平成29年第4回定例会会議録(3月9日_日程第2_一般質問 原 紀夫議員)

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 午前中の一般質問等の中でも触れられておりましたけれども、非常に早いもので、先月の28日、ちょうどこの議会の質問の通告日でありました。そんなことをつゆも知らず、玄関先に来てみると、私を迎えてくれているのかどうかわからなかったんですけれども、大勢の職員が出ておりましてびっくりしました。今日は町長の初登庁日なのかということで、遠慮しいしい後ろにもぐって庁舎に入ってから10日目ということでありました。口田議員も話の中で出ておりましたけれども、この10日間の中で、あちらこちらと町村を回ったり、あちらこちらとあいさつ回りをしたり、そして一般質問の答弁をしっかりしなければとなると、私ごときの者であればすぐに死んでしまうなと、そんな感じさえしたわけであります。

 今日は私、特別短く何とかまとめていきたいと考えておりますので、町長の答弁次第といつも申しておりますけれども、たぶんいい答えは返ってくるだろうと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 先ほどの話にちょっと戻るんですけれども、あの時に職員の皆さんが大勢玄関先にいて、表情を垣間見ると、どなたも本当に嬉しそうな顔をしていたのが今でも思い浮かびます。新町長は大変な時に受けたなと、私自身は思っておりまして、私も陰ながら応援をした一人として、あと2年切っておりますけれども、なんとか支えていきたいなと、こんな思いもあるわけであります。

 さて、この激戦を制して就任された町長、過去の高薄町長が16年間ご苦労をされて、その後のトップリーダーでありまして、今後の清水町のかじ取りを期待する町民が非常に多かったということで、まず当選に至ったんだと思っております。

 先ほども触れておられましたように、活気あふれるまちづくりに全力投球をしてほしいなということは、多くの町民が望んでいることだと思いますので、よろしくお願いをいたします。

「着実に前へ」というキャッチフレーズが5つの約束と43の宣言を示して、過去の豊富な経験、役場の経験、または民間での経験をフルに発揮して町政に取り組むということについて、私もそのとおりだろうと思います。

 現下の国の情勢、テレビを相当賑わしておりまして、とんでもない形になっているところが多々ありますけれども、こういうことが私どもの町にも悪い影響を与えなければいいなと。大きな災害を受けている町でありますので、予算等々含めて減るなんてことになると大変なことになるわけでありますから、そういう思いが強くするわけであります。どうか、果敢にこれから町政に取り組んでいただきたいということを希望するわけであります。

 さて、私がお尋ねをしたいのは、公約に掲げている政策の中で5つの約束の最終で示されている「町民が主役のまちづくり」について、現段階で結構でありますので、町長が考えておられる範囲でお答えをいただければと思います。

 私は町長が過去に課長職を長年務められ、また民間でも経験されたということから、この程度のことであれば即座に答弁をいただけるものだと、こういう理解でお話をさせていただきたいと思っております。

 1点目であります。まちづくり基本条例、まちづくりの基本構想だとか、基本計画は、特にこの10か年の計画で、本年7年目を迎えているわけでありますが、新たなまちづくり計画を策定するということを述べておられますが、このことについて考え方を、今の段階でこういうことを考えているんだということがあればご答弁をいただきたいなと思います。

 2点目につきましては、役場組織の機能強化を図ろうとされているわけですが、非常に大事なことでありまして、この16年間、職員の皆さんはご苦労をされてずっときているわけでありますが、新町長になって、町長の思いもまた別な方向で相当出てくるだろうと。したがって、組織も変わるだろうと。機能強化をして進めなければどうしても前へ進まないということが多々出てくるだろうと、私は考えております。

 現状考えておられる構想は、どういうことを考えられておられるのか、この辺についてお尋ねをいたします。

 3点目であります。町内会組織、これもまた今後のまちづくりに欠くことのできないものでありまして、高齢化が進み、子どもさんがいなくなっているこの中で、本町と御影の現行組織について、今後どのようにした方がよいのかなと考えておられるのか、この辺についてお尋ねをいたします。

 4点目であります。公共施設の改築計画の策定についてであります。以下4番、5番については、今日の質問の中で若干掘り下げてお尋ねをさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 保育所の危険性について、昨年12月でも前町長に指摘をし、前向きな答弁を頂戴したところでありまして、このことについて、危険を除去するために現状どのように考えておられるのか、この辺の新町長の考えをお尋ねをさせていただきたいと思っております。

