分、今の話だと納得されない御家庭があるかとは思いますが、もう少し考えていただかないと、結果的に、その環境にある、なしという返答に対して、ありませんと言ったら、それ以上負担が増えないわけですよね、その御家庭の。そういうことなのか。ということは、町としてモバイルルーターを全部用意しなければならない。この間の補正予算で考えていたものよりもはるかに多いものになると、それでいいのか。それとも、もっと違う工夫をするのか。その辺、今答えられなければ、今は答えられないでもいいけど、今言ったように、とにかくそういう環境をつくっていただいた家庭には、そのまま我慢してもらうとかではなく、ちゃんとした方針を立てていただきたいのですが、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 今回の持ち帰りに関しましては、まだまだ実際にやってみなければ分からないところ、たくさんございます。そういう中で、その都度、丁寧に御説明をします。

 それから、もちろん、今議員がおっしゃったような、いろいろな御不満だったり御不安だったり、そういうことに関しましても御意見としてしっかり承りながら、修正をしていくということになると思います。急に1年生から6年生まで、また、中学1年生から3年生まで全員が毎日持ち帰るということができるとは、なかなか思えません。まずは学校の中で、その端末を通常の授業の中で使っていく。そして、何かあったときに備えて持ち帰って使えるような状態をつくっていくためには少し時間がかかると思いますので、そういう中で、いろいろな御意見を頂戴しながら調整をしていきたいというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) はっきり言って、この導入が決まるとき、議会にかかったとき、9月ですよ。そこから、当然のようにそれを議題に出していたことは、その前からやれると思っていたのですよね。当然のようにそのまま進めて、いざ入ってみて、やってみなければ分からないなんて、そんな事業なんかないと思うのですけど。本当に教育委員会、遅すぎる。ほかの状況、先に入れているところありますよね、そこの情報とかも全部取り寄せて、こんな不具合、こんな不具合とやっていくのが本当なのに、やってみなければ分からないなんていう答弁は、当然のように聞けない。もう少し違う答弁をお願いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 文部科学省が緊急に、今ある端末をコロナの休校の際に持ち帰りなさいというふうにしたときも、本当に緊急の状態で、セキュリティーに関しても、それからWi─Fi環境に対しても、できるところから、できる部分についてやりなさいという状況だったのは確かなのです。

 そういう中で、私どもも試行錯誤をしております。そして各自治体も同じように試行錯誤をしております。そういう情報を各自治体と共有していることも確かですし、少しずつGIGAスクール構想の、この持ち帰りに関して、GIGAスクール構想、最初は自宅で使うということがもともとの目的ではなかったわけですけれども、そこに今回のコロナウイルスの感染症の拡大のことがありまして、長い休校が続いた中で、そのことが大きく取り上げられてきた、クローズアップされてきたということで、そういう中でそれぞれの自治体も、それから文科省も、次々と軌道修正をしながら進めていくことになると思います。

 私どもも、そのような形で進めていくしか方法がないというのも事実でございます。今までなかった環境を一遍につくるわけですから、それは丁寧に御説明をしながらやっていくのが、私の中では当たり前のことであるというふうに思います。いきなり最初から整えばいいですけれども、それが必ずしも最初から整うかというと、正直言わせていただきますけれども、全てがスタートの段階から整っているということにはならないのが現実でございます。御理解をいただきたいというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 申し訳ないですけれども、文科省がどうのこうのではなくて、あなた方には時間があったはずだと私は申し上げております。それをやらずに、いざ、ハードが整った段階からアンケートを取ったり、そんなのは後手後手に回っていて、いろいろ試行錯誤しているなんていう状態ではない。全くもって変な話で。で、これからどうしようどうしようって。

 そうではなくて、最終決定は教育委員会なのでしょう。教育委員会がリードを取って、ほかの町の見本になるようなまねをすればよかったのではないかと思うけど、それはできない。それは無理な話だという今の答弁だと思うのですけど、それは教育委員会、清水町として無理なのではなくて、あなたの限界なのか、もしくは世間一般でいう行政的にはこれ以上無理だということなのか、どちらなのでしょう。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 私の限界かどうかは何とも申せませんが、どこの自治体もこの問題については初めての経験ですので、いろいろな試行錯誤をしていくということだと思います。

