平成29年第6回定例会会議録(6月26日_日程第3_一般質問 原紀夫議員)

○議長(加来良明) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) おはようございます。私は近々喜寿になるんですけれども、なるべく脳が衰えないように日々努力をしているつもりなんですが、今回の質問は過去に前町長と喧嘩までしていろいろ議論もした経緯がありまして、頭の中にこびりついている事案でありますので、今日は原稿なしでも十分できるなとこういうことで、この場に立たせていただいております。

 昨日、元国会議員の野遊会に、久方ぶりに顔を出しました。肉は食べられない酒は飲めない中で、非常に苦しい野遊会でありましたけれども、現職の国会議員とも結構長く話もしましたし、収穫があったなという気がいたします。昨日は別の議員も、別のところで盛大な催し物をしたようでありまして、これから十勝がこの議員を通してより盛り上がっていくように望むものでございます。

 さて、私の質問は2問です。

 1問目は、清水町の中で近年多くの方が亡くなっておりますが、なかなか地元の企業を含めて、地元で葬儀ができない状況に陥っているのではないかということから、以前も提起・提案をいたしましたが、家族葬をなんとか清水町でやってもらえるような施設を造ってもらえないか。それは公共建設物の付属施設でもいいし、また別の方法でもいいということで1点目の質問をさせていただこうと思っております。

 2問目につきましては、合同納骨塚。昨年の3月で質問を最後にしておりましたけれども、その際にもこの場で申し上げましたけれども、「大変ご苦労様でした。いろいろとご迷惑をおかけしましたが、今の町政ではやる気がないということがわかったので、もう質問しないで結構です」という電話を頂戴しておりましたので、私はそのままずっと放置をしておりました。以来今まで、この動きが全く見えないということで、今回改めて提案をさせていただくことにしたのでございます。

 さて、1問目であります。厚生労働省の補助金であるとか助成金であるとかいろいろありますが、なんとか清水町の中で使えるものはないかなということを常々頭に入れておりまして、よく厚生労働省のホームページなどいろいろなものを見ることに心がけていましたが、なかなかこの施設を造るような、いい案がない。加えて、北海道新聞が過去5回5日間続けて自治体変遷ということで、地方自治を町と国会とのつながりについて相当変わってきているというような記事がずんずんと書かれていた。今、地方のトップが官邸へ行って話ができる議員とできない議員がいるまでいろいろ書いてあります。アイディアの素晴らしいものがあれば、すぐにでも各省庁は乗ってくれる時代だとこういう書き方をしているのもございました。したがいまして、先ほど申し上げましたように、そういう面からしてなんとかいい案を出してほしいものだ、出ないかなということで回っていたところであります。ゲートボール大会がありまして、私の近くで放送設備があるために、挨拶が聞こえてきたりいろいろございまして、体を余している時がありましたので出かけてまいりました。過去の大会はグラウンドいっぱいに繰り広げられるくらい多くの方がおりましたけれども、私が出向いた時には3チームの本当にささやかなゲームでありました。ちょうどそのときに、そのトップの方と話し合いをする機会がありまして座ったところ、私の目に映ったのが老人健康増進センターという施設でありました。大きな施設です。冬期間暖房を焚いてゲームができるという素晴らしい施設ですが、近年はほとんど使われていないと。ここに目をつけまして、私が「あの施設あたりはうまく使えばいろいろ使えるのにね」という話をして、「あの施設を家族葬か何かの施設にしたらいいのにな」とこういう話をしたところ、そのゲートボールのほうの主催者のトップは、「いや、それはいいですね」とこういう話でありました。「よしと、これでいこう」とその時に決めたのがここでございました。その後周囲をぐるぐる回ってみたところ、全員協議会かどこかでも発言したと思うんですけれども、窯として使っていたところがあって、一部屋ずっと前は空いていたんですけれども、社会福祉協議会が老人福祉センターに移って以降物置になっている。これは残念な使い方だなと、なんとかならないかなと。こういう視点から、今回の一般質問この2点でどうですかと、こういう問いかけ方をさせていただいているわけであります。建ててから相当年数が経っております。規制もあるかもしれませんが、それを乗り越えるのが、私は町の仕事だろうとこう思っておりますので、そういう面からこの辺についてどうなのかなということをお尋ねさせていただこうと思っています。私の聞いたところでは、葬儀がなかなか行うのが大変ということで、全く葬儀をしないで終えたところもあるという話も聞いておりますし、なんとかそういう人が、一生を終えることが相応しいような施設が、なんとかできればとこんなことも考えています。過去、清水町の業者にも話をしたこともありますし、前段では大変乗り気で、「それはいい」という話も承りましたけれども、やはり清水町には、多くのお寺がございまして、この辺の関わり等もあって、今に至っているのかなとこんな思いがありますので、今回特にこの辺について新しい町長になられてからどういう考えでこのことについて臨もうとされているのか、この辺についてお尋ねをさせていただきます。

