平成29年第6回定例会会議録(6月27日_日程第1_一般質問 中島里司議員)

○議長(加来良明) 次に、9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 一般質問をさせていただきます。今回は大きな項目として2点ということで質問をさせていただきたいと思います。

 1つ目は、保育所・幼稚園及び体育館の建替えについてでございます。

 今まではどちらかというと、社会教育施設については町の財政が厳しいからということで、町民の方、施設利用をされている方もそういう強い要望というのはなかったというふうに私は思っております。決して現状に満足していたのではなくて、やはり町の財政を考えたとき多くの方が耐える、耐えるという言い方はおかしいかな。町の実情を理解して、そしてやめますという判断をしていたと思います。そういう中にあって今回、文化センターの大規模改修の設計委託料が計上されました。町として老朽化した施設の耐震化等に向けて取り組むんだなということを私も期待していますし、新聞のチラシが出た後に早速連絡がありまして、「私どもの使っている施設も今後は期待していいですね」というお話をいただきました。決して無茶なお話ではございません。期待をするけどいつということまでは答えを求めていないのです。ただ、今までこういう建替え等について、ある分で了解した上で使っていた人たちが、少し希望を持たれたのかなと感じております。これは保育所・幼稚園も同じことなんです。これにつきましては、古い新しいというより、とにかくその保育所の施設の在り方、私、前に何かで質問をしている機会があったんですけれども、清水の町の中に2か所、そして御影に1か所、3か所を一緒にするということは難しいと思いますので、まずは清水の保育所を1つにして、そして結局は今回は建替えなければならなくなってきているわけですから、現状ではあまりにも子ども達が、どういう表現をしていいかわかりませんが、子どもの気持ちがわかりませんから。ただ、大人として見てこんなに窮屈なところに、これは子どもだから黙っている。そういう感じを、私は最近たまたま行く機会がちょっとありまして感じました。大人なら多分黙っていないという感じが私はいたしました。前座は、先ほど言った財政的なものは父母の方もみんな理解していましたから、そういう話は具体的に出ていませんでした。この建替えはいつになるのか、もし見通しがあれば建替え時期についてもお答えいただければと思いますが、子育てをする場所としては決して良いとは思えない。中にいるのは子どもです、主役は。その子ども達は本当にどう思っているのか、どうしてほしいのかということを思ったときに、保育所とはちょっと離れますけれども、今家庭でもやはり事故・事件等々があって、子どもが思いっきり走り回る場所が現状としてないというふうに思います。そういう面からしても、本当に子どもが主役ということは、子ども達が素晴らしい保育所施設だと思えるような建替え方をぜひ考えていただきたい。ただ単に古いから建替えようということではなくて。改めて阿部町長も子育てについては本当に真剣に取り組むという意思表示をされていると思いますので、その辺から言いますと、今お話ししたようなこともそれを軸として検討願いたいと思います。また、これにつきまして、これ、私はこのことがいいとは言っていませんが、認定こども園についても、清水町でできるかできないかは皆さん方が横との連携をとって協議していただいて、清水町でこれがやはり子どものために1番いいものだという答えが出れば、これも含めて検討していただきたい。認定こども園については、子どもの数にも多少よるのかなと。1つにしたときに、幼稚園と保育所の目的が違うわけですから。それらについて今実際に出ているのは、案外小さな、小さなと言ったらおかしいですけれども、子どもが100人程度なのかな。そういうところが案外うまくいっているかのように聞いていますけれども。これらも含めて当分の間、建替えはないわけですから、建替えのときにそれらも含めて検討していただき、議会の中にその結果等についても報告願えればというふうに思います。

