平成30年第2回定例会会議録(3月13日_日程第2_一般質問 佐藤幸一議員)

○議長(加来良明) 次に5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。

 1点目は、今期の除排雪について伺います。

 今期の降雪は少量ずつ連日続くという期間が数多くありました。そんなこともあってか、今年の除雪はひどいなどと私のところに数多くの声が寄せられておりますので、町民の代弁者として数点お聞きしたいと思います。

 1つ目、今期の除雪についての苦情件数と上位5つの内容をお伺いいたします。また、その苦情に対する対応についても伺います。

 2つ目、除雪業者の施工技術の審査はどのようになっているのか伺います。本町の町道と隣接町との町道との橋境で除雪の内容が違っております。つまり、隣町の町道には雪がわずかしか残っていないのに、我が町の町道には倍以上の雪が残っているという状況でございました。これは、除雪技術の差と考えるもので、現況の施工技術の審査の内容を伺うものです。

 3つ目は排雪について伺います。3月1日の降雪で、今回排雪作業が行われましたが、これまでは除雪によって道路脇に高く積まれた雪により、交差点の見通しが悪い箇所は数多く見られました。毎日黄色いパトロールカーが巡回しているわけでございますので、重大事故が起きる前にそんな危険な交差点だけでも排雪を行う必要があると考えますが、町長の考えを伺います。

 最後に次年度に向けて除雪出動方法・基準、これらを見直す考えはないか伺います。機械的に何センチ降ったから除雪に出動するということではなくて、道路の現状を把握して出動する態勢を確立することが重要だと考えておりますが、いかがか伺います。

 2点目は北海道清水高等学校の支援について伺います。

 清水高等学校が北海道で最初の総合学科に転換して22年を迎えますが、今4間口から1間口減の危機に直面しております。少子化で子どもの数が減少している中、地域で高等学校が存在する自治体では生き残りに様々な施策が講じられております。本校の1間口減は、単に教師1名が減るのではなく、8名の教師が年数をかけて減少するのです。阿部町長は人口減少歯止め策に、さまざまな施策を展開しておりますが、この分野への支援も望まれるところでございます。そこで2点について伺います。

 1点目は、町外生徒への通学費支援について伺います。現在も清水高校へは支援が行われておりますが、残念ながらその内容はほかの自治体と比較すると劣っております。私は通学費の支援を提案します。これは賛否両論あることは存じておりますが、帯広市内の中学生で清水高校合格者が入学を辞退し、帯広市内の私立高等学校に入学するという現象があると聞いております。それはなぜかというと、私立高校の教育費と清水高等学校への通学費の差がほとんどない。これが全てではないかもしれませんが、経済的な理由により、清水高等学校の入学を辞退している実情もあるわけです。また、潜在的にそういう考えがあって、最初から受験しない生徒もいるかと思います。ほかの自治体では、通学費の補助のほかに下宿費の補助や海外派遣を行っている例もあります。町の財政力もありますので、何から何までとはなりませんが、せめて通学費の支援だけでも実施するべきだと思いますが、町長の考えを伺います。

 2つ目は、清水高校の支援体制について伺います。財政的な支援とともに、地元や管内の中学校訪問や中学生への学校説明に対し、高等学校だけではなく、振興会や教育委員会が一体となって行うことが大切だと感じます。現状の取り組みと今後の対応について伺います。よろしくお願いをいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 最初に町長。

 

○町長(阿部一男) それでは佐藤議員のご質問にお答えします。

 1点目の除排雪についてお答えしますけれども、あと清水高校の部分についてはまずは教育委員会から答弁をさせていただいて、その後、私に関係があるところがあれば、お答えしていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 まず除排雪の1点目についてです。最初に苦情件数と内容についての質問にお答えをいたします。

 苦情件数は40件ほどで、本年度は11月からの降雪後、気温の低い状況が続き、わだちがひどいという内容が多く寄せられ、3月1日の60センチメートルの大雪降雪時には出動時間が遅い、歩道が除雪されていない、住宅の入り口に雪を置かれた等の内容の苦情が寄せられました。

 次に2点目の施工技術の審査についてですけれども、特に審査は行っておりませんけれども、作業機械を運転する者の免許所持の確認などは行っております。ただ、作業終了後に手直しが必要な場合については、業者に指示し対応をしているところでございます。