 2点目であります。合同納骨塚。近年お墓に対する事情が日本の中では大きく変わってきております。私が合同納骨塚とこの場で申し上げた時から、もう3年になりますけれども、今は町でも合同納骨塚を設けているところが出てきております。隣の芽室町も2、3度、議員の皆さんが町長にこのことについて質していることもあります。小清水町は去年から新たに合同納骨塚を作って進めているということも聞いておりますし、全道にもそういうところがございます。1年以上放置されておりましたので、私は前町長時代に清水町のお墓の中にありました施設が、100体程度のお骨を納めることができる施設だということで、私の言う案ではなくて、こちらのほうで対応したいという話をされておりましたが、一向に進まない状況にありますのでこのことについてどうなっているのかということで、改めて先ほど申し上げましたように、新しい町長になって、私の勧めようとしていた合同納骨塚のほうに、原議員の言っているのがいいなと、こちらのほうでちょっと頑張ってみるかなと変わってきているのかなと。こういうような見方も一部しておりましたので、この辺について新しい町長にぜひ考え方をお伺いをしたいということにしておりますので、よろしくお願いをいたします。

 以上、よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それではただいま原議員のご質問にお答えをしていきたいと思います。

 まず1点目の公共施設遊休室及び付属施設の改修による家族葬実施策についてというところで、小項目として(1)ゲートボール場の部分とそれから老人福祉センターの陶芸窯室という部分がありましたので、まとめてその部分についてお答えさせていただきます。

 まず、本町における28年度の葬儀状況について若干調べましたので、そのことについて説明をさせていただきます。参考になると思います。火葬届から平成28年度の状況を見てみますと、89件の火葬届があり、そのうち約3割の26件が家族葬や近親者による葬儀を執り行っている状況であります。その中で、葬儀等の会場につきましては、半数の13件が町内のお寺で実施され、自宅で行った方が9件、町外の葬儀場を利用された方が3件、また世代間交流センターでの葬儀は1件というふうになってございます。

 議員の1つ目の質問の老人福祉センターの家族葬施設としての改修と2つ目の陶芸施設として利用している付設作業所の有効活用についてでございますけれども、老人福祉センターは昭和56年に建設され、付設作業所は翌57年、ゲートボール場のある老人健康増進センターは昭和60年に建設されました。いずれも国と道の補助を受けて建設したものでございます。補助が入っておりますので、十勝総合振興局に確認したところ、この3施設は厚生労働省所管、一般会計補助金に関わる財産処分承認基準により、補助を受けた財産の処分期間、鉄骨造りについては50年というその期間が定められております。定められたその事業や施設以外への処分ができないこととなっており、このため家族葬施設への改修というのは困難であると考えるところでございます。また、補助金等に関わる予算執行の適正化に関わる法律により、葬儀で一時使用することにつきましても、本来の目的である老人福祉の増進が制限されることが想定され、認められないとの見解をいただいているところです。しかしながら、議員ご指摘のように、今後、家族葬を希望される方が増えてくることが考えられますので、現在は世代間交流センターを利用していただいておりますが、また他の町有施設、例えば地域集会場等が利用可能かどうかを検討させていただきたいと思います。ただ、窯等の付設附帯作業施設の部分につきましては、現在ほとんど利用されることなく放置されている状況にありますので、共生型も含めた老人福祉施設として、より幅広く活動ができるように改修を進めていきたいと思っております。