 清水町においても、よりよい環境をつくるために努力してまいりたいというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) そのような答えしかできないとは思います。

 あと、具体的にもう少しだけ質問させてもらいますけど、例えば持って帰ったとき、もし家でスイッチを入れたけど入らないとか、詳しい御両親、保護者の方がおられれば、その方がやれると思うけれども、苦手な方もおられる。そのときに対応するのは学校なのか、学校教育課なのか、その辺の運用について伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 そちらについては、当然、保護者から学校のほうに連絡を入れていただいて対応する形を取っていきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) つまり、教員の方々が対応していただけるということですね。

 それを踏まえて、私、厚生文教常任委員会なのですけど、毎年のように教員の仕事量が多い等々、意見書を出せと言われて、検討した上で意見書を出しているのですけれど、もう少し教員の、教育のしやすい環境を整えれというような意見書ですよね。それに対して今回のICT絡みで、要するに講習会やら活用事例研究会とか、いろいろなのはあると思うのですけど、そこには参加させられるは、パソコンの不具合を、朝、電話が来て動かない等々の対応。それって、我々委員会が出した意見書に逆行するような、そういう指示というのですか、それらに対してどのようにお考えですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) お答えいたします。

 先ほどお答えいたしました、そういうパソコンの不具合等、もし時間外の中でありましたら、当然管理職が対応するという形になるかと思います。管理職が長くなっていいのかという問題も、またあるかと思いますけれども、一般の教員の方には、できるだけ勤務時間の中での対応をお願いしたいというふうに。

 あと、答弁書の中に書きましたICTの研修会等につきましては、冬休み中の開催、平日の昼間の開催を考えてございますので、先生方も冬休みといっても勤務がございますので、その中で研修を行っていただくと。

 あと、そのICTの推進チームの検討についても、夕方ですね、授業終了後から勤務時間の範囲内で会合を持っていただくとか、できるだけ教職員の時間外労働が長くならないような形で対応していきたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) それでは、1問目に対しては、最後の質問でございます。

 世の中、ネット環境がすごくて、当然のようにいろいろなところからサイバー攻撃であったり、プライバシーの問題であったり、油断をするとそこに入り込まれて、いろいろなことが起こるという状況だというのは御存じだと思いますけど、それに対する対策というのは何か取られていますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 今回は、外に持ち出したときの安全性を考えて、そのようなことが起きないように、いろいろなセキュリティーのソフトの対策をしております。さらに、クラウドの環境でございますので、そういう部分でもオンプレミスから見ると影響が少ないということもあるかと思います。

 そういう中で、子供たちに、ICTというのは非常に便利ではあるけれども、危険性も伴うということについても、しっかりと教育をしていく必要がありますので、そのことについても、今、使い方のルール等も用意をして教育をしてまいります。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 今の答弁、当たり前の話、セキュリティーソフトを使うというのは分かります。当然の話ですよね。

 ただ、万が一そういう事態になった。例えば1人の子のデータ等々が流出したとか、そういうことになったときの対策というのはどのように対応しようとしているのか、お伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) そのようなデータ流出等が起きないように最善を尽くしておりますけれども、その中で、もしもそういうようなことが起きるということの可能性も含めまして、しっかりと準備をしてまいりたいというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) ぜひ早急に、そういう体制を整えてから運用されるようにお願いいたします。

 続きまして、2点目に関して......。

○議長(桜井崇裕) 高橋議員、次の質問に入る前に、休憩をしたいというふうに思います。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(桜井崇裕) 休憩します。

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(桜井崇裕) 一般質問を続けます。

 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) それでは、2番目のコロナ関連といいますか、リスクマネジメント関連について再質問させていただきます。