 次に、体育館の建替えなんですが、これもこの間ちょっと見てきましたら、予想以上に傷んでいるんだなと感じました。でも、これもそう簡単に建替えられるものでもないだろうと、これも認識しています。だけど、耐震的なことを考えたら、不安だなというふうに強く感じました。それで、体育館については多分、体育館に行って当時の水害も見て、あの場所には無理なんだろうと、建替える時期が来たときにです。そうなったときに私はどの場所をということを今発表していただこうとは思っていません。ただ、現場では無理だろうと。改めて新たな土地に移った場合に、宿泊施設はどうなるのかなと。というのは、今うちの体育館の魅力の1つです。宿泊する場所。利用人数は年々落ちているようですが、宿泊して合宿等々をやって、渡り廊下で体育館に行けるという施設というのは、古くても魅力だそうです。そういうお話を聞いて、やはりこれから特別な特徴を、お金かけてというのは難しいと思いますが、宿泊施設も併せてできるような事業を探していただきたいし、探っていただきたい。当時は体育館は文部省、そして宿泊施設は農水省の予算で建てたと。町長は知っているかと思いますが、教育長も知っているかと思いますが。そういう思いをしたら、これから農業予算で宿泊施設を体育館の横というのは、現状では多分無理だと私は思っています。他の事業で認めてもらう方法はあると思っていますので、これも複数事業を合わせ持った、今、国もそういういろいろな部分で認めてもらえる感じがありますから、そういうものも含めて、ここでだめだから建てられませんではなくて、やはり複数を検討して合わせ持ったものにしていくということで、体育館の建替えの時には宿泊施設も同時に検討願いたいと思っております。場所については、何もない更地であれば事前に用意することはありませんけれども、それらについても内部で場所はどこだと発表する時期はまだ早いと思いますが、内々で構想的なものはしっかり持っていただきたいと思います。それについても考え方を伺いたい。

 次に、「災害復旧への対応とまちづくり」と、これはすごく大きなタイトルをつけてしまいましたが、私が質問することはささやかなことです。

 もう早いもので災害が起きてからちょうど10ヶ月なんですね。さっきも思い出しましたが、当時どんなことを自分はやってたかなと。いろいろな災害に対して議会議員として動いていたのではなくて、個人的に私は動いたつもりで、動けるだけ幸せだったかなというふうに思っています。特に国・道に関わる事業。これについてはたまたま職員時代にそういう仕事をさせていただいたということで、大変いろいろな部分でお願いもしやすかったと自分なりに覚えております。実際にここに書きましたが、国や道、そして多くの国会議員の方々が、個人的にびっくりするくらい清水に入ってこられてました。そういう過去の若干の仕事の経過もあったせいだと思いますが、毎日のように家にファックスが入っていまして、何時にどういう方が来るので、もしあれでしたら来てくださいというファックスをいただいて、私は多分、20か所余りの災害現場に出掛けて行ったと思います。その時にはやはり昔の仕事で災害復旧について地元選出の代議士とともに、中央の方あるいは時には農水省、国交省の方も見えていましたから、そういう方々に地元の実情を訴えながら速やかなる復旧を願いました。これが、功を奏したか奏さないかは、私はそういう評価は自分でしようと思っていません。ただ、結果として大変国・道の動きがスムーズで一定の災害復旧の目途は国・道については私は見えているというふうに思っています。まだ一部地元の方で不満を持っている方はおられるようにも聞いていますが、これはこれだけ広範囲で大きな金額の被害を受けたわけですから、スムーズに全員の方が納得できるようなかたちにまで持ってくるには、もう少し時間がかかるのかなという思いもしています。先ほど申し上げたそれぞれで尽力いただいた方々にも改めて感謝申し上げたいなと、この場で思っているところです。

 まず特にペケレベツ川3点、それから林道、274について、災害については5点質問したいと思います。

 1点目のペケレベツ川におけるところで4か所の橋が通行止めになって、1路線が開通になり、今3路線が通行止めという状況であるわけですが、この中で、町の事情、河川事情とかそういう事情ではなくて、町の交通網を考えたときに今のまま黙っていていいのですかという話なんです。というのは1番多く聞いているのは、私にたくさん知り合いがいるわけではないので、大勢の方から話が来るわけではないのですけれども、だいたい私のところに来られる方は、あの3線道路はなんとかならないですかというのが1番先に出てくるんです。要するに274号線と3線道路の交差点。今高校生も体育館に行くときは一度ペケレベツ橋を通って、高校生ですから怒られていた子がいたという話が。結局はかなり下まで、跨線橋のふもとまで下がって出なければ行けないのです。そういうことを考えたときに、あそこの3線道路が開くことによって高校生だけじゃないですが、車等々も、遠い距離という感覚がちょっと薄らぐようです。これらについて担当課に若干聞いていますが、何か方法があるのではないかということ、それと錦橋の開通ですが、これらについてもあそこは今1線道路のほうですね、仮橋が実際に通っていますから、実際には大型車が走るときに、今、北見方面の大型というのは清水で降りてこちらを回った方が近いそうですね。大型が過去においてその路線走っていたと。今、新錦橋のほうはどちらかというとちょっと幅員が狭い。仮設ですからある程度やむを得ないと思いますが、そういうことを考えたときに今の錦橋上流のほうの橋がなんらかの方法・手当、これはやはり町として、道河川だから道のほうに町の事情ということで私は積極的な働きかけを町長としてやっていただきたい。この辺についての考え方。