 3点目の市街地交差点の排雪についてですが、本年度につきましては2月13日に御影市街、2月14・15日に清水市街の幹線町道の交差点排雪、3月7日から御影市街の排雪を行い完了し、10日からは清水市街の排雪を行っており、見通しの悪い交差点については逐次解消されていくものと考えております。

 最後に、除雪出動基準等の見直しについてでありますが、現在おおむね10センチから15センチメートルの降雪量を基準とし、市街地は作業事故の危険性が高いことから交通量が少ない時間帯の午前4時頃から出動しております。わだち対策については、路面整生作業の実施により解消をしております。排雪方法を含め総体的な見直しについては、最近の異常気象の例を参考に、冬道の安全確保に向けて今後考えていきたいと思っているところでございます。

 以上でございます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) それでは佐藤議員のご質問にお答えします。

 まず最初に清水高等学校の生徒の確保に関わる支援策につきましては、清水高校振興会が主体となり、教育委員会とも連携して取り組んできているところであります。

 通学費の支援につきましては、清水高等学校の生徒の通学状況につきまして、約400名の生徒のうち7割が町外から通学している生徒であり、そのうち180名がJR、約100名が十勝バスを利用して通学しております。地域別では帯広市内から5割、芽室町から3割、新得町ほかから2割程度という割合であります。これまで、清水高校で学ぶ教育内容に関する支援を実施しており、通学費の助成については、振興会の会議等において支援策として協議したことはありません。

 町外から通学する生徒が多いことを認識しておりますが、現時点では、大学等の進学実績を伸ばせるような支援策について充実させていくことを考えており、通学費の助成につきましては、現在のところ支援をする考えには至っておりません。

 次に学校説明会についてです。清水高校が主体となって中学校の保護者や生徒に向けて、清水高校の教育内容や進路状況について説明をする進路学習会や体験入学、授業見学など実施しており、清水高校の教員のほか在校生がプレゼンを行うなど、興味関心を高める内容で実施されております。平成25年度より、清水高校振興会が主催し、教育委員会・町と連携した総合学科を語る集いを開催しております。中学生を持つ保護者や広く町民に向けて、清水高校が取り組んでいる教育内容や今後の方向性について座談会などを開催し、今年度は町外の方も含め約70名が参加されました。

 今後もより多くの人に教育活動やその成果、今、力を入れて取り組んでいることなど周知する場として内容の充実を図るよう清水高校振興会と協議してまいりたいと考えております。

 以上、教育委員会からの答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 排雪の1項目の1つ目についてちょっとお伺いをいたします。苦情の件数は40件ほどで、出動が遅い、歩道が除雪されていない、住宅の入り口に雪を置かれた等の内容の苦情が寄せられましたということでしたが、このことについての対応についてはどのようなことになっておりますか。

 

○議長(加来良明)答弁求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(高橋覚史) そういった要望・連絡を受けて、あとは現場パトロール等をしながら対応をしているところであります。

 

○議長(加来良明) 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 3点目の市街地の交差点の排雪についてですが、見通しの悪い交差点については、逐次解消されていくものと考えておりますということでございますが、全然解消されておりません。交差点は本当に見づらくなっております。事故が起きてからでは遅いので、交差点だけでもお願いできませんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(高橋覚史) 先ほどお話ししたように、10日から清水市街の排雪を行っております。今日も4日目の作業ということで交差点を中心に掻き出しができる部分については掻き出し、それからわだちの解消等そういった作業を進めておりますので、逐次解消されていくものと考えております。

 

○議長(加来良明) 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) よろしくお願いをいたします。排雪方法を含め総体的な見直しについては、最近の異常気象の例を参考に冬道の安全確保に向けて考えていただきたいと思います。除雪については終わらせていただきます。

 清水高校の支援についてお伺いをいたします。いろいろなことを進めているのはよくわかりました。私が心配をしているのは、今年は1学級減で3間口になったとしたら、そのあと更に減になっていく可能性もございます。通学費助成だけで解決する問題ではないかと考えますが、糸口としてぜひ実施していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(斉木良博) 通学費の援助等についてのご質問にお答えさせていただきます。先ほど答弁いたしましたとおり、通学費の助成よりも今現在では教育内容、進路チャレンジクラスというものを今年度から本格的に展開をしているのですけれども、大学進学ですとか看護学校、その他学力テストといったようなものを必要とする部分についての対応を丁寧に学校で指導をしているという状況がございまして、その進学状況・実績が出るようなかたちで振興会を含めて教育委員会として支援をしていきたいと考えてございます。

 

○議長(加来良明) これで一般質問を終わります。

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