 続きまして、第2点目の合同納骨塚に関わる進捗状況についてのご質問についてのお答えを申し上げます。

 昨年、議会での答弁後に担当課で検討した後、町内・寺院等との意見交換をさせていただきました。昨年8月21日に行われた仏教会の会合の後に出席させていただき、聞き取り調査というかたちで実施をしてまいりました。全道的な状況と本町の今までの経過を説明し、清水10か所のお寺の現状とご意見を伺ってきたところです。その中で各寺院とも、宗派に関係なく困ったことがあれば相談に乗ってもらえるというようなことが主な内容でございました。そういうお話を伺ってきたところであります。今までもお話ししてまいりましたが、改めて町のお墓等に対する基本的な考え方といたしましては、まず先祖供養は親族が行うことが基本であり、子孫が先祖に感謝し、家族・家系の安泰を祈願し、僧侶等を介し、また自らが供養し、代々お墓を継承していくことが望ましいと考えているところでございます。しかしながら、ご案内のありますように少子化の影響により継承者がいなかったことや、経済的なことも含めた諸事情などからお墓の維持ができないといった状況が増えていることも確かでございます。ただ、お墓が維持できないときなどは民間や宗教法人が設置した多岐にわたる合同納骨塚や安価に済む納骨の方法もあることから、それらを利用していただくのと併せて、まずは町内の宗教法人に今一度ご相談をいただくこともお考えいただきたいと思うところであります。

 墓守は先祖と子孫を結びつける大切な営みであり、その営みを諸事情により行政に任せるというのであれば、必要最小限の納骨塚を行政として、設置・運営することが必要との考え方もあると思うところであります。このような状況の中、今まで検討を重ねてまいりました経過から、これまで答弁してきた残骨庫を納骨堂に改修して活用する案も含めて、もう少し考える時間をいただきたいと思うところでありますし、納骨堂の整備という見解を今まで出しておりましたが、これについても一度、私に代わったこともあり、中途半端になりかねない部分もありますので、もう少し時間をいただいた中で、今までのお答えした状況も含めて、少し落ちついた時点で納骨塚等については考えていきたいと思うところでございます。

 以上、2点について答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) それでは、これから順に質問をさせていただくことにいたします。