 次に今ペケレベツ川の改修前ですから、上清水地区で将来、今でもそうなのかもしれませんが、あそこに1本、水道伏越し、先行投資とは言わないが、やれないだろうかと。これやれないことではないのです。ただ、お金とかいろいろな事情、他の地域事情もあるかもしれません。これはだけどある程度考えておかなければ、考えるべきだと思っています。当初、昔の話というか水道新設のときに協議しましたが、今のような状況ではなかったんです。あそこに1本抜いておくべきだという話が内部で出たのですが、今の状況ではなかったので、ペケレベツ川のあそこの横断は察していなかったんですが、今思ったらその時に無理してでもやっておけばよかったのかなというふうに思っていたんですが、その後はそういう機会もありませんでしたが、災害ということで河川幅等々がある程度、200年近く経っても耐えられるような河川になるようですから、できれば町で先行投資しておくという手もあるのではないかなということで質問させていただきたいと思います。

 次3番目、ペケレの森、清美公園と私のときは言っていたと思うのですが、あの部分は過去に道がやったんですね。それが道はどのような考え方でするかということではなくて、町としてこの際、いろいろ問題があった公園ですが、この際に災害をプラス思考に持っていくという部分からいけば、ぜひこの辺を、ただ黙って見ているのではなくて、改めて町としてまちづくりの一環として働きかけていってもいいのではないかというふうに思っていますので、その辺の考え方を伺いたい。

 次4番目、これにつきましては、林道、要するに町道でない国道でも道道でも町道でもない道路ですということは、山道という言い方をしてもいいのかもしれませんし、ただ単に作業道なのかもしれません。でも、現実は両サイドに森林等を持っている方がいるわけですから、そういうものは誰もやらなければ、清水町内の道路ですから、認定道路でなくても。そういう部分で他に何箇所あるのかわかりませんが、あまりその辺の、できるものは何かやっておられるようですが、一部まだ手をつけてない部分があって、そこら辺について町としてどういうふうに対応していくのかということ、これについてお伺いしたいと思います。

 次5番目、これにつきましては、また今と考え方が違うけれども、274号線の通行止めに伴って、これは国道274は今後も、今までも若干の短い期間の通行止めがあったわけですが、あそこのふもとの駐車帯で大型等々が待っていたと思います。日勝峠を越えるという部分からいくと、通行止めになった場合に実際に道の駅のようなものを町がなんとかつくれるような、それを国道の管理者の責任で一定のスペースをちゃんと確保してという考え方を持ったんです。要するに国道ですから通行止めをして、その対応は国がやるだろうと私は思っています。それを地元の町としてちゃんとしたプランを持って、そういうものをしっかり要請していく。町ができるだけ、こういう場で公に言っていいのかどうかわかりませんが、町の負担だけではなくてやはりいろいろな関係機関の支援も受けながら、そういうものを場所はどうかわかりませんが、考えていってもらいたいと思っています。ですから、災害によってまちづくりの方向に結びつけるようなアイディアというのを考えていただきたいということで5点目を質問として挙げさせていただきます。

 以上、久しぶりに質問したので自分の頭の中でまとまっていない部分がありますが、答弁の方はまとまった答弁でよろしくお願いしたいと思います。

 

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      

 

○議長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。

 

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは中島議員の質問にお答えをさせていただきすけれども、体育館の方については教育委員会の方から答弁をさせていただきます。

