平成29年第10回定例会会議録(12月15日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

 

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○議長(加来良明) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

 

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○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。

ただ今、執行側から昨日の原紀夫議員の空き家対策の取り組みについての一般質問における再質問の答弁について、追加答弁をしたいとの申し出がありましたので、追加答弁を許可します。

 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 昨日の答弁におきまして説明不十分なところがございましたので、補足させていただきたいと思います。本年度に実施した空き家の実態調査におきまして、危険家屋が2桁まではいっていないというふうにお答えいたしましたが、防犯上危険と思われる家屋も含めまして数箇所ありましたが、特に危険と思われる建物につきましては本町の補助を利用しながら解体する予定となっております。これも含めまして、補助を利用した解体につきましては、本年度7件の申請がございまして、既に進んでいるところでございます。今後におきましては、ほかの空き家につきましても補助制度の周知を徹底して、状況を確認しながら所有者と連絡を取るなどして、さらに対応を強めていく考えでおります。

 

○議長(加来良明) 原議員、追加答弁に関して再質問はありますか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私が昨日一般質問、空き家対策についてお尋ねをさせていただいたわけでありますが、町長答弁を総じて聞かせていただいて、本町は空き家対策については相当数、力を入れているということも答弁の中で理解をいたしましたし、今後についても今参事のほうから説明ありましたように毎努力をしているということが見えているわけでありますが、私はこれら以外の住宅について空き家で再利用できないような住宅というのも相当あるという認識をしておりますので、これらの住宅等についても解体するなりどうするかを含めて、やはりこの他町村が行っている条例等も作って努力をしたほうがよいのではないかという質問を最終的にさせていただいて、その辺で努力をするという答弁をいただきたいなと思っていたのですが、どうも過去2年半くらい前のこと、相当方向も違うような答弁をいただきましたので、元来気が長いほうではありませんので、あのようなことになったと私も大人気ないところがありましたけれども、事前に今回の事案のみならず質問した際に、いいような情報があったらお伝えするなりしていれば、相当質問も出なくなるでしょうし、相当過去考えていることなのですが、そういう努力もこれからいろいろな面でしていただければしっかりと議員間との融通が図れるのではないかということで申し上げておりますので、今後については空き家のみならず努力してほしいということを思っているわけであります。

 質問を長々とする気はありませんけれども、そういうことを含めて町長にお尋ねするのですけれども、この空き家の対策というのは非常に難しい、固有財産に手をつけなければならないということがありますから、大変なのは重々承知をしておりますが、今の町の中では相当数努力をしているということはうかがい知れるわけでありますが、条例を作って今後対処をしていきたいという考えは、今のところはないというように理解してよろしいのかこの辺ちょっと。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほど参事のほうからの追加答弁の中にもありましたように、今の補助制度等を利用した中で解体も含めて進んでいくというようなことを基本政策として、条例を作ってということまでは、まだ私としては考えているところではございません。

 

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○議長(加来良明) 順番に発言を許します。

 なお、本日予定されていた5番、佐藤幸一議員の一般質問は、本人からの申し出により、12月11日付けで取下げになっています。

 11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 本町のがん対策強化について、国立がん研究センターによると、2016年のがん死亡率は北海道が85.6人(10万人当たりの死亡者数)と全国で3番目に高く、前年の4位から悪化しております。道ががん対策推進計画で掲げる男性、これも10万人当たりの係数ですけれども、男性132.2人と女性69.2人のがん死亡率を、2017年度までの10年間で20%減らす目標の達成も困難になったとあります。

 がん対策の要は、禁煙などによる予防と早期発見のための検診だが、道内の喫煙率は24.7%で全国一高く、検診率も全国最低レベルである。これでは、がんは減るまい。官民協力して、がん撲滅のため、予防と検診を徹底させていきたい。北海道のがん死亡率は、最も低い長野県62.3と23.3ポイントもの開きがあります。国立がん研究センターは科学的根拠に基づき、禁煙、節酒、食生活の改善、運動などの6項目の予防法を掲げています。特に肺がん死亡率が全国一高い北海道にとって、禁煙は緊急の課題であります。たばこは肺がんも含め、16種類のがんを誘発するという。厚生労働省では、官公庁は全面禁煙が望ましいとの通知を出しているが、道内は分煙が多く旗振り役として全面禁煙を選択すべきである。

 道議会は、受動喫煙防止条例案を検討しています。「禁煙、分煙の徹底で受動喫煙を防止」するのが特徴ですが、がん患者の会は「受動喫煙ゼロ」の明記を要望する。「ゼロ」を掲げれば道民への強いメッセージになると思います。国が推奨する5つのがん検診で道内の受診率は31~36%にすぎず、すべて全国平均を下回っております。毎年の検診を受けることで、大腸がんの死亡リスクを60%下げることが可能だ。各自治体は一層の啓発に努める必要がある。

 道は来春に向け、新たながん対策推進計画(2018~23年度)を策定中であります。死亡率を全国平均値、喫煙率12%以下、検診受診率50%といった目標が原案に入っております。北海道がんセンターと道は、地域別の罹患率と死亡率を出しています。例えば、女性の肺がん罹患率は、根室が南檜山より2倍高い。このようなデータを分析し地域ごとの対策も求められております。昨年、患者・医療者・行政・議員・企業・メディアによる「北海道がん対策『六位一体』協議会」が発足しております。オール北海道で目標を実現してもらいたいとの文書を鑑み以下5点について、本町の状況を伺います。

 清水町は今まで道にどのような報告をしているか。また、各種がんの罹患率と死亡率はどうなっているか。検診の現状はどのようになっているか。新たながん対策推進計画では、どのような数字を目標としているか。道の六位一体で発足した協議会にどのように関わっていくかを伺います。よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、ただいまの安田議員のご質問に5点ありましたけれども、順次お答えをさせていただきます。

 まず最初に、本町は今まで道にどのような報告をしているかという内容でございますけれども、がん検診に関わる報告につきましては、地域保健・健康増進事業報告を毎年5月末までに提出しているところであります。この中では胃がん、肺がん、子宮頸がん、乳がん、大腸がんについて、その対象者、受診者数などについて報告をしているところであり、毎年秋頃に審査がされ、確定は年末か年明けに公表されることになっております。