 5点目であります。先ほど述べましたように、人口が減少し、財政も大きな災害を受けて、これから大変な道のりを歩まなければならない中にあるわけでありますが、この大災害を受けて、多くの公約を前へ進めるためには大変な努力が必要だということは言うまでもないわけであります。町内を融和に導いて、過去の対立を改めて一本化する努力がどうしても必要だと私は考えております。先ほどの口田議員の中にもありましたけれども、二分化しているという、二分化そのものはどういう捉え方で二分化ということも色々とあると思いますけれども、過去、私の知る限り16年の中では選挙をとおして相当そういう面があったなという思いがありまして、過去のことを含めて、今後どうするのかなということで、一つの提案といたしまして、過去の町長選挙で先ほど町長も触れられておりましたように、95票差、266票差、今回はちょっと開きましたけれども、そういう熾烈な戦いがありまして今日に至っているわけであり、この中にお三方とも非常に若い町長候補でありまして、非常にまちのことを思うためにいろいろな公約等も出して戦ってきた歴史がございます。

 したがいまして、私はそれぞれの候補の示した公約そのものは非常に価値のあるものだと、こういう押さえ方をしております。この際、今回は新人同士で戦ったわけでありますけれども、この選挙戦をきっかけにして、町長が主導権を持っていただいて、どういう形になるかは別として定期的にお三方の考え等も聞きながらやっていただけないかなと。そのことによって、二分化、三分化わかりませんけれども、そういう面についても和らいで、まちづくりに前向きな考えが出てくるのではないかと、そういう気がするわけであります。3名それぞれ若いという話をいたしましたけれども、この3名が寄れば4人の町長で考えをまとめて、まちづくりへ進んでいけると、こういう考えも出てくるわけでありまして、この辺を現状どのように考えるのか、これについての考え方をお示しを願いたいと思います。

 いつもと違って非常に短いことでありますけれども、以上、お尋ねをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 原議員の阿部新町政公約実現への道筋についての(1)の質問にお答えしていきたいと思います。

 現在の清水町まちづくり計画につきましては、第5期清水町総合計画として、今議員からもご案内がありましたように平成23年度から平成32年度までが計画期間であり、平成29年度は7年目となります。そこで、新たなまちづくり計画の策定についての考え方でありますけれども、このまちづくり計画は、清水町の各種ある計画の中で最上位の計画であります。そして、先ほども述べましたように、現計画は平成32年度に終了をいたします。

 新たなまちづくり計画につきましても、町民アンケートの実施や分析を含めると、2年間以上の期間を要するところでございます。これは過去の例にもよりますけれども、そういうかかるのではないかと思っているところであります。そのため、新たなまちづくり計画は確実に私の任期中にすべき重要な課題であるという認識もすでにしているところでございます。

 策定におきましては、まちづくり基本条例の目的に基づくのは当然でございますが、私の公約の5つ目の約束であります、「町民対話を重視した新たなまちづくりに挑戦する」とうたっているように、町民こそがまちづくりの主役であり、皆さんと情報を共有し、互いに尊重し合い、助け合い、協働できるまちづくりを進めたいと思っております。

 なお、本当の具体的な計画については、年次計画、そういったものについては、今後、改めてまた示させていただきたいなと。進め方については、示させていただく予定でございます。

 なお、現在、第5期計画のまだ終盤ではなくて中盤過ぎ、もう少しで終盤になると思いますけれども、そういった大事な時期でありますので、町民が清水町のために考えた、自ら手づくりをして議決いただいた計画でありますので、今後も私のマニフェストと照らし合わせをしながら、今ある第5期計画の実施について慎重にかつ大胆に進めていきたいと、このように考えてございます。

 続きまして、2点目の役場組織の機能強化であります。今ありますように、多種多様な住民の要望に応えていくには、まず組織強化、その中のひとつの一番大事なところは、職員のスキルアップが必要だという認識に立ってございます。このために、職員の研修は欠かせません。自己啓発を含めた様々な機会を通じ、研修に参加できるよう体制を強化してまいります。  

 実は、過去において行政改革の時に財政難もありました。職員の給与カットはもとより、ここの研修部分について一番最初にカットした経験が今思い出されます。その時にも思ったことがあります。ただ、どうしようもなくてここの部分はカットしたんですけれども、当然、5年後、10年後にこういった影響が出てくるなという部分を感じながら、やむを得ずここの部分のそのチームの一員としてカットした経過がございます。今後、やはり重要な政策を進めるにあたって、職員の資質向上というのは一番の重要なところになると思いますので、先ほども申し述べましたけれども、この辺も十分強化してまいりたいというふうに思っております。

