平成29年第10回定例会会議録(12月14日_日程第1_一般質問 原 紀夫議員)

○議長(加来良明) 次に、7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 通告は今回もまた3点お願いをしてございますので、順次質問をさせていただきたいと思います。

 私の今回の質問、どなたが見てもわかるように身近な点を2つ、2番3番は捉えておりまして、以前から今回の12月の定例会には傍聴者がくるということを聞いておりましたので、何とか1番を引き当ててやろうと思って早めに来たのですけれども、全く願い叶わずこの席によりまして、午後からは記者以外は誰もいないと残念なことになっているのでありますけれども、それとは別に一般質問をしっかりと行いたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 今回の私の質問は今後の財政運営と空き家と買い物弱者のこの3点について質問を出しているわけであります。いずれの質問も町長が、「あいわかった。そういう方向で進める。」と言ってくれれば、たちどころに終わるという質問だろうと思いますが、特に2番目の買い物弱者についてはすぐに取り組んでいただけるのではないかと、このように考えているところでございます。

 1問目でありますが、最上位の総合計画も7年目ということで、残り3年ということになっているわけであります。この計画ができた時には2、3度傍聴にも足を運んだことがありますが、町の職員、一般の町民含めて相当活発に前向きな議論を深めて長い期間をかけて作った計画でありまして、最終的には目標もしっかりと作っておりまして、最終末期までに何%にしたいという数字まで出している計画でありますので、このことによってしっかりと計画実行に向けて努力されているのだろうと思っているわけでありますが、近年の清水町の建物、新築・改築含めて相当大変な状況になるということから、私は過去に大きな借金があって大変な時がありましたけれども、それを乗り切って今があるわけで、これをまた元のかたちに戻すということには絶対にならないと。こういうことは執行側含めて町民誰もが思っているわけでありますので、これからの計画については今までより慎重の上にも慎重を重ねていただいて、先ほど保育所・幼稚園の関係も出ておりましたけれども、以前は補助金等も結構あったのですけれども、今は全くないという中でいかに借金を少ない中で、今中島議員が言われたように、みんなが納得するような良い施設を造る、ここにかかるのだろうと思うわけで、そのために最終的には清水町の全施設に関わることでありますけれども、5年10年先を見越したような計画を作るべきではないのかと、こういうことを申し上げているわけであります。今既に、保育所も進んでおりますし、加えて文化会館等々についても耐震化の中で大きな額がいきそうなものもありますし、加えて以前からずっと言われている体育館の建設についてもどうなるのか。またまたアイスアリーナ関係についても過日の報道にもありましたように、清水町からオリンピックの選手が出るというような勢いも増しておりますので、あの施設等々についてもやめるなんてことにはなかなかならないだろうと。そうなるとこれから移住者も含めて増えてくるということも予想されることから、それもしっかり手を打たなければならないようになるのではないかと、こういう心配もしているわけで、これを含めてこれから先計画を組むのはどういうことで進めようとされているのか、この辺について財政の推計についてお伝え願いたいと思いますので、1問目についてよろしくお願いをいたします。

 2問目であります。買い物弱者の対策であります。清水町には数年前から某組合等の車が頻繁に走り回って、1週間に1回、相当いい商いをしているのだろうと思いますが、近年は特に高齢者が増えてきて、免許を持っている方も、何としても免許があるから乗りたいと思っていても、目も不自由、いろいろなことがあって、免許の更新ができなくなりつつあるという人も結構いるわけでありまして、特に私は以前からちょっと言ったことがあるのですが、御影の鉄南、あちらのほうの方から直接、免許を手放したいのだけれども手放せない。買い物に行くことがしっかりできれば、免許なんていらないのだということもありましたし、以前から言われている通院対策についても、要望等が佐藤議員等々からも出ておりますけれども、これもまた然り関連することでありますので、こういうことも含めてしっかりやってほしいなと思っているところでございます。特にこの買い物弱者の対策につきましては、十勝管内はもとより広く道内でも相当前から取り組んでいる町もありますし、いろいろと違う方式を取り入れておりますが、福祉団体に委託したかたち、あるいはまた別なかたちで行政が関わって、清水町なりの買い物弱者対策にしっかり取り組んでほしいなという思いでこのような質問を出しているわけであります。当然、この対策そのものは町の事情によっていろいろなやり方があると思うのですけれども、清水独特の方式を考えていただいて、職員にもちょっと汗をかいていただく中で、清水はよく考えたなというようなかたちで、ぜひ早急に取り組んでほしいなと。このことがうまく流れることによって、一人で生活しているお年寄り、あるいは老老介護のお年寄りも含めて、日常の状況等についても把握が十分できるということにもつながると思いますので、先ほども申し上げましたようにこの2点目については、早急に取り組んでほしいということを含めて、お願いをするところであります。

