平成30年第2回定例会会議録(3月20日_日程第4)

○議長(加来良明) 日程第4、議案第17号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 本案について提案理由の説明を求めます。

 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 議案第17号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。

 例規集につきましては、第2款、5001頁からでございます。議案説明資料8頁の新旧対照表をご覧くださいませ。

 内容につきましてご説明を申し上げます。当該条例の第4条、第2項の一部を改正するものであり新旧対照表のとおり改正前の規定では「1年以上営んでいるもの」としている規定を改正後「1年以上営んでいるもの及び業歴1年未満であっても事業運営が健全と認められるもの」に改めるものでございます。附則といたしましては、この条例は平成30年4月1日から施行いたします。

 提案理由につきましてご説明を申し上げます。企業を創業する場合、支援策としましては現在企業雇用促進補助金、または新規開店空き店舗活用開店者事業補助金のいずれかを活用していただいておりますが、事業者にとりまして、創業支援直後の運営資金等の確保は重要な課題となっております。

 一般的には、事業者は運営資金等の確保のため、金融機関、国、道などからの融資を活用されていますが借入手続き及び返済等の負担が大きい状況にございます。

 一方、町融資制度は事業者の負担を一部軽減している内容であることから、この課題解決のため、現行の融資制度では同一事業を引き続き1年以上営んでいるものと制限している事項を事業者の負担軽減と商工業振興のため1年未満の事業者であっても町融資制度の利用を可能とするため、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正するものでございます。

 以上、提案理由とさせていただきますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。以上です。

 

○議長(加来良明) これより質疑を行います。質疑ありませんか。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) ただ今提案されている改正につきまして、見る限りでは非常に行き届いた発想なのかと理解もできるのですが、これは創業時から云々ということで今課長から説明があったような、だからほかからではなくて町も積極的に関わっていくのだという説明に聞こえました。ただ、今までは1年以上営んでいるものということは、1年間頑張って経営されて、その評価をした上でということですね。それがスタート時点からそういう対象にしていくと言ったら、何か商売始める時と、初めて経営する時と全て町がやるということは、努力結果というのはどこで評価されるのですか。役場に一生懸命通って、いろいろとお願いしたい人を評価して、経営的なものは全く実績が無いのですから、だからその辺がちょっと、出すほうはいろいろと考えて出しているのでしょうけれども、町民のお金ですから。たぶん最低1年は持つのだろうけれども、2年目はどうなるのと。3年目はどうなるの。 

 空き店舗開店でいろいろなことをやっていますよね。3年でしたか、5年だかでやりなさい。皆頑張っていますね、いろいろなことをやっておられる方たちは。話を聞いていると。これはよーいどんから頑張らなくてもいいのです、ある部分では。何か起こそうとして、はいお願いしますと言ったら。その辺の基準ですね。何か安易に補助金とか融資というのを私は出してはいけないとは言わないけれど、やはり町民のお金ですから。例の補助金もそうなのですけれども、ちゃんと使途をはっきりした上で出すべきだと思いますので、その辺、条例ではこういうものがあるのでしょうけれども、担当者の、要するに規則等々で漠然としたものではなくてしっかりしたものを持っていただきたいと思うのですが、その辺の準備はできているかどうか、お伺いをしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 今、議員ご指摘のとおりでございまして、そこの中身を私どもで審査決定をするという過程の中で、その事業者の持続性、発展性、それと町民に対するサービス性などをしっかりと勘案し、そして決定をして、必ずその事業者が、事業運営が滞りなく進むということの前提を持ちましてこのような制度改正をして、事業運営資金の調達を図ってまいりたいと考えまして、内容につきましては、金融機関、商工会とともにその内容を精査してまいりたいと考えております。以上です。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 私は批判しているわけではなくて、やはりこういう初めてやることは、きっちりしたものを持った上でやってほしいということを申し上げているのです。満遍なくどなたから来てもそれは断れなくなるような状況にはなってほしくない。これは基本的に、私、しつこいようですが日頃から自分でも思っているのですが、町民の金なのだと。自分達の任期中うまくやっていればいいのだという発想はこれは絶対捨ててもらいたい。全て町民の金ですから。そういう中で、出すべきものはしっかり出す。出した後のチェックはしっかりする。そして私はもう一つ、1年様子を見て、別な何か補助制度をつくって、今度補助金で出してくれと。そういうすごく不安があるのですね。店が開店できなかったら補助金を出してくださいなんていう話があり得るのだから。その辺を考えたときに非常に、手厚く商工振興を図ろうという意気込みは私は分かります。それも必要だと思っています。だけど、際限の無い、ルールの無いことだけはやめていただきたいので改めてしっかりしたものを担当課長なりが変わってもちゃんと次の人が説明できるようなそういう条項を残していただきたいと思いますので、そのことについてしっかり引き継げる文書になり得るという自負を課長が持っておられるか、それだけお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 必ずこの支援制度におきましては事業計画、資金計画をしっかり立てていただくことになっております。その内容を今以上精査いたしまして必ず滞りのないような事業運営をさせるという決意でこの事業を進めたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。以上です。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより討論を行います。討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより議案第17号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。

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議会事務局 電話番号:0156-62-3317