 また、地方分権の推進とともに様々な分野で、今以上に専門知識を要する職員と分野を限定しない広範な知識、技術、経験を有する人材が求められております。一時、私はこれをジェネラリストとスペシャリストという言葉を使って選挙中にもお話をした経過がございますけれども、この部分をしっかりと進めながら町全体としての人材の育成を図ってまいる所存であります。

 また、組織の部分に少しなりますけれども、よく言われるように、縦割りの弊害をなくすことも含め、各課横断的なプロジェクトチームをつくり、これは選挙公約の中のひとつでもございますけれども、プロジェクトチームを作り、そのチームのもとに改革を進めていく、あるいは私の公約を進めていくというふうな組織体制にしたいというふうに思ってございます。

 例えば、災害対策のチーム、それはマニフェストに書いてございます。それから、雇用対策のプロジェクトチーム、これは確実にやっていきたいと思っております。

 さらに、また平成27年12月につくりました人口ビジョン(総合戦略)でお示ししているような安心・安全のプロジェクトチーム、少しダブるところはございますけれども、そういったものについても定住促進のプロジェクトチーム、そういったものについても今一度必要かどうかも含め、必要であるならばその部分についてのプロジェクトチームをつくりながら、検討していきたいというふうに思っております。

 どちらにしましても、子育てから雇用、そしてまた福祉にも結び付けられるような政策を打ち出せるような組織にしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 さて、3番目の町内会組織は今までに欠くことができないものというところの質問にお答えさせていただきます。町内会をはじめ、自治会や農事組合には行政と関わる様々な場面での町内会等のご協力をお願いすることが多々あります。まちづくりに欠かせない組織であるという認識は、今をもって変わるところではございません。

 しかしながら、全国的に町内会等の加入率は減少しており、本町でも町内会への加入が平成20年度に比べ、1町内会252世帯が減少しており、加入者減に加え、役員のなり手不足もあるなか、自主的な町内活動の中で行政への協力をお受けしていただいている現状にあります。

 昨年の台風災害では、防災の必要性を痛感したところです。町民の安心・安全を守る住民組織のひとつとして町内会が果たす役割は大きいと考えております。しかし、加入者の高齢化による役員のなり手不足、小規模町内会等における活動の制約などに加え、災害時における高齢者や体の不自由な方々の避難のあり方を、この災害で一層痛感したところでもございます。

 現在、本町での町内会活動は、清水地区の町内会連絡協議会、御影地区では御影地域づくり推進協議会、農村地区では13の地域集団に組織され、これを統括する清水町まちづくり推進協議会で組織されています。台風災害によって、町内会等の役割や必要性はこれまで以上に求められていると痛感しておりますので、町内会会員の連携や行政との連携、さらに高齢化や災害に対応した地域づくりのあり方を含め、各住民組織に対しまして今まで以上に問題を提起し、町民の安心・安全を確保するため、協議してまいりたいと思っております。

 その中で、特に防災に関して言えば、町内会に担当職員を置くという部分も含め、過去にも論議されたことがあるようでありますけれども、そういうことも含め、前向きに検討していきたいというふうに思っております。その町内担当の職員が町内会の役員の皆さまと協力しながら防災体制をしっかりと、何かあった時に動けるような、そういったものになっていければなというふうな思いを持っているところでございます。

 続きまして(4)番目でございます。公共施設の整備については、建設から長い年月が経過しております保育所等の整備が最優先であることは、昨年12月の議会で前町長がお答えしているところでございます。現在は、保育所、幼稚園の整備計画をまとめるために検討を進めているところであります。

 今後、新しい施設が整備できるまでの間は、適宜に必要な修繕を行い、児童が安全に過ごすことができるように配慮しながら運営してまいりたいと考えております。

 なお、建設から43年が経過している第2保育所につきましては、なるべく早い時期に建設等をしてまいりたい。スピード感を持って整備の方針をまとめてまいりたいというふうに考えてございます。

 最後5番目、過去の候補者も含めて、融和のために定期的な会合をというお話しでございました。町長が主導し、定期的に会合を持ち、意見交換を行うことにより、町を二分していた過去を払しょくするのかという提案についてでございますけれども、今、議員がご案内のとおり、それぞれに候補者がまちを盛り立て、地域を再生させる目的を持って立起してきたところでございます。清水町を良くしていこうという思いは、いずれの候補者も変わりないと思います。