 まず、コロナウイルスに関連して、町が行っている情報公開、ホームページ等々見させていただいていますけれども、コロナの情報については、清水町のホームページであるにもかかわらず、道から来た市町村長宛ての文章がそのまま貼り付けられていて、どうも清水町民としては、これって、よその町のことみたいなイメージを受けてしまうし、ありきたりの話しかない。その話と、テレビ報道とかで見るものとちょっと違うなという気もするし、それによって町民の皆さん、何が本当なのか、よく分からなくなっているというところもあるし、できれば清水町長宛てに道から来たものをかみ砕いて、今、清水町はこんな感じだから、こんなふうに感染拡大防止に努めていきましょうという町長の言葉で説明されているのであれば納得できるところなのですけれども、道から来た文章をそのままというのはどうかなと思うのですけど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 企画課長。

○企画課長(前田 真) 今、御指摘のあったようなこと、確かに私ども、北海道から来た文書をリンク先に貼り付けて、皆さんに周知しているのは事実でございます。私どもも、できるだけ分かりやすい情報をということで工夫はしているものの、今言ったように保健所から流れてきていたり、あるいは北海道から流れてきている情報というのを貼り付けざるを得ないということもございます。こちらは、北海道や振興局が指示したものを住民に周知してほしいという指示の下、やっていることでございます。

 ただ、確かに、かみ砕いた分かりやすい文章になっているかというと、そうではないところもあると思いますので、今後できるだけ分かりやすい情報の提供には努めてまいりたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) そのようによろしくお願いしたいと思います。

 あと、町長の答弁の中に出張先というか出かけ先の主催者、要するに相手側の主催者において感染対策が十分取られているから、安心してとは言わないけれども、それで出張に踏み切ったというような答弁ございましたけれども、それに関して、相手方はそのようにしてもらった。では、行く側として何か対策を取っていたかというところをちょっと質問したいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) これに関しては、町としても、それから私としても、自分が感染しないようにということも含めて、しっかりと予防といいますか、そういうものを徹底した流れ、それからまた移動だとかそういった面も含めて、11月の中旬から2週間にわたって、その出張については自分自身も感染しないように、あるいは、もし無症状の中で感染していたとしたら困りますので、そういった中で感染をさせないようにということの中で気を遣いながら手指の消毒、それからマスクも、例えば不織布のマスクを、その頃からちょうど言われていて、飛沫感染が一番だというようなことも言われていましたので、不織布のマスクを使うだとか、それから手指で、移動したときに、そういう会場に行ったらそれなりの予防が徹底されていたけれども、途中、例えば地下鉄の公衆トイレに入ったりするとそういうのができないような状況がある場合もあるので、自分としてはポケットに消毒綿だとかそういうのも用意して、使い捨てのやつ、そういうのを用意しながら、感染しない、あるいは持ち込まない、運ばない、そういうことも含めて、自分としてはそういうのを徹底しながら出張に行ったところでございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 当然のように町長、そのような配慮はしていたというのは分かるのですけれども、そもそも町長には、役場職員はもとより町民の健康等について必要な配慮をするという安全配慮義務があると思います。そんな中で、今回その物産展には職員の方々、関東圏へ出張させたというのもあると思うのですけれども、その後、当然のようにこういうことに気をつけなさいよという指示はしたと思うのですけど、例えば関東圏へ行って帰ってきた後、どうしなさい、こうしなさいという指示があったのかないのか。あったとしたら、どんな指示をしたのか、もしくはそこは大人の解釈だから、ちゃんと自分で管理しなさいということだったのか、その辺についてちょっと御説明願います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 私は、北海道もそうでしたけど、まだ十勝はそうでもなかったのですけれども、北海道も増えてきていたし、それから関東圏、いわゆる埼玉と特に東京の部分については増えてきていると、ステージがちょっと上がってきているというような情報もありましたので、行くときはもちろん気をつけるのですけれども、帰ってきたら数日休ませましょうと、そういうようなことは指示をしておりましたけれども、逆にいろいろなことの中で感染した人がいたりだとか、あるいは結果的にそういうふうになってしまったので、その指示は有効にといいますか、あるいはできるような状況でなくなったのですけれども、当然気をつけましょうと。それから持ち込まないようにと、こっちにも持ち込まないようにというようなことの中で、結果的には実現はできなかったけれども、そんな思いは具体的に持って伝えていたところでございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) それでは、ちょっと違う角度からというか、日本の菅総理、「自助、共助、公助」というのを理念として掲げられているところなのですけれども、国にとってみれば、各地方自治体というのは自助で何とかしなさい、それでできなければ道で助けてもらいなさい、それができなければ国が助けますよというようなイメージなのだと思うのですけど、清水町民にしてみたら、自分たちでできないことは何らかの組織でみんなに集まってやってもらって、最後のとりでが清水町だというイメージで、コロナに関してはいろいろな給付金等々を出していただいて、これでいきなさいということなのだと思うのですけど、要するに、これから清水町の公助の部分として、町民に向けてどんなふうに考えているかお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) まず、公助の部分で、自分としては被害を出さない、町から出さないだとかそういうことは、残念ながらそんな結果になってしまったのですけど、感染者を出さないだとか、そんなのは残念な思いをしているところでございますけれども、今後のいろいろなことの中で経済対策だとかそういったこと、町としてしっかりとやっていきながら、先日、年内の商工会、商工業者への給付金、年末ですので、皆さん、お金の要るようなところ、たくさんあると思いまして、そんな事業も皆さんに承認をいただきながらやったところでございますけれども。今後においても、年は明けても経済状況を、そういった面で重視しながら、いろいろな政策等を打っていきたいなと。

