平成29年第8回定例会会議録(9月21日_日程第3 一般質問 原紀夫議員)

○議長(加来良明) 次に、7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私は2点にわたってお尋ねをさせていただきます。

 後部座席に元議長さんだとか副議長さんだとか、あるいはまた長年町内会長に携わっておられた方が傍聴に来ていただいているということで、気の小さい私でありますので、相当緊張しているところであります。しっかりと質問させていただいて、後日懇親も予定されているようでありますので、その際には厳しいご指摘もいただきたいなと考えているところでありますので、よろしくお願いをいたします。

 さて、今回の私の質問は自主防災組織づくりに向けた地域担当制度について導入してはいかがかと、こういうお尋ねをしているわけであります。先ほど桜井議員のほうからも一部農地の復旧状況についてお尋ねがあった後段で、私の質問に関わるものが若干出ていた部分がありますけれども、極力だぶらないような方向でお尋ねをさせていただきたいと思っているところでございます。

 18日の大雨、私は常々この議会でも申し上げておりますが、一度台風が通過したところは2、3回通るという定説があるようでありまして、気象庁も同じようなこと言っておりますし、これは東のほうへ寄らないで逸れてくれないかなと大方の方も同じような思いでいただろうと思います。私はちょうど小樽のほうへ出かけていて留守だったのですが、どうも気になって、台風が近づいているということで、とんぼ返りで1泊だけして帰ってきたということがあって、被災地で前に橋の欄干の上にタイヤが転がっていたのを見て、「こんなところにまで水が来るのか」と驚いたことがあって、よく工事中の現場を視察させていただいておりますが、2、3度その場所にも行きました。初めに行った時に「雨が降ったら全部流されるのに大丈夫かな」と思って心配をしていたところ、中ほど見に行った時には相当増水しておりまして、川幅いっぱいに水が流れていて、段差工といって段々畑にして水に落差を加えて水圧を落としていくというような、流れを落としていくというようなところがありますけれども、こんなものは全く意味もないようなかたちでまっ平らになって水が流れておりましたので、「なんとかこの雨止んでくれないかな」と思って見に行ったところであります。その場所に町の職員も2名ほど頻繁に見に来ていたようでありまして、相当町の職員も意識的に動いてくれているなということで私も嬉しくなったところでございます。

 さて、一連のこの災害を受けて十勝管内19市町村ありますけれども、これを受けて各町村は避難所の運営だとかあるいはマニュアル作りだとかあるいは過去の災害について見直すということで、動きが一気に加速しているという状況にあると思います。私どもの町も昨年の災害を受けて、先ほどしっかりと答弁をいただいた担当参事を配置をして、これからの災害に備えてしっかりと対応しようという心構えができているという認識をしているところでありまして、嬉しく思っているところであります。

 私は今回の質問の中で申し上げたいのは、この一連の動きを受けて、従前の清水町の対応とは違ったかたちで、先ほども一部触れておりましたが、まちづくりを進めている町民と職員が連携して災害に遭った時にしっかりと対応できる町にしなければ、同じような災害が起きたときに対応できないという認識を強く持っておりますので、そのことでいろいろとお尋ねをするということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。

