平成30年第2回定例会会議録(3月13日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

 

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○議長(加来良明) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

 

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○議長(加来良明) 日程第1、諸般の報告を行います。

 事務局。

 

(諸般の報告 事務局長 朗読)

 

○議長(加来良明) これで、諸般の報告を終わります。

 

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○議長(加来良明) 日程第2、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 1番の質問ということでありましたけれども、後ろには傍聴者は0、記者もいないと全く力の入らないことになるなと、こんな感触でいるところでございます。

 このごろ昨今、国が大きなことをやらかしているようで、大変な事態に陥っていますし、わが町も然り喜んだり悲しんだりというようなことが身近なところで頻繁に起きていると、こんな状況は非常に悲しいことだなということを含めて、私の質問は1問目に職員の不祥事防止に向けた抜本的な対策についてお尋ねをさせていただく。2問目には各種顕彰碑等が相当傷んでいるところがあるので、この点についてどういうふうに考えているのか、この2問についてお答えをいただきたいと考えているわけであります。いつものことでありますが、前向きに非常に良い答弁をいただければ、即座にやめるくらいの気持ちで進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 昨年は、職員の不祥事という面から見ますと、国保税の関係で課税ミスがあって謝罪をしただとか、あるいはまたその後、部下へのセクハラ事案が発生して明らかになって、それがいろいろな面から問題を提起されている。そういう状況になるのは非常に残念なことだと思います。

 私どもの町の懲戒手続き等々について、効果に関する条例の例規集等々を見てみると私はこの他町村の先進的な町から見ると相当遅れているなとこういう感じをしております。

 例規集を見ると第4類の人事だとか、3章の分限・懲戒に、2つの条例があるだけで、この条例を基に細則等を作って運用しているようでありますけれども、このことが町民の知るところとなっていない。私はここが問題だと考えている。従いまして、私はこの辺について新町長になって変わったなと、今までとは全く違うというようなかたちをぜひ見せてほしいなと思っている町民は非常に多いと思うのであります。昨日もラブレターならいいのですけれども、手紙等全議員に来たようで、中身をちょっと見ると、ここで取り上げるような問題ではありませけれども、そういう事案が今回のことに関して私の自宅に来たり、いろいろな面でほかの議員のところにもいろいろな意見を言いに来たということもあるそうなので、今回、昨日、奥秋議員に同じような質問がありましたけれども、これとは変えてまさに厳しい対応ができるような執行体制をぜひつくっていただきたいということをお願いをして、質問に入らせていただきます。

 札幌はじめ他町村でも同じような類型するセクハラ事案等々、職員の不祥事が結構起きております。芽室町も然りあります。過日は、畜大あたりでもセクハラで懲戒免職になったというのもございました。従いまして、現在のこの情勢に合わせて相当厳しいものを作らないとまずいのではないかと、私は思っておりまして、このことについて、昨日は今まである分について活用してという話をされておりましたけれども、それでは全く私は用は足さないのではないかと思っておりますので、この辺について厳しいものを作ることについて取り組む姿勢はあるのかどうか、この辺について1点目にお尋ねをいたします。

 不祥事の情報の関係について、昨日も副町長のほうから全職員に提供して、危機感を全職員で共有するような方向で進めているというようなことを言われましたけれども、当然のことながら大事なことでありますけれども、そのことが全職員に徹底するかとなると私はそうはならないだろうと。やはりこういう事案というのは、なんとか隠したいという事案もありますし、出てしまうと大変なことになるというような事案があります。もちろん、殺人事件であるとか刑事関係に関わるようなことであれば、これは全く防ぎようがないわけでありますけれども、それ以外、町が考えてよく言っている忖度とか何とかとありますけれども、考えすぎると非常に甘い処分になってしまう。このことを町民はしっかりと見ているということを自覚してほしいとこのように思いますので、この辺についての取り組みについてどう考えているのかを2点目にお尋ねをいたします。