 あるいは、町民の政策についても、先日、窓の換気を十分にしてくださいだとかそういうことをお話ししていますので、灯油の支援、1万円分の灯油を、例年だと90円超えなかったらやっていなかったのですけれども、今年の場合には特別という、コロナ対策ということもありまして、そんなことの中で非課税世帯を中心にして、あるいはひとり親だとかそういったところに支援をするように、安心して予防だとかそういったことができるようにというようなこともありました。

 それから、もう一つは大事なこと。これは、先日、日赤の院長とも相談をさせていただいたのですけれども、コロナ、このワクチンの関係、まだまだ早いと言いながらも、すぐ清水町においても、あるいは日本においても、今、英国と米国がやっておりますけれども、そんなことの中で、うちもいち早くそういったことができるように、日赤さんの力を借りながら、日赤はやっぱり全国的な組織でありますので、インフルエンザのときもそうだったのですけれども、早めにいっぱい確保してくださいということで、十分にやっていただいて、高齢者の人は無料ということもあって安心してやっていただいて、まだ少し余裕はあるというお話でしたけれど、よそは底をついているときに、事前にそういう打合せをしながらやってきたという、予防も徹底的にやるし、今後のワクチンについても、いろいろなことの中で経費もかかったりだとか、それから具体的に言うと70度だか80度のマイナス、それを貯蔵するものが要るだとか、そういったことになって、国からの補助も来そうなのだけれども、万が一いろいろなことがあってあれしたら、うちでしっかりとそのための事前準備もしておいてくださいというような話で、町民をいち早くこのコロナの不安から救えるような、そんな準備をしながら進んでいるところでございます。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) ワクチンの情報、私も初めて聞きました。それらは、町民が安心できる話だと思います。

 今、町長の中から年内に給付する話が出たので、18日の日ですか、我々議員みんな賛成して認定されたところですけれども。私、ちょっと質問した中で、質問し終わってから、ふと思ったことがあって、パーセンテージで金額を区切って給付する内容なのですが、後でちょっとあれって思ったのが、こんな人がいるかいないかは別として、パターンとして、例えば前年度収入30万円だった業者が今年5万円だからといって、結論としたら60%以上減収しているから5万円当たるということになると、何もしないほうがもうかるというような、こんな事業者がいるかどうかというのは別問題として、つまり算定基礎となるそれがちょっとおかしいかなという気もしていたのですが、だからどうだと、18日の結果がどうだというわけではありません。要するに、出す、出さないで、出すことに賛成した我々がいるのですから。町長の中で、次年度、年明けてからもそういうことがあるとすれば、その辺もいろいろ考えて給付基準を決めていただきたいという希望といいますか、質問にしなければならないので、そういうことは検討していただけるかどうか伺います。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) この給付の事業については3度目、2度目は前のところのちょっと足りない部分を補って月数を延ばしただとか、そういうことの中ですけれども。この基本にあるのは、今、高橋議員が言ったようなことは起きないように、何ぼパーセントが大きくても30万円あった人が5万円になったらすごいですよね。でも、これを差引きすると25万円減少したことになります。これを超えないようなあれを打っています、超えないように。何ぼ60%でも25万円を超えないように。60%だと50万円もらえるけれども、25万円を超えないようにというのは、もう一つの防波堤というか、ちゃんとした基準を設けておりますので、そういったことがないけれども。