 それでは私の方から保育所・幼稚園の建替えについての答弁をさせていただきます。保育所等の整備につきましては老朽化が進んでいる第2保育所の整備が最優先であることは今年3月の議会でも申し上げたとおりでありますし、子供たちが適切な保育環境の下で過ごすことができるよう、早い時期の対応が必要であるとの認識を持ってございます。現在まで、これからの児童・保育・教育施設を、どのように整備を進めていくか検討してまいりました。現時点での基本的な考え方といたしましては、御影地区に1か所の認定こども園を、清水地区においては第1、第2保育所と幼稚園の3つの施設を統合し、1か所の認定こども園を整備したいと考えているところですが、3つの施設を合わせると児童数が多くなるため、段階的な統合が必要かどうか今後の児童数の推移を考慮しながら、また、子ども子育て支援会議や保護者の方々などのご意見もいただきながら、更に検討を進めてまいりたいと思っております。

 続きまして、大きな2点目、災害復旧への対応とまちづくりについてでございます。

 まず(1)ペケレベツ川において町の4橋が被害を受けたという部分についてでございます。

清水第3線道路につきましては6月23日に既に入札済であり、10月30日の完成に向けて事務を進めてまいります。10月30日の完成期になってございます。

 次に、錦橋につきましては、北海道に確認をしたところ、仮橋設置に向け詳細設計を既に発注済で年度内設置に向けて事務を進めているとのことでございます。橋梁本体の仮橋ではなくて、橋梁本体の完成はご案内のように平成32年3月を予定しているところでございます。

 続きまして、大項目の(2)番目でございます。

 上清水地区は現在、給水区域外のため給水区域を決定し変更許可を受けなければなりません。また、それに伴って各種協議を行い、配水管の布設計画、施行方法などの各種計画を策定しなければならず、期間を要するため河川改修前の水道河川横断布設の施工は困難であると、今そういう状況になっているところでございます。

 続きまして、(3)ペケレの森の整備についての考えを述べさせていただきます。ふるさとの川整備事業により平成4年から平成8年にかけて整備され、清水公園にペケレベツ河川区域として位置付けられ、ペケレの森の愛称で憩いの場を提供し、四季を通じて自然豊かな中、多くの町内外の方に親しまれてまいりました。そういう経過がございますけれども、整備後、道と管理協定を結び町が維持管理を担ってまいりましたが、遊歩道施設などの経年劣化やスズメバチによる被害、熊出没などの状況が発生し、やむなく遊歩道などの一部施設の使用を禁止した経過がございます。このような状況の中、ご案内のように、昨年の台風10号によりペケレの森は壊滅的な状況となりました。今後、災害復旧に向け河川整備が実施されますが、元のペケレの森のように復元されるかは、防災の観点から川幅や線形が大きく変更されることなどが優先されるため、対応できないとの見解を道からいただいたところでございます。これらの見解を踏まえ、今後町といたしましては、清水公園の都市公園及び観光施設としての一体的な管理・運営面について検討を加える中で、平成32年度末までに災害復旧事業により整備される管理用道路を公園機能の一つである散歩道として組み入れることが可能であるかどうか、道との協議を継続し検討してまいりたいと考えてございます。どちらにいたしましても、町単独でのペケレの森復旧は極めて難しい状況にあるということも踏まえて、今後散歩道としての可能性を探る協議をしてまいりたいとそのように思っているところでございます。

 続きまして(4)、林道の関係についてでございます。

 林道の災害復旧につきましては、本町には国が管理している国有林内に林道はありますが、町が所管管理している林道はなく、多くは民有林を造林・管理していく造林作業道であって、この作業道は森林所有者が施業の都度、整備することとなっております。昨年の災害で造林作業道が被害を受けている箇所もございますが、作業道のみを復旧する補助事業等はなく、各自による復旧をしていただいている現状でございます。しかし、民有林の間伐、造林等の整備計画があり、この作業箇所に行く造林作業道が被災を受け整備する必要性がある場合は、付帯敷設作業道として整備できる補助制度もあることから、現在もこの制度を活用し、復旧に向け関係機関と調整中な箇所もあり、今後も有効な補助制度を活用した中で利用者の負担軽減が図られるような事業を進めてまいりたいと思っているところでございます。