 自分の政策と一致点があり、取り入れるところは取り入れることで住民の幸福につながるものであれば、検討していく必要が十分あるとは思っております。

 しかしながら、定期的に会合を持ち、意見を交換することについては、相手方もいることでございますので、この場ではお約束をすることはできませんが、機会があるごとに町民の皆さまからお話を伺っていくところでございますので、この3名の町民の方についてもお話を伺う努力は惜しまないようにしていきたいというふうに思っております。

 いずれに対しましても、私の信条であります町内の融和を図るために、今後、議員の言われたことも含め、さらに町民の意見を十分聞き、そしてしっかりと私の判断の中で物事を進めていくという思いをまた議員の質問によって強く思ったところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 5項目にわたって順次再質問をさせていただきます。

 1項目目のまちづくり計画の関係で、現在、7年目でまだあるわけですけれども、現段階で考えていることについて、私はこの計画ができる過程の中で二、三度ほど傍聴に出向いたりして、難聴のために聞き取れなくて、あとは行かなかったことがあるんですが、町民、そして職員の相当な努力があってできたものだという認識をしております。したがって、これをまず0にして、新たな計画をではなくて、今後計画する際には、前回7年前に参加していただいた方に再度集まっていただいて、計画の達成度合いを含めて、新たに大掛かりにやるのではなく、2年もかけることなく短い期間で方向を示せるような方法で努力をしてほしいなと、私は考えているのですが、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) この5期計画には、私は4年前に役場を辞めましたけれども、計画の時には携わっていたなという記憶ではなく、そういうところにありました。今、議員がおっしゃいますように、その時は2年の年月を要しましたけれども、計画のための時間がやはりかかり過ぎても組織として、あるいはその後の計画実施に対してのエネルギーの部分でも少し不効率な部分があるかなというふうに思います。もちろん、真剣になって計画は立てなければいけないですけれども、やはりスピード感を持ってしっかりとしたことの中でまとめていくと、そういう思いは十分持っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。1問目については、この程度にしておきたいと思います。

 2点目の役場組織の機能強化の関係ですが、この機能強化をするということは、今までと違って全職員がまさに今回の災害を受けて、改めるところは改めて、町民の手本となるような活動をしてもらわなければならないと、私は常々思っておりまして、過去の災害の時も比較的気の短い男でありますけれども、相当腹立たしい思いをしていたことがあります。私が町長なら「辞めてしまえ」と言いたくなるような人が結構いたなということもありましたし、加えて町民からも多くの指摘を頂戴をしておりました。

 したがって、新町長になってからどういう訓示をされているかわかりませんけれども、まさに再スタートを切っていただいて、町民が「阿部町長になるとこうも変わるのか」と言われるくらい、職員の皆さんに変わってほしいと、こういう思いがあるんですけれども、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほど腹立たしい思いという部分も重く受け止めてございます。

 ただ、やはり第1問目の時にもお答えしましたように、職員の資質の問題でやはり十分ではないところがあったと、そういう大きな反省の中に立ってしっかりと災害ということばかりではなくて、いざという時に進化を発揮できるような職員の資質向上に努めていきながら役場の機能強化を図っていきたいと。その第一が繰り返しになりますけれども、職員のスキルアップのことでございます。未曾有の災害でしたので、なかなか訓練されていなければ動けないという部分もあったのかと思います。そういう反省に立って、繰り返しになりますけれども、しっかりと反省しながら新しい役場に向かって進めていきたいというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 先ほどの町長の答弁で、過去財政難で本来力を入れなければならない研修の方に回せなかったと、それが一部現状があってなかなか育たなかったというようなことを言いたかったのだろうと思うんですが、今後、職員のスキルアップを図るために研修を取り入れる。今までも研修はしているわけですけれども、今までの研修と同じであれば意味がないわけで、別途この辺に力を入れたいということが現状であるとすればどういうことがあるのかなと、お尋ねをします。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) また私の古い話を持ち出して恐縮でありますけれども、ご案内のように道職員であった時代に農業改良普及員として10年間、毎年毎年研修を受けました。そのように道は研修を通じて人の資質向上を図っている部署でありました。それと同じようにといいますか、町においてもやはりその部分を若ければ若いほど強化をしながら何かの時にすぐ判断能力が身に付く、適正な判断ができる、そういった職員をつくっていきたいというふうに考えております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 今、職員は昔と違って、まとめて帯広で試験を受けていただいて、優秀な人材を採用しているわけで、うまく育てればすぐに町長になれるような人材ばかりではないかという気もするわけです。したがって、これから職員研修を通して育てていくということも大事ですが、職員にやる気を起こさせるためにひとつの方法として、私前に9年いた職場では、いろいろと職員の意見を聞いて、それが実現できた暁には表彰をするということをやっていた行政関係の職場であって、私も二度ほど表彰を受けて、気分良くしたことがあるんですけれども、おだてて使うということではありませんが、意欲を持たすという面からはそういうことも一部必要ではないかなということも感じたりもしているんですが、これからのことですけれども、そういうことも含めていろいろと考えていただければいいなと、こんな感じがするんですがいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 最初の方の部分ですけれども、優秀な人材も磨かなければ光ってこないと思いますので、その辺も含めて考えてまいりたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 3点目に移らせていただきます。