 3点目です。今回の事案、私よりも早い動きをした町民がおりまして、役場に出向いてぐるっと回ってきたと。そして帰りに私のところに寄ったようですけれども、課長職が2人席にいなかった。どっちの課長なのと、こういう聞き方をしてきたので、何を言っているのかなと思って考えてみると、新聞報道がありまして課長職って書いてあったものですから、空席の課長のどちらの人なんていう聞き方をしてきて、そんなもの知らんという話があったのですけれども、このぐらい結構敏感な町民がおりますので、このことを含めて私が前段で申し上げているとおり、厳しいものをぜひ作って、清水が相当厳しいものを作ったぞと。それを職員がしっかり受け止めて、二度と再び同じようなことを再発しないようにぜひしてほしいということを含めてお願いをするわけであります。

 最後の4点目でありますが、他町村、町民への公表を行っているところが結構ありますけれども、私どもの町では公表についてどのようにするのですかということをお尋ねをさせていただきます。

 2点目の質問でありますが、各種記念碑等の修復であります。

 私は過去の予算審査の中でも一度お願いをしたことがあるのですが、文化会館の前に顕彰碑というのかな、元町長、村長さんの顕彰碑。相当崩れていてなんでこんなところ、職員みんな見ていて直せないのかなと常々思っていて一度言ったことがあるのですが、その際には清水町には塗装関係を含めて技術を持った高齢者も結構いるので、ああいうところをお願いしてやればすぐできるのになという感じでいたものですから、そのうちやるだろうと思っていたのですけれども、どうも手をつけているようでありませんので、この辺を含めて相当多くの顕彰碑的なものがあるのではないかと思いますので、一度じっくりと精査をしていただいて、町ができるものとできないものがあると思うのですけれども、その辺をしっかりと対応をしてもらわないとこれから先大きな顕彰碑が倒れて、さてどうするとなったときに町は手を出せません。何かしらの期成会を作ってということになっても遅いと思いますので、この辺について改めてしっかりと検討してほしいなと思っています。実は、御影に忠魂碑というのがありまして、私にあれは早くしないとどうもならなくなるよと言われたので、どんなところなのかなと思って見に行ったところ、雪が多いものですからなかなか全体を見渡すことができませんでしたけれども、下のほうが相当傷んでいるのかなという気がいたしました。常日頃から、以前も清水町も遺族会の関係で高齢者が多くなっているので、何とか手を打てないかとこういう話もございましたけれども、これに類似するようなものだろうと思うのですけれども、こういう事案についても町が放っておくというわけにはいかないだろうと思いますので、このことについて全体を含めてどういう対応を取るというのか、この辺についてお尋ねをさせていただく。

 以上、2点よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 最初に町長。

 

○町長(阿部一男) それでは原議員のご質問にお答えをしたいと思います。

 まず、大項目1の職員不祥事故防止に向けた抜本的な対策についてのお答えですけれども、まず1点目の道内の他町では規則や指針を作成し厳格化を図り、職員に周知徹底を図っているところも見受けられるが、本町の取り組みの姿勢はあるのかについてのお答えをさせていただきます。

 本町の懲戒処分に関わる手続き及び基準等については、地方公務員法を根拠とし、職員の懲戒の手続き及び効果に関する条例及び規則を制定し、加えて清水町職員の懲戒処分等の基準等に関する規程を平成18年に整備し、必要に応じ改正を行いながら運営しているところであり、規定については職員に周知しております。

 次に2点目の不祥事情報の件についてでございます。

 このたびの不祥事につきましては、内容を把握したのち庁議を開催し、課長職を通じ職員に周知したところであります。また、服務規律の保持についても併せて周知し、再発防止に向けた内部点検や指導の徹底を指示したところであります。

 3点目と4点目について併せてお答えをいたします。

 情報の報告・公開については、個人情報の保護や被害者の保護、当事者の更正への可能性確保など、それぞれの事案により様々なことを考慮しなければなりません。刑事事件など重大な不祥事については、正確な情報を皆様に伝えるべきと思いますが、事案個々の状況により詳細を伝えられないこともあることをご理解願いたいと思います。

 以上、4点について私の答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) それでは、各種記念碑等の修復についてご答弁申し上げます。