 続きまして(5)番のご質問に対するお答えでございます。

 国道274号線は道央圏札幌と苫小牧方面を結ぶ物流や観光などを支える大動脈として機能しておりましたが、昨年8月の災害により現在も通行止めとなっており、道東自動車道は利用できるものの、この不通により不便をおかけしているところでございます。トラックドライバー等は今までは日勝峠の通行止めに際し、本町内の広いスペースを持った民間施設及び公共施設などにおいて、ドライバーそれぞれが車両内で休憩・待機している状況は把握しておりましたが、利便性において飲食物の購入やトイレ整備が不足しており、不便な状況もあったとお聞きしております。このような状況の中、国道274号線のほか、国道38号線、道東自動車道を抱える交通網の本町は要衝であり、道東と道央圏の玄関口である本町において、今後も十分予想される冬期間の積雪等やゲリラ豪雨などの自然災害または交通事故による通行止めに対応するため、町内で休憩・待機スペースの整備・確保は必要なものと考えるところでもございます。現在、情報発信拠点整備については検討の過程であり、方向性が定まっていない中、道の駅の基本概念である、地域連携機能としての災害時対応の要件を加えることについては、丁寧な論議の必要があると考えているところでございます。よって、現状の中で緊急時に可能な対応策としては平成26年12月16日夕刻から17日の朝まで、大雪によって国道274号線、道東自動車道、道道清水大樹線などが通行止めになったとき、町は帯広開発建設部などからの情報をもとに文化センターを乗務員などの一時待機・避難場所として開設した経緯があり、また近隣コンビニ駐車場、十勝よりみち情報館などの利用もあったことから、町内既存の民間及び公共施設について、効果的な万が一に備えた活用方法も検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) それでは中島議員の質問の1番目の(2)の体育館の建替えについて、ご答弁を申し上げます。

 清水町のスポーツ施設につきましては、第5期清水町総合計画における、スポーツレクレーションに親しむまちづくりを具体的に進めるため、第8次清水町社会教育計画を策定し、時代に呼応した施設の整備運営を住民と共に進めると掲げ、総合計画との整合性を図りながら施設の機能が維持されるよう必要に応じた施設の修繕並びに維持管理を図っているところでございます。

 ご質問の清水町体育館につきましては、昭和49年に建設され、42年以上経過しております。また、併設する農業研修会館につきましては昭和46年建設、清水町柔道場は昭和47年建設で、いずれも老朽化が著しい状況となっていることを認識しております。現時点におきましては、体育館の建替え等につきまして、建設場所・実施設計等の具体的な検討は行っておりませんが、スポーツ環境の将来図を明確にし、先ほどご質問にあった財源等も含めながら、限られた財政の中で、本町において宿泊施設も含め、どのような施設が望ましいのか、どのように活用・維持していくのかについて関係団体並びに町民の皆さんの意見を聞きながら検討してまいりたいと考えております。なお、先ほどの質問の中にありましたように大変ありがたいことに魅力ある施設として利用いただいているというお話もありましたが、体育館を含め各スポーツ施設につきましては、今後とも町民のみなさんが今までと変わらず利用いただけるよう、指定管理者と連絡を密にしながら、施設管理を行ってまいりたいと考えております。

 以上、体育館の建替えについてのご答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) それでは順次再質問をさせていただきたいと思います。時間的には昼12時までかからないで終わるだろうと思っています。