 次に2点目の各種がんの罹患率と死亡率はというご質問のご答弁でございます。

 罹患率や死亡率は、人口の少ない市町村は年毎の変動が大きいことから、単年の結果を検討することが難しく、また、各地域の年齢構成の違いを調査して抽出することが必要とされています。よって、2次医療圏ごとは、年齢調整罹患率や年齢調整死亡率は算出されますが、市町村ごとには算出はされていないのが実状であります。市町村ごとに、どのがんによる死亡が多いのかを判断する指標として、標準化死亡比(SMR)と呼ばれるものでございます。これは過去十年間のがん死亡数から、年齢構成の違いを調整し、がんによる死亡の比率が高いのを見るものであり、これによりますと本町では、平成18年から平成27年の10年間では、男女とも胆のうがんによる死亡の比率が他町村に比べて高くなっている状況でございます。また、本町での平成16年から平成25年の10年間のがんの部位別死亡数では、男性では1位が肺並びに気管、一緒になっております。2位が胃、3位が膵臓でございます。女性では、1位が結腸・直腸・S状結腸が1位になっております。2位が膵臓、3位が肺と気管となってございます。

 続きまして3点目の検診の現状はどうなっているかに対する答弁でございます。

 がん検診受診者の状況でありますが、平成28年度におきましては、平成27年度と比較し減少したものの、胃がん1名、食道がん1名、肺がん1名、大腸がん2名を発見し、治療に結びつけているところであります。平成27年度の受診率のデータとなりますが、全国との比較では胃がん、肺がん、大腸がん検診では本町が高く、子宮頸がん、乳がん検診が低い状況であり、十勝管内では胃がん検診のみ本町が高く、他の検診は低い受診率となっております。先ほど申し上げましたとおり、がんが発見され治療につながっているケースもありますので、より多くの町民に検診を受けていただけるよう、なお一層、啓発に努めてまいりたいと考えております。

 (4)新たながん対策推進計画では、どのような数字を目標としているかに対するご答弁でございます。

 現在のがん対策推進計画につきましては、北海道ががん対策基本法第11条第1項に基づき、平成25年度から平成29年度までの計画を策定し、がん対策を計画的に推進していることとしております。本年度が最終年度となっておりますので、新たながん対策推進計画の策定を進められているものと考えておりますが、目標とする数字などは、現在のところ情報をいただいていない状況であり、今後、北海道において計画の策定完了後に目標数値等が示されるものと考えております。

 次に(5)道の六位一体で発足した協議会にどのように関わっていくのかに対する答弁でございます。

 北海道がん対策六位一体協議会の概要は、北海道におけるがん医療・療養生活の均てん化、この均てん化につきましては、がん医療においては、全国どこでも標準的な専門医療を受けられるように、医療技術などの格差の是正を図ることを指します。この均てん化を図るため、患者や住民、医療提供者、行政担当者、議員、企業関係者やメディアなど、個々の組織の枠を超え、がん対策の関連情報の提供を行い、他地域からのがん対策の好事例などを学び、北海道のがん対策の向上を目的に国立病院機構北海道がんセンターが昨年度に設置した協議会であり、現在、12団体により構成されております。この協議会との関わりについてでございますが、構成団体の中に市町村関係の団体が加わっていないことから、直接的に関わりを持つことはありませんが、昨年度からがんサミットが開催されており、このような機会に参加し、意見交換等することが可能であるのではないかと考えているところでございます。

 以上、5つの質問に対する答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) 細かく説明いただきましたので、全体で1、2点質問させていただきたいと思います。

 今の町長の答弁を聞くと、原因が何かというところまでわかりませんけれども、北海道の標準をいっているのかなと思います。今本当に2人に1人ががんになる時代ですから、やっぱり予防・対策が1番重要ではないかなと思いますけれども、私が危惧したいのは、今の禁煙はかなり進んでおりますけれども、車に乗ってたばこを吸っている人が少し見受けられます。その中で目に付くのはちょっと女性が多いような気がするのですけれども、男性は禁煙でがん治療になったような人は必ずたばこをやめますからいいのですけれども、その辺は町長はどのように考えておりますか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) がんのやはり1番の原因というのは、外的な要因では喫煙率は北海道が高いし、がんの罹患率といいますか、そういう部分が高いというようなことは、そのことによるものだなということは十分認識をしてございます。そしてまた、北海道ばかりではなくて、十勝が特に農村部が結構高いという、農村部の男性は50%くらいというデータも一時目にしたことがあります。その中においてもちろん女性も他地域に比べると高いのではないかなというような思いを持っておりまして、この禁煙対策も含めてがん対策に力を入れてやっていかなければならないかなと、禁煙対策を強化していかなければならないかなと。そのほかいろいろあると思います。受診率を上げるだとかあると思いますけれども、まず1番はそこのところかなというところで認識しているところであります。

 

○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) 農村地帯ですから、広い場所もいっぱいあるし、1人で仕事するというところもあって、どうしてもたばこに手がいくという人がいますけれども、かなり最近は若い男性も減っていると僕も見ているのですけれども、車に乗ったら自由ですけれども、いろいろなことを考えて車の中でも吸わないような啓発というのは、吸わなきゃならない原因を絶つことが先かもしれませんけれども、健康体でいられる喫煙に対する啓蒙等については町長何かありませんか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほどの質問から安田議員は車のことでということで先ほどは答弁しませんでしたけれども、車で吸うこと自体は我々から見て少しモラル的なこともあるかなという部分、外から見てというようなそういうところも少し啓発をしていかなければならないかなという部分は持っているところでございまして、ただ、いろいろなところから考えますと、受動喫煙というところから考えますと、ほかでどこかの公共の場で吸うよりは、車のほうがいいのかなということも言えるのですけれども、ただ、本人のことについては車の中の密閉の中で吸うということは、1番本人の病気に対するかかる可能性というのは強いかなという思いがございますので、どちらにしてもいろいろと私も感じているところありますけれども、以前からもこの禁煙については、役場の庁舎内の最終的な禁煙を図ったのは私が保健福祉課長の時でございました。思い切ってやりましょうということで踏み切ったところであるのですけれども、そのようなことでこの喫煙に対する思いだとか、そういうのは強く持っておりますので、もっと積極的な防止策、禁煙対策を進めていければなというふうな思いは強く持っております。

