平成29年第5回臨時会会議録(4月28日_日程第4)

 

○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。

 町長から行政報告の申し出がありました。

 これを許可します。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 後期高齢者医療保険料に係る誤徴収につきまして、ご報告申し上げます。

 本町を含む全道の後期高齢者医療の保険料につきましては、国が配布している標準システムを活用し、現在、北海道後期高齢者医療広域連合において保険料の算定及び賦課決定が行われ、本制度が運用されております。
 先般、新聞等において報道されましたとおり、国の保険料算定システムにおいて一部不備が見っかり、これまで納めていただいた保険料の算定結果に影響が出る可能性が指摘され、本町の保険料を調査した結果、本町の被保険者の方の保険料にも影響が出ることが判明いたしました。
 保険料の算定に影響が出た原因といたしましては、青色申告を行っており、かつ、青色事業専従者給与の申請をされている一部の方の保険料軽減判定に適用された計算過程に誤りがあったものです。
 この結果を受け、平成20年4月からこれまで納めていただいた保険料を再算定したところ、保険料の減額となる方は8名(7世帯)、保険料が増額となる方は2名(1世帯)の仮算定結果が出たため、先般該当する方に事情の説明とお詫びに伺い、了承をいただいたところであります。
 今後は、北海道後期高齢者医療広域連合において、正式な保険料算定結果に基づいた保険料が決定され保険料が減額となる方には、速やかに保険料の還付の手続きを行い、増額となる方には、保険料納入のご依頼をしてまいります。
 なお、保険料還付金等の財源につきましては、既定予算内で処理できないことが想定されますので、速やかな還付手続きを進めるため補正予算の専決処分も視野に入れ対応してまいります。
 以上、後期高齢者医療保険料に係る誤徴収についての行政報告といたします。

 

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら、許可します。

 質疑はありますか。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) ただいまの行政報告についてご質問をさせていただきます。この報告によりますと、これは全道の町村全部に影響するものなのだろうなというふうに感じています。直接担当のところへ行って聞けば理解できないことではないと思いますが、この議案が私の家に届いたのは26日の午後なんです。後々補正予算等もありますが、直接伺う時間が取れなくてここでお伺いするわけです。ですからちょっと的外れな質問をするかもしれません。

 まず、北海道後期高齢者医療広域連合が計算しているから、これは全道が対象になる。だからこういう事件といいますか、これについては全道の町村がこれからいろいろな手当てをするだろうという理解をしてよろしいですね。それが1点。

 次に、今回これが日程的にいつわかって、いつ頃どう対応したかということが今回全く入っていないんです。これ、1月なのか2月なのか何月なのかがわからない。なぜ、今回まで町民なり議会なりに出す機会がなかったのか。

 もう1点、これらについて、そういうものがあれば、うちの議会は全員協議会というものを速やかに開催しやすい環境下にあると思っています。日程的に、直接町民に関わるお金のことですから、事前にそういうことができなかったのかどうか。そういう日程がなかったのかどうか。この3点についてお伺いしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。町民生活課長。

 

○町民生活課長(松浦正明) まず、1点目のご質問です。これは全道の町村が対象になるのかということでございますけれども、基本的には全道、全国と言ってもいいと思いますが、全道に関わるものです。正確な数字、対象町村はわかりません。7割ぐらいは該当するのではないかというふうには言われていますけれども、正確な町村の数は把握しておりません。

 それから、これまでの経過でございますが、最初に厚生労働省のほうで昨年の12月27日にシステムの一部に誤りがあるということがわかりまして、その後、この制度が始まった平成20年度からということなので、抽出するソフトというかそれを作成するのに時間がかかっていたようです。抽出ツールを作成して、平成20年度からの所得情報の抽出を行って、市町村に配信されたのは2月7日ということでございます。清水町においては、道の広域から配信された情報をもとに所得照会を行いまして、報告された所得情報を標準システムに入力しております。それが3月2日でございます。その後、広域のほうでは厚生労働省から提供されました計算ツールを使用し、計算して、市町村に配信されたのは仮の仮ですけれども、それが3月27日に配信されたということでございます。 

 また、それを減額対象の計算ツールに使用して、4月の上旬に対象世帯が判明したということでございます。その後、こちらでもう一度確認をしまして、先ほど言いましたように、対象世帯の方に説明にお伺いしたのが4月18日から20日までで、ご本人、対象者にお亡くなりになっている方もおりましたので、その方については遺族の方にご説明をしているところでございます。

 最後でございますけれども、その額等がまだ確定されていない部分、まだ今は仮算定なんですけれども、そういうところもございまして、まず最初に該当する方へご報告させていただいたという順番で今日に至っておりまして、議員の皆さんに説明するのが今日になってしまったということでございますので、よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) まず、1点目の全道でおそらく7割程度ではないかというお話がありましたが、要するにこれは青色申告を行っている人だけがこういう積算ミスの対象という、そういう理解をしてよろしいのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課長。

 

○町民生活課長(松浦正明) はいそうです。行政報告のありました青色申告の方の中の一部ということでございます。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) また後ほど、聞ける機会があったら聞きたいと思いますが、結局、青色申告を行っているということで、その一部ということですから、どんな算定がされているのか詳しくはわかりませんが、これらについては本町の中でのミス事務ではありませんよと、こういう理解でいいですね。

 

○議長(加来良明) 町民生活課長。

 

○町民生活課長(松浦正明) はい。こちらのほうから所得税情報については広域のほうに送っているかたちになりますけれども、そのデータが変わったということではございません。こちらの誤りというか、積算・賦課しているのはこちらですので、こちらに責任はないというわけではないですけれども、データ的には誤りはなかったと認識しております。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 2点目の日程的なもの、詳しく今、課長からお話をいただきましたが、実際に昨年の11月末に発覚して今までということになると、うちの町の場合、今年はいろいろな事情があるわけですから、わからないわけじゃないですけれども、これらについて何らかの話というのはできる機会があったのでは。答えがなくても、そういう状況、流れ、動きという程度のことは、実際に議会でもいろいろあったわけですから、そういう機会にちらっと情報として流す方法があったような気がするんです。これは責めているんではありません。今後そういうことで、お互いにそういう共通理解のもとでということで、いかがでしょうかということを申し上げているので、その辺についての考え方はどうなのかなというふうに思います。それについてお答え願います。

 

○議長(加来良明) 町民生活課長。

 

○町民生活課長(松浦正明) 該当者にまず最初に説明してという順番になって、若干説明が遅れた部分もありますが、今後はできるだけ早く議員の皆様に情報を提供してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) やめるつもりでしたけど、町民が第一ですから。議員第一にしてほしいと言っているんじゃないんです。ですから、その辺を履き違えないようにしていただきたい。まず、町民にちゃんと説明をした上で、その説明の過程の中で速やかに議会に話があってもいいんじゃないですかということを申し上げているので、決して町民を軽視してどうのこうの、議会を先にしなさいなんて言っていない。やはり町民ですから。町民第一ですから。その辺勘違いしないようにしていただきたいというふうに思います。

 この後につきましては、それについてはお答えいただいて終わりにしますけれども、これらについては、また担当課のほうでいろいろご指導、勉強をさせていただきたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。町民生活課長。

 

○町民生活課長(松浦正明) 説明が悪くて申し訳ございません。町民に説明してということで考えておりますので、よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) ほかに質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これで行政報告は、終わりました。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317