 1番大事なことは自分の命は自分で守るというのは、どなたも同じような思いでいると思いますが、町内会の、隣に誰が住んでいるかわからない、向かいのじいちゃんばあちゃんの名前もわからないというような対応ができていない町で災害が起きたときにどうするのかと。こういうことは以前も私はずっと申し上げているわけでありますが、今回、昨年の災害を受けて、これをしっかりと見直してもらわなければ、担当課にしっかりとした対応ができても町民に伝わらないと、こういう対応になるわけでありまして、一連の町広報紙を見ても今回の特集を見ても素晴らしい紙面でいろいろな方面から記事が掲載されているのを見て、相当前へ進んで考えていただいているなという認識をしているわけでありますが、今後のまちづくりについて1番私が心配しているのは、質問の後段で触れておりますが町の職員の体制であります。以前と違って近年、大幅に採用を増やしている関係で30代以下の職員が60人を超えるという状況にあります。この60人を超える職員は清水町の町民から職員になっている人であれば、これは清水町のことについてもしっかりと受け止めて中身もわかるということでありましょうけれども、間違いなく他町村から来ている職員であります。従って、清水町の隅々までわかっているかということになると全くわからないだろうと思います。従って、この方を中心に町の中にしっかりと配置をして、町内の状況を把握して、それを町職員の中で連携した中で対応してもらって、まちづくりに生かしてもらうという方法が1番だろうと。この若手は将来、町の幹部になる職員ばかりでありますから、ここを大事に育てていって大物にしてほしいと、こういう思いがあって今回の質問について組織づくり、ここに地域に担当職員を配置しなさいという話をさせていただいているわけであります。1番大事なのは共助でありまして、私も昨年の災害時にまさかこんなことになるとは思っていなかったのですが、「うちに大きな500リットル入るタンクがあるよ」という話を聞かなければよかったのですけれども、聞いたがためにやめることができなくて、水の配布をした経緯がありまして、2、3日前に農協へ買い物に行った際にはばあちゃんに礼を言われて、どこのばあちゃんか全くわからなかったのですけれども、しっかりとばあちゃんは覚えていて「原さんですよね。」「そうですよ。」と言ったら「その節は。」と言われて、そんなことがありました。やはりしっかりと覚えていてくれるものだなという認識をしたところでありまして、町民こぞって私のような年寄りがたくさん出てくれば、ますますまた良いかたちになると。中島議員も水道の関係で本当に連日大活躍をしていたというのを私も見ておりますし、そういうことも含めて町に広げてもらう。それを町長を先頭にやってほしいなとこう思っているわけであります。新聞によりますと、町内会連絡協議会とも今後話し合いをすることになっておりますので、この中でしっかりと対応できるような体制を組んでいただきたいということを1問目にお願いをしておきたいと思います。

 2問目であります。敬老事業の見直しについてであります。

 現町長が課長時代によくまんじゅうの話でご迷惑をかけたことがありました。なんとかもうちょっとお金をかけて盛大なものにしてほしいなということでクレームをつけた経緯がありますが、なかなかすぐ財政難財政難ということで、いつも町長に軽くあしらわれていたという経緯があります。私は工夫をすればあんな惨めな敬老会にならない。いや、敬老会の招待状をもらったと、なんとしても行かなきゃならないなと、このぐらいのことになるようなことにするためにどうするか。このことを私は160人も170人もいる職員が少し知恵を絞ったらどうだということを含めて、担当課長にも課長補佐にもいろいろと申し上げた経緯がございます。昨日、一昨日、清水町の秋祭りでした。町長も同席して法被を着ておられましたけれども、清水町には歌の上手い人がかなりいるということを再認識いたしました。和服を着て身振りたっぷりに歌う、これはまた度胸のいることですけれども、堂々と歌いこなしている。一つの例ですけれども、ああいう方々を敬老会に呼んでいただいて、そして出し物に入れるとか、あるいは町の幹部を含めて町内の有志の方に出てもらって、新得町が長年やっているようなボランティアで町長を筆頭に出てもらって70代80代の方に元気をつけてもらう。このぐらいのことは十分可能であると思います。今年の敬老会、私のところに来た方が「私が出し物を用意して何とかやらんかなと思って、私が金出してやろうと思ったんだけれども、なかなか連絡が来なかったので入れてくれと言った時には遅かった。ほかのほうで予約入れてるよ。」こんな話も聞きましたので、このことは抜きに来年度、1年後の敬老会にはまんじゅうなんて抜きにして、これは清水町もすごい敬老会をやったなと。お金も大してかけないでここまでやったかと言われるような敬老会をぜひお願いをしたいということで、今回この質問を考えたわけであります。私は4回ほど敬老会に参加させていただいておりますが、来賓にはまんじゅうが当たらなかったのですけれども、今年は来賓にもまんじゅうを与えてくれたそうなので変わったなと。この程度の変わりようではなくて、私が前段で申し上げたようなかたちで、ぜひ奮闘・努力をしていただきたいということを申し上げて質問といたします。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) ただいまの原議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず1項目目の自主防災組織づくりに向けた地域担当制度の導入についてでございます。