 

○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) 今町長からやっぱり車の中で吸うことは、人にはいいけれども自分にとったら1番悪いということを、やっぱり本人が本当は自覚しなければならないのですけれども、そこのところも啓発できるような、今回こんな話になりましたから、ぜひとも車の中の喫煙も悪いですよというどこかで話をできるような、今回良い機会になったかなと思います。

 あと、全町的にはさっきの報告の中では、北海道十勝の標準をいっているのかなと思いますけれども、これからがんの予防だけではないですけれども、今回テーマにしたがん対策について、よその町とは特に違ったということはなくてもいいのですけれども、もう少し今の車の中で吸うことが1番本人には悪いよということを含めて、もう少し対極的な予防・検診を含めた町長の考えを今一度聞かせていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほどから同じ部分も少しあるかと思いますけれども、どちらにしてもがんの死亡率自体が全体のいわゆる死亡の中での結構な部分を占めている、3分の1かあるいは半分くらい占めている。その中でがんというのは、3分の1が遺伝的なものではないかなと、3分の1が生活習慣、いわゆる喫煙を含めた生活習慣、そして3分の1はわからないというのです。だけれども、はっきりとしているのは、こういう生活習慣の改善によってがんの罹病率や死亡率が下がるというようなことで私も先ほどから答弁しておりますように認識しておりますので、十勝そして清水町も喫煙率が男女とも高いというのは十分わかりますので、しっかりと保健福祉課の職員、保健師等々、協力しながら禁煙対策についてはもっともっと強化し、あるいはPRをしていきたいなというふうに思うところでございます。

 

○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) ありがとうございます。最後にしますけれども、食生活の改善、運動などまだいろいろありますけれども、その辺もこれからの予防対策としてしっかり掲げていってほしいと思います。最後に食生活と運動などの件について町長何かありましたら、よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 食生活と運動も含めてのご質問ですけれども、常々先ほどと重複しますかもしれませんけれども、健康に1番大事なのは健康予防運動ではないかなということもありますし、それから先ほども言ったように1番大切なのは食生活も含めた生活習慣病、そしてさっき言った喫煙ももちろん入るのでしょうけれども、生活習慣病の中には。その中でがんを誘発する因子と思っておりますので、その辺については特に重点的に今後においては啓発に努めていきたいなというふうに思います。

 

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○議長(加来良明) 次に、10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 父親の育児参加、イクメンということですが、それについてお伺いをしたいと思います。

 公務員の休暇といいますのは、ある程度民間で普及をしてから次に公務員という順番で、率先してやるべきではないという考えがありますかもしれませんけれども、私は育児休業につきましては、公務員が率先をして休業しても良いのではないかと考え、イクメンの普及に取り組む必要性を感じまして、この件につきましてお尋ねをいたします。

 男女の仕事と育児の両立を支援するために、平成22年厚生労働省ではイクメンプロジェクトをスタートさせました。積極的に子育てをしたいという男性の希望を実現するとともに、パートナーである女性側に偏りがちな育児や家事の負担を夫婦で分かち合うことで、女性の出産意欲や継続就業の促進につながり、また急速に進む少子化の流れから年金や医療など社会保障制度が立ち行かなくなってしまうという危機的状況にあり、次世代を担う子ども達を安心して産み育てるための環境を整えることが急務となっており、その環境整備の一環として男女ともに育休習得の希望の実現を目指しているということでございます。

 厚生労働省の調査によりますと、約3割の男性が育児休業を取得したいと希望している一方で、実際は3%以下に留まっているといいます。2人の子どもの決め手は経済的な理由などと今までは言われておりましたが、実は夫の育児参加の影響が大きく、夫の育児時間が長いほど第2子以降の出生割合が高くなるということがデータでわかり、夫の育児参加が1番重要であるのではないかと考えます。こうしたことから、男性と女性がそれぞれ育児に関わっていくことが急激な少子化を食い止める上でも重要なことであると考えます。しかし、イクメンという言葉が浸透し、若い世代の意識が変わってきたものの、現実には日本の職場では休みを取りづらい雰囲気があるようです。育児休暇期間中に仕事を引き継げる人がいない。また休みを取っていない者に負担がかかるのが事実でございます。休む者にとっても、かなりの精神的負担があるのが現状であると感じます。女性の社会進出、少子化等対策において、重要な役割がある男性の育児休業取得向上のため、清水町においても積極的な取り組みが必要だと思いますが、次の点について伺います。

 1番といたしまして、清水町におきましても育児休業法が施行されておりますが、清水町での男性の育児休業取得は今までありましたか。もしあれば、取得率を教えていただきたいと思います。

 2つ目といたしまして、育児休業は取れたらいいが実際に取れないと思うと考えている方が多いのではないかと推測されます。そのために、仕事の分担を各課内で固定化することなく、柔軟な配置とともに職場の意識改革と職場全体でサポートできる環境づくりを進めてはいかがでしょうか。

 3つ目といたしまして、育児休業を取ってみようと思っても、さまざまな不安があって決断できないことがあるかもしれません。部下の育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるイクメンリーダー、通称イクボスということでありますが、その普及を進めてはいかがでしょうか。

 以上、答弁のほどよろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは奥秋議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 まず1点目の、本町の男性職員の育児休業の取得率でありますが、平成28年度の実績としましては、残念ながらといいますか、結果としては0%になってございます。