 3点目であります。2年半前くらいになりますか、空き家対策の関係については前町長の時代に、平成27年6月の中で空き家支援特別措置法の関連について質問をさせていただいて、2年半経過をいたしました。その時の答弁では100戸空き家があるという話でありましたが、その後、解体撤去作業等についても申請があるということで、この2年半で相当進んでいるのだろうと思いますが、この関係についてはやはりこのまま放置をしておくと、町内の中に相当空き地ができたり、解体をせずに建ち残るところがあったり、特定の空き家で危険極まりないようなものが出てくるということから、他町村ではこの空き家対策について条例を作って取り組むというところもこのごろ結構あります。従って、清水町についてもこの対策について今後どのように考えているのか、これについてお尋ねをしたいと思います。総合計画の中では、町の中にコンパクトなまちづくりのために努力するという方針もありますので、手をこまねいていると、コンパクトどころか空き地がごろごろ出てくるというのは、多分皆さん同じような感覚でいるのだろうと思いますので、この対策として個人財産にも関わるものでありますから、これは大変なことでありますけれども、どういう方法でこれから進めるか、進めたいのか。これについて町長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) ただいまの原議員のご質問に回答させていただきます。

 1点目の今後の財政運営につきましては、議員ご指摘のとおり、近年、施設の老朽化に対する財政需要が大きく高まっており、計画中の保育所建設事業等、地方債の活用により公債費が増加していく見通しでありますことから、財政運営は年々厳しさを増していくものと考えております。こうした状況の中、ご質問の財政収支の将来推計は、健全な財政を維持しながら各種事業を展開していくことに資するものであり、国の地方財政措置の変動等を考慮しますと中期的な視点で、今後財政推計の作成を進めていかなければならないと考えているところでございます。

 続きまして2点目の買い物弱者対策の取り組みについての答弁でございます。

 買い物弱者対策についてですが、自宅近くで食料品などの購入が難しい、いわゆる買い物弱者対策として実施されている移動販売や宅配といった事業の約7割が実質的な赤字とする調査結果を総務省が公表しているところであり、商店が減って対象地域が広がる一方、人口減少で売り上げが伸び悩んでいるためであるとされております。また、補助期間が終わり、採算が悪化したなどの理由から、終了した事業もあるとのことであります。

 本町におきましては、今後も、高齢化が進み、免許返納等により交通手段を持たない方が増加するものと考えており、その対策として、従来は要介護・要支援の認定を受けた高齢者を対象に高齢者タクシー乗車券について、今年度から新たに運転免許証返納者を加えて対応してまいりましたので、ぜひ、そういう点でもご活用をしていただきたいなというふうに思います。また、公共交通としては、コミュニティバスを清水・御影の市街地において巡回路線を設定し、曜日を設定した中で定期運行を行っており、この活用の促進を図るため、より利便性の良いものにしていく必要があると考えております。新年度に向けては、農村部の高齢者及び免許返納者の支援として、市街地の交通を確保し、自動車を運転できない方の生活の足を確保する予約型乗り合いタクシーの運行を計画しているところであり、このような制度を活用していただきたいと考えているところでございます。

 移動販売や宅配などにつきましては、ご指摘のとおり国や道において参考となる事例が多く紹介されており、これについては本町において実施することが可能なのか、関係団体との意見交換をする中で探っていく必要があると考えております。いずれにいたしましても、町民の買い物環境の変化への対応が求められておりますので、その対応について進めていく必要があると考えております。

 次に大項目の3、市街地の空き家対策についてですが、ご存知のように空き住宅につきましては、ホームページにおいて空き地・空き家情報として情報提供を行っております。10月現在、21件の土地と家屋について掲載しておりますが、平成28年度の新規登録は 10件あり、5件の問い合わせを受け、1件の契約が成立しております。本年度につきましては現在まで新規登録が5件、問い合わせは6件あり、3件の契約が成立しており、引き続き空き地・空き家の有効活用を促進してまいりたいと考えております。