 国においては、いろいろなことの中で、こういうのは、今の例であっても、50%以上減少している人が100万円をもらっただとか、そういったことが実際にはあって、清水の中でも、そういう制度ですから、ちゃんとした中で申請してもらった人もいるということにはなっているのですけれども、うちの場合については、そういう基準というのを2段階にして設けておりますので、そういう不公平はないかなという思いを持っていますので、よろしくお願いをしたいなと思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) すみません、私の質問がちょっと足りなかったとこもあって、いわゆる今問題というか不満に思っている方、とりあえず一番上、これが250万円以上ということで、これが180万円ぐらいだとそこから幾ら減収していても50万円限度なので、少なくとも、要するにその減収した分、つまりゼロ%から19%までは該当しませんよ、要するに2割カットですよね。であれば、180万円減収しましたということになったとき、150万円でも100万円でもいいのですけど、100万円減収しましたとしたところに、20%カットして80万円権利としてあるよとなると、その80万円、補填するというような、一律そういうふうに考えていけば平等なのかなというのもあるし、上のほうで、何だ結局50万円かと。100万円というのは、そう数が多いわけではないだろうから、そういうふうに考えてくれると、結局そういう大きな事業者というのは従業員もいるわけで、そこに対する支払い等々考えると、そんなふうに考えていっていただけたらなと思いますが、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁。

 町長。

○町長(阿部一男) この刻みの基準の段階の部分については、予算のときにも、先日の18日にも、そんな意見はございました。

 そんな中で、今回はこういうことがなって、すぐに私が商工会長とお話をして、多分こういうような、年末を迎えて、師走を迎えて、ひどい状況になるというのはもう想像がつきましたので、11月の多分25日前後だったと思います、そのときにしっかりとした対策をするから、一番いい方法を商工会として皆さんの意見を聞いた中で持ってきてもらいたいと、それで検討させてもらいたいということの中で進めてきた中で、今みたいな意見はちょっと届いてはいなかったのです。ただ、それがあれだということではなくて。

 もし、そういうところがあるとすれば、また、多分これで終わらない可能性もあるでしょうし、そんなことも含めた中で、次の、もしやるような状況になれば、そんなことも含めて商工会と十分協議をしていただきながら、商工会から上がってきたことを、結果的にはそのまま実施をしたということがあるので、これで大丈夫かなという思いも持っていましたし、少し遠慮していた部分もあったのかもしれないですけれども、そんなことも含めながら次のところに生かしていきたいと、そんなふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 12番、高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 商工会、町内の商工業者、取りまとめていただいている組織でありますけれども、役場として商工会の話、意見等々をもちろん把握するのは当然ですけれども、それ以外の業者等々の話も聞くような姿勢があってこそ、町民みんなになると思いますので、それらに関して商工観光課長等と、率先していろいろな意見を集約していく努力が必要かと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今の御意見のとおり、いろいろと我々独自でも情報をしっかりとつかみながら、町民の皆さん、あるいはこの場合は商工の皆さんの思いを、いろいろな支援の中でしっかりと実施していければなという思いは持っていますので、うちの調査や何かも、期間的には厳しい状況はありますけれども、商工会へ入っていない人も結構いるのです、この給付金をもらっている人で。そういったものも含めて、情報をしっかりと集めて政策に反映したいと思います。

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