 次に2点目の育児休業に対する職場の環境づくりと3点目のイクメンリーダーに関する質問について、合わせて続けてお答えをさせていただきます。

 育児休業に関して本町におきましては、既に条例等を整備し制度を整えており、職員はいつでも育児休業を申請できる状況となっております。そのような中、男性職員の育児休業の取得率が向上しない背景として、仕事への使命感や育児休業への抵抗感などが考えられ、加えて育児休業期間は無給となることから経済的な理由もあるのではないかと推測されます。しかしながら、少子高齢化社会を向かえ、女性の職業生活における活躍が重要であり、子育てと仕事の両立に向けた父親である男性の育児参加が不可欠であると認識しておりますので、今後も男性職員の育児休業取得率が向上するように制度の周知を図るとともに、気軽に育児休業が取得できる職場の雰囲気づくりと、管理職も含めた職場全体が育児をする職員を支え、サポートする職場づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 今までは育児休業を取っている男性はいないということでございます。やはり今ご答弁いただきましたように、職場での仕事の使命感とそれにまだ育児休業を取るという、なんとなくその雰囲気の抵抗もあると。またその中で1番心配なのは、休暇中は給料は無給だということになっておりますので、それについては本当にそこら辺の認識というものがまだまだなかったのかなと思います。この制度ができてから7年になるわけですが、その中で1名もいないというのは残念なことでありますので、その中で今後作っていくこと、これを取り上げて作ってくれるということですが、ただ、このやろうとしてもなかなか今までの流れの中では非常に難しいのかなと思いますが、やはりその中で1番大事なのはこの制度の利用者が出ることによって、人員減で対応しなければならなくなりますので、その担当課内での仕事の効率化とか情報の共有化の仕組みを進めていくということも大事だと思いますが、そういう部分についてはどのようなお考えをしていらっしゃるのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 育児休業を取ることによっての職員減の対応についてということでのお尋ねかと思いますが、通常女性職員が取った場合については、ほかの職員でカバーするとか、それでも足りない場合については短期的に臨時職員を任用した中で事務を進めていくというようなかたちで今現状としては対応してございます。あと、事務の効率化だとか情報の共有化につきましては、当然通常業務の中でやっていることでございまして、それぞれ事務分掌の中に事務がありますので、その割り振りをした中で、例えばチーフですとかサブチーフですとか、そういった割り振りをした中で、みんながどういった仕事をしているのかという部分がわかるような状況に今現状なってございますので、そういったかたちで対応していきたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 現在でも万が一不測の事態があって欠員した時にでも、柔軟に対応ができるような状態になっているということですね。それでよろしいでしょうか。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 欠員が生じた場合については、それをカバーする状態には今現在なってございます。

 

○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 今までに育児休業取得するところの意識改革として、あったのかなかったのかわかりませんけれども、これに対しての話し合いというものを持たれたことがありますか。職場の中で。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 育児休暇に関して、特に意識改革に関わって職員と話をしたとか職員組合のほうとお話をしたという部分については、今現在ございませんけれども、やはり子どもが生まれてから男性職員が関わるのではなくて、子どもができた時から関わって、その段階からライフワークというか、そういったところのバランスを考えながら進めていかないと、いきなり子どもさんが生まれてから関わっていくということになると、なかなか奥さんと旦那さんとの仕事の分担だとかそういったこともあると思いますけれども、やはり子どもが生まれてからではなく、できる前からそういったライフワークのバランスというものをそれぞれのご家庭の中で考えていただくというのが1番いいのかなというふうに感じてございます。

 

○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) やはり子どもが生まれる前からそういう関わるということも、家庭の中でのお話も大事でありますし、できましたら母子手帳に関わる父子手帳というものも、やはり父親が子ども、育児に関わるということは何もない中でというのもなかなか難しい。どうやって子どもと接したらいいのだろうということもありますので、先進的に父子手帳を作っているところもありますので、できればそういうことを清水町でも取り上げていっていただくようにしていただければと思います。それはいかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 一般的に母子手帳は私どものほうで交付させていただいて、妊婦さんに関わるいろいろな検診もございますので、そういったことのご紹介も含めてさせていただいています。今お話ありました父子手帳というものも、これは今私どもの町でありません。ただ、それがどういう内容なのかそういったものを、今私も大変申し訳ございません、そういう知識を今持ち合わせておりませんので、このことについては戻りましていろいろ調査等させていただいて、どうするかということで今この場でのお答えとさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) あと父親の研修等は、これちょっと生まれてからになる場合もあるのですけれども、ママパパ学級ですとかそういったものを行っています。これはお父さんお母さんが育児に関わって、いろいろ不安をお持ちになっているということもあるということで、その育児に関わること。それからお子様の離乳食ですとか、そういったことを含めて学級をさせていただいて、いろいろなご相談に乗らせていただいているという事業を行ってございます。

 

○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 清水町は人口も少ないので、あえて今までも希望する方がいらっしゃらなかったのかもしれませんけれども、やはりこれから共稼ぎ、男女共同参画の中で女性の社会進出が非常に増えております。そういう中で、父親が育児をするということもやはりタブーではないというふうに考えておりますので、今後安心をして子どもを産み育てるために、今そういう話をさせていただいた中で前向きな答弁をいただきましたので、やはり環境づくりというものが1番大事でございますので、これが一過性のブームだなんていうふうにお考えにぜひならないで、しっかりこれが男性も育児に関わっていくのが当たり前なのだという社会を目指して、努力をしていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 妊娠されたことがわかって、もちろんその時点で母子手帳を取りに保健センターのほうに来ていただいて、その時も保健師からいろいろな準備ですとか、心構えといいますか、こういうことがありますよということでご案内させていただいています。また、生まれた後も保健師がそれぞれ新生児のお宅を訪問させていただいて、その上でいろいろなご相談、生まれた後は生まれた後でお母さん方、それからお父さん方、いろいろなご不安があろうかと思います。そういった中でいろいろなご相談をさせていただいて、また保健センターに持ち帰って保健師同士でいろいろ相談して、そういう対応をしていこうということもさせていただいています。また、お子様が大きくなってきますと、いろいろな意味で子育てということもございますし、子育て支援課においてもお父さんお母さんのいろいろな不安についてのご相談も受けていますし、同じく私どもの保健師もそのような対応をさせていただいているところでありますので、そういったことを今後も引き続き深めさせていただきたいというふうに考えているところです。

 

○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 妊婦さんとか出産後のサポートを清水町、しっかりと体制を整えているということは、私も重々承知をしておりますので、またそれに加えて夫婦で育児をすると、子どもに関わるということも、また大事な部分であるのかなと思いますし、これはあくまでも本人が希望をしない中で上司が休暇を取りなさいということにはなかなかなりませんので、そこら辺は本人の希望もありますし、やはり1番問題なのが無給だということもありますけれども、無給でもサポートというか、支援制度があるということも聞いておりますので、そういう中で理解しながら、お休みをした以上にメリットもあるというふうにも聞いておりますので、またそこら辺も積極的に取り組んでいただきたいと思いますが。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 先ほど町長のほうからご答弁させていただきましたけれども、確かに今子どもが少なくなって、次の子が生まれないというような状況も出てきております。ただそうすると、女性が社会進出していて働き手にならなければ、大変な時代が来るのかなということを重々感じてございますので、その辺の周知は徹底して、取りやすい環境づくりを進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前10時51分)