 また、空き店舗につきましては、新規開店も含めた空き店舗活用開店者への支援事業を実施しており、現在までに清水地区での新規開店が1店、空き店舗を活用しての開店では清水地区8店、御影地区2店の、計10店舗への補助を行ってきているところであり、今後も空き店舗・空き地等の有効活用に向け、支援を継続していきたいと考えております。

 空き家の解体作業につきましては、市街地住宅に対し、本年度まで3か年事業として実施してまいりましたが、清水地区17件、御影地区5件の申請があり、補助を行ってまいりました。新年度につきましては、対象地区を拡大し事業を継続していく考えでございます。さらに、住宅取得に対する奨励金制度を、子育て世帯・移住者・賃貸住宅住居者を対象にそれぞれ制度化し、中古住宅の取得にも助成を行い定住を促進するとともに、空き地・空き家対策としても有効に機能するものと考えているところでございます。空き家はリフォームを施し取得しやすい財産となりますが、議員ご案内のとおり個人所有の財産であり、更地にすることで固定資産税も増加し、行政が介入することが難しい面もあります。また、空き家になっても家財道具が整理されずに放置されていること、更に空き地も昔の区画で間口が狭く使いづらいなどの要因となって利用は進んでおりませんが、空き家・空き地情報の提供、空き店舗活用の支援により、わずかではありますが実績もあることから、今後も引き続き市街地への誘導を図るとともに、解決策の研究を進めてまいりたいと考えております。

 以上、3点答弁とさせていただきます。

 