 清水町内に建立されている各種記念碑等につきましては、以前、教育委員会で郷土文化の振興を目的に清水町内の石碑等の調査を行ったところであります。

 その調査の結果、現在確認できている記念碑等につきましては、慰霊碑25基、記念碑10基、句碑4基、顕彰碑6基、馬頭観音38体、像4体、その他7つの計94か所を確認しているところであります。確認されている94か所のうち、それぞれの地域で管理している地神さま・馬頭観音が59か所で、その他につきましては、町民有志の方や各種団体・協賛会等が建立したものとなっており、町が建立したものも3か所程度となっております。

 全町的に状況を把握し、改修も含めて検討すべきではとのことにつきましては、記念碑等を設置した団体等も様々であり、管理の状況も不明なものが多いため、全町的に改修を行うのは難しい状況ではありますが、それぞれの状況に応じてその都度判断していかなければならないものと考えております。

 なお、教育委員会といたしましては、開拓史跡の保護管理を目的に、人舞にあります松浦武四郎宿泊の地石碑、熊牛にあります十勝開墾合資会社跡、下佐幌にありますドイツ人農家コッホの家、美蔓にあります開拓農機具資料館の4か所につきましては、管理を民有地権者にお願いし、史跡保護や景観管理を行っているところであります。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 7番、原 紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 順次質問をさせていただきます。

 1問目の質問ですが、清水町には懲戒の手続きだとか効果に関する条例、規則等があるわけですけれども、一般町民が清水町ではどういう処分をしているのかという細部にわたってホームページ等を開けて知ることができるようになっていないと私は理解をしているのですが、そのとおりでいいかどうかちょっとお尋ねする。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 懲戒処分の基準に関する規程等につきましてホームページに掲載していないのではないかというようなご質問かと思いますが、そのとおりでございます。ただ、職員に関しましては、全職員が見られるようにスカイボードを使いまして、その中に懲戒処分の基準というのは掲載してございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 先ほど申し上げましたけれども、職員は知ることができるのだけれども、一般町民は見ることができないということは、私はそれは大きな問題だと思います。従って、その辺を変えていただく、変えるべきだと思っているのですが、今この段階で変えましょうと言えないのかもしれませんが、十分検討をして原議員の言う方向に向けて努力したいということは言えるか言えないか、この辺どうですか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 町の例規の中には条例、それから規則、規程要綱というのがそれぞれございまして、例規集に登載されていない規程・要綱というものも様々あるところでございます。今回、懲戒処分の基準に関する規程だけ皆さんにお知らせするということにもなりませんので、その辺の全体のバランス、皆さんにお知らせする範囲、そういったことも含めて検討はしてまいりたいと考えます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) どなたでもいいのですけれども、私は前段から厳しい処分をすべきだということを含めて、しっかりとしたものを作ってくれという話をしているのですが、札幌を含めて他町村でこういう規則を作ってやっているということで、他の市町で参考となるようなものがどんなものがあるのかなということで、担当課含めてそういうことを調べたということはあるのかないのかということになるとどうなのでしょう。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 最近、懲戒処分の基準表等の作成にあたって、他町村の事例をということではなくて、この基準を平成18年に改定させていただいているところなのですが、その際には国ですとか道ですとか他町村を参考にした中でこういった基準を作らさせていただいたところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 前段で私の言いまわしたことを受けて検討してみたいという話をされていますので、あまり深く入る気はありませんが、私が一部調べた小平町あたりを見てみると、これはいいなと感じたのは、非常にきめ細かく懲罰処分の基準を作っている。今回の清水のような事案は即クビに近いようなものではないかと私は思っていますけれども、過去も含めてJRが変わった時には、職員が入場券を1枚格安で買って汽車に乗って降りて検挙されたと。これは即懲戒免職という処分があるくらい厳しいところもありました。私も公安職9年やっておりましたから、ある道外の所長はコンビニエンスストアで歯ブラシを1本万引きして即懲戒免職と、こんなこともございました。ここまで厳しいものをすれということではありませんが、今の中ではどうも町民の皆さんが変だ変だと言っているところはここにあると。従って、この規則を新たに作って、それを町民にも職員にも周知をするということは非常に効果があるのだろうと。当然のことながら今回の事案についても、合意の上だった的なことを言っているようですけれども、そんなものはとんでもない話だと私は思っています。従って、退職金払っていないのだろうなと私に言われたって知らないと言っているのだけれども、それほど言う町民も結構いるということを受けて、この他町村の規程・規則等もしっかり見ていただいて、清水町にマッチしてこれでいこうというくらいのことは、ぜひ頑張っておられる阿部町長に責任を持って取り組んでほしいと思うのですが、町長どうでしょう。