 

○議長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時05分)

 

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 次に、8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 今定例会の最後の質問者となりました。通告によりまして、2項目について質問させていただきます。

 まず1項目については町長、2項目目については教育委員会と、そういうかたちになると思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず1項目目でございますけれども、食の拠点構想とはどういうことなのだということで質問させていただきます。

 日勝道路が再開されました。被災から1年2か月ぶり、10月28日でした。その折に町長は新聞紙上で、食の拠点づくりについて述べられております。清水公園を再開発し、復興・復旧につなげることを検討しているというふうに書かれておりました。この基本的な考えと進捗状況についてお伺いをいたしたいというふうに思っております。

 また、道の駅については過去から何回も議論がなされておりますが、私も過去に一般質問で伺った経過がありますが、いまだにその方向性というのが出ておりません。町長の考える食の拠点とは、道の駅とは全く違うものか、それらに対してお伺いをしたいと思います。

 現在、観光協会の事務局である商工観光課がハーモニープラザと千年の森で観光PRや物産販売を行っております。その結果によれば、今後の本町の物販・観光の方向性を見出すと、そういう目的で行われているというふうに思っておりますが、それらについての現在の進捗状況についてお伺いをしたいというふうに思います。

 これら全てを網羅した全体の食の拠点づくりが必要だと思いますが、町長の考えをお伺いいたします。

 次2項目目でございますけれども、子どものインターネット社会への対応はということでお伺いをいたします。

 私は、インターネットについてはあまり詳しくございません。中でもスマートフォンは非常に便利なものであります。しかし、一方で使い方によっては大変恐ろしいものであるというふうに認識しております。スマートフォンを持っていれば、誰でも犯罪に染まる危険性があり、今では高校生はもちろん、中学生や小学生まで被害にあっているのが現実の姿であります。インターネット社会で子どもたちの間で何が起きているのかを実態に目を向けて、インターネット社会を介しての誘惑から子どもを守る手立てを考える必要があるのではないかというふうに考えておりますが、いかがなものでございましょうか。

 スマートフォンがある限り、被害は発生します。特に親や学校は、どの子どもにも起こり得る実態から目をそらすことなく、些細な異変を見逃さないことが必要であるというふうに言われております。本町においても例外ではございません。これからの対応策についてお伺いをしたいと思います。

 以上、2点について質問いたします。よろしく答弁をお願いします。

 

○議長(加来良明)答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは口田議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 食の拠点づくりについての基本的な部分についてでございますけれども、日勝峠や道東自動車道十勝清水インターチェンジにつながる国道274号は、人の流れが最も活発で、両所の降り口にある清水公園を食の拠点として再開発し、復旧を復興につなげることを検討しております。食としては、本町には十勝清水牛玉ステーキ丼や十勝牛とろ丼などの知名度の高いものがあり、拠点としては、4景+1に位置付けた清水公園と公園内の飲食店が交流人口の集客に効果をもたらし、ここから情報発信することにより、町内飲食店や4景+1の景勝地等への誘導に繋ぐことができるものと考えております。また、トラックマーケットによる農産物の産直市を開催できる場所としても有効であると考えており、公園の利用と一体的な休憩型観光による賑わいの創出が可能と考えております。

 2番目の食の拠点づくりについての進捗状況の部分でございますけれども、次年度に向けて商工観光課及び建設課により検討を開始しております。清水公園施設の利用促進のため、池とパークゴルフ場を中心とした区域の中で、池の一部に安全対策を施し管理を充実させ、安心安全な公園施設の運営を目指し、また、賑わい創出のためトラックマーケットのイベント開催や観光情報の発信機能の充実を図るため公園内飲食店の利用などについて、現在、関係者の方々と様々な意見交換をする中で、できる限り実施可能なことについて検討を加えてまいります。

 続いて道の駅とは全く違うものかという部分についての答弁になろうかと思います。道の駅が持つ機能、休憩機能、情報発信機能、地域との連携機能、この機能については、どれも交流人口を呼び込むものとして、大切な要素と考えております。今回新聞に取り上げられました食の拠点構想につきましては、新たな大規模施設の建設にはこだわらず、清水公園の既存施設や事業を活用し、道の駅が持つ機能を確保することを目的として本町独自の設置スタイルで整備を目指すものであります。

 全てを網羅した食の拠点づくりが必要だと思うがという部分の回答になるかと思います。次です。

 平成28年度から平成30年度まで情報発信拠点整備検討・実践事業として、目標を食、特産品、振興をキーワードとして、町外の観光客を増加させるを掲げ、現在、関係団体、観光協会、商工会、JA、町などで組織する検討・実践部会において、特産品や食の振興・実践について検討を加えています。また、本町の資源である食について、町内で生産された農畜産物を活用し、飲食店と連携したキャンペーンの実施等を検討しており、今後、食の拠点づくりへ向けた取り組みを更に進めてまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) それでは口田議員の2項目目、インターネット社会への子どもの対応について、お答えをさせていただきます。

 情報社会の進展には光と影があると言われています。教育の情報化は、情報教育の充実やICTの活用などにより学習の意欲や関心を高め、各教科の学習内容の理解を深めたり、障害を持った子どもたちにより分かりやすく学習するためのツールとして、情報化の光の面をより充実させていくことが求められています。しかし、スマートフォンやSNS等の急速な普及は、ネット上のいじめや犯罪への誘引、長時間の利用による生活習慣の乱れなど情報化の影の面が拡大、低年齢化しているとの報道をよく耳にするところであります。

 本町における対応といたしましては、しみず教育の四季推進協議会において、平成26年度及び平成27年度の子どもフォーラムや推進協議会において、各学校での利用状況や児童生徒の意見、保護者等の考えなどを聞き、児童生徒、家庭、学校それぞれにおける実施事項を定めたしみずソーシャルメディアガイドラインとしてまとめ、各学校を通じ周知をしている状況であります。