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○議長(加来良明) ここで休憩します。       

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

質問を受けます。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。財政運営について中期的な見方で今後考えていくとこういう話を今答弁されたのですが、私5年から10年先を見越してという質問をしているのですが、この中期的というのは何年くらいの期間を見て中期的と言っておられるのか、まずお話をいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 先ほど町長のほうから中期的な財政推計を進めてまいりたいというようなかたちでご答弁させていただきましたが、国の地方財政措置の変動等もございますので、そういったことを加味しながら3年から5年くらいの視点に立って、推計を図っていきたいなというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 国の財政の動きによって、地方交付税が上がったり下がったり、いろいろしているのですが、私はその清水町、これは平成27年の十勝総合振興局の資料、平成29年2月に出された資料を持っているのですが、昨日の新聞によると平成28年度のやつも昨日出たようですけれども、今の副町長もよく、30億円くらいはほしい30億円くらいはほしいと言っているのですが、私はこれから先、清水町の施設を含めていろいろやろうと思ったら、30億円なんてたちどころに飛んでしまうと思っておりますので、特に厳しいことを言っているのですが、この去年の32億円トータルで借金がそのまま110億円くらい去年の段階であるのですが、この32億円は今後、私は上回らないだろうと、下がっても上がらないだろうとこういう見方をしているのですが、そちらのほうは32億円を上回らないと私は見方をしているのですが、その辺はどうお考えでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 地方債が増えるということは、いろいろな公共事業の中で起債を使って事業をしなければ、どうしても単年では難しいというかたちの中で、今後の公共施設の更新というものを考えれば、地方債が増えていくというのは考えなければなりませんけれども、ただ、あまり増やしてしまいますと、それこそ大変になりますので、そこまでは増やさないようなかたちで何とか運営していきたいなというふうに事務方では考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私も同じような考えでおりまして、増やさないで工夫をしても金はなかなか出てこないものですが、以前のように補助金が出るとかいうことで起債を使わなくても、金を編み出せるようなものであればいいのですが、起債を過疎債だ過疎債だと使っていくと前のようなかたちになりかねないということで、施設の改修については先ほど中島議員も言いましたけれども、かっこいいようなものをどんどん造って、大概大きなものを造るとかということではなくて、やはり見方を変えて苦労してほしいなと思っているのですが、そういうことを考えると、今言われた3年5年の中の推計の中には、私は10年という話をしているのですが、今の保育所、それから耐震化に向けて設計している文化センター、そのほかの施設では体育館くらいまでは入るのかなとこう考えているのですが、その辺はどのくらいまでの施設の改修を考えておられるのでしょう。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 今総務課長から3年から5年の推計でということでお話をさせてもらいました。どの程度までの整備を考えているのかということでございますけれども、まず当然保育所については平成32年4月スタートで既にやっております。それと文化センターですね。これは耐震改修も含めて基本設計を出しておりますので、これも3年、もっと早い時期に手を付けなければならないかと思います。その次にくるのは、やっぱりアリーナとか体育館とか出てくるかと思います。ただ、そこら辺までは今実施をいつやるとか、ある程度推計をした中で年度を決めていくことになるかと思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 多くの施設が本当にあるわあるわ、ほとんどの施設にこれから改修・修理等が絡んでくると思うのです。当然のことながら毎年道路関係についても計画を組んで、今年度はこの道路、来年はこの道路と計画をして行っているのですが、施設のほうに力を入れすぎることによって、そちらの道路関係・橋関係が進まないとか、そういうことも十分考えられるだろうということからすると、今回中期推計を計画する際に、清水の町の施設全部をそっくりそじょうに載せて、この辺は先にやるべき施設なのか、これは後にずらしてもいいな、これは我慢してもらう、これは改修をちょっとやめようというようなこともあって然るべきだと私は思うのですが、そういう計画にならずに3年から5年で止めて計画をするのか、この辺をもう一度お聞かせください。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 町全体のお話ですが、昨年一昨年、土地利用状況の関係で有効利用しようということで、町有地全体を調査しました。その中でも町の施設についてもどのような状況にきているのだということでの、ある程度の下調べはしております。今後、この間ヒアリングでもいろいろ話したのですが、各担当においてそれぞれの整備計画を出していただいて、それを基に町全体をどう整備していこうかという今考えでおります。当然、先ほど言いました道路の関係とか、そこら辺も今までどおりにこれらもやっていかなければならないかと思います。そのような考えで今進める方針でいます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。この一連の中期推計は、新年度の予算を出す前段等に、議会等にこういう考えでこうする方向だと、こうだということは説明をされるのかされないのかということになったらどうなのでしょう。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 財政計画の提出というか、お示しする時期のお話かと思いますが、新年度予算の編成に併せまして、予算編成の段階で議会のほうにもお示ししたいなというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。そのようなかたちでよろしくお願いをしたいと思います。私は体育館で止めていたのですけれども、先ほど副町長からアイスアリーナが出てきたので、若干私も触れておきたいのですが、昨日、先ほども触れましたが、わが町からオリンピックの選手が出たということで、横断幕になるのか、アイスアリーナの中にも貼ってありましたけれども、これからそういうものが出てくるのだろうと思いますが、新聞報道等でもそのことに関係して内地から清水町に移り住んで、家族そっくり来年4月か5月に移り住んでくるという報道もかちまいさんの大きな記事で出たりして、そういう面から見ると、これからこの清水町というのは、以前私は教育の町と言っておりましたけれども、教育関係もしっかりしている。スポーツ関係で望みたいところにも結構行ける。帯広から近いということになると、これから清水に移り住んでみようかという人も出てくるのではないかと私は考えておりまして、そういうことから見ると、私はアイスアリーナの前に体育館かなと思って、アイスアリーナは触れていなかったのですが、そういう面から見ると昨日見た限りでは雨漏りをするということは以前から聞いておりますし、また施設の中を見ても相当穴が開いたり、傷んでいるところもいろいろある。外部からお客さんが来てこの施設もうちょっと整備できないのかなということが出る以前に、やはり清水町を売るということになると、その辺にも力を入れなければならない面があるのかなとこんな気がしておりまして、当然のことながらそのことについて先ほど触れましたように、財源がない中で、例えば1億円かかるとか2億円かかるということになると、またえらいことになるなという気もしているのですが、そういうこと含めてこれから中期財政推計の中では、いろいろと考えていくというふうに理解してよろしいでしょうか。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) はい、そのとおりです。いろいろな方向も含めて検討しながら計画を作成していく予定です。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。1問目は以上で終わらせていただきます。