 自主防災組織づくりに向けた地域担当制の導入についてですけれども、昨年の災害時には町内会や農事組合にも避難行動の声掛けをしていただきました。日常的に防犯・防火など地域の防災をはじめ、安全なまちづくりを進めてもらっており、防災組織の役割を兼ねた活動をしていただいているところでございます。災害は大雨などの自然災害をはじめ大地震・大規模火災も予想され、電話などの通信網や交通の障害、停電など様々な悪条件が重なることにより町や消防の活動機能が低下する可能性もあります。このような事態においては被害の防止または軽減を図るために、地域住民の連帯意識に基づく自主的な活動は必要不可欠であります。自主防災組織は地域住民が協力して自発的に結成するものでありますが、災害に対して地域ぐるみで力を発揮するためには組織的に防災活動を行える体制を具体的に整える必要があると十分考えているところでございます。今後、町内会連絡協議会等との役員等との協議によりまして、自主防災組織の在り方について論議した上でモデル的に数町内会の防災の具体的な活動を盛り込んだ組織の立ち上げを、地域担当の町職員を配置した中で働きかけてまいりたいと考えております。そしてまた更に、新年度においては町内会長会議等で自主防災組織の作り方や運営方法について一定のひな形を示した上で、地域担当職員の派遣を実施し、実効性のある地域づくりについてお願いしてまいりたいと思っているところでございます。以上が1点目の質問に対するお答えでございます。

 続いて2点目の敬老事業の見直しについてでございます。

 敬老会につきましては、長きにわたり本町の発展にご尽力をいただいた高齢者に対し、町として感謝とご長寿を祈念・お祝い申し上げるため開催し、過去においては敬老祝い金を支給する場として多くの高齢者に参加いただいた状況がございます。平成25年に管内町村の敬老会等の事業の状況について調査をした経過もありますが、他町村では各町内会での開催に経費を交付し、実施している例もありました。また、それぞれの町内会の事情等もあり一律には開催できず、年々町内会自体も高齢化により開催を中止するというところもあると調査の結果に出てございます。また一方では、町村の主催により相当な予算により温泉などに招待する例や、町村での主催は廃止したところでありますけれども、他の対応もしていないし、ほとんど事業としてやっていないような例もあり、各管内の町村は様々な状況でございました。ご指摘のとおり、本町の敬老会は参加者が少なくなっている現状でありますけれども、私どもといたしましては多くの方に来場していただき、皆様に感謝の意を伝える場でもあると考えておりますので、今後におきましてはプログラム等などにより一層の工夫を持たせるなどして取り組みたいと考えておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