 児童生徒においては、小学生は9時以降、中学生は10時以降の利用をしないことや、フィルタリングの設定、個人情報の書き込みの禁止、他人の悪口などを投稿しない、トラブルに巻き込まれたり、巻き込まれそうになったときには親や先生に相談することなどを定めている状況であります。

 家庭においては、フィルタリングを必ず設定し解除させないこと。家庭における利用に関するルールを定めること。子どもの利用状況を把握することなどを定めているところでもあります。

 学校においては、児童生徒及び保護者に対する啓発活動を実施すること。児童生徒による主体的な取り組みを推奨することなどを定めたところでもあります。

 各学校においては、携帯電話事業者やアプリ開設事業者、警察など外部講師を招聘した学習会のほか、朝の会やホームルーム、技術家庭、総合的学習の時間、道徳などの授業においてインターネットや情報モラルについての教育を実施している状況であります。

 また、道教委においては、専門業者に委託したネットパトロールを行い、SNSなどに書き込まれた個人情報などを定期的に検索、調査し、その結果を各市町村に報告をいただいているところです。各学校においても、定期的にネットパトロールを行い状況の把握に努めております。

 今後におきましても、しみずソーシャルメディアガイドラインの周知徹底を図り、子どもたちがしっかりとした情報モラルを身につけ、犯罪やいじめに巻き込まれないよう取り組みを進めてまいります。