 

○町長(阿部一男) どちらにいたしましても町民が納得できるようなきまりなり、そういったものを作りながら、他町村の今言われたような例も参考にしながら、うちでは先ほども言われましたように平成18年以来その部分については、他所が進んでいるという部分についても少し確認不足の部分もありましたので、今回を契機に、先ほど言いましたように、みんなが納得できるようなそういったきまり等を作っていきたいと思いますので、よろしく理解のほどお願いをいたします。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 4点質問しておりますが、今の町長の答弁をいただいて相当前向きに考えていただけるという思いに至りましたので、この質問についてはこの程度にとどめておきたいと思います。

 次に記念碑の修復ですが、今教育長から説明を受けて驚いたのですが94か所ですか、すごい数だなと思っておりました。私はせいぜい20基くらいかなと思ったのですけれども、馬頭観音を含めたらそうなるのかなと。馬頭観音を引くと35基なるのですけれども、この34か35の中で3か所は町が作ったということを言われておりますが、この3か所についてはもし倒れたとか壊れたとかということになると、これは町が修復するということになるのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 社会教育課長。

 

○社会教育課長(神谷昌彦) 今、町が設置したということで建っている碑が3か所ということで、清掃センターにあります清掃センターの慰霊碑、体育館のところにあります清水町発祥の碑、そこに同じくあります家畜感謝の碑というのが町が関係して設置しているものになります。今まで特に改修について検討したことはないと思うのですけれども、この辺につきましては状況を見て町が設置したものですから、町が修復なり何なりも対応しなければならないのかなというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 大きさにもよるのでしょうけれども、地震が来て倒れましたと言ったときに、期成会も何もない。しかし、歴史的に重たいものがあると、何とかしなくてはならないというときに新たにたどっていって、期成会を作ってやるという方法もあるでしょうが、町がやっぱりある程度手を下さなきゃならない分だってこれだけ数が、馬頭観音を抜いただけで35基もあるわけですから、全部潰してしまうということであればいいのですけれども、なかなかそうはいかないのだろうと思います。例えば、今私が前段で言いました御影の忠魂碑が地震がきて倒れたと。どうも外観から見るとバランスが良くなくて、横にぐるぐるぐるといったらどんといきそうなように見えたものですから、そうなった時には教育委員会含めて何か対応というのは考えられるのかどうか、この辺一つ。

 

○議長(加来良明) 社会教育課長。

 

○社会教育課長(神谷昌彦) ただいま例で挙げていただきました御影の忠魂碑などにつきましては、教育委員会のほうで管轄しているものではございませんので、危険な状況になるようであればそれぞれ担当する部署で修復なりの検討をしなければならないと考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 担当は教育委員会ではないのだけれども、修復はしなければならないとこういう話なのですけれども、ほかの課であってもこれは修復すべきではないかという助言をするとかそういうことですか。

 

○議長(加来良明) 社会教育課長。

 

○社会教育課長(神谷昌彦) 教育委員会から助言というわけではないのですけれども、それぞれの担当部署で危険があるという状況であれば、修復するなりなんなりの検討はしなければならないと思っております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私、忠魂碑だとか先ほど前段で質問の中で触れました清水町の慰霊碑の掃除だとかいろいろなことを含めて、なかなか高齢化が進んで大変だということでボランティアを含めて町でいろいろとやるということで方法もあるのでしょうけれども、これらをするについて例えば忠魂碑が倒れましたというときに、町が個別に補助金の条例を作って修復するというのは、私は無理な話なのだなと思っていたのですが、インターネットでいろいろと探りを入れてみると、町独自で条例を作って忠魂碑の改修、補助金が支出できるような制度をつくってやっているところもありましたので、今までは絶対に無理だと思っていたのですけれども、そんな町も全国的には見受けられましたので、一つの案というか方法なのですけれども、そんなことも含めて考えていかなければならないということについて理解していただけるかどうか。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 今、他の町で公費というのですか、それを出して修復しているという話がございました。申し訳ございません、そこら辺は詳しく承知していなかったのですが、清水や御影にそういう記念碑、忠魂碑等があります。既に団体等から高齢化で維持が大変だという話はあります。特定の宗教団体どうのこうのという制限はあるのですが、そこら辺も含めて、例えば本当に壊れかけているのにそのまま放っておくということにはならないかと思います。そこら辺はある程度町がしなければならない。いろいろと条例や規則等の整備はしなければならないかもしれませんが、そういう方向で今考えておりますし、団体の皆様ともそういう話はしております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) よく理解できました。よろしくお願いをいたします。