 以上、質問にお答えさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 順次再質問をさせていただきます。

 職員を各町内会に配置して、全町内会ではないようですけれども、モデル的にいろいろと考えてみたいという話でございました。

 まず1点目に再質問でお尋ねしたいのは、先ほども私質問いたしましたけれども、共助、町長の勝毎か道新でしたか、3町の町長の話を新聞記者が聞き取って掲示したのがありますが、共助についてより重要だという認識をされているようであります。私もまさにそのとおりでありまして、この共助を町民全体に周知をして、いざといった時に一致団結して避難ができるということにするために、一番重要な町内会の組織の徹底でありますけれども、清水町の町内会は131も農事組合を入れると数があります。この中に町の職員が町内会長を受けていただいて努力をされているところも10数か所ありますし、加えて事務局をしている人も相当いるのではないかと、こういう思いがあります。これから新たに11月に企画しようとされている町内会長を集めた会で徹底する際に、私は町内会長を1人だけ集めて、町内に町の考え方なりを周知をして、こういうことでやりたいと思うのだがどうだというものも必要でしょうけれども、町内会長が集まった会議で町内会長が戻って町内会でしっかりと協議ができるように、どういう体制が一番いいのかということもしっかり考えてほしいと思っているのです。というのは、過去の町内会長会議、側面から見させていただいておりますが、私どもの町内会長に聞いても、ちんぷんかんぷんで何を聞いてきたかわからない。「何か予算のこととか何か言ってたよ。」とこの感じでやられますと何のために集まって町が説明したのかわからなくなりますので、この辺は事務局長さんでも誰でもいいですから、そういう責任のある町内会の役職も含めて出ていただいて、持ち帰ってもらって全体で広げてもらって町の考えの側面に沿うようなかたちで組み立てていくと。これが一番私は大事だと思うのですがこの辺どうでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 答弁の内容の中で今年度モデル的にやるという説明の中で、まずは連協の皆さんと、役員の皆さんと協議をしながらモデル的に進め、最終的には新年度において町内会全体に町内会長会議でそういう話をするということでありますし、それからまた途中の段階では先ほどもどなたかの答弁の中で申しましたけれども、11月に入りましたら町内会も含めた清水地域・御影地域そしてまたできるだけ以前よりも細かい区割りをした中で、町長と語る懇談会等も計画しておりますので、その時にもまたこういったことも含めながら説明をし、具体的には3つのそういう会合の中で推進をしていくという状況でいるところでございます。その中で地域担当制ということで今までいろいろ過去にも、防災に限らず地域担当制というのは議会の中でも議論していた経過がありますけれども、私といたしましては、当初からこのことにつきましては特に災害に関してはなおさら職員の地域担当制というのはお話をしてきた経過がございまして、具体的に今後の中でそれを進めていき、若い職員の話も先ほど出ておりましたけれども、若い職員とベテランの職員を団とした中で、そういうようなうまい地域担当制ができればなというふうな思いを持っているところでございますので、その辺よろしくお願いをしたいというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) そこでこの1点提案なのですが、十勝振興局が想定最大規模の十勝川水系・ペケレベツ川の洪水浸水想定区域図を各町民に配布をしておりますが、この中で色刷りをして1番深いところで5メートルから10メートル未満の区域で色分けして、浅いところで0.5メートルという想定浸水深。水がこのぐらい深くなるよということなのですが、もう少しわかりやすい言葉で表せられないのかと。舌を噛むような言葉で表されておりますけれども、この清水町で相当深く水が来るよということを想定しているわけですから、この地域の町内会、モデル的に何町内会になるかわかりませんけれども、そこを優先してそのモデル地区の中に入れてほしいという考えが私はあるのですがいかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) その辺につきましても、当然そういうような急を要する地域もございますので、できるだけ早めるということで連協役員の中でいろいろ相談をしながら、また最後、そういうところを決断するのは私でございますので、意見をいただきながら進めていきたいというふうに思っております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) このモデル的にお願いをする町内会、設立をする際にどういうことになるか、設立の準備金というかそういうものも必要でないかという気がするのですが、その際にやはり補助金等についても少し考えなければならないなと今の各町内会にお願いしている広報、1件あたりいくらということがありますけれども、この辺についても若干手をつけようとされているのかどうか、この辺についてどうでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 具体的にはまだそういった部分を考えてはいませんけれども、そういった流れで例えば管内の他町村の中で改めて防災も含めた中での補助金というのですか、それを付けただとかそういった情報も入ってきておりますけれども、その部分は排除しないでその部分もあり得るかもしれませんけれども、今のところは具体的に考えておりませんけれども、そんなことも想定した中で今後1番良い方向に進めていきたいなというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。そこで若干視点を変えさせていただきたいのですが、町民が自主的に組織を立ち上げて防災について考えるということでシンポジウムを8月に行いました。四季塾プラスですか。私、側面からずっと見ておりまして、相当苦労して太陽財団の基金を、表現が悪いですが手に入れて、相当複雑な申請書を出して札幌へ出かけてお金が交付されることが決まりました、また札幌へ行く、挨拶を頼まれるということで、相当苦労して何とか70万か80万の補助金をせしめて、町内の中で何とか防災について考えようというシステムにしようということで元四季塾の方が集まって、総勢を聞いたところ20数名いるということでした。私も参加をさせていただきましたが、災害を受けてやはり町民も変わるのだなとこういう認識を新たにいたしました。町長も参加をされて非常食も食べ、講演についても遠くから来ていただいたフルタイムシステムの会長さん方や防災関係のレスキュー隊の皆さんだとか札幌のオオドオリ大学の大浦先生だとかいろいろ来て、まさに清水町についてしっかりと考えていただく機会があって、私も素晴らしい企画で成功したなとこう思っているのですが、このことについて町長、参加された感想でも結構ですから、彼らに力づけることも含めて、もっと力入れてやれと言うのであればそれでも結構ですけれども、そういう感想をちょっと聞きたい。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) そのシンポジウムについては、ご案内のとおり私も参加させていただいて、こういった民間の町内の組織がそういった災害についていろいろ考え、あるいは行動していただくということは、大変力強い、ありがたいことではないかなというふうに思ったところでございますし、更にまた、今回来ていただいたドリームチーム等の活動の経過等についても報告をじっと聞かせていただきましたけれども、逆にしっかりと自分達で自賄をしながら、行政が混乱のときに、あまり行政に頼りすぎてもかえって迷惑をかける場合があるというそういう考えもお聞きしたときに、これは素晴らしい内容だなということも理解をさせていただいて、そうやってそういう団体と一緒になってこれからの災害について考えるということは大変大事なことであるし、今後も連携をしながらその防災対策についてはしっかりと進めていきたいなというふうに思っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 1項目についてはまだまだお尋ねしたいことは山ほどありますが、なんとか昼前に終えたいなという認識がございますので、なるべく圧縮して質問をさせていただきたいと思って。