 町内会の関係であります。まさに、どこの町内会も会長のなり手がいない、年とともに高齢化が募っていって大変だという時代に今なっているのは一目瞭然であろうと思います。この場で前町長にもいろいろな意見を言わせていただいたことがあります。町内会の再編について、4ブロックに分けて何とかやりたいという考えがあったんだけれども、町民の方にお示しをしたところ、なかなか納得していただけなかったということで、頓挫したりしていることもあったりして今に至っているわけですが、過去に、例えば町にひとつの課の中で係を設けて、町民対策係になるか何になるか、町内会担当になるか、そういうところをひとつ設けてはどうだという提案を過去したことがあるのですが、そのことによって、例えばひとつの例として、総会の時の議案は私の方でつくってあげますよくらいのことをやると、なかなかうまく進みやすい面もあったり、他の事業を進めるにあってもそういう面がいろいろと出てくるのではないかという気を私はしているんですが、そうではないとなると、なかなか経験をした、元役場にいたとか、役所勤めをしていたとか、そういう人以外会長になかなかなれなくて、やりたくてもできないという人が結構あるのではないかという気がしているわけで、これから町長は現場の声を十分に考えてやると言っておりますから、そのことを含めて町民の意見も幅広く聞いていただいて、前へ向いて全町民が「よし、やるぞ」というような意欲が湧くような方向でぜひ考えてほしいなと思っています。

 したがって、以前から私が前町長に申し上げていた、町内会の担当について、今回、改めて設けるということを言っていただきましたので、非常に心強く感じているところであります。したがって、これは時間外手当が管理職であればかからないんですけれども、時間外手当がかかるのでというお話もありましたけれども、私は、この時代ですから町内会の中に入っていって努力をすることについてはボランティアで協力するということは、最低限常識だろうと、このくらいの感覚で進めていただきたいと思っているんですが、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほどの町内会担当の職員の話については、例えば、防災に関しては全くそうしなければ防災体制の組織化というのは機能しないだろうなと思われる部分がありましたので、そういったお話をさせていただきました。それからまた、一般的な部分の中では、町内会の中でどういった役割を担わなければならないかというのは、個々の職員の判断によるところでもございますけれども、今は役場の職員も当たり前ですが、その町内会の会長になるだとか、そういうことではなく、ある程度中枢の中に一人として入った中で活動することが私としては望ましいというふうな思いもございますので、この辺についても職員と十分話し合いをしながら、先ほど言った町内会活動が活発になるような中で、職員の果たす役割というものを十分に果たしていけるような体制づくりも、また進めていければというふうに思ってございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いします。

 4点目に移ります。

 公共施設の整備の関係ですが、答弁をいただいた部分については、第二保育所についてはなるべく早く建設したいという考えを示していただきました。まさに、私も危惧しているのはそのことでありまして、なるべく早くと言っても、今言って来年できるというものではないということは重々承知をしておりますので、ひとつ、私なりに提案をさせていただきたいと思っていることがございます。

 12月の定例会でもお話をしたんですけれども、今、0歳児から保育をしているという経緯がありまして、無ければいいんですけれども、大きな地震がきた時にどうなるのよということをずっと私は言い続けておりまして、保育所の所長とも話をしたんですが、やはり、当然不可能というか、0歳児を含めてマンツーマンで対応なんて絶対できないわけでありますから、より安全なところで大事なお子さんをお預かりするという方法に、この際新しい施設ができるまでの間に考えてはどうかと、私はそのように考えているのです。