 2問目の買い物弱者の関係ですが、道内で相当先進的にこの取り組みをしている町が結構ありまして、以前そんなにやっていると思わなくてインターネットを開いたところ、全国で出したらインクリボンがすぐになくなるくらい分厚い資料になりまして、全国でこんなに先進的にやっているのだなと思って、私は驚いたのですけれども、道内でも結構、鷹栖町だとか、美幌町だとか、江差町だとか、非常に進んでいて浦河町もやっている、あちらこちらで苦労しながら進めているところがあって、非常に評判が良いということがございます。進めるには行政の力が必要というのが当然であり、清水町も商工会の若手経営者が6人か7人か8人かこのくらいだと思うのですけれども集まって、何とか清水町の中で宅配をやれないかなということで相談を何度もしたそうですが、一番問題なのは集約してそれからどうやって配達するかとか、この辺で止まっていてなかなか困難だと。こういうかたちになっているということを本人から聞きました。従って問題は、町がそこに手を入れてやるということがぼんと出れば、どうにでもなるものだと私は思います。当然入り口からスケールの大きなものにするのではなくて、1番困っているほうから手を差し伸べていく。この先進的なところもありますけれども、町内の4つのスーパーから出た取扱商品のカタログから選んで電話をしてもらったら、それを集約してそこへ買いに行って、そして届けるというかたちでやっているところもありますし、社協が取り組んでいるのはまた別な方法でやっている。いろいろ方法はあります。ここは知恵を出して、清水町独自でやれる部分からぜひやってほしいなと。先ほど言いましたけれども、近々努力するということを言っていただければ、この質問はこれで終わりということにしたいと思うのですが、いかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 実は、この問題については今年の3月に四季塾で、多分議員も聞いていたと思うのですけれども、こういう宅配を含めたまちづくりといいますか、買い物弱者のことも含めて進めたいというようなお話があって、すごくいいことだなと私はその時にその発表者としっかり握手を、町長になったばかりなこともありましたので、しっかりと握手を、頑張ってやりましょうということでした経過がございます。ただ、その中で実際に具体的な構想はどうなっているのかなと最近ちょっと思っていたところでありますけれども、なかなかうまくいかないということで、町で応援したらというような具体的な質問でございますけれども、その前に商工会等にしっかりとこういった部分については間に入ってもらって、そして更に支援が必要なところは町にというようなことが順番ではないかなというふうに思っているところでありまして、まだその辺の経過については細かく受けておりませんけれども、いずれにしましても、そういったことで、何人かの若い商工者の中にはそういった意気込みを持っている人がいるので、そういった思いを遂げられるような中で、できるだけ応援をしていければと今思っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私もその中に入っているお一人としか話していないのでわからないのですが、そのグループの中は皆さん商工会なので、商工会の中でいよいよここまで行ったのだけれども、これ以上難しいな、町と相談してみようかということで、ある程度、町長のところへ届かなくても担当課あたりのところにはいっているのかなと私は判断していたのですが、いっているのかいっていないのか、聞いているのか聞いていないのかということになったらどうなのでしょう。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 今原議員からご指摘の件でございますが、四季塾の会員さん、極めて商工会の会員さんで構成している部分がありまして、内部でいろいろ検討した部分について商工会事務局と一度お話をされたように聞いております。中身についてはやはり物品の流通、人的な配置、いろいろな状況が課題として生まれていて、それをどう課題解決するかということが今山積しているように聞いております。ただ、町が支援するということは補助金的な部分になろうかと思うのですが、それだけでは済まされない部分がまだ多々あるように聞いておりますので、その辺は今後私どもで関係者と協議した中で、どういう方向があるのか、お話を聞く中で考えてまいりたいと考えております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 担当課も前向きに捉えていただいているなということで、少し安心をしたところです。私は災害の時に側面から動きを見ていたことがありまして、本当に少ない小さい、こんなものを宅配して儲かるわけがないというようなものでさえも、「いいですよ僕が配達しますから」と言って対応しているのを横目で見て、清水町の商工会の中の若手もここまで考えている人がいるのかと思って感心したのです。そういうのを見ているので何としてもこの若手が頑張って、何とか清水町を盛り上げて、何とか年寄りの皆さんもということで考えている部分について、阿部町長はそういう面については積極的に応援してくれる町長だと思っていますので、今担当課長が言われたことも含めて、急ぎ足で対応しようと。商工会の幹部であれ誰であれ、その辺をじっくり詰めていただいて、懸案する事項についてしっかり協議をしていただいて、早急に実行できるような体制をぜひ組んでほしいと思うのですが、町長いかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほども言いましたけれども、状況をまずしっかりと把握しながら、私としても当初からそういう思いを持って宅配の部分については相当強く思っているところがありますので、今後のことについてはまた十分な話し合いを持ちながら実践できるように進めていきたいなというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 最後の3問目の質問に移らせていただきます。