 ただいまの町長の答弁で、昨年火葬届が出されたものが89件あったということで、そのうち家族葬や近親者によって葬儀を執り行ったのは26件、それから会場については半数の13件が町内のお寺で行ったと。自宅で行ったのが9件、町外の葬斎場を使ったのが3件と言いましたか。世代間交流センターが1件ということでありました。お尋ねしたいのは、89名の方が昨年お亡くなりになられたと。全く葬儀もせずに終えているとかそういうところがあるのかなという感じを受けた。というのは全体で89件で、26件が近親者で葬儀を行ったと、13件が町内のお寺でやったと、自宅が9件と、町外の葬儀場が3件、世代間が1件と、これ足すと26になるんです。そうすると63件、89名の方が亡くなってこれ63名の方はどういう措置で終えているのかちょっと説明してください。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) ご質問の26件以外の葬儀の実施状況でございますけれども、こちらで把握しておりますのは、26件につきましては葬儀委員長を立てずに実施をしているという件数でございまして、残りの葬儀につきましては、葬儀委員長を立てて何らかのかたちで行われているような状況でございまして、会場につきましては、26件以外につきましては、お寺、それから町内の葬斎場、いろいろございますけれども何らかのかたちで、例えば町内会なり、会社なり、葬儀委員長の方を立てて外部の方がお手伝いをしているというようなかたちで認識をしております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 89件の数字がちゃんと合えば気持ち良かったんですが、あまりにも差があるからどうなっているのかなと思って、ちょっと今お尋ねしたんですが、葬儀はしていないのかなとこんな感じで受け止めたものですから。しているんですね、全体何らかのかたちでしているんですね。今言われたように89件のうちの26件、3割弱ですよね。3割弱しか家族葬を行っている人がいないということなのですが、いま参事が言われた中にはまだ26がどんどん増えてくような、今の説明の中には含まれているような感じも受けたんですが、この辺どうなんですかね。これ純粋に3割弱が、家族葬や近親者によって葬儀を執り行ったということで、先ほどの説明では別な方法でやった葬儀も、近親者でやった会社でやったとかなんて話もされているので、その辺が何を言っているのかよくわからないのですが、この年寄りにもうちょっとわかりやすく説明してください。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 26件につきましては、葬儀の際に家族葬で行いますということで申請をいただいている件数というふうに理解をしていただきたいと思います。葬儀をしていないということではなくて、残りの26件以外の葬儀につきましては、ほぼ従来どおりの町内会の方がお手伝いをされて、町内のお寺もしくは町外の葬斎場で葬儀を行っているという件数でございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) そうであれば、私の考えていたのと相当ずれがあるんですけれども、清水町の葬儀店がほとんどの葬儀については関わっているという理解をしてよろしいですか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 100%関わっております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) そんなことはないでしょう。100%関わってる。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 失礼しました。清水地区については100%関わっておりまして、ですから葬儀社と相談をして会場がお寺になったり、自宅になったりというようなことになっているかというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 清水町には、通産省の認可を受けている火葬車というんですか。葬儀の車を扱っているのは1件しかないんですよね。したがって、亡くなると、清水町の火葬場を使うという面からいくと、必ず地元の葬儀社というのは関わりがあるんですが、近年ずっと見ていると、帯広の業者が入って葬儀を執り行って、遺体の搬送は地元の業者がやるというのは結構あるんですが、この辺の数字を押さえていたら教えてください。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) そこまでは数字は把握しておりません。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) これ以上質問はいたしませんが、よくわかりました。さて、そこで、今、町長が説明された私の提案したゲートボール場、それから窯のほうも含めて、建設してから50年経たないと他の用途に使うことが相成らんという決まりがあるというのはよくわかりますが、私は法律というのは別にまだ行く方向があって、町の条例も含めてですけれども、特別な場合にはこうしていいよと、町長の決断でやっていいよというのが必ず1番最後にあるんですが、この施設等についても、例えば諸般の情勢によって機能しなくなったときにはこういうことをしていいというのは必ずあると思うのだけれども、振興局といろいろ協議をしたようでありますが、この辺について、50年が経つ前に異常があって全く使われなくなったものを使いたいというときにはどうしたらいいんだということは聞いているか聞いていないか。聞いていれば教えてください。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 振興局のほうには私から確認をさせていただきました。実は平成20年にも同じような話題がございまして、それは前町長からそういう提案がございまして、その当時農業研修会館が消防法の関係で使えなくなるということでございまして、老人福祉センターでできないかというお話がございました。その際も十勝総合振興局からは、葬儀というものは一時的な使用ということになるんですけれども、そのことについては有料でも葬儀利用が認められる可能性はないというお話を振興局からいただいてございます。このことについて改めて、平成20年度の時の私どもの問いかけと考え方は変わらないかということも合わせて問いかけさせていただきましたけれども、その当時と変わらないと。もし使うとなれば先ほど補助金のお話もございましたけれども、そういった減価償却をした中で、補助金を返還した上でのということであれば全ての用途でいいですよと。ただし、もう1つは、厚生労働省の所管の一般会計補助金等に係る財産処分ということが通知されてございまして、この中では今は老人福祉センターを高齢者福祉の関係で使用しておりますけれども、こういう目的であれば財産処分してもいいですよと。それは補助金返還しなくても使用してもいいですよという項目は何項目か挙げられておりますけれども、それはあくまでも、厚生労働省が所管する事業に転用する場合ということが挙げられているということでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。この施設が50年になるのはいつですか。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 老人センター本体ですけれども、建設が昭和56年ですのであと16年程度かなと思います。それから付設の施設こちらは昭和57年度の建設です。これも同じく15、6年かなと思います。