 教育委員会にちょっとお尋ねをしたいのだけれども、文化センターの横に西川先生、西山先生だったかな、ありますね、顕彰碑なのかな。あれは絶えず町民の目にさらされているところにありますので、私は早急にああいうところは修復すべきだと考えているのですが、この辺についてはどうでしょう。

 

○議長(加来良明) 社会教育課長。

 

○社会教育課長(神谷昌彦) 今お話に出てきました西川興三顕彰碑になります。設置されたのが西川興三先生の喜寿を祝って顕彰する会というところが設置されたようです。正直、教育委員会としてもそれについて管理をしていたわけではなく、町長部局のほうには確認をしたのですけれども、特に顕彰碑についてこれまで管理をしていたということはなかったものですから、今どこがそこの管理をしているかということも今不明な状況になってございますので、これにつきましては今雪がありますので、雪が溶けたあとに状況を確認しまして、どこが管理するのかということも含めて検討しなければならないのかなというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 検討していただいて修復してもらうのは嬉しいことなのですけれども、どちらにせよこれは金のかかることですから、金のかからない方法で先ほど前段で言ったようになんとかならないかということも一つ考えてほしいな。技術を持っていながらなかなか使い切れていないお年寄りだって結構いると思うので、モルタル塗りを元やっていたおじいさんが、私より上なのだけれども、やはり技術というのは何ぼ年をとっても落ちないという感じを受けたのですけれども、ああいう方は体を動かせばまたより一層元気になるので、いろいろ方法はあると思うのだけれども、そういうところも活用して応援してもらうということを含めて、今言われた35基のうちどのくらい修復が必要なのかどうかわかりませんけれども、そういうことを含めて何でも町が金を出すのではなくて、町民にも今言っているボランティアを含めて応援してもらってやる。例えば本町の慰霊碑につきましては、草取り、高齢者が多くてあれだ、町民の皆さんいついつ大掃除をしたいので応援してくれないかと言えば、私は数多く出てくると思うのです。ごみ拾い然り何に然りしても、その辺を含めて町の財政が厳しい中で金を使おうということが、使わないでいかに仕事をするかということもしっかり考えてほしいと思うのですがいかがですか。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) ご意見をいただきました。金を出さない方法が1番いいのでしょうけれども、その知恵を出してやっていきます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 素晴らしい答弁をいただきました。知恵をぜひ出してください。もう優秀な職員が吐いて捨てるほどいるのですから、いくらでも出てくると思います。

 2問ということでいろいろお尋ねをいたしましたが、非常に前向きな答弁を結構頂戴いたしましたので、長ければ良いというものではありませんので、以上で終わらせていただきます。ありがとうございます。

 

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○議長(加来良明) 次に5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。

 1点目は、今期の除排雪について伺います。

 今期の降雪は少量ずつ連日続くという期間が数多くありました。そんなこともあってか、今年の除雪はひどいなどと私のところに数多くの声が寄せられておりますので、町民の代弁者として数点お聞きしたいと思います。

 1つ目、今期の除雪についての苦情件数と上位5つの内容をお伺いいたします。また、その苦情に対する対応についても伺います。

 2つ目、除雪業者の施工技術の審査はどのようになっているのか伺います。本町の町道と隣接町との町道との橋境で除雪の内容が違っております。つまり、隣町の町道には雪がわずかしか残っていないのに、我が町の町道には倍以上の雪が残っているという状況でございました。これは、除雪技術の差と考えるもので、現況の施工技術の審査の内容を伺うものです。