 2項目目の敬老会の関係であります。

 過去、清水町は祝い金を支給をしておりました。今後改めて70歳になるのか77歳になるのか、77歳になると私もいただけるのですけれども、祝い金を再度考えてみようかなということを町長は考えておられるかおられていないか、この辺1つ確認を。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 祝い金のことについては廃止させていただいて、今後については、本当の祝い金という意味である程度の金額を支給するというようなことは今のところ頭の中にはございません。ただ、別なかたちで長生きを今後も良くしてくれました、また頑張って更に長生きをしてくださいというふうな感謝の場は、敬老会事業を通じてすることとともに、長生きできるようなサポート体制をしっかりと今後も、今も具体的に進めている段階ありますけれども、更に新年度に向かっては私のマニフェスト等にもそういうところをいっぱい載せてありますので、そういったことを実施しながら高齢者の安心して元気で暮らせるような体制を更に進めていきたいなというふうに思ってございます。その部分においては予算をたくさんといいますか、それなりにしっかりと使いながらいきたいなというふうに思っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) それなりに、より大きな予算で町民に還元をすると、お年寄りの方々に感謝の気持ちを込めてということでありますので、非常に我々高齢者にとっては嬉しいことだなとこんな気もいたします。

 先ほどの答弁の中に、温泉に招待している町があるなんて話も出ておりましたけれども、清水町でそういうとこも考えてみようかなということはどうでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 温泉のところは自分で温泉を持っている地域で、経済活性にもつながるというような意味でそういったことをやっているのではないかなと勝手にですけれども判断しているところでございまして、うちでいろいろなことがありますけれども、敬老事業の中でそういった部分を考えるということは私の中では今のところ想定している部分ではございません。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 先ほどの前段の質問の中でも軽く触れましたけれども、文化センターは800人でしたか、800人くらい入る。空席が非常に目立っているわけですけれども、私は先ほども言いましたように、敬老会をみんなが心待ちにして、さあ、早く日にちが来ないかなということで入りきれないくらいの方が入るような敬老会を一度企画をしていただいて、後席に道新と勝毎の記者もおりますけれども、清水町はえらい敬老会を開いたということでトップ記事に出すぐらいのことをお金を極力かけないでできないものかなと考えているのですが、例えば先ほど大きなお金でなくてもという話もちょっとされておりましたけれども、70代の方が「この人が来てくれるとは思わなかった」と。どの人になるかわかりませんけれども、私の好きな北島三郎をなんとか呼んでみようというのは、高いのか安いのかわかりませんけれども、その辺に来たついでにちょっと1時間か2時間寄ってくれないかというぐらいのことだって企画としてはできるだろうと。彼ではなくてもほかの人も含めて。そうなると高齢者の方は相当増えるだろうし、町民も入りたいと。高齢者は出欠を取って入れることによって空席がどのくらいあるかもわかると。満杯に入れて盛大にやる方法も試案として極端な言い方ですけれどもあるのではないかと。また先ほども言いましたように、歌の上手い人が、カラオケ愛好会は相当清水町にあります。この方に出ていただいて、昭和1桁2桁時代に相当流行った流行歌の数々を披露をしてもらって、参加した招待した方に審査を受けていただいて賞を与えるなんていうのも1つの方法だと。年寄りの考えたことですけれども、そういうことを含めて考えてほしいとこう思うのですがどうでしょう。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほどの1番最初の答弁でも述べさせていただきましたけれども、一工夫をして、現在実際に会場に入った数は200人台の前半まで落ちてございますので、そういったことも含めてたくさんの人が来れるような工夫をして考えてみたいと思いますし、その1つの中に有名人と言いますか、来て何かやってもらうというのも1つの方法であると思いますし、また地元の人の先ほどから何度も出ております芸達者な人、プロ顔負けの人もたくさんいますので、そういったことも含めた中で検討しますけれども、ただ過去においてはそういう発表がいろいろありすぎて、長くて大変で途中で帰る人だとかそういったこともいっぱい出て、結果的には最後まで残る人が少なかっただとか、そういった批判の中でこういったようにコンパクトにしてきた部分もありますので、その中間くらいの中でうまく新しい方向性を見つけていければいいかなという思いを持っておりますので、それは次年度に向けてしっかり検討していきたいというふうに思ってございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。お金のかかるような質問ばかりしているように見受けられますけれども、私はお金をかけてとは言っておりませんので。