あともう1つ敷地内にあります老人健康増進センターの建設年度は昭和60年でございます。ですので、18年ほどかかるかなと思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) いまの数字を聞く限り、私の提案したようなことが乗るような余地は全くないという気がいたしました。したがって別な方法で考えて、いろいろと動かしてみたいなと今考えているところですが、いかんせん町が相当、前段で数字で表れているとおり、葬儀のやり方そのものが相当私どもの町以外も変わってきている状況にありますので、これは町民の幸せを考えて町政を執行するという立場から見ると変えていかなければ絶対にだめな事案だと私は考えていますので、法律がだめというからだめというのは担当課としては当然のことですが、やはりこれからは町の立場を重んじて、振興局だろうと道であろうと国であろうと、びしびしと言うところは言ってもらわないと困るなという感じを強く持っているところですが、一連の、担当課を含めて今お話を聞きました。町長、これを受けて今、現状何かそうだな、やっぱり原の言うとおりだな、これちょっと国まで行って出向いてやろうかなって気が起きたか起きないかどうですか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 議員の言うとおりだというところでもないですけれども、その言いたいところは十分に察するところでございます。どちらにいたしましても、家族葬という言葉を出してのいわゆる改修・改装ということはいろいろと引っかかるということでございました。先ほどもご答弁させていただきましたように、あそこは老人並びに高齢者並びにこれから共生型も含めて、そういうような活動の拠点にしていきます。皆さんがさらに幅広い目的の中で活動できるようなかたちに、そんなにすごい改修ということではないですけれども、それを図っていき、いろいろと工夫した中でそこの使い方というのを皆さんで考えながら、あるいは行政も入った中で考えながらいくのが一番いいのかなと。議員がおっしゃる時代に合ったという部分も含めて検討させていただきたいなというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 担当参事のほうにもう一度ちょっと振らせていただきたいのですが、お寺と話し合いをされた際に、先ほどの町長の答弁の中にもありましたが、「困ったことがあったら相談して」と、「相談に乗る」とこういうようなことも言われておりますが、現実問題として考えたときにお寺は、やはりこの結構シビアな面が私の体験からみるとありまして、片方の檀家には格安で対応して、片方の檀家には高額と、なかなかうまくいかないんじゃないかという気が私はしております。現に清水町の寺院も世代交代がされてきておりまして、若い方が引継ぐにあたり儀式か何かがあるということで、相当多額の金が必要だと、寄附金を檀家に求めると、「何でそんなものを俺が出さなきゃならない」と怒られたという話も聞いていますけれども、以前のお墓の対応とは相当世代が変わってきたことによって、変わってきているという認識をしております。さてそこでお聞きしたいのは、お寺でも家族葬はいくらでもできるんだと、お寺を使ってくださいと言うのはいいですけれども、問題は使うのはいいんだけれども、格安でいくらでも対応してあげますからと事情によってはと言われているのか、その辺細かく入り込んでいるのかいないのか、この辺どうなんですか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 値段の話についてまではしておりません。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) これから町長も考えていただけると思いますが、その段階の中では、お寺等ともまたいろいろと話し合いをする場面があるんだろうと思います。当然のことながら。私は過日、清水町の元大物の方の奥さんが亡くなられて、初めてお寺で家族葬をしたという場面に行ってまいりました。23、4人でそのうち親族が13、4人くらい。あとは会社の方だとか町の方だとか、半分くらいは家族ではない方がおりました。お寺としては初めて寺院の本堂の前で葬儀を行ったということで言っておりました。本来、家でやろうと思ったんだけれども、家がしばらく使われておらず畳がカビ臭いから使えないので、お寺に頼んだところ元々檀家の総代をしていたので、特別の計らいで、家と同じように使ってと言われたので行ったという話を聞きました。したがって、私もできると思います。いくらでもできる。そのことを、お寺が強調するのであれば、事情によってどういう相談でも乗りますから、ぜひ私どものお寺を使ってくださいということを言っていただければ、そのことを町民に周知すればこんなことは立ちどころに解決する事案だろうと私は思いますので、そういう努力を、担当課長等を含めてしてほしいと思いますがいかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) いろいろな経過の中で家族葬も含めて今、時代も変わってきたということは、先ほどからの質問あるいはお答えの中のとおりでございますけれども、いずれにしましても時代の流れも含めて、それから今後皆さんが本当にどういうふうなことの中で、経済的な事情も含めてということがございますので、それとまた今までの慣習もございまして、その中に行政がまた割って入るというような、入りすぎてもまたこれを壊してしまうというマイナス面もございますので、その辺をしっかりと状況を把握・認識をさせていただいた中で、今後皆さんがより安心して清水町で暮らしていって最後のこういう葬儀の時も心配なく皆さんが生活を終えられるようなことも含めてその辺の状況をしっかりと認識した中で今後対応していきたいなというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番。原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。次の質問の方に移らせていただきます。その合同納骨塚、本来であれば先ほどもお話をしましたが、とっくのとうに、できていて当たり前のような事案だったんですが、なかなか前へ進まなかったということがあって、今回こういう質問をしているわけですが、先ほど町長の答弁の中で気になることがあってちょっとお尋ねしたいんですが、私と前町長の中でのやり取りで、今お墓にあります収納庫というかそれが町の管理している課のほうであることもわからなかったということで偶然見つけたら、中に遺骨が1体だか2体入っていたということがあって、これは生かして使った方がいいなということでこういうかたちになったと思うんですが、先ほどの話の中で残骨庫と初めて聞いた名前が出てきたんですが、これは正式な名称で、町の財産の中にですね、お墓の財産に残骨庫というものがあってこれを残骨庫といっているのか、残骨庫なんて初めて聞いたものですから、この辺についてどうなっているのかちょっと聞かせてください。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 清水霊園を整備したときの図面の中に、当然建設しておりますので載っておりまして、その名称が残骨庫という名称で図面上に載っているということを確認いたしました。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) それは前町長のときから担当参事は残骨庫ということで理解されていたんですか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課参事。