 以前、前町長の時に2年半前に質問した時には100戸と、こういうことで話がありました。町内の中に介在しているのはその内7割だとか、そういう話もされておりましたが、この空き家等が清水町の中で誰の所有者で今現在どうなって、使用する予定がなくて売りたがっているのかどうなのかということも含めて、個別対応をして戸数は現状何戸と、現段階で現状何戸ということで正確に押さえている数字というのはあるのかないのかということになると、どうなのでしょう。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

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○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 町民生活課のほうで今年6月と7月に目視によりまして、町内一連調査をしてまいりました。その数字が清水市街、農村部全部含めまして約160戸の空き家を目視により確認してきております。ただ、あくまでも目視によりますので、それ以上のご質問の所有者とか、そこまではまだ現在調べておりません。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 目視で160戸押さえたと。努力に敬意を表するのですが、私が心配しているのは一般質問の通告にも書いてありますように、今現在160戸なのですが、これから5年先10年先になると、私も歩きながらいろいろ、ここももうあれだなと見ているのですが、使える住宅使えない住宅、もう何年も前から空き家でほったらかされている住宅等を含めると、より精度の高いもので一度しっかりと調べていただいて、どういう対策を町として講じなければならないのかということは、これは難しい面が相当ありますけれども、この部分はどうしても避けて通れないのではないかと私は考えているのです。従って、十勝管内3町か4町は空き家対策について条例を作ってどうしたいこうしたいというのは新聞によく出ていますけれども、うちの町もスタート台としてその辺を作る方向で努力したほうがいいのではないかと考えているのですが、いかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 160戸170戸、目視ということでありますが、それぞれ事情があるかと思います。わかる範囲での連絡が取れないということもあるかもしれませんけれども、それについてはもう少し詳細な原因といいますか、状況といいますか、そこら辺は調べる必要はあると強く思っております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 強く思っているということでありますので、よろしくお願いをしたいと思います。以前質問した際に、特定空き家で危険極まりないところについては、どうするこうするという議論もあったのですが、その後全く手をつけられていないようなところも結構あるように見ているのですが、この辺の元工場跡になるのかというようなことが町の中にあったりしていますが、これは持ち主が完全に特定しておりわかっているので、何とか早く壊してくれませんかとか、そういう話というのはしているのかしていないのかということになるとどうなのでしょう。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 現在までの空き家・廃屋の補助制度の中では、あくまでも所有者の方から申し出があってそれを審査して補助を決定していくというような段階でございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 今年、今12月で雪が以前より多いのだろうと思うのですが、見たところ相当雪が降ったらぐしゃっと潰れるなというようなところを私も町の中で目視をしているのですが、運悪くそれが崩壊して何かあった。よく木や何かの関係でこういう言い方をさせていただいているのですが、道路もそうなのですが、これはえらいことになるという面だって無きにしも非ずだと思うのですが、ここについては早く壊してくださいよ。本人の申し出と言っておりますけれども、本人の申し出で対応しないでそのまま置くと、どうにもならないということになったら、今法律でどうにでもなるようになっているのですよね。国のほうでやろうとしたら、できるようになっている。もう少しきつく言って解体してもらうなり、税金の関係も絡むのかもしれませんけれども、やっぱりそういう危険なところがほかにもあるとすれば、そういう対応というのは最低限必要ではないかと私は考えているのですがどうでしょう。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 先ほど申しましたように、6月と7月に目視で回って来まして、おっしゃるように明らかに例えば窓が割れているとか、屋根の一部が崩れているというような状況は確認はしてきております。おっしゃるように例えばこの雪害で倒壊の恐れがあるというような状況になった場合は、所有者を確認してこちらのほうからアプローチするというようなことにはなるかというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) そういう状況になる前にアプローチしたほうが安全が保てると私は理解をするのですが、事前にできませんか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 現在までの戸数の確認は目視で行っておりますので、次のステップ、その調べた家屋がどなたの持ち物なのかというところをこれから調べて、判断をしていきたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) それは調べなくてもすぐわかるのではないですか。以前の時も、どこどこの持ち主は誰ですなんていうことを、私に言ったような気もするのですけれども。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。休憩必要ですか。対応しているのですか、これまでに。どのような対応をしてきたかを聞いているのですけれども。