 以上、教育委員会からの答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) まず食の拠点の関係でございますけれども、ただいま町長からいろいろ説明がございました。説明を聞く限りにおいては、たいしたことないなと率直な意見。現状の姿の中でちょっと毛の生えたことをやる。これが休憩型観光だなんてお題を考えたことではないなというふうに感じるのだけれども、いやいや、違うよと、前とはこういうふうに違うよ、これは目新しいお客さんを引き付けるこういうものがあるのだよということもあったら一つ述べてください。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 休憩型観光という言葉を使い出しました。前回の新聞記事もそうですし、その前の勝毎の記事でも実はそういうようなこと、あるいはその時も含めて使ってございます。というのは、うちには残念ながら宿泊、いわゆる観光に対応するような宿泊施設がないという最大の弱点があります。そういった中で、どういうふうなことの中で交流人口を増やしていくかというようなことをいろいろ考えさせていただいた時に、食という武器があるのではないかということを、みなさんも思っていることかと思いますけれども、そういったことを持っております。そしてその食は、先ほども言いましたように牛玉丼ばかりではなく、十勝牛とろ丼、これは全国で満腹選手権で実は今年度優勝しているような、全国的に名前の大きなものです。そういうものもあります。昔から伝統的に豚丼のおいしい店もあります。それから、ラーメンも賑わっていておいしくてすごいというそういうところもあります。それからまた、そばもよそからずっと来ていて、いろいろなそういうところの中で店が流行っているところもいっぱいあります。そういったことをいろいろ総合すると、この清水が持っている1番の武器である食を売りにして、外からの交流人口を深めるというのが1番いい方法ではないかなと、そういうところに達したところでございます。そして、そこのちょっとした拠点に清水公園がせっかく玄関口にありますので、清水公園を今までもいろいろなことがあったのでしょうけれども、ちょっとした拠点に持っていくということの中で、そこからそこに来ていただいた人を町に食事を取りにずっと町の中に下りてきてもらう、あるいは国道274号線あるいは38号線沿いの食堂にずっと下りてもらう、そういうことを1番PRしていくことによって、1番外からの交流人口を増やしながら休んでいっていただいて、昼食を取っていただいて、そしてまたちょっとした清水の4景+1の景観を見ていただいてというのが1番いいかなということの中で考えたところでございまして、大きな施設を建てた中で今財政的なこともありますし、大きなそういったものを建てた中で、ここが道の駅だよというようなことの考えになるには、まだちょっと自分としてはそういう考えを持てないところでございまして、とにかくこの食の武器を大きくPRすることによって新たに新年度から雑誌等も通じて、例えば食の月間みたいなもの、あるいは週間みたいなものを設けて1週間毎月こういうイベントをもっておいしい食を食べにきてください、清水のおいしい丼を食べてください、ラーメンを食べてください、そういったような情報を発信してたくさんのそういったお客を集めて、町の振興を図っていきたいなと、まずはそういうところから始めていきたいなと思うところでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 今町長のおっしゃる方法も一理、誠にだめだとは言いません。一つの方法だなというふうにも考えておりますけれども、町長だったら、もうちょっとなるほどなというようなことをやられるのかなと思ったけれども、さほどでもないなというような考えが第一。というのは、いいのだけれども、あそこの場所で果たしてそれができるか。まず駐車場が狭いでしょう。そんなことで旅行者をあそこへ集めてどうのこうのということは、まず不可能だろうと。まず乗用車が主流になるだろうと。トラック関係は入れる幅があるはずがないんだし、そこでやっぱり1番大事なのは、いかにして清水町で車を停めてもらうか。それからがスタートではないかなというふうに思うのです。そうするとやはり大きな駐車場がいるぞと。これがこの面に対してのスタートラインではないかというふうに思っておりますが、その点についてはどうお考えですか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) たいしたことないという発想かもしれませんけれども、たいしたことのないことを大きなことにつなげていければなというふうに、まずは考えているところでございまして、それから駐車場が狭いのも十分承知してございまして、だからあそこをちょっとした拠点の案内所みたいにして、おいしいところに全部通して、各店舗には駐車場がたくさんあります。そこにいっぱい停めてもらう。そういう構想のはじめでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) だから、いいんですよ。結構な発案だし、いいと思います。でも、私にしてみたら物足りないということでの発言でございます。あまり気にしないでください。ということで、私はやっぱり集客力があるのはやはり道の駅という看板。これがやはり集客力につながっていくのではないかというふうに思っておりますので、道の駅の看板はやっぱり掲げる必要があるのではないかということを常々思っているのだけれども、それにはいろいろ財政的な問題もあるから、すぐには答えが出ないかもしれませんけれども、その道の駅に対しての将来の、今すぐにとは言いませんけれども、将来この考えについて町長はどうお考えか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 私は今回日勝峠が開通して、清水ドライブインにお客さんが戻ってきたと。日勝峠の交通量は20%増だけれども、先日聞いたらそれどころではない、戻ってきたと。あそこのいろいろなところにもちろん何回か行かせていただいて、今年も行かせていただいて、いろいろなことで事実上あそこが道の駅ではないかなという思いを持っているところでございます。ただ、それを指定するかだとかそういうことではなくて、そういう機能も立派に果たしているところは清水町にあるのだということも含めて、今度の部分のところはまた別な意味での食の拠点にして、限定しながら、あそこのドライブインは観光のいろいろなものも売っておりますし、食も相当、例えば牛玉丼はあそこの売上げが1番多かったりなんかして、それから観光バスも来ます。そういったところと更に連携をして、そこで溢れた人達、これから溢れてくるように頑張りたいと思います。溢れてきた人達あるいはまた食を目指して来た人たちをちゃんと町の中に誘導して、いっぱいお金を落として、おいしいものを食べてもらってお金を落としてもらう、まずそこから始めようと。そして、大きな投信のかかる道の駅というのはやはり、昨日からも話題になっていますように今後のいろいろなことの施設を考えていったときにリスクも大きいし、過去からいろいろなことの中でそういう構想が上がっては、ちょっとだけしか進まないで断ち切れしたという反省点も踏まえた中でいくと、今のやり方で頑張ってやっていきたいなということで、まずはそのことで頑張ろうと思って進めていくと。そういう考えに達したところでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 食の拠点については町長のお考えに対して反対はしませんよ。反対はしませんけれども、今言った道の駅が将来どういう考えでいるのかなと。もう全然道の駅は本町では将来的にも考えませんと結論づければ、それなりのやり方、進め方もあると思いますので、そこら辺の腹構えというのを聞きたいのだけれども。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 全く考えていないわけではないと言ったら、また質問がくるかと思いますけれども。何が何でもここをということではなくて、いろいろなこういうことの中から今まで道の駅ということが何度も構想が、すごい進んだわけではないけれども、ちょっとしたことで意見がいろいろ皆さんから置かれて、下火になってきて、いつの間にかまたどうなってきた、それがまた清水公園の再開発についてもそうですけれども、その中で将来絶対そういうことではないということではなくて、ここから始めてそれが私は先ほど清水ドライブインがもう道の駅の事実上のものだという話をしましたけれども、ここともう1つ清水の中に道の駅と言われるようなところが出来上がってくることも、流れとしてはそういう流れになればいいなというような思いを持って今進めるところでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 早い話が、当面と言ったらいいのか、どこら辺まではなるかわからないけれども、道の駅は考えられないというふうに結論づけていいのですね、町長の考えとしては。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 当面というのはどのくらいの期間を言うかちょっと難しいところですけれども、そこそこの当面で、近いうちのところでは考えはないけれども、遠いところ、中間くらいですね。そのような中では道の駅という看板を添えれば、またプラス効果が出てくるのではないかなと。今ある大きなものの中でやっていく時に先ほども言いましたようにリスクだとかそんなことも考えると、今考えていることから進めていって、そこに繋げていければいいなと。だから、考えていないことではないけれども、今すぐということではないということでご答弁させていただきます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 結構です。町長のお考えは安全パイですね。そういう方法はいいのではないかなとは私も思います。そこで、実は話がずれるかもしれないけれども、過去にトラック協会の休憩所というのが御影でどうのこうのという話になってパーになった話がありますよね。それ今現在どういうかたちで進んでいるのかということは別に協議したことがあるのかないのか、その話があるのかないかも含めて一つ。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 口田議員のご質問についてお答えいたします。民主党政権の時にそういうお話が出て、現在ソーラー施設が設置されている御影の入り口のところに計画がございました。ある程度、十勝のトラック協会さんが骨を折っていただきまして、全国のトラック協会の役員さんまで来て視察までいきましたが、政権交代になったということで立ち消えになって以降、そのお話はなくなったというふうに聞いております。それ以後の協議的なことは行ってございません。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) そんなこともちらりと思い浮かんだので、あれは一体どうなっているのかなということを思い浮かべた時に、トラック協会さんもああいう構想があったのだから、トラック協会の休憩所、これ本町と、今コンビニで過疎地帯で一生懸命に出店しているセイコーマートあたりあるでしょ。そういった三者で合同で一つ一つ出資して、道の駅なんかできないかなと、そんな話し合いも町が中心になって、ちょっと研究したらどうかなという考えがあるのだけれども、いやいや、そんなことは必要ないですよと言われるとそれまでだけれども、町長どうですか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) トラック協会の話は私も昔ちょこっとだけ聞いたことがあって、ほとんど商工観光課長が答えたようにほとんど進まないまま終わってしまって、ただいろいろなことを考えると、やっぱりトラックの運転手さんって休憩も含めてだし、清水にはおかげさまで大きなセブンイレブン2つとも大型トラックが停まって、またよりみち情報館にも私たまにわざわざあそこまで行ってトイレを利用するのですけれども、結構夜に停まっていたり何かしてありますけれども、やっぱりコンビニでお弁当を食べてというのが主流になって大きな、さっき言った牛玉を食べるだとか、そんなところではなくて、運転手さんというのは精神的には大変ですけれども、肉体的には少しほかの重労働に比べると大変な部分はあるのですけれども、すごくいっぱいカロリーを摂るというような状況にない人がたくさんいて、そのようなこともいろいろ考えますと、今議員からご案内いただいたトラック協会との打ち合わせだとか、そういったことについては大きく発展する部分はあるのかなというようなことを考えますと、もうちょっと検討はしますけれども、多分そのような状況にはなってこないのではないかなと。一度そういう構想も完全に潰れてしまいましたし、そういうことにはなってこないのではないかなという思いを今持っています。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) それなら仕方ないということになるのかもしれませんけれども、いずれにしても本町だけで何でもやるということにはならないので、やっぱりいろいろなものを競合しながら、助け合いながら物事を進めていくという方法を取らなかったら、町単独ではなかなかできませんよ。そのような方向であらゆる機関を一つターゲットに立てながら、共存・共栄の中で一つ進めていただきたいなというふうに思っておりますので、今後に期待をしております。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) いろいろな方といろいろな機関といろいろな団体と協議、それから検討するというのは大いにやっていこうと思っていますので、トラック協会に限らずいろいろな機会あるごとに、まずこの公園構想についても、商工会や観光協会とは十分打ち合わせをしながら進んできておりますし、そのようなことでもっともっとアンテナを広く持ちながら進めていきたいとは思うところでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 次に教育委員会の関係でございますけれども、このネット関係、私は全くこのネットについてはわかりません。それでいろいろな問題があるので、今言ったネットの中でも、そんな中でネットの問題に対して一応我が我がとどのようなものかとわからないと、対応策考えれと言ったって、我々第三者の目でどうのこうと言ったって、なかなかできない。そこで、あなた方の知っている知識でいいから説明を願いたいなというふうに思うものはあるのですよ。それは何故かと言うと、ネットのサイト、出会い系サイトとかコミュニティサイトとかというサイトがあるらしいのだけれども、これは一体全体どういうものなのかなと。