 

○町民生活課参事(宮脇武弘) 図面上ではそのときは確認しておりませんでした。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 前町長と私の議論の中で残骨庫だなんていうことが出ていればですね、私は全く違う方向に行っていたんですが、そういうことではなくて1体か2体しか入っていないと。まだ80体90体が収納できるということでこの場で議論していたものだから、残骨庫とそういうのと全く違うものですから、私はどうしてそんなことになるのかなと思って、今、残骨庫って急に出てきたので、変なことを言うなと思ってお尋ねしたんですが。そうですか。これ以上担当課の参事に厳しく言ったって埒があかないものですから。わかりました。さて、そこで、町長も今後についてもうちょっと時間がほしいと、いろいろなことを考えたいとこういう話をされておりました。昨日、しばらくホームページでこのお墓の関係について開いたことがなかったんですが、偶然開いてみると、出るわ出るわ出るわ出るわ出るわ、送骨納骨という方法がありまして、全国北は北海道から南は九州まで、お骨を送れば3万円で永代供養までしっかりやってあげますよと、こういうお寺があります。戒名を入れると戒名は別途、今までにない戒名を付けてあげて、戒名付きで5万円、納骨だけでは3万円ということで、皆さんはパソコンを開けたり見たり調べたりするのは立ちどころにできる方ばかりで、私みたいな年寄りと違うので。分厚いぐらいの資料が出てきます。北海道のお寺もどうぞ申し込んでくださいというような方法で、出ているのがあります。私ね、これ見てこれからますます進むなと。今、私の同級生も、旦那さんが亡くなって生前沖縄の海に流してくれと言われたのが遺言であったということで、沖縄のちょっと向こうに散骨をするところがあって行って具合悪くして帰ってきたと。そんな例がありました。今は樹木葬もあり、いろいろな方法もあります。これからますますこういう方法は進んでいくんだろうと思います。したがって先ほども言いましたように、お寺も考えを改めてもらって今風に、ちょっと頭をひねってほしいなというのはそこにあるわけです。5万円から3万円で永代供養までやってもらえると。私の知ってる人は100万円お寺に払ったと。お墓を取り潰したので永代供養をお願いしたいと言ったら最低50万円と言われたと。おたくは数が多いのでと言われたんで100万円にしてもらったと。もっと欲しいような顔をしていたとこういうことですから、葬儀も大変だと言う人に100万円出しなさいと出さなかったらって言われると、これはなかなかそっちへはいかないです。これは正直申し上げて、今の世代は。したがって、真剣に取り組んでほしいとしみじみ感じているわけであります。このことについて、いろいろと話をさせていただきましたが、町を取り巻く情勢、いろいろと厳しいものがありますが、そういうことを含めて、やはり必ず人は亡くなるわけですから、我々の年代になると、私もそろそろ考えなきゃならないなということを、このごろこんなことばかり考えていると、自分のこと考えれよと。原議員いつもお墓お墓って言うが自分の墓が無いからあんなことやっているのかなって言われたら困るなと思って、いろいろこのごろ考えているんですけれども、ここは、清水町民のお年寄り共通の課題だと思いますので、特に期間をいつまでにやれということは申し上げません。じっくりと考えていただいて次代にずっと続くような方法をぜひ見つけ出して取り組んでほしいということを申し上げたい。そして、そのことについて町長の決意をお聞きをし、終えたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) このことにつきましては、今議員がおっしゃられたような状況の中で先ほど3万円という具体的なお金の、そういうところもありますよという調査のことも申されましたけれども、いかに本人も含めて家族も含めて安心にその人の没後のことも含めてできるかということだと思います。それはお金だけの問題でもなくて、あるいはお金ももちろん今の時代ですから絡んでくると思いますけれども、そういうことも含めて多種多様な意見もあると思いますので、その辺をしっかり整理しながら、それで先ほど少し時間をくださいと言ったのはそういう点でありまして、ですから少なくても来年1年、このところの検討期間が欲しいと思います。ですから、今までにもありましたように、ちょっとこれは失礼な意見があるかもしれませんけれども、すぐにどうなったと聞かれてもなかなか答えられるような状況ではないと思いますので、1年、研究なりいろいろと調査をさせていただいて、その中で判断をしていきたいと思いますし、先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、納骨堂だけといったそういうところで納めるというようなところは今のところ持っておりませんので、しっかりと納骨塚のことも含めて検討していきたいとそういうように思います。

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