 

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○議長(加来良明) ここで休憩します。       

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

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○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 本年調べた空き家の状況の中で、明らかに危険という家屋は、正確には数を覚えておりませんけれども、2桁にはいっていないというような判断できております。明らかに危険という家屋につきましては、先ほどお答えしましたように調べてこちらのほうからアプローチをしたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私が2年前、前町長に同じような質問をしているのですが、その際にそういうものがあれば指導を強めてどうのこうの含めてそういう答弁をいただいているのですが、この2年半、担当課を含めて目視しただけで何もしていないと。こういうことで理解していいか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 当時の戸数と、今回調べた戸数につきまして、前回の情報を把握しておりませんでしたので、同じものかどうかというところは判別がつきませんが、危険なものについては大至急確認を取りまして対応したいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 危険なものという認識をして目視をしているわけですから、そういうものは議会で出る前に対応するのが町の姿勢だということを私は言いたい。ぜひ、前向きに取り組んでいただきたいということを申し上げて質問を終わります。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) おっしゃることはわかりますので、対応したいというふうに思います。

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(翌日、12月15日)

 

○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。

ただ今、執行側から昨日の原紀夫議員の空き家対策の取り組みについての一般質問における再質問の答弁について、追加答弁をしたいとの申し出がありましたので、追加答弁を許可します。

 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 昨日の答弁におきまして説明不十分なところがございましたので、補足させていただきたいと思います。本年度に実施した空き家の実態調査におきまして、危険家屋が2桁まではいっていないというふうにお答えいたしましたが、防犯上危険と思われる家屋も含めまして数箇所ありましたが、特に危険と思われる建物につきましては本町の補助を利用しながら解体する予定となっております。これも含めまして、補助を利用した解体につきましては、本年度7件の申請がございまして、既に進んでいるところでございます。今後におきましては、ほかの空き家につきましても補助制度の周知を徹底して、状況を確認しながら所有者と連絡を取るなどして、さらに対応を強めていく考えでおります。

 

○議長(加来良明) 原議員、追加答弁に関して再質問はありますか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私が昨日一般質問、空き家対策についてお尋ねをさせていただいたわけでありますが、町長答弁を総じて聞かせていただいて、本町は空き家対策については相当数、力を入れているということも答弁の中で理解をいたしましたし、今後についても今参事のほうから説明ありましたように毎努力をしているということが見えているわけでありますが、私はこれら以外の住宅について空き家で再利用できないような住宅というのも相当あるという認識をしておりますので、これらの住宅等についても解体するなりどうするかを含めて、やはりこの他町村が行っている条例等も作って努力をしたほうがよいのではないかという質問を最終的にさせていただいて、その辺で努力をするという答弁をいただきたいなと思っていたのですが、どうも過去2年半くらい前のこと、相当方向も違うような答弁をいただきましたので、元来気が長いほうではありませんので、あのようなことになったと私も大人気ないところがありましたけれども、事前に今回の事案のみならず質問した際に、いいような情報があったらお伝えするなりしていれば、相当質問も出なくなるでしょうし、相当過去考えていることなのですが、そういう努力もこれからいろいろな面でしていただければしっかりと議員間との融通が図れるのではないかということで申し上げておりますので、今後については空き家のみならず努力してほしいということを思っているわけであります。

 質問を長々とする気はありませんけれども、そういうことを含めて町長にお尋ねするのですけれども、この空き家の対策というのは非常に難しい、固有財産に手をつけなければならないということがありますから、大変なのは重々承知をしておりますが、今の町の中では相当数努力をしているということはうかがい知れるわけでありますが、条例を作って今後対処をしていきたいという考えは、今のところはないというように理解してよろしいのかこの辺ちょっと。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほど参事のほうからの追加答弁の中にもありましたように、今の補助制度等を利用した中で解体も含めて進んでいくというようなことを基本政策として、条例を作ってということまでは、まだ私としては考えているところではございません。

 

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