 3つ目は排雪について伺います。3月1日の降雪で、今回排雪作業が行われましたが、これまでは除雪によって道路脇に高く積まれた雪により、交差点の見通しが悪い箇所は数多く見られました。毎日黄色いパトロールカーが巡回しているわけでございますので、重大事故が起きる前にそんな危険な交差点だけでも排雪を行う必要があると考えますが、町長の考えを伺います。

 最後に次年度に向けて除雪出動方法・基準、これらを見直す考えはないか伺います。機械的に何センチ降ったから除雪に出動するということではなくて、道路の現状を把握して出動する態勢を確立することが重要だと考えておりますが、いかがか伺います。

 2点目は北海道清水高等学校の支援について伺います。

 清水高等学校が北海道で最初の総合学科に転換して22年を迎えますが、今4間口から1間口減の危機に直面しております。少子化で子どもの数が減少している中、地域で高等学校が存在する自治体では生き残りに様々な施策が講じられております。本校の1間口減は、単に教師1名が減るのではなく、8名の教師が年数をかけて減少するのです。阿部町長は人口減少歯止め策に、さまざまな施策を展開しておりますが、この分野への支援も望まれるところでございます。そこで2点について伺います。

 1点目は、町外生徒への通学費支援について伺います。現在も清水高校へは支援が行われておりますが、残念ながらその内容はほかの自治体と比較すると劣っております。私は通学費の支援を提案します。これは賛否両論あることは存じておりますが、帯広市内の中学生で清水高校合格者が入学を辞退し、帯広市内の私立高等学校に入学するという現象があると聞いております。それはなぜかというと、私立高校の教育費と清水高等学校への通学費の差がほとんどない。これが全てではないかもしれませんが、経済的な理由により、清水高等学校の入学を辞退している実情もあるわけです。また、潜在的にそういう考えがあって、最初から受験しない生徒もいるかと思います。ほかの自治体では、通学費の補助のほかに下宿費の補助や海外派遣を行っている例もあります。町の財政力もありますので、何から何までとはなりませんが、せめて通学費の支援だけでも実施するべきだと思いますが、町長の考えを伺います。

 2つ目は、清水高校の支援体制について伺います。財政的な支援とともに、地元や管内の中学校訪問や中学生への学校説明に対し、高等学校だけではなく、振興会や教育委員会が一体となって行うことが大切だと感じます。現状の取り組みと今後の対応について伺います。よろしくお願いをいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 最初に町長。

 

○町長(阿部一男) それでは佐藤議員のご質問にお答えします。

 1点目の除排雪についてお答えしますけれども、あと清水高校の部分についてはまずは教育委員会から答弁をさせていただいて、その後、私に関係があるところがあれば、お答えしていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 まず除排雪の1点目についてです。最初に苦情件数と内容についての質問にお答えをいたします。

 苦情件数は40件ほどで、本年度は11月からの降雪後、気温の低い状況が続き、わだちがひどいという内容が多く寄せられ、3月1日の60センチメートルの大雪降雪時には出動時間が遅い、歩道が除雪されていない、住宅の入り口に雪を置かれた等の内容の苦情が寄せられました。

 次に2点目の施工技術の審査についてですけれども、特に審査は行っておりませんけれども、作業機械を運転する者の免許所持の確認などは行っております。ただ、作業終了後に手直しが必要な場合については、業者に指示し対応をしているところでございます。

 3点目の市街地交差点の排雪についてですが、本年度につきましては2月13日に御影市街、2月14・15日に清水市街の幹線町道の交差点排雪、3月7日から御影市街の排雪を行い完了し、10日からは清水市街の排雪を行っており、見通しの悪い交差点については逐次解消されていくものと考えております。

 最後に、除雪出動基準等の見直しについてでありますが、現在おおむね10センチから15センチメートルの降雪量を基準とし、市街地は作業事故の危険性が高いことから交通量が少ない時間帯の午前4時頃から出動しております。わだち対策については、路面整生作業の実施により解消をしております。排雪方法を含め総体的な見直しについては、最近の異常気象の例を参考に、冬道の安全確保に向けて今後考えていきたいと思っているところでございます。

 以上でございます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) それでは佐藤議員のご質問にお答えします。