(一時中断)

 

○8番(口田邦男) 発言できません。

 

○議長(加来良明) 質問をお願いいたします。続けて。

 

○8番(口田邦男) 質問の妨害です。

 

○議長(加来良明) 質問をお願いいたします。

 

○8番(口田邦男) そのサイトについての説明を願いたいなというふうに思っているのだけれども、わからなかったらわからないでいいですよ。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(斉木良博) 今のご質問ですけれども、いわゆるコミュニティサイトという部分については、フェイスブックですとかツイッターだとか、そういったようなかたちでスマートフォンですとかコンピューターを持っている方が登録をして、それぞれの出来事ですとか思いを述べて、それに対して登録されている人、もしくは友達申請とかというかたちを言いますが、お互いに発言を許す方、投稿を許す方の中で意見交流をするとかというものがコミュニティサイトというふうに思っております。それから、ほかのサイトですけれども、いろいろなサイトあります。JKサイトというのは、女子高生だったりということだと思うのですけれども、それらの情報について一方的に流したり、いろいろな誘引をしたりするサイトがあるように聞いています。それについては私実際は見たことございませんので、詳細な内容についてはちょっとわかりません。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) わからないのならば質問しても仕方がありませんけれども、ネットについてやっぱりいろいろな犯罪やら何かに染まっていくのは事実でございますので、それが親に聞いても親は多分うちの子に限ってはそんなことはないと、学校はうちの生徒にはそんなことはない、町に言わせればうちの町にそんなものはないだろうというふうに答えられるだろうと思いますが、でも現実はないとは言えない。先ほどの答えの中でいろいろな機関でそういった対応をなされているようでございますけれども、そういった相談の窓口というものはあるのですか、今。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(斉木良博) 先ほど教育長から答弁させていただいた中で、清水ソーシャルメディアガイドラインというものを策定しました。この内容の中では各家庭・学校、そして本人達がそれぞれこういったようなことを守りましょう。こういったようなかたちで今後対応していきましょうということを定めております。定めた中には、トラブルという部分もあって、そこに巻き込まれそうになったり、トラブルという部分に巻き込まれた時には学校や先生、それから親に相談をしましょうというようなことを記載をしています。周知をしているところでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) 今先ほど言ったように、親それから学校、町もそうだけれども、多分わからないだろうというふうに思います。あってもね。それで第三者の目でちょっと変だぞというふうに気がついた場合に、どういった対応をしたらいいのかなということなのですよ。もしそういう対応策があれば一つお答え願いたい。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(斉木良博) それぞれのトラブルによって対応策は違うのかなというふうに考えます。いわゆる架空の請求ですとか、そういったような部分については消費者協会なりあると思いますし、犯罪的な部分については警察等が当然窓口になるかと思います。その場合については、保護者・学校、そして教育委員会等に相談をいただきながら適切な対応をしていきたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) このネット関係というのは非常に難しくて、これでこうやったらいいとかああやったらいいとか、そういうものではないというふうに思いますけれども、でもこれからこれが大問題、いろいろと問題になってくる機会が多くなるということは間違いない。それに対しての対応策というのは事前にいろいろとやっぱり協議して考えておく必要があるというふうに私は思いますが、これからどうするかということだけ一つお聞かせください。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(斉木良博) インターネット等にかかるトラブル、それから使用にかかる情報モラル・使用方法について口田議員がご指摘されているとおり、いろいろな状況があると思います。ですが、1番大事なのはトラブルに巻き込まれないような対応をしていくということだと思います。しっかりとした情報モラルを身につけるとか、インターネット・SNS等についての知識を持つとかということだと思います。自分の身を自分で守るというような知識をつけていくことだと思っています。そういったような面でしみず教育の四季では、保護者・児童生徒含めて協議・議論をして、ソーシャルメディアガイドラインというのを作りました。その中で1番重要なのは、各家庭で議論をしてください、子どもと話し合った中でルールを決めてくださいということを決めました。保護者も含めて情報・知識を得て、可能な範囲の中でそういうトラブルに巻き込まれない対応をしていこうということです。学校についてはいろいろなかたちで啓発活動しましょうというふうにしています。個別でいうとauですとかドコモですとかLINEですとか、そういったような実際に運営をしている会社の方に来てもらって、お話をしていただいて情報モラル・使い方、そういったことについて児童生徒、時にはPTAも含めて学習会をしているというふうに聞いています。まずは、正しい使い方、情報モラルを身につけるような対策を行っていくことが重要かなということで、このガイドラインを作って、今後についても周知をしながら実際にしていけるように努めてまいりたいと思います。

 

○議長(加来良明) 8番、口田邦男議員。

 

○8番(口田邦男) ぜひ、こういう面から子どもたちを守っていただきたいというふうに考えておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げまして質問を終わらせていただきます。

 

○議長(加来良明) これで、一般質問を終わります。

 

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○議長(加来良明) 以上で、本日の日程は全部終了しました。

 おはかりします。

 議事の都合により、12月16日から12月18日までの3日間は休会にしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 よって、12月16日から12月18日までの3日間は休会することに決定しました。

 12月19日は、午前10時に会議を開きます。

 

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○議長(加来良明) 本日はこれで散会します。(午前11時45分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317