 そこで最後にいたしますが、過日私の同級生で喜寿を祝う会というのを、十勝川温泉の大平原で企画がありまして、優秀な人材が結構おりまして、私の同級生で医者も来てくれたのですけれども、その中で私が乾杯の発声をしたのですけれども、その前段で話したときに「のりさん、何か機会があったら強調したほうがいいよ。」と言っていたことが1つございます。「私の病院に来る70代80代のお年寄りは栄養失調が本当に多くなっているんだ」と。栄養過多ではないのかと私が話をしたら「いやいや、違うんだ。年を取ったら少ししか食べられない。パン1枚にバターをつけたり、卵かけご飯を食べたり、そんな人が多い。寿命を短くしているようなものなんだよ。肉を食べるということを全町挙げて、がいに食べるのではなく、たんぱく質なり肉なりを多く取るように年寄りに指導したほうがいいよ。」と私の同級生の医者がそういうことを懇々と話しておりました。それ以前からテレビ等でもやはり年を取ると肉を食べないというのは絶対にだめだよ、肉を取りなさいと。何肉かわかりませんけれども、そういう話もされておりましたので、お年寄りにまず先ほど言ったように敬老会に出たくなるということは、しっかりとした体づくりをしていただいて元気100倍で、もうハイヤーになんて乗らないで来ると。ハイヤーに乗って来てまんじゅうをもらって帰るというような敬老会はもうおさらばにしてほしいということを含めて、機会あるごとに年寄りの皆さんに肉を食べるということを進めてもらうというのも1つの方法だろう。そのことによって、栄養失調にもならない人が増えるのだよという話をされておりましたので、がいに食べるのではなくてそういうこともありますので、機会があるたびにそんな話もあったということも触れていただいてこれから素晴らしい敬老会をつくっていただくということに努力をしてほしいと思っておりますので、そのことについてよろしくお願いしたい。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 今の栄養の部分については、我々はどちらかというと高齢者、体型に限らず痩せてても糖尿病の部分が多かったりだとかそういった方もいらっしゃいますけれども、そんな対策はしっかりと打ちながら来たつもりでおりますけれども、今の栄養不足の部分については、今の時代ですのでそういった場面も相当あるのかなと。なかなか自分で食事を作ったりだとかそんなことが1人だとうまくいかないだとかそういったこともあるのかなと思いますので、町には栄養管理士だとか保健師だとかしっかりおりますので、そういったことも連携を取りながら、今議員がおっしゃったようなそういったことがないような状況の中で進めていければなと思いますし、どちらにしても最後の内容になると思いますけれども、敬老会についてはいろいろな面から一つの区切りとしてやっぱり喜寿・米寿いろいろな区切りがあって、100歳の区切りがあってお祝い申し上げるところでございますけれども、そういった部分についてもしっかりお祝いを申し上げながら、普段の先ほどから何度も言っていますように、そこにはそんなに金をかけるということではなくて、普段のしっかりとした幸福感を持って生きていけるようなお年寄りの人、長生きしてもらえるようなそういう側面からのサポートを先ほども言いましたけれども、改めてしっかりとしていくということを私として強調させていただいて、今の答弁にさせていただきたいと思います。

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