 まず、お答えはそれぞれ担当が違うので町長・教育長ということでしたが、私はここに通告した順番で再質問させていただきたいと思います。

 まず、幼稚園・保育所についての将来的な検討、認定こども園も含めて検討されるというお話でございましたが、特に第2保育所、これは確かに3月に、優先されて、あの時私聞いていたのが町長、第2だけ別に建てるのかなというそういう思いで聞いてたものだから、一緒にやったほうがいいのではないかということで今回質問させていただいています。実際に第2保育所は昨年の大雨で水漏れをして、こういうのはなぜ早く直せないのかなと。余計なことかもしれないけど。先ほど担当課長に聞いたら「今年度の予算でみて今、発注終わりました」と。去年の8月です。財政措置はいくらでもできる、そういうときは。だから、そういうものを緊急度の高い修理という位置付けをして、なぜできないのかなという感じが。余計なことですが。今回の質問とちょっとずれますが、それを考えたときにやはりできるだけ早い時期に検討・協議ばかりではなくて、具体的なものとして、町長としては今お答えいただいた中で、完成を何年度ぐらいを目途にしているのかなと。保育所・幼稚園について、完成を町長として、腹の中でどの程度で完成、年次くらいは持っているのかと、もしあればお答えいただきたい。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 検討に入っておりますけれども、場所だとかいろいろなことも含めて、場所もほぼ候補地を選定していますけれども、そんなことをいろいろ考えますと、完成ではなくて平成32年の4月に開設。これができればという目標を持って進めたいと思っています。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) タイミング的に悪い、時期が早い遅いは別として、この間新聞で入札の不落等が出ていました。これから建物関係発注を今したら、かなり厳しい数字が出るだろうなと。それからいくとこれから計画して着工するのに、東京オリンピックの影響でいろいろな部分で高騰しているというのが現状かな、他にも影響あると思いますが。それからいくとタイミング的にぜひ、今町長がお話しされた時期に開設するような見通しで頑張っていただきたいと思うのですが、それに合わせて、体育館も、ちょっと飛んでしまいますが、建設工事というか出来上がる時期というのを両方、ちょっと知っておきたいと思って、もし年度がわかれば、わからなければ、まだそこまでいってないというならそれで結構ですから、それをちょっとお答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) 今ご質問のあった件につきましては、実際はまだ計画されていないということでありまして、今回文化センターの実設計をするという計画でいますので、若干検討する期間がかかるかなと思っていますので、ご理解をお願いしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 建設年度云々というのは建てる場所によって更地であれば構わないのですが、もし施設等があれば、その対応をしておかなければならないですね。だから、それからいくと、今言った建設年度というのは場所がわからない中で具体的な話にはなりませんが、保育所については場所をある程度考えておられるようで、その場合私の勝手な想像ですが近場なのかなと。勝手に思っています。あの場所で建替えをして使っていけるのかなというふうに思っています。ただ、その時に教員住宅と児童館というんですか、その辺が若干支障として出てくるのかなと。そうなってくると教育委員会と絡むんですけど。教員住宅をどうするか事前に、工事を発注してからとか間際ではなくて、事前にそういうものを用意して、費用がいっぺんに単年度でどっとこないように協議して、やはり教育委員会からも協力をもらわなければならないでしょうと。ですから、その辺も含めて協議していく上で、あそこであれば、私はあの場所は言っていいと思うんです。現地で考えるとか。全く他であれば場所を言ってはいけない。体育館はあの場所では無理ですから、多分新たな場所になるだろうと思っていますけれども、場所は現状ではまだ言えないだろうと思っています。それで町長、場所の話になって、現状は建替えの場所として、検討の中に入っているかどうかをお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 今の保育所のそばに町有地として1ヘクタール以上の土地がございますので、その周辺を第1候補として今挙げているところでございます。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) それであれば、今ある使いづらい形ではなくて、1面になるようなそういうものを含めて検討段階で協議願いたいというふうに思います。年度をずらさないようなことでお願いしたいと思います。

 次、体育館の関係で改めてもう一度お聞きしたいのですが、宿泊施設も含めてということでご検討願えるということですが、これらにつきまして、実際に教育長、ぼちぼち、内部だけでも、プロジェクトなどではなくて、教育委員会の内部で体育館はこういう方向で、現実はああいう状況だから、こういう方向にして跡地をどうするかということも含めて、内部で検討に入ってもいいのではないかと思うのですが、それぞれ忙しい職場ですから、時間的に大変かもしれないけれども、その辺は前向きに検討、考えていくということにはならないでしょうか。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) そろそろ計画してはどうかというお話ですけれども、実は清水町のスポーツ施設につきましては、全てが老朽化しているということで、昨年度に野球場の整備を終えたところでありまして、今後につきましては、その残った部分と言ったらおかしいのですが、取り残された部分について検討していかなければいけないということで、総体的に計画を持ちながらやらなければいけないと思っていますので、早急かどうかは別にしましても、今年度中には検討に入っていく必要性があると認識しております。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 確かに野球場につきましては老朽化ということですが、耐震には影響はなかったんです。そういう部分で施設を改修して悪いとは思っていません。できるだけ、関係施設は速やかにやってほしいと思いながらも、建替えとかそういう部分で意外と老朽化、耐震という部分が伴ってきていたので、ちょっと早かったかなと。利用されている方は大変喜んでいると思います。ただ、教育長、整備計画というものを持っているのはわかっているのですが、これを何回も見直してきている。それはいろいろな事情があって延ばしているけれども、何期計画とか何年計画でこうですからといっても、またいつ繰り延べになるかわからない。もう限界がきていると思います。ですから、今持っている計画を計画ではなくて、実施という部分の一定の覚悟。担当課として。一定の覚悟を持って対応していただきたいと思うのですが、そういうことも含めて今教育長からお答えをいただいていますけれども、教育長からでもいいですが。改めて繰り延べはやめて、今持っている計画書どおり、なんとか財政当局とも打ち合わせをしながら進めるということで、決意と言ったらおかしいですが、その実効性についてできればお答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) 教育委員会で管理している部分、所管している部分につきましては、12施設でありまして、順次やっていっても、1年ごとにやっていっても12年かかるという状況でありまして、その中ではやはり人命に関わる部分というか、避難施設というか、そういう分については優先しなければいけないなと思っていて、今回も文化センターの改修の実設計をするところでありますが、そういう分について、なるべく早く計画を立てながら、財政的な部分も含めて、密に打ち合わせをしながら進めていきたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 財政的な見通しとしては、前町長時代は厳しい時代でしたが、これからも厳しさは続くと思いますが、しっかりした財政計画を持って、財政云々ではなくて、なんとか、今何箇所もあるから大変だではなくて、だから1つずつきちんとやっていかなければ、そんな話をしたら、12か所と言っていたら何もできなくなってしまう。1か所ずつ1か所ずつということで考えていただきたいということを希望しておきます。

