○議長(加来良明) 次に、実質収支に関する調書、281頁、財産に関する調書、283頁から289頁の質疑を行います。
質疑ありませんか。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 申し訳ありません。財政調整基金の区分の預金が減額になっている理由と債権が増えているのですけれども、この債権というのはどういう意味合いを持っているのか教えていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 会計管理者。
○会計管理者(阿部剛裕) 基金のほうの財政調整基金の預金債権の区分でございますけれども、こちらの表の調整のほうは私のほうで作成したものでありますけれども、例年のとおり作成はしているのですけれども、少しわかりづらい面がありまして、ここの預金債権というのは財政調整基金自体は年度区分の概念がございませんので、こちらの決算に関しましては普通会計と同様に準じて行っているわけでございますけれども、債権の部分については普通会計でいう出納整理期間の部分で町の一般会計に基金のほうからやりくりした4月、5月の部分で債権というような表現になっております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。財政調整基金なんですが、今議会の中でもありましたように、請願にもありましたように、地方財政の計画について地方財政調整基金を基にして交付されてくる財源が決められるような動きがあるのですけれども、基本的にこの財政調整基金というのはどのようなところを目標にしているというか、どういう考え方なのか、過去平成19年くらいから見ると、どんどん改善したというか基金が増えてきているのですけれども、その辺ちょっと考え方でお聞かせいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 財政調整基金の使用目的ということだと思うのですが、結局収入支出の差し引き分で不足する部分を補うところを、財政調整基金等で穴埋めしているというようなかたちでございます。ただ、あまり減ってしまうと今度財政運用する中で今大変交付税等も不安定な状況もありますので、なるべく減らさないような状況で今まで経過して、財政調整基金を残すというようなかたちで財政運営をしてきたところでございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) お聞きしたいのは、以前はかなり少ないというか厳しい状況の中であったと思うのですけれども、全国的に見ても各自治体が増やしていて、それを根拠にして国財政の交付の仕方を変えていくとなった場合には、ある程度各自治体としてそのことを念頭においた中で基金を積んでいく必要があるのではないかと考えるのですが、そこら辺はいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 国の動向について、基金についてどこまでどうするという詳しい情報は入っていないのですが、確か僕が22年、23年だったかと思いますが、総務課長時代に議員さんから質問を受けて、基金はいくらあれば大丈夫だとかという話をいただきました。あの時はうちは23億でなかったかと思います、基金が。それで、管内平均をすると30億くらいがありました。それから施設の老朽化等も含めて最低30億は必要ですねと個人的に総務課長時代に言った記憶がございます。原議員も頷いていただけますか。話があったと思います。それに比べて全体基金につきましては、基金自体が34億円と、昨年の特交が若干多くいただいたというのもございますが、ただ安心しているわけではございません。これからの老朽化対策にあっという間にこの辺はなくなってしまいますので、非常に効率等を考えた積み立てはしていかなければならないと思っております。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
以上をもちまして、認定第1号、平成28年度清水町一般会計歳入歳出決算の質疑を終わります。