 そこで、一つの提案ですが、保健福祉センターに結構広いスペースがありますけれども、あそこへこの期間、2つの保育所の子どもをあそこへ移して、安全・安心な中で対応できないかということを考えてもらえないかと私は思っているんですが、この場で町長から「わかった。やる」ということにはならないと思いますけれども、どうも私はそんな心配をしなくてもいいと言われる方がいるかいないかわかりませんけれども、あの施設を見た段階で、これは大変な施設だなと。大きなことがあったらどうなるのよということを常々考えていまして、私も4人の子どもを育ててきた経緯がありまして、町長も初めて知ったんですが、4人のお子さんを育てられたということでありまして、やはり親の責任の範疇を外れて小さな子どもさんを預けていて、もし何かあったら完全に町の責任ということになるわけでありますから、私は本来、0歳児、1歳児、2歳児は町に預けるべきではないという感覚でいるんですけれども、現状はそうなっておりませんけれども、そうであればなおのこと責任を持って預かれるような体制をしっかりと組んでいただきたいなと、私は思っているのです。

 今、社会福祉協議会が老人福祉センターに移ったりいろいろしますし、場所的な面で心配があるとすればいろいろあるかもしれませんし、子どもの関係ですから、手続きも含めて法的な規制もあるかもしれませんが、緊急避難的なことから言えば、どんなものがあってもその他の項目として、別途考えられるようなことが必ずあるはずなので、そのことを含めて考えてもらえないかと、このことは町に子どもを預けている親御さん、皆さん同じような思いでいる気がしてならないと、私はそう思っているのですが、この考えはどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 例えば、今ひとつ提案がありました、保健福祉センターというようなご提案もございましたけれども、今、また子育ての部分での、いわゆるきずな園とか、そういった部分も含めた拡充だとかそういった部分もありますので、必ずしも一番いい方法かというところも問題として残るところでございます。そういうことも含めて、今、原議員の言われた部分について、急げと言っているんですけれども、もう少し時間をいただきながら検討したい、考えてみたい、勉強してみたいと、そういうふうに思ってございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 過去の私の質問の中と違って、非常に絶えず前向きな答弁を頂戴しているので、非常に気分を良くしているんですけれども、いずれの事案も簡単なものではないということは重々私も承知して申し上げているので、過日の四季塾の発表会の中でも「児童館を改めて」という提案もありました。場所的な面から見ると、ああいうところもあるでしょうし、また他の場所を含めていろいろあると思います。先ほど、下に降りて行ったら情報コーナーがありますけれども、あの部分もいろいろな書籍を町民の皆さんに情報公開をしているのは重々承知をしていますが、どれだけのことがあそこの情報公開のところでものを見るかというと、そんなにいないはずなんです。あのスペースをいかに生かすかという視点から考えてもらうと、相当いい仕事ができるのではないか。ほかの施設を含めて常々そういう見方で考えておりますので、多くの職員がいるわけですから、職員総出でみんなの知恵を拝借して考えてほしいと、こう思っていますがいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 十分研究をさせていただきたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 最後の質問です。

 過去の立候補をした方の意見も聞きながら町政執行をしてほしいと、こういうことを申し上げているわけです。私は、なぜこういうことを言うかと言いますと、元同僚議員、そちらの方におられましたけれども、私の議会活性化特別委員会の中に席を置いておりまして、常日頃から非常にいい提案をしていただいている中にありまして、町長選に立起したがために欠員を生じたわけですけれども、こういう人をやはり大事に育てていかないと清水町はだめなんではないかと、私は常々思っておりまして、今回の町長選挙におきましても非常に悩んだ経緯がありまして、民間の力を借りてやるというのは、昔から私の発想の中にあり、清水町で若手で民間の町長を入れたらどう変わるのかと、こういう発想もあったりいたしまして悩んだところですけれども、やはり過去の経験を含めて、町民の皆さんを含めて阿部町長に頑張ってほしいと、こういう形になっているわけで、ぜひその辺も含めて、選挙戦で本当に熾烈に攻撃をしあって勝ち抜いたとかそういうことは全くありませんでしたので、今回は新人同士で頑張っていただいたので、すぐ融和が図られるのではないかと、こんな気もしておりましたし、討論会の場も私は行かせていただきましたけれども、まさに先輩を立てて控えめな態度に終始した面もあって、私は高く評価をしているわけでありまして、この辺をぜひ生かしてほしいなと、こう思っているんですがいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほども申しましたように、相手の方もあることですし、そのような方向の中も含めて、町民の中の3人、4人でございますので、私も含めて4人、5人でございますので、そんなふうな機会があれば作っていくような努力はしたいというふうに思ってございます。

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