 昼前に終わるつもりなので、次、災害の方に移らせていただきます。

 1番目につきましては、それぞれ目途がついているというお話ですので、それらについて質問は質問として、お答えはお答えとして承っておきます。

 それから上清水地区のことですが、水道について今町長からいろいろ説明をいただきました。多少まだ記憶に残っていますので、正規に乗せたらどういう手続きを取らなければならないのかは年数は経っていますが、多少まだ記憶に残っています。それを承知の上で質問をしたつもりです。ということは、それを待って、河川改修が終わったらなんらかの補助をもらって布設した費用、今町が単独でやっておく費用、これを比較したら先行投資したほうが安くつくのではないかと。これは手続きしなくても道との協議で入れておけばいいわけだから。そういうことは可能。それは担当ではない。やはり政治的な判断で道あたりにそういう要請というのか、将来のまちづくりを考えたら、これは先行していきたいんだということを、やはりトップセールスとして私は町長が直接関係機関に相談に行くというぐらいな気持ちがあってもいいのではないかと思うのですが。手続き上では町長、無理なのはわかっています。補助金をもらうことも大変なのはわかります。何か方法は、できるかできないか、検討するなり、いろいろこれからちょっとというなら話は別です。ただ、全く今できないという答えで、何かできる方法はないかということを今一度考えていただきたいと思いまですが、町長のお考えを伺います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 今の部分については、38号線の部分のところですので、相当工事も進んでいるので、事務的に進めるにしても無理だろうというような判断をさせていただき、お答えいたしました。ただ、上清水地区のいわゆる水道の部分については、いろいろな経過の中で今まで結果的に住民の要望等に応えられないできていたわけですけれども、その辺については、長期ではなくてそこそこの見通しの中で、今、水道をなんとかやりたいものだと、引きたいものだということの中で検討を始めているところですし、そういう中と照らし合わせても、確かに今議員がおっしゃられるように今の部分でやっておくのがいいのかもしれないけれども、それは難しいだろうなということも含めて、より効率的な方法も案としてありますので、そういったことも含めた中で今後の整備ついては考えていきたいと思っておりますので、今回ご質問のあった部分については、ちょっと難しいかなという答弁をさせてもらった経過がございます。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 行政の仕事でそんな易しい仕事ばかりあるわけではありませんので、私はほとんどが難しい仕事、それをクリアして町民、福祉あるいはまちづくりにつなげていくというのも行政の役割だろうというふうに私は思っていますので、ただ単に無理だけではなくて、無理ならどうしたら無理が通るんだろうということも考えていく必要があるのではないかと思っているところです。

