平成29年第4回定例会会議録(3月7日_日程第8)

○議長(加来良明) 日程第8、議案第24号、農地及び土地改良施設の災害復旧についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 農林課参事。

 

○農林課参事(小林 進) 議案第24号、農地及び土地改良施設の災害復旧について、提案理由の説明をさせていただきます。

 台風10号で被災を受けた農地及び農業施設の復旧にあたり、土地改良法第96条の4第1項を準用する同法第88条第1項に規定する、災害のため急速に土地改良事業を行う必要がある場合は、議会の議決を経て応急工事計画を定め、その事業を行うことができると規定されていることから議会の議決を求めるものでございます。

 応急工事計画につきましては議案に記載しておりますが、議案説明資料その2でご説明させていただきたいと思います。

 議案説明資料1頁をお開きください。

 ここでは、災害査定を受けた事業計画の全体を工種、区分、地区数、事業量、査定額、発注年度に分けて集計しております。

 農地につきましては、畑と牧場に区分され、合計で地区数40地区、事業量66.59ヘクタール、査定額177,752千円で、発注年度は全圃場の畑を平成29年3月に発注し、被災補助の耕作計画に可能な限り沿うように復旧いたします。

 牧場につきましては、平成29年4月の発注を予定しており、農地は平成29年度中に復旧する予定でございます。

 農業用水施設につきましては、農業用水と排水路に区分され、合計で地区数104地区、事業量21,181.39メートル、査定額1,578,989千円で、発注年度は農業用水が平成28年度から平成30年度の3か年。排水路が平成28年度と平成29年度の2か年で復旧する予定でございます。

 農地及び農業用施設を合わせて、地区数144地区、査定額1,756,741千円でございます。

 続きまして、2頁から6頁には各工種の詳細を被災状況と復旧計画を含め記載しております。

 復旧計画でございますが、2頁、左番号1番から3頁38番までが畑で、土砂堆積除去と耕土が流失した圃場は、搬入土による復旧をいたしますが、帯広開発建設部が発注した十勝川河川堆積土除去により発生した土を被災圃場まで運搬した土を活用し、復旧をいたします。

 39番、40番が牧場で、畑と同様な土砂堆積除去、河川堆積土を活用した復旧であります。

 41番から58番までが農業用水で、仮設取水の設置、管路復旧、施設内に流入した土砂の撤去であります。

 59番から最後6頁、144番までが排水路で、被災した法面復旧、護岸ブロックの布設替、堆積土砂撤去でございます。

 次に7頁から11頁には、今説明をした各工種の被災箇所図を添付しております。

 7頁には畑、8頁・9頁には牧場、10頁は農業用水、11頁が排水路の被災箇所でございます。

 以上、議案第24号の提案説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) ただいま説明を受けました畑の関係で、開発局がという話をされましたが、これは来年度早々畑作について従前どおりとはならないにしてもほぼ復旧できて播種できると、こういう状況なんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課参事。

 

○農林課参事(小林 進) 平成28年度分につきましては、2月をもって完了しておりますけれども、平成29年度は引き続き4月以降発注をして、農地が流亡したところについては運搬をして復旧をしていく状況になっております。

 一応、平成29年度以内に全部復旧できるような形で考えていきたいと思っています。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 平成29年度にある程度種をまけるという状況というのは、この中にはないんですか。

 

○議長(加来良明) 農林課参事。

 

○農林課参事(小林 進) 春先にまくようなもの、4月、5月にまくようなものについては、なかなか難しいかなという形では思っております。ただ、秋にまくような作物については、できれば間に合うような形で努力をしていきたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 査定で、本年度と平成29年度に実施される事業については良くわかりましたけれども、これから雪解けが進んで二次災害等があった場合、そういった場合にどういった対応を取っていくのか。

 また、査定に至っていないものがあったとすれば、どういう対応をするのかをお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 農林課参事。

 

○農林課参事(小林 進) 農地につきましては、二次災害等がある前に4月中に7割程度復旧したいと思っておりますので、さほどないのかなというには思っております。

 小災害、今ご説明した査定以外につきましては、まだ30丁くらい54圃場くらいございます。これにつきましても合わせて3月中に発注をして、小災害につきましては畑の流失や流亡しているところがございませんので、先ほど言いましたけれども耕作者の意向に沿うような、耕作条件に沿うような形で進めてまいりたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第24号、農地及び土地改良施設の災害復旧についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。

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