平成29年第9回臨時会会議録(11月6日_日程第6)

○議長(加来良明) 日程第6、議案第105号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 議案第105号の提案理由のご説明を申し上げます。

 平成29年4月28日開催の臨時会におきまして議決をいただきました、議案第44号、羽帯24地区町営牧場災害復旧工事の契約金額の設計変更によりまして変更になりますことから、提案するものでございます。

 契約金額の主な変更要因といたしましては、災害査定時に土砂の堆積量を18,724立米と想定し設計しておりましたが、実際に工事に入ると想像以上に深く土石が堆積しておりまして2,198立米の増量となってございます。総体で20,922立米となったことから、掘削及び運搬に要する費用が増加いたしまして工事金額が増額となったものでございます。このため契約金額が変更前52,704,000円が変更後66,571,200円となり、13,867,200円の増額となったところでございます。なお、金額につきましては消費税含めての金額となってございます。

 以上、議案第105号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) これはまた原因が若干違うのですけれども、これこそさっきの雨とか何とか関係なしなのですね。現状にあったもので設計の時の数字と違いました。まだありましたと。だから、運賃等々がかかるので26%くらいアップしているのですね。これが要するに入札をして、地下に埋まっていたものではない。地上にあるものを。さっきお話しした、それを業者が現場もろくに見ないで、町が事前に公表した設計金額によって入札をするからこういう現象が出る。今時代はどうかわかりませんが、昔は業者が、その工事をやりたいと希望している業者は、それぞれ現場に必ず行ったんです。行って状況を見て参考数値というのがありましたから、それを見てどうだったかという積算をした上で札を入れてきていた。最近はおそらく業者が積算をしていない。現場の入札をするのに現場を把握して札を入れようとしているのではない。町が示された設計価格に沿ってどうするかということでやっている。現場を把握していない。だからこういう現象が起きる。この場合ははっきりしているわけでしょう。現場に何回か行ったら、その山を見たら、この工事のかなり大きなウエイトを占めていると思うのです。設計の中で。その土量が合っているか間違っているかどうなのかということは、普通は見ますよ。本当に現場を把握した上でということになったら。だから、この辺について現場把握できなかったら、これはコンサル。どこのコンサルかわからないけれども、コンサルは何を見てやったのと。なんぼ忙しくても。忙しかったからというのは災害だったから去年あたりはそういうふうに思いますけれども。この2点ですね。要するにこれは現場ではないのです。入札を実施する者として、これは入札の在り方というものを、業者がその工事に対する現状、入札前にある程度は把握をしていたかどうかということに私は大きな疑問を持っていますので、そういうものについて入札の在り方というのは考える必要があるというふうに私は思っています。現場を把握した上で札を入れてくださいということなのです。公示された設計書で判断しないで、それと現場をちゃんと照らし合わせて札を入れてもらいたいということを望むのですが、その入札の在り方について変えなさいとは言いませんけれども、今後はやはりもう少し内容を検討するという考えを持っていただきたいと思うのですが、この辺は執行側の考え方だと思いますので、その辺いかがかなと。今回の工事だけではないですから。工事全体のことを言っていますので、それがまず1点。

 それと業者に対する、これはある分ではペナルティですね。この地上にあるものを把握できなかった。この辺についてはどのように考えているか。この2点についてお聞きをしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

 

○副町長(金田正樹) まず1点目の入札の在り方。設計書だけではなくて、現場を見ることも必要ではないかという話でございます。特に先ほど議員もおっしゃっていましたように、災害だということで急いで設計したということもあるかと思いますけれども、そこら辺が入札の段階でどの程度まで理解をしてもらうか。何かいい方法があるか。その辺につきましてはこれから検討をしてまいりたいと思います。

 それと、ペナルティの関係でございますが、当初は設計どおりやって札を入れていただいて現場で土砂の量等が違うということでなかなか想定ができなかったものがあったかと思います。そういうことで現在はペナルティは考えておりません。

 

○議長(加来良明) 答弁ありますか。一応、2項目の答弁、副町長からありましたけれども、課長のほうからありますか。

 

(「ありません」との声あり)

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) ペナルティを検討するしない、変更するしないという前提ではなくて、今この災害でこれだけ工事件数が増えて、地元の業者優先という考え方で取り組んでいる。町として異議を申し立てる。これは非常に難しいです。ですけれども、業者自体が、ちょっと厳しい言い方になりますけれども、もう少し競争意識をお互いに持った上で札を入れてもらいたいというふうに思っています。というのは、これがその1つなんです。現場を把握したらその金額で札を入れられるかどうか出てくるはずなんです。まずその辺からいくと、その辺を改めて発注者の責任として、しっかり業者に対しての申し入れとしてやっぱり良いかたちで町民が、地元業者優先でもちゃんとやってくれている、大きな変更もない、そういうものをやはり見出す必要があると思います。議会ですからあまり変なことは言えないので。やはり自覚を促すという部分で今一度、業者がみんな一堂に会する会議というのはないのでしょうが、何らかのかたちで伝達をして指導を強めていただきたいと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 工事の執行、入札にあたって競争意識をもっと持っていただきたい、これは私どもも同じものでございます。大事な税金を使っての工事ですから、少しでも安くあげてもらいたいというのはございます。ただ、今回につきましては決して高く実施をしているということではございません。まず、復旧を早くやってもらうということで、若干先ほど言った数値の違い等があったかとは思います。住民のために早く工事を実施しなければならないということがありまして、こういうことも起こったことかと思いますが、今後そこら辺についてはいろいろ検討して進めていく予定でおります。

 

○議長(加来良明) ほかに質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第105号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第105号は、原案のとおり可決されました。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317