 次、時間的にやりますので、この辺はまた別の機会にいろいろお話を聞かせてもらおうと思っています。

 4番目の林道につきまして、林道らしきものといいますか。これらについては補助事業で補助制度があるということで関係機関と協議されているようですので、これについて補助事業だからいくらか補助があるんでしょうけれども、当然そうなってくると地元負担なり、受益者負担なり、補助100%ではないと思うので、何%でもいいですが。これらについて、補助外の負担について地元の地権者の経費軽減。これらについても、今ここでお約束とかお話していただくあれではないんですが。軽減対策を考えていただきたいと思いますが、その辺について検討の余地はあるかどうかお答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(小林 進) 補助事業につきましては、森林環境保全事業というものがございまして、補助率68%でございます。それ以降については、今議員が言われたとおり各受益者の負担というかたちになっております。基本的に町長から答弁したとおり、民有林関係、当然その先に造林関係をやる場合には、町とかいうのがあれば、町が出すのですが、民有林に関しましては、基本は受益者負担というかたちになっております。そういう基本的に造林作業道というものに対する補助というのはございませんので、道路だけ直すというものもありませんけれども、造林作業とかそういうことがある部分については、そういういろいろな事業、補助事業など活用して、なるべく受益者の軽減を図っていきたいなというふうに思っております。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司。

 

○9番(中島里司) 答えはいりませんけれども、この道路の先に国有林がありますので、ありますよね、行き着いたら。今国有林は使っていないかもしれないけど。使うこともありうるわけですから、その辺も国有林を管理している関係機関と協議する必要はあるかなと、一応申し添えておきます。答えはいりません。

 次、最後になります。私は道の駅ということで質問させていただきましたけれども、実際に今、緊急の場合、通行止めになったときに、町長から縷々詳しく説明をいただきましたけれども、町長、それは現状の施設利用で対応しています。できるだけ止まった人に不便をかけないように町としては対応しています。これは大変良いことだと思います。ただ、商業振興的なことを考えたときにそれでいいのかと。町長が地元産品などをより広めるという部分からいけば、道の駅という表現がいいのか悪いかわからないですが、そういうような施設を集約して、そうやって止まった方々にやはり、変な話ですけれども、シャワーぐらい使えるようなものまで考えて、飲み食い等々を提供していく。そして清水を売るという部分で、1つの事業ではなくて複数の事業を合わせて、町の負担を少なくしながら、知恵を出していくということをちょっとお話させていただいたつもりなのですが、その辺について町長、どうでしょうか。1点ではなくて、何通りか事業をうまく組み合わせる、私はその職務をしたことがないので具体的に申し上げられない。何か今の制度として、複数を組み合わせる方法はないのでしょうかということを、今おわかりになればお答えいただければと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 私も今のところ、そういう事業があるかどうかはわかりません。ただ、過去から今回の町長になってもそうですけれども、道の駅についてはずいぶん考えたり、そういった方向性について検討してきたりした経過はあるんですけれども、単なる道の駅という部分については、皆さんご案内のように私の公約の中にはそういった部分は実は入っておりません。産直だとかそういった部分についてはしっかりと出させていただきました。そこについては迷っているというか、決断しきれないでいる。道の駅については良い話ばかり聞こえてきますけれども、裏では相当な赤字を抱えながら、負担金を入れた中で黒字になっても、それは本当の黒字と言わないのではないかなという部分も含めまして迷っているところであります。ただいま、議員のおっしゃられたような複数を組み合わせて、もう少しいろいろな、ちょっとした政策があるのかどうかは、先ほど申しましたように検討したことがないので、少し勉強させていただいて、かなり難しいとは思いますけれども、そういう観点からも勉強させていただきたいなというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) ちょっと私言葉が足らない部分が多々あったんですけれども、地元の産直、そういうものから道の駅、道の駅という言葉はどうも使いづらいですけど、やはり地元から発生する農産品、加工品等々をどうやって、町の中だけではなくて外部に出すかということも含めて、だから道の駅という言葉で一応ここには書いてありますけれども、町長が今目指している地元のものをという部分では、ぜひいろいろな部分で実行・実施していただきたい。そういうことを期待したいと思います。それは公約に入っている入っていない、公約が先ですけれども、基本的に現実問題を踏まえた中でご判断をいただいて、今言った地元の方々の部分で、より良い結果の出るようなものを十分検討していただいて、前へ進めていただきたいと思いますので、その辺についてお答えをいただければと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 今の地元のものをという部分については、私もそういうものの中でぜひとも進めていきたいという思いは持っておりますので、よりそういう思いが達成されるような状況の中で進めていく、その決意は持っているところでございます。

 

○議長(加来良明) これで、一般質問を終わります。

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