 まず最初に清水高等学校の生徒の確保に関わる支援策につきましては、清水高校振興会が主体となり、教育委員会とも連携して取り組んできているところであります。

 通学費の支援につきましては、清水高等学校の生徒の通学状況につきまして、約400名の生徒のうち7割が町外から通学している生徒であり、そのうち180名がJR、約100名が十勝バスを利用して通学しております。地域別では帯広市内から5割、芽室町から3割、新得町ほかから2割程度という割合であります。これまで、清水高校で学ぶ教育内容に関する支援を実施しており、通学費の助成については、振興会の会議等において支援策として協議したことはありません。

 町外から通学する生徒が多いことを認識しておりますが、現時点では、大学等の進学実績を伸ばせるような支援策について充実させていくことを考えており、通学費の助成につきましては、現在のところ支援をする考えには至っておりません。

 次に学校説明会についてです。清水高校が主体となって中学校の保護者や生徒に向けて、清水高校の教育内容や進路状況について説明をする進路学習会や体験入学、授業見学など実施しており、清水高校の教員のほか在校生がプレゼンを行うなど、興味関心を高める内容で実施されております。平成25年度より、清水高校振興会が主催し、教育委員会・町と連携した総合学科を語る集いを開催しております。中学生を持つ保護者や広く町民に向けて、清水高校が取り組んでいる教育内容や今後の方向性について座談会などを開催し、今年度は町外の方も含め約70名が参加されました。

 今後もより多くの人に教育活動やその成果、今、力を入れて取り組んでいることなど周知する場として内容の充実を図るよう清水高校振興会と協議してまいりたいと考えております。

 以上、教育委員会からの答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 排雪の1項目の1つ目についてちょっとお伺いをいたします。苦情の件数は40件ほどで、出動が遅い、歩道が除雪されていない、住宅の入り口に雪を置かれた等の内容の苦情が寄せられましたということでしたが、このことについての対応についてはどのようなことになっておりますか。

 

○議長(加来良明)答弁求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(高橋覚史) そういった要望・連絡を受けて、あとは現場パトロール等をしながら対応をしているところであります。

 

○議長(加来良明) 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 3点目の市街地の交差点の排雪についてですが、見通しの悪い交差点については、逐次解消されていくものと考えておりますということでございますが、全然解消されておりません。交差点は本当に見づらくなっております。事故が起きてからでは遅いので、交差点だけでもお願いできませんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(高橋覚史) 先ほどお話ししたように、10日から清水市街の排雪を行っております。今日も4日目の作業ということで交差点を中心に掻き出しができる部分については掻き出し、それからわだちの解消等そういった作業を進めておりますので、逐次解消されていくものと考えております。

 

○議長(加来良明) 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) よろしくお願いをいたします。排雪方法を含め総体的な見直しについては、最近の異常気象の例を参考に冬道の安全確保に向けて考えていただきたいと思います。除雪については終わらせていただきます。

 清水高校の支援についてお伺いをいたします。いろいろなことを進めているのはよくわかりました。私が心配をしているのは、今年は1学級減で3間口になったとしたら、そのあと更に減になっていく可能性もございます。通学費助成だけで解決する問題ではないかと考えますが、糸口としてぜひ実施していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(斉木良博) 通学費の援助等についてのご質問にお答えさせていただきます。先ほど答弁いたしましたとおり、通学費の助成よりも今現在では教育内容、進路チャレンジクラスというものを今年度から本格的に展開をしているのですけれども、大学進学ですとか看護学校、その他学力テストといったようなものを必要とする部分についての対応を丁寧に学校で指導をしているという状況がございまして、その進学状況・実績が出るようなかたちで振興会を含めて教育委員会として支援をしていきたいと考えてございます。

 

○議長(加来良明) これで一般質問を終わります。

 

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○議長(加来良明) 以上で、本日の日程は全部終了しました。

 おはかりします。

 議事の都合により、3月14日から3月19日までの6日間を休会にしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 よって、3月14日から3月19日までの6日間は休会することに決定しました。

 3月20日は、午前10時に会議を開きます。

 

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○議長(加来良明) 本日はこれで散会します。(午前10時52分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317